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愛され 親しまれ 信頼されるJA

JAニュース

令和3年度のニュース

<ステンドグラス 受付窓口彩り添える>  
 増戸支店は、3月1日、受付窓口にステンドグラスで作ったひな飾りなどをあしらい、利用者を迎えました。
 ステンドグラス作品を作ったのは、JA女性部増戸支部の桜井由美子さん。新型コロナウイルス禍でさまざまなイベントが中止となる中、少しでも利用者や職員に季節を感じてもらおうと提供しました。JAバンクのマスコットキャラクター「ちょリス」と「よりぞう」などに、職員が手縫いした着物を着せました。組合員が提供した「啓翁桜」の切り花もきれいに咲き始め、窓口を華やかに彩っています。
 島崎智子副支店長は「利用者から『季節を感じられ、窓口がとても華やかになる』と声を掛けてもらいました。今後も続けていきたいです」と話しました。
(写真:ステンドグラスのおひな様を飾り付ける職員(2月4日、東京都あきる野市で)


<地域ぐるみ展示、つるしびな飾る>  
 五日市支店は2月5日~3月6日、同市五日市地区と増戸地区の街中を散策しながらひな飾り見て回れる「秋川渓谷雛(ひな)めぐり」に参加し、職員が店内につるしびなを飾り付け、展示しました。
JA組合員の南澤トシさんと浦野洋子さん姉妹が制作した、かわいらしく華やかなつるしびなは、JA利用者の目を楽しませています。細工物のつるしびなと共に説明文も掲示し「衣食住に困らないように」との願いが込められていることなどを紹介しました。
 市川誠司支店長は「利用者に好評でうれしいです。今後も地域活性化に取り組んでいきたいです」と話します。
「秋川渓谷雛めぐり」は同市の五日市活性化戦略委員会が、五日市地区の活性化を目的に企画し、今回で6回目。商店街を中心に各家、各商店に伝わる大切なひな人形やつるしびなの他、子どもたちの描いたおひな様の絵などを飾り、花咲く春が待ち遠しい季節に鮮やかな彩りと賑わいを届けました。
(写真:つるしびなを飾り付ける職員(2月4日、東京都あきる野市で)


<種ジャガ初共同消毒>  
 檜原村の檜原地区じゃがいも栽培組合は2月23日、同村南郷地区の組合員の庭先で「種ジャガイモ共同消毒会」を初めて開きました。組合員14人がそれぞれ20~50キログラムの種芋を持ち込み、JAあきがわと栽培組合が連携して消毒を行いました。地域農業者の所得増大と生産量拡大に貢献することを狙います。
 JAの高尾保之営農顧問が、21年11月開催の「良質なじゃがいもをつくるため」の勉強会に引き続き、指導。組合員はそうか病の防除のため江戸東京野菜の「おいねのつる芋」や、同村固有種の「アカイモ」、JA五日市ファーマーズセンターあいなで購入した種芋などを持ち込みました。アタッキン水和剤に浸漬した後、しっかり乾燥させるなどの消毒の注意点を説明し、注意書きを手渡しました。
 栽培組合員の山本俊三さんは「ジャガイモ焼酎の原料やお土産として、高品質な特産のジャガイモを作る助けになればと思います」と話しました。高尾営農顧問は「江戸東京野菜や同村固有種を守るためにも、大切な作業の一つだと思います。今後はこまめに畑の様子を観察し、同村の実態に沿った病害対策を指導していきたいです」と述べました。
 種芋植付け後も圃場(ほじょう)を回り、出芽状況の確認や土寄せなどの栽培管理の他、病害虫の防除などの指導を行います。
(写真:種芋を消毒する組合員(2月23日、東京都檜原村で))


<施設園芸負担減へ、燃油経費一部を補助>  
 JAは2月7日、燃油価格の高騰を受けて、2021年11月分からの燃油費用の一部を補助する支援を始めました。JA自己改革の一環で施設園芸に使う燃油代の一部を助成。農家の負担軽減で経営を安定させ、所得向上につなげます。
 農水省が発表した21年の農業物価指数と、政府が発表したガソリン高騰対策で設けた補助金制度の発動を受け、JA独自の冬の低温対策の支援として決定しました。補助金の対象は、組合員の施設園芸農業者で21年11月1日~22年3月15日に、子会社のJAあきがわエネルギー(株)やJA経済センターを通して購入した施設園芸向けの加温に使う灯油とA重油。 ともに1リットル当たり10円を助成します。施設園芸農家に補助金を出すことで農産物の安定供給の確保を狙い、JAは利用や相談を呼び掛けています。
 管内では、多くの生産者が端境期をなくし周年栽培を行うため施設園芸を導入。果菜や花き、苗などを栽培していますが、暖房需要の増える冬場に燃油代上昇の影響は大きいです。JAは農業用燃油を安定価格で供給する努力をしてきましたが、管内の灯油価格も前年同時期より高く、A重油も値上がりが続きました。
 JAの谷澤俊明専務は「世界的な原油高を受け、生産資材費などが高騰する一方で、農産物の価格は上がらず農業経営が厳しい状況となっています。燃油費の一部を助成することで生産者の継続的な経営を図ります」と話します。
 (写真:施設園芸農業者に向けた燃油費用助成ポスター(2月10日、東京都あきる野市で))


<ジャガ種芋を山間部農家へ>  
 五日市ファーマーズセンターあいなは、1月19日にあきる野市五日市地区、21日に同市戸倉地区、26、27日に檜原村桧原地区の計59支部に来年度の春植えに向けたジャガイモの種芋を配りました。今年度から種芋の品質保持のため、配布時期を例年の12月から1月に変更。
 同センター管内の檜原村、戸倉・五日市地区は山間部が大部分を占め、店舗への引き取りは組合員の負担になるため、JAが夏野菜の苗とジャガイモの種芋を配布しました。JA職員から種芋を受け取った各支部長が、予約した組合員に個別に配っています。
 今回は組合員約350人が「男爵薯」、「メークイン」、「キタアカリ」など6品種、合計約3.6トンを予約。種芋は天候不順の影響で生育が進まず不作だったため、配布予定の「ベニアカリ」が納品されず、代替品の「アンデスレッド」を配りました。
 五日市地区小和田支部長の飯田秀治さん(70)は「種芋が不作と聞いていたので心配しましたが、品質がとても良かったです」と話しました。
 20日には同センターで増戸地区の組合員にも種芋を引き渡しました。
 (写真:種芋を組合員に渡す職員(右)(1月20日、東京都あきる野市で))


<不要農薬処理でSDGsに貢献>  
 JAは1月16日~24日の9日間、各経済センターで使用期限切れ農薬や使用済み農薬の空容器などの回収をしました。
 持続可能な開発目標(SDGs)を達成するための取り組みとして、JAでは、不要農薬などの管理や削減のために年1回の回収を実施しています。組合員11人が持ち込んだ121.2キロの使用期限切れの農薬などを回収し、専門の産業廃棄物処理業者に委託しました。
 使用期限切れ農薬を持ち込んだ組合員は「物置から使わなくなった農薬が出てきて処分に困っていました。JAで引き受けてくれて助かりました」と話しました。
 髙水亮二営農生活課主任は「不要な農薬は通常ごみとしてではなく、産業廃棄物として適正処理することが大切です。JAとして処理に貢献できてよかったです」と話しました。
 (写真:不要農薬を産業廃棄物処理業者に渡す職員(左)(1月25日、東京都あきる野市で))


<地元の新鮮野菜 金融店舗で販売>  
 本店は1月14日、「野菜の日」と題して野菜を販売しました。
 新型コロナウイルス感染症対策のため、現金自動預払機(ATM)コーナー前の店舗外で販売しました。管内の直売所に出荷する生産者が直売所で人気のトマトやニンジン、ネギ、ハクサイを直接金融店舗に出荷しました。
 「野菜の日」はJA職員と地域住民がコミュニケーションを図り、店舗内外の活性化と幅広い年齢層にJAを知ってもらうことが目的です。2015年から毎月15日前後に開き、今回で76回目を迎えました。
 購入者からは「近くの店舗で地元の野菜を購入できてうれしいです」と好評で、リピーターも増えています。
 村野宏行副本店長は「店舗の外で販売することで、来店客だけでなく通行人にも購入してもらえました。これからも継続して開き、多くの人にJAを知ってもらいたいです」と話しました。
 (写真:野菜を販売する村野副本店長(右)(1月14日、東京都あきる野市で))


<児童の観察カード掲示 キュウリ学習で作成>  
 日の出町ふれあい農産物直売所は、日の出町立大久野小学校2年生が作成したキュウリの観察カードを直売所内の壁に掲示しています。
 児童は生活科学習「どきどきわくわくまちたんけん」で同町の馬場農園のキュウリハウスを訪れ、キュウリハウスで発見したキュウリの匂いや触感、大きさ、色、形などについての学習内容を描きました。
 農園の馬場貴之さん(36)は「町産の野菜を子どもたちに知ってもらえるきっかけができて良かったです。地元でどのような農産物が生産されているのか、知る機会をもっとつくっていきたいです」と話しました。
 日の出地区出荷部会副部会長の橋本久幸さん(65)は「孫と一緒に観察カードを見に来たお客さんがとても喜んでいました。今後も直売所を明るくして、お客さんに喜んでもらえる取り組みをしていきたいです」と話しました。
 (写真:観察カードを掲示する橋本さん(左)と直売所会員(12月21日、東京都日の出町で))


<門松ど~んと>  
 12月23日、桧原支店のある村役場正面玄関前に、新年を迎える準備として立派な門松が数年ぶりにお目見えしました。
 門松は、長年手作り門松を制作し寄付してきたJA組合員の井上順一さん(79)と鈴木留次郎さん(75)が指導し、村おこし協力隊が制作しました。松や梅、ナンテン、ユズなど全て近隣で準備し、丹精込めて作り上げました。
 訪れるお客様は、足を止めて眺めたり、写真を撮ったりと評判は上々です。
 同支店の市川和夫支店長は、「久々に飾られた立派な門松を見て、明るい気持ちで新年が迎えられます。ぜひ足を運んで見てほしいです」と話しました。
 鈴木さんは「2年間休んでいた門松作りを協力隊に指導して作ることができ、ほっとしています。今年は地域を明るく活性化をしようと、初めて同村の檜原温泉センター「数馬の湯」にも飾ったので、多くの人に見に来てほしいです」と話しました。
 (写真:輪飾りに扇を取り付ける部員(11月30日、東京都あきる野市で))


<幸せ願い正月飾り作る>  
 JA女性部戸倉支部は11月16日と22日、30日の3日間、JA戸倉会館で正月飾りを作りました。日本の伝統文化を後世に伝えながら製作・販売し、やりがいや生きがいを生むのが目的です。
 コロナ禍のため、昨年に引き続き役員8人だけが参加しました。稲わらからはかまの除去、編み込み、飾りつけの仕上げなどの作業をしました。正月飾りを1種類、去年より10個多い70個作りました。
 ダイダイの代わりに松ぼっくりを使い、稲穂や色抜け防止加工をした松の葉、手作りの紙垂(しで)、扇、水引で飾りつけました。
 正月飾りは同市の温泉施設「瀬音の湯」物産販売所で販売しました。同支部の高水雅子支部長は「今年度も部員全員で作れなかったのは残念です。正月飾りを楽しみにしているお客様の姿を見るとやりがいを感じます」と話しました。
 (写真:輪飾りに扇を取り付ける部員(11月30日、東京都あきる野市で))


<年末大売り出し>  
 秋川経済センターマイムは12月25日から30日までの6日間、年末大売出しを行っています。鏡餅や門松、特売のもち米や上新粉などを販売しています。特設テントで同市の町田園芸が正月飾りやしめ飾りなどを販売し、多くの買い物客でにぎわっています。
 正月飾りを買った組合員の吉野實さん(87)は「新年が実り豊かな年であることを祈願してマイムが開店した1996年から毎年買っています」と話しました。
 (写真:正月飾りを選ぶ吉野さん(右)(12月27日、東京都あきる野市で))


<品質向上めざし特産ジャガイモ勉強会>  
 東京都檜原村の檜原地区じゃがいも栽培組合は11月29日、同村福祉センターで「良質なじゃがいもをつくるため」の勉強会を開きました。JAあきがわと都農業会議が協力し、栽培組合員ら28人が参加しました。JAと同栽培組合、同村、都農業会議が連携し、地域農業者の所得増大と生産量拡大に貢献することを狙います。
 栽培組合の鈴木留次郎組合長は、2021年度のジャガイモの集荷量を報告し、A級品とB級品では単価に100円もの違いがあることなどに言及しました。来年度の良品の量産のために勉強会で学んで帰ってほしいと挨拶しました。
 本格的な特産ジャガイモの作業前に、JAの高尾保之営農顧問が講師を務め、「ジャガイモの品質向上」と題して講義しました。上物率を高め収益を上げることを目的に、同村で栽培の8割を占める「男爵薯」の品種特性を話しました。特産ジャガイモ焼酎造り用には、130~200グラムのLサイズの出荷を目指すため、栽培技術の注意点を確認しました。種芋の消毒や植付け、土寄せの効果などの他、生理障害の発生原因や防止法について学びました。病害虫の防除には、こまめに畑の様子を観察する事が大切だと促し、同村の実態に沿った防除法を説明しました。参加者からは、農薬の種類や散布時期、方法など、多岐にわたる質問が出ました。
 都農業会議の杉村勝地域振興コンダクターは、村のジャガイモの未来に臨むことについて参加者から意見を募り、将来のあり方について話し合いました。
 鈴木組合長は「高品質なジャガイモ作りが生産者の生きがいになり、さらにおいしいジャガイモを量産する良いサイクルになってほしいです。村のPRに努めたいです」と話しました。
 (写真左:ジャガイモの未来について意見交換する都農業会議の杉村コンダクター(11月29日、東京都檜原村で))
 (写真右:ジャガイモの特性を説明する高尾営農顧問(11月29日、東京都檜原村で))


<のらぼう菜の苗 本店花壇に定植>  
 JA五日市ファーマーズセンターあいな「のらぼう部会」は11月26日、本店の花壇に江戸東京野菜「のらぼう菜」の苗を18株定植しました。のらぼう菜を来店客や地元住民に周知し、生育状況を見てもらい、のらぼう菜に興味を持ってもらうことが目的です。定植後は、育成管理をして来年2月下旬から3月上旬の収穫を見込んでいます。
 作付けした部会員の青木周一さん(56)は「人通りの多い店舗で栽培することで、多くの人がのらぼう菜を知り、興味を持ってもらえたらうれしいです」と話しました。
 部会は農地がなかったり、少なかったりする東京都心部の空白行政区やJA管内の学校給食、地域の各種イベントなどにのらぼう菜を提供。地域農業の重要性や必要性、新鮮で安全・安心な農産物をPRしています。
 のらぼう菜はアブラナ科の野菜で、20~25センチメートルに伸びた主茎を折り、順次伸びた脇芽(花茎・側枝)を収穫します。柔らかい花茎は、アスパラガスのような食感で苦味や癖がなく、ほのかな甘味があるのが特徴です。春先の露地野菜の流通の少ない頃に、食卓を彩る春の味として地元で人気です。年明けごろからハウス物が出回り始め、JA管内のファーマーズセンターや直売所などに並びます。
 (写真:定植する青木さん(右)と本店職員(11月26日、東京都あきる野市で))


<キュウリ収穫 児童が体験>  
 JAあきがわ理事で都指導農業士の馬場敏明さん(64)が営む馬場農園は、日の出町立大久野小学校の2回の生活科の体験学習を受け入れました。2年生53人が参加しました。体験学習への協力は、児童が野菜の知識を学び、自然や農業への興味・関心を高め、農家の仕事を知ってもらうことが目的。
 10月19日の1回目の学習では、児童がキュウリハウスを訪れ、キュウリの葉を触ったり、匂いをかいだりして学習し、観察絵日記を書きました。
 2回目の11月25日は妻の陽子さん(61)と長男の貴之さん(36)が、ハウス内の全部のキュウリが取り放題、農業機械には近寄らないよう危険もあることなどの注意点も説明。収穫の方法を指導しながら一緒に収穫しました。
 児童は、指導を受けながら、ハウス内で栽培中のキュウリ「ニーナZ」のもぎ取りを体験。「キュウリ大好き。とげが痛い」などと話し、高い所になるキュウリには飛びついて収穫しました。児童は、取れたてキュウリを丸かじりで味わいました。
 質問コーナーでは、貴之さんが「1本のキュウリの苗から60~80本、上手な人は100本も取ります。ハウス内には350本のキュウリが植えてあります」と質問に答えると、児童らはどよめきました。児童が収穫したキュウリは、小学校に届けた後、児童が持ち帰りました。
 敏明さんは「2回の体験で野菜がどのように育っているのかを知り、おいしい野菜を好きになってほしいです。今後も体験学習の手伝いを続けたいです」と話しました。
 鈴木千栄主任教諭と有田真実教諭は「児童の身近な生活圏の馬場さんのハウスを活動や体験の場とすることができ、身近な人々や社会とのかかわりに関心をもってもらえたと思います。児童が具体的な活動や体験の楽しさを存分に味わうことができる学習指導をしていきたいです」と述べました。
 馬場さんは毎年、地元保育園や小学校を対象にしたさまざまな野菜の収穫体験なども行っています。絵日記は、JAの日の出町ふれあい農産物直売所に掲示。
 (写真:キュウリを収穫する児童を補助する陽子さん(左)(11月25日、東京都日の出町で))


<農産物品評会 出品物を販売>  
 あきる野市農業振興会は11月13日、JA経済センターマイム前の屋外テントで「あきる野市農業振興会農産物品評会」の出品物を販売しました。
 例年、あきる野市産業祭で品評会と展示販売をしていましたが、新型コロナウイルスの影響で、同産業祭は昨年に引き続き中止となりました。そこで同振興会は12日、同市内農家の栽培技術の成果発表の場として、秋川ファーマーズセンターで品評会を開催しました。同振興会会員の生産品「野菜の部」「果実の部」「その他の部」の3部門、計123点の中から42点が入賞、19点が金賞を受賞しました。
 出品野菜は、JA組合員でもある同振興会会員と市職員らが販売し、両センターを訪れた買い物客が立ち寄り、2時間で完売しました。
 振興会の嶋崎三雄会長は「あきる野市の農産物の生産技術や品質向上、都市農業に対する意識を高め、生産意欲の高揚を目的としています。今後も品評会を続けていきたいです」と話しました。
 主な受賞者は次の通り。
 ▽都知事賞=嶋崎三雄さん(ナス)、町田伊佐夫さん(ゴボウ)、大福保男さん(中玉トマト)、東京都産業労働局長賞=山﨑健さん(ダイコン)、岡野芳夫さん(キュウリ)、佐藤裕美子さん(ユズ)、東京都農業振興事務所長賞=岡野恒孝さん(ショウガ)、山下裕さん(サトイモ)、岡野芳夫さん(キウイフルーツ)
 (写真:出品物を買い求める来店客(11月13日、あきる野市で))


<窓口にもXマス>  
 日の出支店は12月1日、店舗窓口にクリスマスの飾り付けを行いました。
 コロナ禍でイベント中止などが続く中、お客様と少しでも季節の行事を共有しようと初めて企画しました。同支店ではクリスマスに向けJAバンクのマスコットキャラクター「よりぞう」と「ちょリス」に職員手作りの帽子をかぶせ、オーナメントやツリーを飾り付けました。
 同支店の神成康之支店長は「クリスマスの飾り付けは、見ているだけで楽しい気持ちになります。地域に愛され、親しまれる店舗を目指し、今後もいろいろなイベントを行いたいです」と話しました。クリスマスの飾りは24日まで設置する予定です。
 (写真:飾り付けをする職員(12月6日、日の出町で))


<あぐりスクール修了式>  
 JAは11月20日、秋川ファーマーズセンターに隣接する市民農園で第6回親子農業体験あぐりスクールで修了式を開きました。8家族25名が参加しました。
 参加者は、長ネギやダイコン、ブロッコリー、ニンジンの収穫をした他、JAの谷澤俊明専務から修了証を授与されました。
 JA営農生活課の内倉浩支課長は、「農家が店に並んでいるような真っ直ぐなダイコンを出荷するため、土づくりから収穫するまでにどれだけ手間をかけているかを知ってもらえました。これからも農業への興味や関心を高めるため、あぐりスクールを続けていきたいです」と話しました。
 (写真:修了証を持つ参加者ら(11月20日、あきる野市で))


<ゴボウ特売に行列>  
 JAは11月13、14日の2日間、JA経済センター「ぐりむ」、「あいな」、「マイム」で「令和3年度青森県産ゴボウ特売」を開きました。あきる野市産業祭が昨年に続きコロナの影響で中止となり、例年同産業祭で好評のゴボウの特価販売をするため、3センターで同時開催しました。
 各センター駐車場に設営した特設テントでは、ゴボウを求める行列が開店前からでき、果物や米、みそも特価販売しました。店内では、ハクサイやダイコンなどの旬の地元農産物も多く販売されました。
 ゴボウ購入者は「今年も産業祭がないのでセンターに買いに来ました。これでお正月を迎えられます」と話しました。
 JA五日市ファーマーズセンターあいなの小出高史センター長は「近年、コロナの影響でイベントができませんでした。ゴボウ特売を開くことができ、明るい話題を届けることができました」と話しました。
 (写真:特売のゴボウを求める来店客(左)(11月13日、あきる野市で))


<稲作体験に協力>  
 日の出支店は10月28日と11月11日、日の出町立平井小学校の稲作体験教育に協力しました。
 食農教育推進の一環として、次世代を担う地域の児童に食への意識・関心を養ってもらうため、6月の田植えに引き続き、10月の稲刈りと11月の脱穀にもJA支店職員は協力しました。
 4年生の児童62人は、同町で青木農園を営むJA青壮年部役員、青木崇さん(46)の水田を訪れ、地域コーディネーターや地域ボランティア、教諭の指導のもと、稲刈りと脱穀体験をしました。二人一組のペアで、稲を刈り、乾燥させるために稲架(はざ)に掛けて天日干しをしました。支店職員は稲の束ね方や、児童が束ねた稲を稲架掛けする作業を手伝いました。
 脱穀体験では、千歯こきと足踏み式の2つの方法を体験しました。児童は千歯こきの手作業の大変さを体験し、足踏み式では文明の進化による労力の軽減を実際に体験しました。
 青木さんは「例年よりもしっかりお米が実り、収穫量が多くてよかったです。今では珍しい手作業の脱穀で昔の人の苦労を実際に体験し、一年間を通して稲作を学んでもらえたと思います」と話しました。
 (写真:千歯こきで脱穀をする児童ら(11月11日、日の出町で))


<ハクサイ出荷順調、直売所に冬の季節商材並ぶ>  
 JA管内で、旬を迎えたハクサイの出荷が順調です。JAの秋川ファーマーズセンター、日の出町ふれあい農産物直売所、五日市ファーマーズセンターあいななどでハクサイの販売が本格化し、代表的な冬の季節商材として並びます。一般的なJA管内の出荷時期は11月上旬から始まります。今年のハクサイは天候に恵まれて順調に株が育ち、10月に入ってから冷え込みが続いたことで、葉の巻きも良くなりました。
 JA組合員で、あきる野市就農2年目の田中圭吾さん(41)は、同市引田の圃場(ほじょう)で、中心部が黄色をした黄芯系ハクサイ「新理想」の収穫に汗を流し、秋川ファーマーズセンターに出荷。黄芯系中晩生種の「郷愁90日」なども順次、収穫する予定で、出荷は来年2月まで続きます。
 田中さんは「昨年よりも、ずっしりと重く、しっかり葉の巻いたハクサイができました。この後も注意して品質管理を徹底し、出荷していきたいです」と話しています。
 (写真:葉の詰まった黄芯ハクサイを収穫する田中さん(11月24日、あきる野市で))


<廃棄ビニール回収>  
 JAは10月27日、経済センターマイムで管内の農家12戸から産業廃棄物としての農業用廃棄ビニールを74袋回収しました。
 農業で出るごみを減らし、適正に処理することが目的です。JA各経済店舗で50リットルの回収専用袋を1袋30円で販売し、回収の際に組合員が1袋につき1000円を支払い、JAが引き取りました。一度に大量に出る廃棄ビニールの処理ができ、組合員からは好評です。
 東京都農業生産工程管理(GAP)認証を取得した組合員からの要望で、回収時にJAに提出する委任状に袋数の記入欄を設け、ごみの排出記録が残るようにしました。
 営農生活課の高水亮二主任は「組合員が一般ごみではなく、産業廃棄物として処理することに意識の高さを感じます。JAとして、より多くの農家が農業用廃棄ビニールを産業廃棄物として適正処理するよう促していきたいです」と話しました。
 農業用廃棄ビニールの回収は、組合員を支援するため、1997年から年2回行っています。JAでは生分解性マルチや耐久性の高い被覆資材の利用によるプラスチックごみの削減も促しています。
 (写真:廃棄ビニールを手渡す組合員(右)と受け取るJA職員)


<6種類の野菜みんなで収穫>  
 JAは10月23日、秋川ファーマーズセンターに隣接する市民農園で第5回あぐりスクールを開きました。6家族18人が参加しました。
 新型コロナウイルスの影響で6月26日以来4カ月ぶりの開催となりました。
 JA職員5人と青壮年部の青木周一部長の指導で、長ネギやサツマイモ、サトイモ、ラッカセイなど計6種類の野菜を収穫しました。子どもたちは、ラッカセイが土の中に実がなることに驚いていたり、サトイモの葉を傘に見立てて遊んだりしました。
 また、JA五日市ファーマーズセンターあいな「のらぼう部会」の会員でもある青木部長が種から育てた江戸東京野菜「のらぼう菜」の苗を、参加者全員で定植しました。
 参加者は「4月に植えた長ネギが大きく育ちうれしいです。毎回野菜の成長を楽しみにしています」と話しました。
 (写真:長ネギを収穫する参加者ら)


<「のらぼう菜」16回目の定植>  
 JA女性部増戸支部は10月22日、あきる野市立増戸小学校で地元特産品の江戸東京野菜「のらぼう菜」の苗を定植しました。例年は児童に植えつけ指導をしていますが、雨のため、部員のみの活動となりました。
 女性部活動「学校へ行こう」の一環で、児童の農業や食への関心を高めるのが狙いです。今年で16回目です。
 苗を育てた橋本敦美支部長は「コロナ下なので、部員と事務局の4人で100株定植しました。(収穫する)来春は児童と一緒におやき作りをしたいです」と話しました。
 「のらぼう菜」は、江戸時代より増戸・五日市地区で栽培が続く伝統野菜で古文書も残っており、同市小中野にある子生(こやす)神社に建立された「野良坊菜之碑」には、江戸時代の飢饉(ききん)で救荒作物となったことが記されています。
 (写真:苗を植えつける女性部員)


<農業理解 深めて、園児稲刈り体験>  
 JA組合員の武内一良さん(73)は10月19日、西秋留保育園の稲刈り体験を受入れました。  園児31人と保育士8人が参加し、武内さんの水田を訪れ、稲刈りを体験しました。同園では食育の一つとして田圃教育(農作物の収穫)に取り組んでいます。田植え、散歩中に稲の成長過程を観察、稲刈り、脱穀、食べるまでの一連の作業を体験し、食べることに意欲を持たせることが目的です。
 年長組と年中組の園児が保育士と共に鎌を持ち、もち米「マンゲツモチ」の稲刈りをしました。例年はJA本店職員が協力し、年少組も稲刈り体験に参加できるようにしてきましたが、コロナ禍で断念しました。年長組と年中組だけ鎌での稲刈り体験となりました。
 普段田んぼの管理・園児への指導を行っている武内さんが、園児に稲刈機での稲刈りを実演して見せました。園児たちは、赤ちゃんを抱くように大切に稲を運び、稲架掛け(はさがけ)まで行いました。今後は、脱穀体験に再び田んぼを訪れる予定です。
 武内さんは「稲作体験は新型コロナウイルス禍で縮小となりました。来年はもっとたくさん体験をさせてあげたいです」と話しました。
 根本明美園長は、「子どもたちは散歩中に田んぼの様子を見に行き、稲が生育する過程を見届けてきました。お米一粒一粒を大切に、『いただきます』『ごちそうさま』の意味を子どもたちと再考したいです」と話しました。
 JAあきがわは自己改革の食農教育推進の一環で、次世代を担う地域の児童や園児に食への意識・関心を養ってもらうため、あきる野市内の小学生、保育園児への稲作体験教育に協力しています。
 (写真:武内さん(右)の稲刈りを興味深くのぞき込む園児たち)


<実りの秋 農作業楽しむ>  
 JA増戸支店は10月18日、支店の花壇で栽培したサツマイモを収穫しました。支店では農作業を体験するため、毎年花壇の一部を畑として活用し、職員が野菜を栽培しています。収穫までの草むしりなど、生産者の苦労をJA職員として体験することが目的です。
 今年は「べにはるか」と「安納芋」を栽培しました。収穫したサツマイモは大きさこそ不揃いでしたが立派に生育し、十分のできでした。
 隣接する花壇には、組合員から分けてもらったあきる野市特産の江戸東京野菜「のらぼう菜」の苗を定植し、来春の収穫に向けて生育中です。
 神尾啓介支店長は「大きなサツマイモが収穫できました。これからもさまざまな野菜作りにチャレンジしていきたいです」と笑顔で話しました。
 (写真:サツマイモを収穫する職員)


<地元児童に稲刈り体験>  
 JAは、次世代を担う地域の子どもたちに地元の農業やJAについて知ってもらうことを目的に、管内の小学校や保育園の食農教育を応援しています。10月6日、あきる野市立屋城小学校の稲刈り体験授業にJAが協力しました。
 JA理事の山本典宏さん(67)の指導の下、鎌の使い方を習った同校5年生44人の児童らが、もち米「マンゲツモチ」を収穫しました。稲の株を6株ずつ刈り取って1束にしてはさがけを行いました。山本さんの他、地域ボランティア、JA職員が児童を手伝いました。
 同校の野田浩美主幹教諭は「山本さんや地域の人、JAに協力してもらい、毎年貴重な体験ができます。子どもたちは山本さんが落ち穂拾いをする姿を見て、米一粒一粒の大切さを感じていました」と話しました。
 山本さんは「台風の影響で稲が倒れないか心配でしたが、無事に稲刈りができてよかったです。子どもたちには米作りの大変さを知ってもらい、大切に食べてほしいです」と話しました。
 (写真:稲刈りをする児童ら)


<ハロウィーン飾る>  
 JA本店は10月8日から受付窓口にハロウィーンのディスプレーで来店客を迎えています。コロナ禍でさまざまなイベントが中止となる中、少しでも来店客に季節を感じてもらおうと貯金係が発案しました。
 JAバンクのマスコットキャラクターの「ちょリス」と「よりぞう」に帽子やマントをかぶせて仮装した他、お化けカボチャのグッズなども置き、ハロウィーンの雰囲気を作り、来店客の目を楽しませています。
 杉本仁本店長は「今後も職員の発案を積極的に取り入れ、来店客に季節を感じてもらえるディスプレーなどを提供していきたいです」と話しました。
 (写真:飾り付けをする職員)


<肌や環境にも優しい 廃油利用 せっけん作り>  
 女性部増戸支部は10月6日、JA増戸支店に隣接する加工場で廃油せっけん作りをしました。2021年度初めての活動に10人の部員が参加。同活動は家の光を参考に始め、今年で31年目となります。
 部員らは、各家庭で揚げ物などに使った廃油を持ち寄りました。カセイソーダの水溶液と廃油を混ぜ、再利用の牛乳パックに流し入れました。1カ月以上乾燥させて完成となります。
 廃油せっけんは合成界面活性剤などを使わないため、肌への刺激が少なく手荒れの防止になります。さらに自然環境にも優しく、台所のガステーブルや換気扇などの頑固な汚れも落とせると好評。JAの五日市ファーマーズセンターあいなと秋川経済センターマイムで販売します。
 橋本敦美支部長は「コロナ禍で今年度初の活動を感染防止対策しながら、和気あいあいと活動することができました。今後も、廃油せっけんの良さを広めていきたいです」と話しました。
 (写真:廃油とカセイソーダを混ぜる女性部員)


<商品券プレゼント 直売所の利用にも>  
 JAが取り扱う組合員とその同居家族に日頃の感謝を込めた「2021Wチャンスキャンペーン定期貯金」が好評です。2016年から実施するプレゼント付きキャンペーンは今回で第9弾となります。
 期間は10月29日まで。一度の預け入れで、もれなくもらえる直売所商品券と、抽選でもらえる直売所商品券の二つの特典があります。いずれもJAの直売所限定で使えます。
 抽選による商品券は1等3000円、2等1000円、3等500円で、当選総数は210本。特典を直売所商品券にすることで、地元農家が生産する野菜のおいしさを知ってもらう他、生産者の所得増大につなげます。
 定期貯金をした来店者は「久しぶりに特典がついたキャンペーン定期貯金がありうれしかった。早速直売所に行きたいです」と話しました。
 キャンペーンを企画した島﨑明広業務推進部長は「キャンペーンをすることで、金融店舗の利用だけではなく、直売所の利用にもつなげたいです」と話しました。
 (写真:日頃の感謝を込めたキャンペーン定期貯金)


<ヒマワリ満開 土の栄養に>  
 あきる野市の「トウモロコシ街道」として有名な五日市街道沿いの2カ所の畑で、季節外れのヒマワリが満開を迎えました。JAが、秋川地区特産のトウモロコシ収穫後の緑肥としてヒマワリ「ハイブリットサンフラワーNEO」を栽培。来年のトウモロコシの高品質な生産を期待して、花の見ごろが終わる10月9日以降に畑にすき込み、地力向上につなげます。
 この畑は耕作が困難になった組合員の畑を借り、農業体験研修としてトウモロコシの播種(はしゅ)を行って低利用農地の解消にも役立てています。
 畑一面に広がるヒマワリに魅了されて多くの人が訪れ、新たな景観スポットとして注目を集めました。花が満開になると、JAに「花をもらえないか」と問い合わせの電話が掛かるようになり、JAは多くの人に花を楽しんでもらおうと、自由に畑へ立ち入り、好きなだけ花を摘めるよう「ご自由にお持ちください」と看板を立てました。訪れた人は、花を摘み取り、畑に置いた梯子(はしご)に上り写真を撮るなど大好評。
 畑にはヒマワリを見た子どもから「ひまわりをそだててくれたひとへ」と、ヒマワリの絵の描かれたお礼の手紙が届きました。
 花の摘み取りに訪れた菅直美さん(52)は「毎日きれいだと思いながらヒマワリ畑の前を通り、看板を見てさっそくもらいにきました。母も花が好きなので分けてあげたいです」と話しました。
 (写真:ヒマワリを持ち帰る地域住民)


<心を込めた作品ずらり>  
 JAは9月13日、本店で2021年度JA共済小・中学生書道コンクールの審査会を開きました。
 半紙の部・条幅の部も合わせて408点の応募があり、JAの審査会で金賞18点、銀賞18点、銅賞31点、佳作38点を選びました。金賞作品はJA共済連東京都本部で審査が行われ全国入賞を目指します。
 コンクールはJA管内在住・在学の小・中学生に共済事業の相互扶助や思いやりの精神を次代に伝えることや児童・生徒の書写教育に貢献することを目的。昨年は新型コロナウイルスの影響で作品募集と審査会が中止したため、今年は2年ぶりの開催となりました。
 坂本勇組合長は「心を込めて書いているのが作品から伝わってきます。今後もコンクールを通して地域社会との絆づくりを大切にしていきたいです」と話しました。
 (写真:審査補助をする職員)


<交通事故防止へ警視庁騎馬隊登場>  
 警視庁騎馬隊は9月24日、あきる野市の秋川ファーマーズセンター駐車場で交通安全キャンペーンを開きました。21日から30日まで行われる秋の全国交通安全運動の一環。騎馬隊と馬2頭が希望者らと触れ合い、交通事故防止を広く訴えました。
 主に高齢者向けに、反射材などの事故防止グッズを配布。来場者は馬と写真撮影などをして触れ合いました。警視庁福生署は特殊詐欺防止を説明しながら、詐欺電話判断シートなどを来場者に配りました。
 同センターは、騎馬隊の2頭の馬のおやつとなるニンジン1箱を提供。濱名敬春センター長は「今後も地域の安全を守るお手伝いをしていきたいです」と話しました。
 (写真:騎馬隊員にニンジンを手渡す濱名センター長(右))


<閣僚ら都市畜産視察>  
 河野太郎規制改革担当相と井上信治内閣府特命担当相らが9月20日、東京都あきる野市でブランド牛を肥育する竹内牧場を訪れました。
 担い手の高齢化が指摘される畜産農家を視察するのが目的です。
 竹内孝司さん(80)、孝英さん(52)親子が経営する同牧場は、黒毛和牛「秋川牛」や「東京ビーフ」など、約200頭を肥育しています。
 視察では孝英さんが牛舎を案内し、循環型農業の一端を担う完熟堆肥の製造工程なども紹介しました。
 河野規制改革相は、新型コロナウイルス禍で需給バランスが崩れ、生産者が苦労していると指摘。「東京で非常に品質の高い肉牛が肥育されているのを目の当たりにし、800キロもあるような大きな牛が印象に残りました。農家が価格の心配をせず、安心して農業を続けていける方策を考えていきたいです」と語りました。
 孝英さんは「発酵中の完熟堆肥や、牛の大きさに驚いてもらえてうれしいです。大きさも、味も他県のブランド牛に負けていないので、もっと知名度をあげていきたいです」と話します。
 竹内さんの育てる黒毛和牛は、A5ランクのえりすぐりの東京産肉牛。JAあきがわの秋川ファーマーズセンターでも赤身にサシが最適なバランスで入った見た目にも美しい霜降り肉を販売し、人気があります。
 (写真:牛舎を案内する孝英さん(右から2番目))


<秋留の栗 出番>  
 JAは9月3日、三つの経済センターで「秋留の栗」の共同出荷を始めました。
 栗を1袋1.1キロのネット詰めで集荷した栗を、JA職員が大きさや傷、虫食いの有無などを見て選別。専用箱に詰め市場出荷し、都内のスーパーで販売しました。
 JA管内の果樹の作付面積1位は栗で、秋川流域は栗産地として知られています。昨年は長雨による日照不足や猛暑による生育不良で906キロの出荷でしたが、今年は昨年以上の出荷量を目指します。
 「秋留の栗」は大粒で甘いと定評があり、品種は「極早生大丹波」や「出雲」が主流。粒が大きく渋皮がむきやすい「ぽろたん」は、他の品種より高値で取引されています。
 生産者の増田三千代さん(73)は「例年に比べ栗が落ちるのが早かったが、予想より大粒の栗で安心しました。秋留の栗を地元以外の人にも味わってもらいたいです」と話しました。
 (写真:「秋留の栗」を出荷する増田さん(右))


<思い出輝く空>  
 あきる野市の小和田花火実行委員会は8月14日、「第20回小和田花火大会」を開きました。同市にある小和田御嶽神社から、約250発を打ち上げました。
 小和田花火大会は同市の小和田自治会が地域の住民や地元企業から協賛金を募って運営している全国でも珍しい花火大会です。
 五日市支店も協賛し、大会の折り込み・配布用ちらしに「ご愛顧ありがとうございます。地域の安寧と豊作を祈念致します」と地域住民への感謝のメッセージを掲載しました。
 今年も新型コロナウイルスの影響で各地の花火大会が中止になっていますが、天野正昭実行委員長は「20回記念をコロナにも雨にも負けない大会にしたいです」と話しました。昨年に引き続いて観覧会場などを設けず、動画投稿サイト「ユーチューブ」で生中継するなど自宅での観覧を勧め、感染対策に気を配りながら実施に踏み切りました。
 同支店の岡部浩政副支店長は「自宅での鑑賞やライブ配信になりましたが開催できて良かったです。一刻も早いコロナウイルスの収束を願っています」と話しました。
 (写真:五日市支店前で花火を鑑賞する子どもたち)


<特産ジャガイモを焼酎に>  
 東京都檜原村の檜原地区じゃがいも栽培組合は8月10日、同村じゃがいも焼酎製造等施設「ひのはらファクトリー」にジャガイモを初納品しました。組合会員が栽培した「男爵薯」「キタアカリ」「メークイン」「ホッカイコガネ」「とうや」「レッドムーン」「さやあかね」などで1162キログラム。20日には2回目の納品をしました。
 「じゃがいも焼酎」が国家戦略特区の認定事業とすることが了承され、村内製造が可能となり、村による主体的な製造・販売、商品の研究開発が実現しました。魅力ある地域資源を生かした観光振興と6次産業化が可能となりました。
 7月下旬にオープンした同施設は、村の指定管理者のウッドボックスが村特産のジャガイモを原料に、焼酎の製造・販売や加工食品などの販売を行います。同村では活力のある村を目指して、総合計画と総合戦略で「特色のある農産品作り」を施策として位置付け、村のジャガイモをはじめとする農産品のブランド化と、6次産業化の取り組みを推進しています。
 栽培組合の鈴木留次郎組合長は「1トン以上の納品目標を超えることができ、皆の協力に感謝しています。何年かかけて研究し、良い焼酎を作り続けてほしいです」と話します。
 じゃがいも焼酎の杜氏(とうじ)でウッドボックスの吉田光世専務は「8月末にこうじの仕込み、11月に貯蔵、来年2月に瓶詰の計画。小ロットで試行錯誤を重ね、おいしい焼酎を作りたいです」と話しました。
 (写真:納品されたジャガイモをチェックする鈴木組合長)


<ヒマワリ播種で地力向上を期待>  
 JAは7月31日、あきる野市の畑でヒマワリ「ハイブリットサンフラワーNEO」を播種(はしゅ)しました。ヒマワリの開花終了後に畑に緑肥としてすき込むことで地力が向上し、その後のトウモロコシの高品質生産を期待して試みました。
 2017年度から新採用職員対象の農業体験研修として、秋川地区特産のトウモロコシの播種を行っている畑で、耕作が困難な組合員の畑を借り、低利用農地の解消にも役立っている他、視野に入れています。
 輪作による地力向上ばかりでなく、「トウモロコシ街道」として有名な、五日市街道沿いの畑の新たな景観スポットにも期待します。
 当日は、職員5人が早朝から集まり、トラクターで耕運し、タイヤ跡に手作業で約2kgのヒマワリの種をまきました。10月上旬の開花を見込んでいます。
 JAの内倉浩支営農課長は「緑肥としてのヒマワリの輪作試験の結果を、トウモロコシ生産者に還元したいです。新しい名所スポットを作り、地域農業をPRすることで、直売所の集客向上にもつなげたいです」と話しました。
 (写真:種まきをする職員ら)


<JA人いろいろ>  
 JAあきがわ本店推進係 塩野裕介さん(32)
 入職して7年目です。『JAを身近に感じてもらう』ことを目標に、推進係としてお客さんに合う商品や情報を伝えています。地域の皆さんの役に立てるよう、まい進していきます。
 


<温浴施設に日の出町産野菜提供>  
 JAの日の出町ふれあい農産物直売所は毎週金曜日、杉並区の温浴施設なごみの湯「食事処旬彩庵しおん」に日の出町産の新鮮野菜を提供しています。
 なごみの湯では、同町の人気温泉「生涯青春の湯 つるつる温泉」を湯元から汲み上げて、タンクローリーで定期的に温泉を直送。「しおん」の注文に合わせて、同直売所は旬のトマトやナス、ズッキーニ、キュウリなどを生産者に発注。昨年10月から輸送ルートの途中にある同直売所で、タンクローリーのドライバーに野菜を受け渡しています。
 同町産新鮮野菜は、季節ごとの食材を使った料理として利用客に提供。グランドメニューには「日の出町野菜の温野菜サラダ」や、今月のおすすめメニューには「日の出産冷しトマト蕎麦」などがあります。
 生産者の野崎智経さん(44)は「おいしく食べて、都区部の人にも日の出町の野菜の新鮮さを感じてもらいたいです」と話しました。
 (写真:野菜を受け渡す直売所職員(右))


<直売所准組合員らモニター会議開催>  
 JAは7月19日、本店で第1回経済センター直売所モニター会議を開きました。JA自己改革の重要な取り組みである「准組合員の位置付け明確化」の具体的な実践として、JAの各経済センターと農産物直売所計4店舗のモニターを募集しました。モニターの意見を集約し、ニーズに沿った魅力的な店舗づくりを目指します。
利用頻度や性別などを考慮し、准組合員を含めた8人のモニターが選ばれ、会議に出席しました。准組合員がモニターに参加することで、准組合員の意見が経営に反映するよう配慮しました。
会議はJA職員が直売所と経済センターについて説明し、情報交換をしました。モニターの中には、週3回直売所を利用する人や生産者の名前を見て購入する人、移住15年目の利用者などさまざま。モニターからは「販売員の研修をしてはどうか」「肥料の特売などの情報発信をたくさんしてほしい」「店頭精米の在庫が無いときがある」など多くの意見が出ました。
JAの坂本勇組合長は「直売所は利用客が一番来る場所です。モニターを通じて准組合員の意見を店舗運営に積極的に取り入れ、地域に必要とされる魅力あるJAを目指したいです」と話しました。
今後JAはアンケートと懇談会形式で、センターに期待する事業やイベントの要望、従業員と店舗の雰囲気の評価などの意見を基に、運営改善に向けた対応を検討していきます。
 (写真:直売所の評価をコメントするモニター)


<店舗周辺を清掃>  
 多西支店は7月21日、店舗周辺の清掃活動をしました。清掃活動は、毎月第3水曜日の「お客様感謝デー」に合わせて実施。2014年度に始まり、今年で8年目となる地域貢献活動の一環。掃除をしながら地域の子どもや住民とあいさつを交わし、見守り活動や交流も兼ねています。
 新型コロナウイルスの影響で来店時間の集中を避けるため、現在はお客様感謝デーを中止していますが、清掃活動は今まで通り毎月行っています。同支店前の都道165号「永田橋通り」沿いの歩道を、支店を起点に左右約100メートルの2コースに分けて清掃。反対側車線も同様に行っています。毎月、植木の中に押し込まれているゴミや落ちているタバコの吸い殻、空き缶など多くのゴミを拾い、地域の環境美化を進めています。
 地域住民の皆さまから「いつも清掃活動ありがとう。頑張って」とお声を掛けられることが増えました。
 同支店の岡野剛支店長は「地域の役に立つ活動を続けて行きたいです」と話しました。
 (写真:清掃活動をする職員)


<店の魅力磨く>
 JAの直売所運営委員会は7月12、13日の2日間、秋川ファーマーズセンター、日の出支店、五日市ファーマーズセンターで「農産物直売所売場活性化臨店指導研修会」を初めて開きました。店舗指導の専門家の意見を聞くことで、生産者とJA職員が現状と改善方法について考えるきっかけにし、消費者が喜ぶ直売所づくりに繋げることが目的。
 一般社団法人公開経営指導協会の加納和弘さん(61)、一般社団法人農協流通研究所の望月章史主幹研究員を講師に、各直売所出荷部会員やJA、行政関係者ら46人が参加しました。
 加納さんはスーパーや先進直売所を題材に「売場作り・商品化のワンポイント」と題して講演。望月さんは事前に撮影したJAの各直売所の写真を見せ、来店客目線のPOP(店内広告)が少ないことや、商品棚に人工芝を敷くことでゴミが溜まりやすく掃除しづらいことなど現状の問題点を指摘しました。会員は旬の商品の棚の配置や、設備の衛生面、食品表示などについて熱心に耳を傾けました。「混雑時の入場制限を続けるべきか」「効果的な声掛けのポイントは何か」など多くの質問が出ました。
 事務局の高水亮二主任は「専門的な意見を聞けて良かったです。この研修会を機会に動線の確保のために通路幅の拡張などできることから改善し、出荷者とJA職員で協力しながら、魅力ある売場をつくりたいです」と話しました。
 (写真:講演を熱心に聞く会員ら)


<甲子園の活躍祈る・東海大菅生を激励・寄付金贈る>
 JAは8月6日、JA本店でJA管内の同市にある東海大菅生高校野球部を応援するため、必勝を祈願して寄付金を贈りました。
 贈呈は、同校が第103回全国高等学校野球選手権大会に西東京代表として出場を決めたことによるものです。同校は2日の同大会西東京大会決勝で國學院大學久我山高等学校を破り優勝。春夏連続の甲子園出場で、夏は4年ぶり4回目の出場を決めました。菅生学園の島田幸成理事長が報告にJAを訪れ、JAの坂本勇組合長が寄付金を手渡しました。
 坂本組合長は、「甲子園出場は地域の誇りです。甲子園で力強く戦って、活躍してほしいです」と激励しました。
 同校の初戦は、大会5日目の第1試合で大阪府の大阪桐蔭高等学校と対戦します。JAには同校の卒業生が職員として多く在籍。組合員とJAを挙げて甲子園での活躍に大きな期待を寄せています。
 (写真:必勝を祈願し寄付金を贈る坂本組合長(右)と菅生学園の島田幸成理事長)


<夏果パッションフルーツたわわ・2Lサイズ中心に出荷>
 日の出町のJA監事で、都指導農業士の野口隆昭さん(65)、雅範さん(36)親子が営む野口農園のパッションフルーツの夏実がたわわに実っています。野口さん親子は夏実の袋掛けに忙しいです。
 7月上旬の暴風雨に耐え、落果せず、株の倒伏も免れました。今年の着果は特に良好で、トロピカルな香りと甘酸っぱくておいしい夏実に期待が高まっています。7月下旬から収穫が始まり、収穫後に追熟させて果皮にしわが寄ってきた食べ頃のものをJA各直売所などに出荷。直売所への出荷は8月から本格化して9月がピークとなります。
 野口さんは2017年の10月に初めてパッションフルーツ「台農1号」の挿し木をし、翌年4月上旬に100本を定植して最適な整枝法を探るため3つの整枝法で栽培を試みました。
 4年目の今年は棚仕立ての主幹整枝を選択。4月下旬に約110本を定植、開花、人工授粉させました。小まめに肥培管理をし、芽欠きや剪定(せんてい)などをしたことで順調に大玉の夏実が着果しました。階級は110~120グラムの2Lサイズが中心。夏実の1樹から約100個取るのが目標です。
 雅範さんは「小まめな肥培管理が大玉の着果につながったので、直売所に出荷するまで品質管理を徹底し、高品質なものを消費者に届けたいです。芳醇な香りと甘酸っぱい味が魅力のパッションフルーツを多くの人に知ってもらえるようPRしていきます」と熱く語りました。
 (写真:夏実の出来具合をチェックする雅範さん)


<ジャガイモで焼酎製造等施設オープン>
 檜原村じゃがいも焼酎製造等施設「ひのはらファクトリー」が7月27日、オープンしました。
 同村は活力のある村を目指し、総合計画と総合戦略で「特色のある農産品づくり」を施策として位置付け、村のジャガイモをはじめとする農産品のブランド化と、6次産業化の取り組みを推進しています。
 「じゃがいも焼酎」が国家戦略特区の認定事業とすることが了承され、村内製造が可能となり、村による主体的な製造・販売、商品の研究開発が実現。魅力ある地域資源を生かした観光振興と6次産業化が可能となりました。
 同施設は村の指定管理者の株式会社ウッドボックスが、村特産のジャガイモ「ひのじゃが」を原料に焼酎の製造・販売や加工食品などの販売を行います。使用するジャガイモの出荷は個人生産者の他、檜原地区じゃがいも栽培組合などのジャガイモを生産している団体に要請があり、今後大きな需要が見込まれます。
 同栽培組合の鈴木留次郎組合長は「私たちの願いはひとつ。おいしいじゃがいも焼酎を作ってもらいたいです」と話します。オープンに先立ち、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、15日に開かれた式典では規模を縮小し、井上信治国際博覧会担当・内閣府特命担当大臣や、JAあきがわ坂本勇組合長らが参加しました。
(写真:施設を見学する参加者)


<トウモロコシ産直出荷を拡大>
 JAは、6月19日・22日・25日・7月10日の4日間、秋川地区名産のトウモロコシをJA東京みなみのFamer‘smarket東京みなみの恵みに、7月8日にはJA町田市のアグリハウス忠生とアグリハウス鶴川に出荷しました。JA自己改革として、販路の拡大を目的にしています。
 6月19日・7月8日・7月10日の3日間、合計1200本のトウモロコシをJAのスイートコーン部会員が用意しました。6月22日・25日の2日間の合計500本を、新採用職員が農業研修で播種(はしゅ)したトウモロコシを、JAの谷澤俊明専務と営農生活課職員が出荷当日に収穫しました。
 トウモロコシは鮮度が重要で、出荷当日早朝の収穫が基本です。甘くて大きい秋川地区のトウモロコシは評判が良く、JAタウンで予約販売もしました。最近では長期間の販売ができるように、播種の時期を早めたり、抑制栽培したりしています。
(写真:トウモロコシを出荷する谷澤専務(右))


<詐欺被害防ぎ警察から感謝状>
 日の出支店と推進担当の西野眞平さん(27)は7月2日、特殊詐欺撲滅活動の功労に対し警視庁五日市警察署から感謝状を贈られました。
 西野さんは集金から帰る際、集金先の組合員を支店の現金自動預払機(ATM)付近で見かけました。訪問時に出金などする組合員が、支店にいることに違和感を覚え、声を掛けると、組合員は「急な出費があり、明日までに100万円が必要」と話しました。
 西野さんは直ちに支店長に報告し、組合員家族に話を聞くと、家族は「聞いていないです」とのことでした。その時、孫を名乗る者から「今日中に現金100万円が必要で、業者が取りに行く」と電話があり、孫と連絡が取れないことなどから、同警察署に連絡しました。
 同日午後に警察が組合員宅を訪問し事情を聴くと、特殊詐欺だと分かりました。
 西野さんは「組合員が被害に遭わずに済み、本当に良かったです。声掛けから警察へ連絡するまで、支店長の指示の下、迅速に対応できたことが、今回の被害防止につながりました。先輩職員の来店客に寄り添う姿を目標にしており、この姿勢を大切に日々の業務に取り組んでいきたいです」と話しました。神成康之支店長は「職員が組合員のいつもと違う様子に気付き、すぐに報告を受け警察に連絡をしたのが功を奏しました」と話しました。
(写真:五日市警察署長(左)から感謝状を受けた西野さん(左から2番目)と神成支店長(左から3番目))


<都立学校の給食にトウモロコシ提供>
 秋川ファーマーズセンターは7月5と12日、同市の都立あきる野学園の学校給食に特産のトウモロコシ「ゴールドラッシュ」を計280本と、収穫前の茎に実が付いた状態の株3本を提供しました。JAが同校に食材を提供するのは3年目。
 同学園では同月6と13日、地産地消による「食育」の一環で、知的障害教育部門小学部5年生の生活単元学習の授業でトウモロコシの皮むき体験を実施。担任の教諭が、トウモロコシのむき方とゆでて今日の給食に出ることを説明しました。副校長も参加して、児童の皮むきをサポートしました。一斉に皮むき作業に取り掛かり、1枚1枚丁寧に皮をむく児童や、むいた皮やひげの感触を確認する児童など、それぞれ皮むき体験を楽しみました。収穫前の3本の株からトウモロコシを収穫し、皮むきをしました。トウモロコシはゆでて全校児童と生徒、全教職員の給食に「ゆでトウモロコシ」で3分の1本分ずつ提供。児童は「とっても甘くておいしい」と笑顔で話し、トウモロコシのおかわりも完食しました。
 同校の原祐子栄養士は「給食の献立表であきる野市産であることをアピールしました。地元産や都内産の食材を知るきっかけとして、今後も給食に取り入れていきたいです」と話します。 
 JAは学校給食に農産物を提供することで、新鮮で安全・安心な地元産農産物のPRやJA組合員の生産振興、農業所得の向上を図ります。JA管内や都心部で農地やJAが無い、もしくは少ない空白行政区の学校給食に食材を提供した「食農教育」活動の他、渋谷区のJA東京アグリパークや地域の各種イベントへの提供などを継続し、地域農業の重要性・必要性をPRしていく予定です。
 JAは自己改革の一環で、学校給食への食材提供の拡大を重点施策とし、年間出荷量16㌧を目標にしています。
(写真:担任教諭(左)と一緒に皮むきをする児童ら)


<トウモロコシ完売>
 JAは6月29日~7月2日の4日間、渋谷区のJA東京アグリパークで「とうもろこし祭り」を開きました。イベントでは秋川地区名産のトウモロコシを目玉に管内の新鮮野菜を販売しました。雨の影響で店の前を通る人が少なく心配したが、トウモロコシ824本を完売しました。
 鮮度が落ちるのが他の野菜より早いといわれているトウモロコシを、劣化速度を抑える包装袋に1本ずつ入れ販売しました。店頭にはトウモロコシの他、JA管内で毎朝集荷したキュウリやトマト、エダマメ、オクラなどの新鮮な夏野菜や鶏卵が並び、売り場を盛り上げました。職員は新型コロナウィルス感染拡大防止に努め、トウモロコシの重量感や実の入りをお客様に確認してもらいました。開店と同時に来店したり、開催期間中に複数回足を運んだりするリピーター客もいました。
 JA営農生活課の内倉浩支課長は「コロナ感染拡大防止のために縮小しての開催となりましたが、都内にもリピーターがいるのは、長きにわたり秋川のトウモロコシの品質の高さを守ってきた生産者のたまものです。どこにも負けない自信があるので、JA管内の野菜をより一層PRしていきたいです」と話しました。
(写真:朝取れトウモロコシが並ぶ店内)


<職場体験学習など受け入れ>
 秋川ファーマーズセンターは6月30日から7月2日までに、あきる野市立西中学校2年生2人の職場体験学習と、6~8日の3日間、都立秋留台高校2年生6人のインターンシップ(就業体験)を受け入れました。
 JAの各経済センターとファーマーズセンターでは地域農業やJAに理解を深めてもらうため、毎年インターンシップや職場体験学習を受け入れています。
 昨年は新型コロナの影響で実施されませんでしたが、今年は感染予防対策をしっかり行い実施。職場体験学習に参加した生徒たちは、使用後の買い物かごの消毒やビニール袋の準備、宅急便配送の補助などを行い、店舗出口では来店客一人一人に元気な挨拶で対応しました。
 生徒は「地元の直売所で興味があり、実際に働けて仕事を楽しく体験できました」と話しました。
 濱名敬春センター長は「生徒は皆、非常に真面目で真剣に取り組んでくれました。この体験で農家の苦労を知って農業を身近に感じてもらい、この経験をこれからの生活の中で生かしてほしいです」と期待しています。
(写真:宅配用トウモロコシを冷蔵庫に保存する生徒)


<野口農園児童の社会科見学を受け入れ>
 JAあきがわ監事で都指導農業士の野口隆昭さん(65)、雅範さん(36)親子が経営する野口農園は7月6日、日の出町立本宿小学校の社会科見学を受け入れました。3年生70人が参加しました。社会科見学への協力は、児童が野菜の知識を学び、自然や農業への興味・関心を高め、農家の仕事を知ってもらうことが目的。
 見学は地元でどのような農産物が生産されているか、どのような栽培施設があるかを知る総合的な社会科の食農教育授業の一環です。
 雅範さんが、トマト作りの概要やハウスで通年栽培し、日の出町ふれあい農産物直売所やJAの直売所、インターネットで販売していることなどを説明。児童は、ハウスで栽培中の大玉トマトや開閉するハウスの屋根などを見学しました。トマトの大きさや形の違い、天気やハウス内温度によって屋根を開閉することや、なぜ藁が敷いてあるかなど教わりました。質問コーナーで児童は「なぜトマトを作っているのか」「仕事をする中で一番うれしいことは何か」などと熱心に質問しました。実際に完熟堆肥は匂いがしないことを嗅いで確かめ、トマトの世話の仕方やトマト作りに使う機械、農家の仕事を勉強しました。仲間外れの野菜当てクイズでは、トマト、ニンジン、ナス、ジャガイモの写真パネルを見せ、答えと理由を話しあいました。パネルを裏返すと現れた花の写真に、ニンジンの花だけが違うことに児童は盛り上がりました。
 雅範さんは「見学を通して、実際に野菜が育つ様子を見て学び、農業の大切さを学んでほしい。今後も食農教育の手伝いを続けていきたい」と話します。
 金丸茉莉子主任教諭は「児童は野口さんに会うのをとても楽しみにしていました。児童の地域を見る目に広がりを持たせるような学習指導をしていきたいです」と語りました。
(写真:トマトハウスを見学する児童)


<支店の畑で無農薬野菜収穫>
 東秋留支店は6月25日、支店の畑で栽培した夏野菜などを収穫しました。同支店では毎年、駐車場の一角の小さな畑を活用し、職員が季節ごとに野菜を栽培しています。
 農作業を通し、JA職員が農業の知識を深め、生産者の苦労を体験するのが目的。  今年は5月に地元生産者から苗の提供をうけ、キュウリやナス、中玉トマトなど5種類を定植しました。定植前に各野菜専用の肥料を畑にまき、マルチを張って準備をしました。
 清水茂樹支店長は「無農薬、無消毒で作った野菜をたくさん収穫出来てうれしいです。農業の知識を深めるために、今後も野菜作りを続けていきたいです」と話しました。
(写真:キュウリを収穫する職員)


<花売り場を華やかに>
 JA営農部会花き部は6月30日、本店で切り花情報交換・勉強会を初めて開いきました。コロナ禍で視察などが中止となり情報交換の場が無くなっていたため、勉強会を開き切花生産者同士が情報交換することで、生産意欲を向上させ、直売所の切花売り場を盛り上げることが目的。
 JA管内直売所に切花を多品目出荷する田中克博さん(50)が講師となり、花き部員8人とJA役職員が参加しました。
 田中さんはこれまでに培った切花の栽培方法と花束づくりについて講義しました。参加者は、花を入れるバケツの統一やPOP(店内広告)の書き方などの売場づくりについても学びました。田中さんと参加者が準備した切花を使い、色味やボリューム、販売価格などを相談しながら、1人3束ずつ花束作りを実践しました。
 同部の野島崇部会長(48)は「最近はコロナの影響で情報交換の場も少ない中、田中さんの協力で勉強会を実施できてよかったです。会員一人ひとりの生産量は多くないが、来店客が選べるようさまざまな花を出荷し、売り場を華やかにしていきたいです」と話しました。
(写真:花束づくりを教える田中さん(左から2番目)と学ぶ部会員)


<トウモロコシ職員家族が収穫>
JAは7月3日、同市の畑でJA職員家族を対象にした秋川地区特産のトウモロコシ収穫体験会を初めて開きました。
この日収穫したのは、3月下旬に2021年度新入職員が農業体験で播種(はしゅ)した「ゴールドラッシュ」。株間35センチメートル、畝間90センチメートルの2条植えで約50メートルのマルチ5列分、約1500株から収穫しました。17年度から新採用職員の農業研修を、耕作が困難な組合員の畑を借りて低利用農地解消も視野に入れて行っています。JAの谷澤俊明専務と指導経済部職員が、収穫適期のトウモロコシの株から雄しべをカットして収穫の目安にしました。畑を訪れた職員家族は、新型コロナの感染対策をして、トウモロコシが高い壁となった通路に家族ごとに入り、雄しべのカットされた株からトウモロコシを収穫しました。
 家族で参加した職員は「子どもは保育園でのサツマイモ掘りのように、トウモロコシが土の中から出てくると思っていたらしく、茎についていることに驚いていました。子供がどのようにトウモロコシがなっているのかを知る、貴重な体験ができてよかったです」と話しました。
 坂本勇組合長は「コロナ禍で職員に対しての催しが何もなかったので、良い機会になりました。職員の希望の声を聴いていきたいです」と話しました。
五日市街道は「トウモロコシ街道」として有名。夏になると街道沿いは一面のトウモロコシ畑が広がります。
(写真:トウモロコシを収穫する職員家族)


<地場産触れて学ぼう>
 JAは6月26日、秋川ファーマーズセンターに隣接する市民農園で第4回あぐりスクールを開きました。9家族27名が参加しました。
 JA職員5人の指導の下、参加者はジャガイモやニンジン、タマネギの収穫とサツマイモとモロヘイヤの定植をしました。ジャガイモは傷をつけないよう手で土を掘り起こし収穫しました。参加者は3月に植えたジャガイモが、たくさんできたことに喜びました。
 JA営農生活課の内倉浩支課長が、サツマイモの植え方によってできるイモの大きさと個数が違うことを説明し、定植方法を指導しました。
 参加者は、今回参加できなかった青壮年部員の井草新一さん(57)が用意したキュウリを土産に持ち帰りました。
 次回は8月28日にダイコンの播種(はしゅ)、ハクサイの播種、のらぼう菜の播種、ブロッコリーの定植予定です。
(写真:サツマイモを定植する参加者)


<児童の田植え 職員が手助け>
 日の出支店は6月24日、食農教育推進の一環として、次世代を担う地域の児童に食への意識・関心を養ってもらうため、日の出町立平井小学校の稲作体験教育に初協力しました。4年生の児童はJA青壮年部役員で同町で青木農園を営む青木崇さん(46)の水田を訪れた同小学校2クラスの児童62人に田植えの指導をしました。青木農園では10年以上前から、稲作体験教室に協力しています。
 同小学校は田植え実習を総合的な学習の時間の授業の一部として行っています。児童に農業体験を通じて日頃食べている米の知識や食べ物への興味・関心を高め、実際に体験し学ぶことが目的です。
 地域コーディネーターや地域ボランティア、教諭の指導で、児童は裸足で田んぼに入って一列に並び、一直線に張ったロープの目印に合わせて「キヌヒカリ」の苗を植えました。最初は一人一人のペースが合わず差が出ていましたが、慣れてくると全員が同じペースでスムーズに作業を進めました。支店職員は苗を植える位置を教えたり、苗を渡したりしてコミュニケーションを取りながら、児童の田植えの補助をしました。
 青木さんは「田んぼに入ることが初めてだろうし、貴重な体験だと思います。良い思い出になったと思います」と話しました。児童は「楽しかったです」「また来年もやりたいです」など笑顔で田植えを行いました。
 今後は、秋にかかし作り、稲刈り、脱穀体験、年末にはおにぎりパーティーを行う予定。
 JAは今後も地域の児童に農業体験などを通じてさまざまな事業に協力していきます。
(写真:一列に並び田植えをする児童ら)


<おいねのつるいも収穫始まる>
 東京都檜原村のJAあきがわ組合員の大久保安廣さん(69)の急斜面の畑で、江戸東京野菜で同村数馬地区伝統のジャガイモ「おいねのつるいも」の収穫が始まっています。
 標高650メートル以上の同地区は、村の中でも気温が低く、収穫時期が1週間から10日ほど遅いです。青々とした葉が一面に生い茂る壮観な風景は収穫本番をむかえる7月上旬まで続きます。
 大久保さんは「畑を耕すのも、ジャガイモを掘るのも大変ですが、おいねのつるいもを多くの人に楽しんでもらいたいです」と話します。
 村は、特産「檜原馬鈴薯(ばれいしょ)」として有名なジャガイモ産地。ジャガイモは品種ごとに花色が異なり、江戸東京野菜の「おいねのつるいも」「男爵薯」は薄ピンク色、同村在来種の「赤ジャガ」「メークイン」は紫色、「キタアカリ」は濃ピンク色、「とうや」は白色など、初夏には彩りも楽しめます。
 平坦な農地がほとんどなく急峻な土地が多い村は、水はけが良いためおいしいジャガイモ栽培に最適。しかし、2008年に同村でジャガイモにベト病が発生し、壊滅的な状態となりました。この経験を踏まえ、JAと行政が連携し、地域農業者の所得増大と生産量拡大に貢献する目的で、16年から「ジャガイモ栽培講習会」を開いています。さらに、粉状そうか病やそうか病などの発生が生産上の大きな問題となっていたため、現地実証展示圃(ほ)を設置。各種資材の効果を試験し、肌質と食味で高評価を得ました。
 JAの宇田俊史理事は「今年も良いジャガイモが収穫できました。JAと行政が連携し、ブランド化や地域農業の活性化などさまざまな課題の解決に取り組んでいきたいです」と話しました。
 村特産のジャガイモの増産を目的に、「檜原地区じゃがいも栽培組合」が17年4月に再発足し、収量増大と知名度の向上に取り組んでいます。
(写真:ジャガイモを収穫する大久保さん)


<野菜作りコーンなに大変>
 JAは5月22日、秋川ファーマーズセンターに隣接する市民農園で第3回あぐりスクールを開きました。8家族28人が参加しました。
 JA青壮年部の山下裕さん(49)と小澤揚徳さん(41)が参加者に畑の除草やニンジンの間引き、ヤングコーンとレタスなどの農産物の収穫方法を指導しました。
 山下さんはトウモロコシの茎を傷めずにヤングコーンを収穫するコツや、ヤングコーンを取ることで残したトウモロコシに養分を集中させることなどを参加者に説明しました。参加者は熱心に話を聞いた後、ヤングコーンを下に折るように欠き取りました。ニンジンの間引きでは、マルチの穴に3本生えたニンジンを、周りの土を親子で押さえながら1本に間引きしました。
 JA営農生活課の高水亮二主任は「今年は除草作業も体験してもらいました。おいしい野菜を収穫するためには、大変な作業もあることを知ってもらい、子どもたちに農業の尊さを感じてほしいです」と話しました。
(写真:ヤングコーンを収穫する参加者)


<ルバーブ斜面に・夏の風物詩として認知度アップ>
 東京都檜原村の急斜面の畑に育つ、濃緑色のルバーブが収穫期を迎えています。5月末からJAあきがわの各直売所や同村土産直売所の山の店などで1袋(400グラム)324円(税込)で販売。JAの直売所では、夏の風物詩として認知度が高まっています。
 村では、猿やイノシシによる作物の被害が深刻な問題となっており、農業者の減少が懸念されています。対策として、獣害に強い農産物の生産を試み、2000年に神奈川県から10株のルバーブ苗を譲り受け、栽培普及に乗り出しました。ルバーブの葉は動物が嫌うシュウ酸を含むため、畑を荒らされる心配が少なく獣害対策となり、標高が高くて平均気温が低い同村は、シベリア原産のルバーブに生育適正があると考えました。
 ルバーブはフキのような見た目で、特有の香りと酸味を持つタデ科の野菜。主に葉柄を食用とし、ジャムやパイ、ジュースなど果実同様に調理します。カリウムやカルシウムが多量に含むため、近年では健康食品としても注目され、需要が高まってきています。
 同村笹野地区で野菜を栽培するJA組合員の野村誠さん(86)は、約10年前に数株の苗から栽培を開始。株分けしながら増産に取り組んでいます。収穫期は霜の降りる11月ごろまで続きます。野村さんは「秋になると茎が濃い赤色に変わり、色も楽しめます。甘酸っぱくておいしいジャムは簡単に私にも作れるので、ぜひ試してほしいです」と笑顔で話します。
 都内イベントの同村物産コーナーやJA東京アグリパークなどにもルバーブを提供し、地域農業の重要性・必要性のPRもおこなっています。
(写真:ルバーブの育ち具合を確認する野村さん)


<地元児童に 田植え指導>
 JA理事の山本典宏さん(67)は5月24日、あきる野市立屋城小学校の児童を対象に田植えを指導しました。5年生46人と教諭4人が参加しました。
 同校は総合授業として稲作農業体験を取り入れています。JAは毎年、次世代を担う地域児童に食への意識、関心を養ってもらうために協力しています。昨年は新型コロナウイルスの影響で、田植え体験は中止となりましたが、今年は児童らの安全に細心の注意を払い、もち米「マンゲツモチ」を植えました。今後は稲刈りや脱穀、餅つきを予定しています。
 JA職員は同校の教諭・児童たちと協力して田植え体験をし、農業への関心をさらに深めました。
 野田浩美主幹教諭は「子どもたちに稲作体験を通して、二つのことを学んでほしいです。山本さんや地域の方々の支えがあり日々の教育活動が成り立っているという感謝の気持ちと、日本の主食であるお米が稲を植えてから食卓に並ぶまでの一連の流れについて学んでほしいです」と話しました。
 山本理事は「コロナの影響でさまざまな行事が中止となる中で、田植え体験ができてよかったです。いつも食べているお米がどのようにできているかを学び、食の大切さを学んでほしいです」と話しました。
(写真:田植えを指導する山本理事(左から3人目))


<イベント用野菜地元住民に提供>
 JAは5月23日、JA組合員が栽培した「あきる野産の新鮮野菜」を、日本山岳スポーツ協会主催の日本山岳耐久レース「第13回ハセツネ30K」大会に提供しました。
 23日に開催予定だった大会には1200人以上がエントリーしていましたが、新型コロナウィルスの影響で中止。同大会実行委員会と同レース五日市協力会は同日、参加賞として用意した「あきる野産の新鮮野菜」、ロメインレタスとレタス400個、新ジャガイモ100袋を、会場近くの同市小和田自治会館で地元住民に配りました。
 翌24日には、参加賞のレタスなど1000個を同市社会福祉協議会に寄贈。野菜は社協を通して市内の保育園や介護施設などに届けられました。
 同大会の遠藤弘之実行委員長は「毎年、大会に協力し応援してくれる地元住民に、地場産野菜を配ることで少しでも恩返しができたらうれしいです」と話しました。
(写真:参加賞の新鮮野菜を配る五日市協力会)


<唯一の水田で田植え・標高が高い所で作る幻の米作り>
 JAあきがわ組合員で林業の傍ら水稲栽培を担う田中惣次さん(74)は5月31日、東京都檜原村笹野地区の村唯一の水田で田植えを行いました。
 田中さんの家族ら6人は、育苗箱43箱に10センチ以上に育ったうるち米「キヌヒカリ」と「ゆみあずさ」、もち米「マンゲツモチ」の苗約4万株を23アールの水田に、小型田植機と手で半日かけて植えました。村の短い日照時間と耐冷性を考え、今年から「ゆみあずさ」を導入。田中さんの孫たちは欠株の補植など、元気に作業を手伝いました。今後は、夜間に冷たい沢の水を水田に入れ、翌朝に水を止める水位管理と、防虫・除草作業に追われます。
 田中さんは「本業の林業を続け、水を育むなど多面的機能を発揮してさまざまなSDGs(持続可能な開発目標)に貢献している森林を守ることで、良い水を水田に供給できます。東京の最も西に位置し、標高が高い所で作る幻の米作りを知ってもらい、気候変動などの問題に興味をもつきっかけになればうれしいです」と話します。
 田中さんは1954年から水稲栽培をしていますが、面積が狭いためトラクターや大型の田植え機などは使えず、負担が大きいです。以前は村に数か所あった水田も、現在はここだけとなりました。2016年2月には、同地区で土砂崩れが発生し用水路が断たれ、17年は田植えを断念。18年4月に新たに用水路を整備し、水田が復旧し田植えを再開しました。村民からは「この水田風景は村の宝。残して欲しいです」と望む声が多いです。
(写真:「田植え機で植えるようになってずいぶん楽になりました」と話す田中さん)


<花壇利用し芋苗植える>
 増戸支店は5月11日、支店の花壇にサツマイモの苗を定植しました。農作業を通し、JA職員が農業の知識を深め、生産者の苦労を体験するのが目的です。順調に生育すれば10月に収穫予定です。
 同支店では、毎年花壇の一部を畑として活用し、市特産の「のらぼう菜」などの野菜を栽培しています。今年は夏野菜のミニトマトやエダマメの栽培に初挑戦中で、例年にも増して力を入れています。昨年11月に定植したタマネギは順調に生育しています。
 神尾啓介支店長は「収穫するのが楽しみです。今後もさまざまな野菜に挑戦したいです」と話しました。
(写真:サツマイモ苗を定植する職員)


<期待の新星! 田中圭吾さん>
 東秋留地区の田中圭吾さん(41)は2020年10月に就農。小松菜やホウレンソウなど10種類の野菜を栽培し、主にJAの秋川ファーマーズセンターに出荷しています。
 就農のきっかけは、同市ソフトボールチームの捕手会でJAのチームから誘われ、練習に参加するようになったことです。仲間の話を聞くうちに農業に興味が沸きました。半導体の商社に勤務していましたが、退職を決めたことを機に、チームメイトへ相談しました。農水省の「農の雇用事業」を活用し、チームメイトである先輩農家の下で2年間、研修を積みました。
 田中さんは「研修先の畑では新たな気付きや驚きがあり、新鮮な日々を過ごすことができました」と振り返りました。
 現在は時季の野菜を中心に露地栽培し、試行錯誤しながら農業に励んでいます。直売所に出荷している今が旬の春ダイコンは出来が良く、午後には売り切れています。
 今後は研修で習っていないナスとオクラの栽培に挑戦します。大勢いる仲間の農家が相談に乗ってくれることも、安心して農業に取り組める理由の1つです。
 田中さんは「失敗しても必ず次に繋がるから、失敗は怖くありません。育苗ハウスと生産ハウスを建て、安定供給を目指したいです」と意気込みました。
(写真:自慢の小松菜を収穫する田中さん)


<焼酎造り始まる>
 JAあきがわ青壮年部は4月21日、日の出町の圃場(ほじょう)で、加工用トウモロコシのデントコーンの播種(はしゅ)をしました。同部の新旧役員9人が参加しました。
 この活動はコロナ禍でイベント自粛が続くの中、多くの部員と関わりが持てる加工品作りを同部役員が提案しました。使用する農林畜産物や何を作るかを検討し、管内の特産品の1つであるトウモロコシを使った焼酎造りを企画しました。焼酎に向くデントコーン栽培の経験が無い部員らは、栽培方法について管内の酪農家や普及センター、営農顧問に相談しました。品種や栽培時期を決め、酪農・養鶏を営む部員の堆肥で土づくりをしました。
 品種の異なるデントコーンの子実を交ぜることで焼酎の味が良くなると聞いた部員らは、「スノーデント118R」と「スノーデント110」の2種類を播種しました。26日に同部員3人が「ゲザノンゴールド」で除草処理をしました。
 今後は除草や中耕などの栽培管理し、収穫したトウモロコシ子実を酒造会社へ持ち込み、委託製造する予定です。
 活動を統括する同部役員の長屋太幹さん(39)は「毎年スイートコーンは作りますがデントコーン栽培は初めてなので、皆で相談しながら成功させておいしい焼酎を作りたいです。コロナ禍でイベントでの農産物直売ができませんが、加工品で管内農業を盛り上げたいです」と話しました。
(写真:トウモロコシの種をまく青壮年部員)


<生産者が丹精 野菜苗を販売>
 日の出経済センターぐりむは4月24、25日の2日間、野菜苗の特別販売を行いました。
 近隣のホームセンターなどでは早期から苗の販売している中、JA管内の苗生産者が地域の気候と購入者のことを考え、植え付け適期にあわせて販売日を決定し、苗を生育しました。ナス、キュウリ、ピーマン、トマト、カボチャ、シシトウなど全11種類を1本120円(税込)で販売しました。
 新型コロナ禍で、家庭菜園やベランダ菜園を始めた人が増えたことで、各センターでの苗や種の人気が高まり需要が増えています。定番野菜以外にいろいろな野菜の苗を購入し、試す人が多くなりました。今年も苗の販売を心待ちにしていた来場客が、販売開始時間前から会場に並び、にぎわいを見せました。
 会場で職員と苗生産者が良い苗の選び方や植え方などをアドバイスし、ナス・トマト・キュウリの育て方のリーフレットを配りました。
 家庭菜園初心者だと話す来場者は、「昨年は家族みんなで家庭菜園を楽しみました。初心者ですが、このナスの育て方を読んでしっかり作りたいです」と話しました。定番の苗の他、家庭菜園向けの中玉・ミニトマトやオクラの人気も高く、2日間で約400人が来場し、約5500本の苗を販売しました。
 苗生産者の馬場敏明さん(64)は、栽培アドバイザーとして、会場で来場客の対応におわれました。馬場さんは「販売日に苗の成長を合わせるのは大変な作業ですが、丹精を込めて作った苗を育ててもらい、おいしく野菜を食べて、育てる楽しみと地域農業の大切さを感じてもらいたいです」と話しました。
(写真:苗を求める客で賑わう特別販売会場)


<支店で作成6年目>
 五日市支店は、6年目となるグリーンカーテン作りに取り組んでいます。グリーンカーテンは、窓から入る直射日光を遮り、室内温度の上昇を抑えることでエアコンの使用を減らすなどの節約・省エネ効果や、植物が根から吸った水分を葉から蒸発させて、周りの熱を奪うなどの効果があります。地球温暖化対策としてはもちろん、お客様に涼しさや癒しを感じてもらうことが目的です。
 今年は4月19日にパッションフルーツ、オカワカメ、ゴーヤの育成を始めました。
 毎年、山﨑髙治さん(84)から栽培方法の指導を受け、立派なグリーンカーテンを完成させています。今年も指導をよく守り、例年以上のグリーンカーテンの完成を目指しています。食べごろになった実や葉の収穫を同支店職員は楽しみにしています。
 市川誠司支店長は「コロナ禍ですが、少しでも癒しを提供できればうれしいです」と話しました。
(写真:パッションフルーツの苗をネットに誘引する山﨑さん)


<野菜づくり 親子楽しむ>
 JAは4月10日、秋川ファーマーズセンターに隣接する市民農園で第2回あぐりスクールを開きました。9家族27人が参加しました。親子に農作業を楽しんでもらうことで自然や農業への興味や関心を高めることなどが目的です。今年度は新型コロナウイルス感染拡大防止を徹底し、3月に開校しました。
 JA職員7人とJA青壮年部員の笹本善之さん(38)、山下裕さん(49)の指導のもと、参加者はのらぼう菜の片付けやトウモロコシの間引き、レタスとネギの定植、ジャガイモの土寄せを体験しました。
 笹本さんは、ネギの簡易移植機(ひっぱりくん)を実演し「以前は1本1本苗を植えていましたが、今は機械で簡単に植えることができるようになりました」と説明しました。簡易移植機を体験した参加者は「引っ張るだけで植えられたので楽しかったです。昔の農作業の苦労が分かりました」と話しました。
 参加者は、今回参加できなかった青壮年部の井草新一さん(57)から届いたミニトマトを土産に持ち帰りました。
(写真:ネギの定植を行う参加者(右))


<特定生産緑地 個別相談会 JAが会場を提供>
 JAは4月14日から16日までの3日間、あきる野市役所が開いた特定生産緑地制度個別相談会に、JA本店を会場として提供しました。JAでは組合員が生産緑地法の改正で不利益を受けないよう相談窓口を常設しています。普段から組合員とつながりのあるJAを会場として市に提供することで、多くの相談者が訪れてもらうのが目的としました。昨年3月に予定していた説明会が新型コロナウイルスの影響で中止となり、今回は感染防止対策を徹底し、予約制の個別相談会として開きました。
 3日間で17組21人の相談者が来店し、同市役所職員とJA職員が対応しました。
 参加した相談者は「早めに相談できて良かったです。将来の土地利用をよく考え申請したいです」と話しました。
 旧秋川市で1992年11月に生産緑地を指定した農地の特定生産緑地指定申請期限は2021年7月末までとなります。生産緑地指定から30年を迎える前に特定生産緑地に指定しなければ、固定資産税の段階的な増加や、次の相続時に新たに相続税納税猶予を受けることができません。
(写真:説明を受ける相談者(左))


<ウコッケイ 春ひな配布>
 JAは4月9日、JAの各経済店舗で春ヒナの配布を行いました。毎年2月に管内の養鶏農家から注文を受け、春先から初夏の間に配る事業です。
 経済店舗の職員が、東京都農林水産振興財団青梅畜産センターでひなを引き取り各店舗へ持ち帰りました。15人の生産者が「東京うこっけい」「ロードアイランドレッド」の2種、計215羽注文しました。
 ひなを迎え入れた東奏子さん(41)は「元気なひなを選びました。早く大きくなって卵をたくさん産んでほしいです」と話しました。
 「東京うこっけい」は同財団が品種改良して誕生させた東京のブランド鶏。一般的な烏骨鶏(うこっけい)より2倍以上の産卵率があり、飼糧効率も高いため、収益性が高い鶏として都市農家に普及しています。 (写真:ヒナを引き取るJA職員)


<「東京おひさまベリー」味わって・大粒で甘さも格別>
  あきる野市のJAあきがわ理事の山本典宏さん(67)は、露地栽培用イチゴ「東京おひさまベリー」、「宝交早生」などの収穫に汗を流します。
 山本さんは「東京おひさまベリー」を600株、「宝交早生」などを900株栽培し、日に約5キログラムを収穫してJAの秋川ファーマーズセンターに出荷します。収穫は5月中旬まで続きます。
 「東京おひさまベリー」は(公財)東京都農林水産振興財団「東京都農林総合研究センター」で開発され、2019年3月に品種登録された東京オリジナルの露地栽培用イチゴ。従来の露地栽培用品種と比べて糖度が高く光沢があり、果実のサイズが約1.4倍と大粒で、果皮・果肉ともに軟らか過ぎず傷みにくいのが特徴。
  山本さんは、昨年120株を栽培し、鶏卵ほどもある大きくておいしいイチゴができたと手応えを感じていました。ランナーを発生させて600株を育苗し、10月に定植しました。山本さんは「1月の降雨不足の影響で収量はやや少なめですが、甘さと酸味のバランスの良いおいしいイチゴができました。露地栽培の大きい真っ赤な完熟イチゴを味わってほしいです」と話します。

(写真:東京おひさまベリーを収穫する山本さん)


<新人職員 農業学ぶ>
  JAあきがわは4月5、6日の2日間、日の出町の馬場敏明さん(64)の圃場(ほじょう)で2021年度新採用職員3人を対象に農業体験研修を開きました。同研修は自己改革の一環で、農業生産者と触れ合い、組合員の農業・農家経営に対する考え方を体得することが目的。
 JA理事で都指導農業士も務める馬場さんは職員に対して、生産者の思い、生産者が栽培した安全・安心な地場産農産物の良さや直売所を通じた地産地消の重要性、農産物の生育過程について説明しました。
 農業未体験の職員が農業や組合員に向き合い、農業に対する意識を高め、地域農業を担う組合員を知ることで地場産農産物の良さを知り、多くの人に紹介できるようになり、地産地消につなげています。
 馬場さんは長男の貴之さん(35)と共に、ピーマンやトマトの苗ポットの間隔を広げるスペーシング、セルトレイにレタスの鉢上げなどの指導をしました。
 職員の関口翔さん(22)は「始めは積極的に動くことができませんでいたが、徐々に動くことができるようになりました。先のことを考えることの大切さを学びました」と話しました。
 貴之さんは「社会人1年目だとわからないことが多いと思うが、自分から聞くことができるようになれると良いです。職場に戻っても積極的に行動してほしいです」と話しました。
(写真:レタスの定植を指導する貴之さん(右))


<限定商品 特別価格で販売>
  あきる野市の二宮商栄会は4月4日、同市の長谷川商事前で「二宮マルシェ」を開きました。東秋留支店は支店管内の堀江園のイチゴや秋川ファーマーズセンター限定商品のドレッシングなどを特別価格で販売し、イベントを後援しました。JAは自己改革の一環で地域の活性化に協力するコミュニティ事業を行っています。
 同イベントは、同市小川産の「コシヒカリ」で仕込んだ純米酒「八重菊」第3弾の販売に伴い開催。八重菊の酒かすを使った「酒かすまんじゅう」や「おつまみセット」を求め、多くの地域住民が訪れました。堀江園のイチゴは就農1年目でありながら味、形がよく地域住民に好評でした。さらに今年からロードバイクの試乗を始め、同イベントを一層盛り上げました。
 清水茂樹支店長は「二宮商栄会や地元農家、地域住民が一体となって盛り上がるイベントに参加することで、地域に密着したJAをアピールできました」と話しました。
(写真:秋川ファーマーズ限定商品を販売するJAの東秋留支店職員(左))


<新採用職員 農業を体験>
  JAあきがわは3月29日、あきる野市の畑で農業体験研修を開き、2021年度新採用職員3人を対象に秋川地区特産のトウモロコシの播種(はしゅ)などを行いました。
 慢性的なトウモロコシの品不足解消の他、新採用職員の農業への理解を深め、農家と交流することが目的で、17年度から行っています。耕作が困難な組合員の畑を借り、低利用農地解消も視野に入れています。
 直売所運営委員会秋川地区出荷部会の会員6人とJAの谷澤俊明専務、指導経済部職員4人が指導を担当。谷澤専務と職員があらかじめ張っておいたマルチの穴に新採用職員が「ゴールドラッシュ」の種を2粒ずつまき、農ポリシートをかぶせてトンネルを作る作業などしました。新採用職員の山田由香里さん(25)は「慣れない作業をし、農作業の大変さと農業の大切さを学ぶことができました」と話しました。指導した谷澤専務は「見習い期間を終えると3カ月後には正式な職員となります。自分で種まきしたトウモロコシと同様大きく成長してほしいです」と話しました。
 五日市街道は「トウモロコシ街道」として有名。夏になると街道沿いは一面のトウモロコシ畑が広がります。
(写真:管理機で土寄せをする新採用職員(左から2人目))


<レジ袋収益金管内社協に寄付>
  JAは3月26日、あきる野市の本店でJA各経済センターと直売所でのプラスチック製レジ袋の収益金を、あきる野市社会福祉協議会の倉田克治会長に渡しました。管内の檜原村、日の出町の社会福祉協議会にも同月下旬、JAが出向き渡しました。
  JAは自己改革の一環で、使い捨てプラスチックの使用を減らして環境保全の役割を果たし、社会的評価を高めることで経営基盤の強化が目的。レジ袋の売り上げを、環境保全事業や社会貢献活動などを行う団体に寄付することを決めました。
  プラスチックごみの削減を目指し、国がスーパーなどの小売業の事業者に対し、プラスチック製買物袋の有料化(無料配布の禁止)を法令で義務化する考えを示したのを受け、2019年8月1日から各経済センターと直売所でレジ袋の無料配布を中止しました。
  各経済センターや直売所のポスター掲示の他、JAの広報誌「せせらぎ」やホームページなどでエコバッグやマイバッグ持参への協力を呼び掛けました。希望者にはレジ袋をS・M・Lのサイズにかかわらず1枚一律5円で販売しました。
  JAの坂本勇組合長は「買物袋を携行する習慣が浸透してレジ袋の売上は下がり、環境問題やライフスタイルを考える機会が増えて理解が深まってきました。JA管内の各社協に今後もできる限り寄付をし、多方面から地域貢献活動をしていきたいです」と話しました。
  寄付金は地域福祉や地域ボランティアの活動費などに役立てられます。
  レジ袋有料化に伴い、2019年9月に各経済センターと直売所では、JA名入り特製コットンエコバッグの販売を始めました。特別価格1枚100円(税込)で販売中の軽くて丈夫な特製コットンエコバッグは多くの利用客に好評です。
(写真:寄付金を手渡すJA坂本組合長(左から2番目))


<のらぼう菜 販売好評>
 五日市支店は3月17日、支店前であきる野市五日市特産で江戸東京野菜の「のらぼう菜」の販売を始めました。JAの五日市ファーマーズセンターあいな「のらぼう部会」が生産したのらぼう菜を出荷最盛期の3月と4月の毎週水曜日に販売しました。多くの地域住民に購入してもらい、特産野菜をPRすることが目的。
 同支店管内産の50袋ののらぼう菜は1時間ほどで完売し、購入者に手渡したのらぼう菜レシピも好評だった。同日、増戸支店でも同支店管内産の20袋を販売し、早々に完売しました。
 新型コロナウイルス感染防止対策を行い、来店客や通りがかりに立ち寄った地元住民で大盛況でした。
 五日市支店の市川誠司支店長は、「新型コロナウイルス禍で人と会う機会が減っていますが、のらぼう菜販売を通して、地域住民にJAの活動と旬の味を知ってもらいたいです」と話しました。
 昨年は新型コロナの影響でイベントなどがほとんど中止となってしまったが、JAは地域のイベント時には各金融店舗で農産物を販売し、PRに取り組んでいます。
  (写真:のらぼう菜を手渡す市川支店長(左))


<間伐材のまき需要高まる>
 あきる野市のJAあきがわ組合員、下深沢孝司さん(76)は、まき作りに忙しいです。 下深沢さんは秋から冬にかけて近くの山から切り出した間伐材や伐採樹をまきにして、JAの五日市ファーマーズセンター「あいな」で販売しています。
 3月3日には、主にナラやクヌギなどの長さと太さがさまざまな間伐材約4トンが運び込まれました。間伐材をチェーンソーで長さ約40センチメートルに切断し、油圧式まき割機で太さ直径10センチメートルほどに割っていきます。油圧式まき割機を5年ほど前にJAで購入し、農閑期で間伐や伐採が増える冬のアイテムとして愛用しています。針葉樹、広葉樹など樹種は問わず、敷地内の薪棚でしっかりと乾燥させてまきにします。以前は、針金で束ねて販売していましたが、持ち運びのしやすさや、貯蔵のしやすさやから段ボール箱(宅配120サイズ、A式ミカン箱)に入れて1箱500円で販売するようにしました。秋冬シーズンは薪ストーブの燃料として、春夏はキャンプやバーベキュー用として、年間を通して需要が高まっています。
 下深沢さんは「間伐材の地産地消を行うことで、地元の環境管理と地域活性化につなげたいです」と話しました。
(写真:まきを切断する下深沢さん)


<准組のニーズ教えて 直売所など4店モニター募集>
 JAあきがわはJA自己改革での重要な取り組み事項「准組合員の位置付け明確化」の具体的な実践として、経済センターと農産物直売所計4店舗のモニター募集をしています。
 対象者は同JAの組合員で、利用頻度や性別などを考慮し、准組合員を含めた約10人を選びます。准組合員が必ずモニターに参加することで、意見が経営に反映するよう配慮しました。
 モニターの意見を集約してニーズに沿った店舗運営を進めるとともに、より魅力的な店舗作りを行うことが目的。
 各センターでポスターを掲示する他、JAホームページやインターネット交流サイト(SNS)、広報誌で幅広く告知します。JAはモニターのアンケートと懇談会形式で、センターに期待する事業やイベントの要望、従業員と店舗の雰囲気の評価などの意見を基に、運営改善に向けた対応を検討します。
 既に金融店舗では、准組合員をメンバーに加え、運営協力委員会を組織化し、活動を始めています。
 同JAの坂本勇組合長は「准組合員には正組合員と共に各種活動に参画してもらい、地域に必要とされる魅力あるJAを目指したいです」と話しました。
  (写真:モニター募集のポスターをPRする職員)


<営農支援センターで農機具無料点検を開催>
 JAあきがわは3月10日から21日までの12日間、営農支援センターで農機具無料点検を行いました。専門知識が必要な農機具点検を無料で行い、作業効率向上や農作業による事故を未然に防ぐことが目的。
 多くの組合員へ利用を促すため、管内店舗へちらしやポスターを掲示し周知を行い、平日だけではなく休日にも持ち込めるように長期間行いました。
 期間中は組合員92人がトラクターや耕うん機などの農機具を持ち込み、営農支援係の職員が計217台をオイル交換など点検しました。点検中に修理が必要なものは、同センターで預かり、部品交換などの対応に当たりました。
 来店した堀部直行さん(76)は「ポスターで開催を知り、早速持ってきました。無料で丁寧に点検してもらえ、自分でできる簡単な手入れの仕方の相談もできてよかったです」と喜びました。
 JAは自己改革の柱として2016年度から営農支援事業を展開。組合員から「農機具無料点検を各地区で開催してほしい」と要望があり、17年度から各地区で開いている。前回は、2020年8月に、増戸支店や五日市支店で行い好評を得ました。来年度も無料点検を継続して行います。
  (写真:トラクターを点検する営農支援係職員(左))


<農業用廃棄ビニール回収>
 JAあきがわは3月15日、管内の農家19戸から農業用廃棄ビニールを121袋回収しました。農業で出るごみの適正処理が目的。各経済店舗で50リットルの回収専用袋を1袋30円で販売し、JAの秋川経済センターマイムで回収の際、組合員が1袋につき1000円を払い、JAが引き取りました。
 農業生産工程管理(GAP)認証を取得した組合員からの要望で、回収時にJAに提出する委任状に袋数の記入欄を設け、ごみの排出記録が残るようにしました。一度に大量に出る廃棄ビニールの処理ができ、組合員からは好評です。
 JA営農生活課の内倉浩支課長は「生分解性マルチなどの普及を進め農業もより一層地球環境に配慮していかなければならないです」と話しました。
 農業用廃棄ビニールの回収は、1997年から年2回行っています。JAでは生分解性マルチや耐久性の高い被覆資材の利用によるプラスチックごみの削減も促しています。
  (写真:廃棄ビニールを受け取る内倉課長(右))


<地元の親子 農作業体験>
 JAあきがわは3月6日、秋川ファーマーズセンターに隣接する市民農園で、2021年度あぐりスクールを開校しました。管内に住む親子に農作業を楽しんでもらい、自然や農業への興味、関心を高めることなどが目的です。
 昨年度は新型コロナウイルスの感染拡大で6月開校でしたが、本年度は感染防止対策を徹底し3月に開校しました。参加した7家族26人はジャガイモの定植やトウモロコシとニンジンの播種(はしゅ)などした他、五日市ファーマーズセンターあいな「のらぼう部会」の青木周一さん(55)の指導でのらぼう菜の収穫を体験しました。
 参加者は「播種したトウモロコシとニンジンがどこまで大きくなるのか成長が楽しみです。次のあぐりスクールが待ち遠しいです」と話しました。
  (写真:のらぼう菜を収穫する参加者)



令和2年度のニュース

<住宅ローンセンター新設>
 JAあきがわは3日、住宅ローンセンターを新規オープンしました。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、開所式はJA役職員のみで行いました。
 同センターを新設することで、営業力の強化と住宅販売業者紹介案件の事前審査受付事務を集中化することが目的。従来は、各金融店舗の融資担当者が事前審査受付をしていましたが、開所後は同センター職員が担当します。JAのホームページに事前審査申込書を掲載し、よりスピーディーに事前審査受付を行えるようにしました。
 同センター長を兼務する島崎明広業務推進部長は「住宅ローンセンターをオープンして、今までよりさらにスピードを重視して業務にあたっています。販売業者にとって便利な場所にしていきたいです」と話しました。
  (写真:来客を待つ職員)


<甲子園頑張って 球児へ米120キロ>
 JAあきがわは3月4日、JA管内にある東京都あきる野市の東海大菅生高校野球部を激励するため、米120キロと寄付金を贈りました。
 この贈呈は、同校が第93回選抜高等学校野球大会出場の32校に選ばれたことによるものです。昨夏(代替大会)、昨秋と負け知らずで東京を制し、6年ぶり4回目の選抜出場を決めました。
 これを受けJAは、産地直送取引を行っている新潟県のJAみなみ魚沼の「南魚沼産コシヒカリ」を贈りました。
 JAの坂本勇組合長は、「選抜出場は地域にとって誇らしいことです。おいしい米をたくさん食べて、甲子園で力強く戦ってきてほしいです」と激励しました。
 JAには同校の卒業生が職員として多く在籍しており、組合員はもとよりJAをあげて甲子園での活躍に大きな期待を寄せています。
  (写真:寄付金を贈る坂本組合長(左))


<のらぼう菜TVが取材>
  あきる野市五日市地区の特産、春の便り「のらぼう菜」の特集が、フジテレビの番組で8日に放送されます。番組は、毎週月曜日の午後9時54分~同10時に放送中の「四季彩キッチン」。
  撮影に協力したのは、JAあきがわ五日市ファーマーズセンターあいな「のらぼう部会」会員で、JA理事の甲野富和さん(58)。2月3日、甲野さんの圃場(ほじょう)で収録が行われました。
  同局は、甲野さんがとう立ちした主茎を折ったり、順次伸びた脇芽(花茎・側枝)を収穫したりする様子を撮影。甲野さんは、のらぼう菜の特徴や歴史、柔らかい茎の部分はほのかな甘味があることやお薦めの食べ方などのインタビューに答えました。昨年末から続く冷え込みと、雨の降らない状態が続いた影響で生育が遅れていましたが、1月末に降雨があり気温が上向いたことで、順調に伸び始めています。
  甲野さんは「寒かった分、おいしく育ちました。五日市特産ののらぼう菜を多くの方に味わってほしいです」と話します。
  江戸東京野菜にも登録されているのらぼう菜は、春が旬のアブラナ科の野菜で、収穫期は2月~4月。部会員はJAの直売所にのらぼう菜の出荷を始め、連日作業に汗を流しています。出荷のピークを迎える3月下旬には、JAの直売所などにずらりと並びます。利用客からは「くせがなく甘みがあっておいしい」と人気です。
  例年3月末に子生(こやす)神社で「小中野のらぼうまつり」、4月には同センターあいなで「のらぼう祭り」を開き、発祥地の本物の味をもとめて多くの客で賑わいます。
  江戸時代より五日市地区で栽培が続く伝統野菜で古文書も残っており、同市小中野にある子生神社に建立された「野良坊菜之碑」には、江戸時代の飢饉で救荒作物となったことが記されています。
  (写真:取材を受けるのらぼう部会の甲野さん)


<組合員支援に 肥料特価販売>
  JAあきがわは2月6日~8日の3日間、経済センターマイムと日の出経済センターぐりむ、五日市経済センターあいなで普通化成肥料8号20キロと高度化成肥料14号20キロの組合員特別価格販売を行いました。
 JAは毎月、組合員の支援のため、季節ごとの栽培カレンダーに合わせて肥料や除草剤などを特別価格で販売しています。専業農家から家庭菜園で肥料を使う組合員まで幅広く来店し、3日間で各肥料合わせて2585袋(約51トン)を販売しました。組合員の笹本善之さん(38)は、「低価格で良質な肥料を購入でき、経費の節減になるので助かります」と話しました。
(写真:購入した化成肥料を軽トラックに積み込む笹本さん)



<春苗準備始まる>
  日の出町のJAあきがわ理事で都指導農業士の馬場敏明さん(63)は長男の貴之さん(35)と2月1日、5月の大型連休(ゴールデンウィーク)にJA各直売所などで特別販売する野菜苗の種をまきました。
 ナス「千両二号」、長ナス「飛天長」、シシトウ「翠臣」、ピーマン「ニューエース」の種を各2000~3000粒まきました。2月中旬にはトマト、3月中旬にはキュウリなども播種(はしゅ)予定です。
 育苗トレーに土を入れて条間約5センチメートルで5本の浅い溝をつけ、その溝に種を筋まきしました。覆土後、かん水して新聞紙で覆い、トンネル被覆しました。発芽まで床温を20度以上に保ち、本葉が2、3枚に育ったら苗を10.5センチ(3.5号鉢)のポリポットに鉢上げ予定です。
 敏明さんは「家庭菜園を楽しんでもらうために、しっかりした苗作りに努めます。リピーターをさらに増やしていきたいです」と話しました。 。
(写真:育苗トレーに長ナスの種をまく敏明さん(左)と貴之さん)


<期限切れ農薬 空き容器回収>
 JAあきがわは1月18日~24日の7日間、各経済センターで登録失効や有効期限切れ農薬の回収を行いました。JAでは農業で出るごみの適正処理が目的に、年1回の回収を実施しています。9人が持ち込んだ34.4kgの使用期限切れの農薬や、農薬が付着している空容器を回収しました。25日に運搬業者へ渡し、当日に処分事業場へ届けられました。
 さらに、東京都農業生産工程管理(GAP)認証を取得した農家からの要望で、今年度から回収時にJAに提出する委任状に重量の記入欄を設け、ごみの排出記録が残るようにしました。
 秋川経済センターマイムに農薬の空容器を持ち込んだ組合員の田中真一さん(47)は、「期限切れ農薬と空き容器を適正に処理する機会があって助かりました。今後も活用したいです」と話しました。
 清水聡営農生活課長は「JAとして環境に配慮するために、農薬の適正処理を続けていきます」と話しました。
(写真:空容器を持ち込んだ田中さん(右)と受け取る職員(左))


<東京で頑張る新潟県人 「農業男子×総選挙」反響>
 JAあきがわの組合員、野崎智経さん(44)は1月26日、新潟日報おとなプラス(夕刊)の取材を受けました。
 同新聞の星裕水ライターは「JA東京グループ 農業男子×総選挙」をきっかけに、新潟県三条市出身の野崎さんを知りました。同市産のはさみや同市に本社を置くスノーピークのつなぎを農作業で使っていると紹介されている同サイトを見て、野崎さんの新潟愛を感じ、取材を申し込みました。
 取材では野崎さんの経歴や同県との関わりの他、「農業男子×総選挙」のエピソードなどについてインタビューをしました。2月1日の特集「都会で頑張る新潟県人」に野崎さんの記事が掲載されました。
 星さんは「『農業男子×総選挙』を見て、地元愛あふれる野崎さんのことを新潟県に発信したいと思い取材しました。これからも新潟愛を忘れずに東京農業を盛り上げてほしいです」と話しました。
 野崎さんは『農業男子×総選挙』の影響力の大きさを感じました。今の自分の姿を地元の家族に見せられる機会をもらえてありがたいです」と笑顔で話しました。
(写真:取材に応じる野崎さん(左))


<「野菜の日」に店舗外で販売>
 JAあきがわ本店は1月19日、「野菜の日」と題し、店舗の外で野菜販売を行いました。JA職員と地域住民がコミュニケーションを図ることで、店舗内外の活性化と、より幅広い年齢層にJAを知ってもらうことが目的。同店では毎月1回年金受給日の前後に「野菜の日」を定めることで、買い物に行く事が困難な来店客の負担軽減と農業者の所得増大の一助となることを期待しています。
 当初は店舗内で販売していましたが、新型コロナウイルス対策として密を避けるために、2020年11月から店舗の外での販売を始めました。道を歩いている人にも積極的に声を掛け、「野菜の日」をアピールしました。管内直売所に出荷している旬の野菜や、普段はスーパーでは見かけないような珍しい野菜も販売しました。野菜購入客には来月の告知の他、JA各種事業のキャンペーンのちらしなどを渡したり、簡単な調理方法を伝えるなどしました。
 来店客は「店舗で野菜を売っていることは知りませんでした。自宅の近くで新鮮野菜を買えてありがたいです」と話しました。
 村野宏行副店長は「店舗内で販売するよりも外で販売する方が、より多くの人に『野菜の日』をアピールできます。また買いに来てほしいです」と話しました。
(写真:野菜を売販する職員(右))


<日の出パッションフルーツプリン>
 日の出町の温泉施設「生涯青春の湯つるつる温泉」が製造・販売しています。町内の野口農園が栽培したパッションフルーツと福嶋牧場の搾りたての牛乳を使った新商品です。
 濃厚な牛乳にジャム状にしたパッションフルーツを練りこんでいます。
 プリンは柔らかく滑らかな口溶けで、パッションフルーツのソースに入っている果実の種が食感にアクセントを加えます。お年寄りから子どもまで楽しめる甘酸っぱくてトロピカルな味わいです。
 同温泉の職員が開発し、週末に売店で販売。同温泉の神田悦男支配人は「地元の農産物を使った商品開発を展開し、来場客に地場産品をPRしていきたいです」と意気込みます。
 価格は1個200円(税込み)。問い合わせは「生涯青春の湯つるつる温泉」、(電)042(597)1126。 (写真:日の出パッションフルーツプリン)


<みっちゃんトマト守れ!、強風被害ハウス修復>
 2020年12月30日、関東地方では、冬型の気圧配置の影響で風が強まり、強風注意報の発表がありました。
 東京都あきる野市のJAあきがわ管内では、強風の影響で園芸ハウスのビニールが破れるなどの被害報告がありました。被害農家の負担軽減を目的に、復旧支援を速やかに実施することが必須。原状回復にとどまらず、より安全性に配慮した地域振興のために、JAは被害状況の把握と復旧対策に乗り出しました。
 農業再建の措置の一つとして、JA職員8人は31日、組合員の嶋崎三雄さん(72)の強風で剥がれた加温ハウスのビニールを張り替えました。嶋崎さんは、10アールのハウスで1700本以上の中玉トマト「フルティカ」を栽培。例年10月下旬から収穫し始め、ハウスを加温して7月まで長期間収穫しています。
 嶋崎さんは「大晦日でどこの業者も休みで困りましたが、JA職員がビニール手配や張り替えを手伝ってくれて、助かりました。加温をしているので、日没までに完全修復できてよかったです」と胸をなで下ろしました。 第一報を受けたJAの秋川経済センターマイムの内倉浩支センター長は「直売所の人気商品、みっちゃんトマトを守ることができてよかったです。さまざまな災害に対して、素早い復旧活動で被害を最小限にとどめ、負担軽減に協力したいです」と話しました。
(写真:加温ハウスの破れたビニールを補修する職員ら)


<農業アカデミー研修生受け入れ>
 日の出町のJA理事で都指導農業士の馬場敏明さん(63)は12月10~17日の5日間、都で独立就農を目指す東京農業アカデミー研修生の武本信雄さん(51)の農家技術研修を受け入れました。
  研修はアカデミー研修生が知識とスキルを備えることが目的。武本さんは就農するに当たり、作目の選択や就農に向けた栽培技術の習得を都内の先進農家で研修します。
 敏明さんと長男の貴之さん(35)が武本さんに指導しました。武本さんは農業生産の基本と重要性を学びました。ハウスでネギの播種(はしゅ)や土づくり、圃場(ほじょう)整備などの作業に取り組みました。
 武本さんは「定年退職することなく、いつまでも仕事を続けていきたいです。野菜農家で研修することで、野菜栽培の基礎と応用を実践して体得したいです」と抱負を話しました。 敏明さんは「将来は安全・安心な地場産農産物を消費者に提供できる良い生産者になってほしいです」と励ましました。
(写真:ネギの播種準備でチェーンポットに土詰めする武本さん(手前)と播種する貴之さん(奥))


<新春のサクラソウ初出荷・多様な色彩「楽しんで」>
 あきる野市のJA組合員で花き生産者の石井司夫さん(82)は12月25日、新春の定番として、冬から春の花が少ない時期に人気のサクラソウを市場に初出荷しました。主力は「マラコイデス」の1本立ち6号ポットや3本立ちプランター植えと、「ジュリアン」の3号ポット。
 「マラコイデス」は背丈30センチメートルほどで、花色が紫や濃いピンクなどの小花を株一面に付け華やかです。耐寒性が強く花付きも良いことから、鉢や寄せ植え、花壇など幅広く楽しめます。「ジュリアン」は背丈が低く、変わり咲きの花色のものなど、赤や青、黄色などカラフルな花を咲かせます。ピンクや紫色の縁取りや浅く切れ込みの入った花弁はフリルのようで、可愛らしさが魅力です。
 今年度産は、順調にどのポットも花付きが良く、株の形も整った高品質な仕上がりです。
 市場出荷の他、JAの五日市ファーマーズセンターあいなや各直売所でも販売。石井さんの手掛ける花は質が良く、長く楽しめるとファンも多いです。出荷は12月下旬から本格化し、新年1月末まで続く。
  石井さんは「寒さにも強い品種なので、霜にあたらないようにすれば屋外でも大丈夫。花がらを早めに摘んでいくとどんどん咲くので、好きな色を選んで、長く楽しんでほしいです」と話します。
(写真:「マラコイデス」の出荷準備に忙しい石井さん)


<江戸東京野菜「のらぼう菜」好評>
 あきる野市の五日市ファーマーズセンターあいなで、同市特産の「のらぼう菜」が好評です。今年の11月は気温が高く、例年より生育が早く12月に露地物の初出荷となり、3月に入ると露地栽培の出荷が本格化し、4月中旬まで続きます。
 同市五日市地区のらぼう菜生産者で組織する、同センター「のらぼう部会」は、のらぼう菜の本格出荷を目指し、部員は連日作業に励んでいます。
 生産者の田嶋昭彦さん(60)は「のらぼう菜は寒さにさらされるとどんどんおいしくなるので、本格出荷に向けて努めます」と話しました。
 同部会は2月に部会を開き、生産者とJA担当者が出荷規格とイベントへの出荷予定、品質向上の徹底について申し合わせを行います。今年度も、同地区の学校給食などに提供し、「食農教育」活動なども継続して行い、地域農業の重要性や必要性をPRしていく予定です。
 のらぼう菜は春が旬のアブラナ科の野菜。春には同センターをはじめ直売所などで、ずらりと並びます。柔らかい花茎(茎の部分)にはほのかな甘味があり、他の菜花類のような苦味や癖がなく、アスパラガスのような味と歯ごたえが特長です。大変人気があり、本場の味をもとめて、遠方から買いに来る人もいます。栄養面にもすぐれ、ビタミンCや食物繊維が豊富です。「江戸東京野菜」に登録されているのらぼう菜は、江戸時代から同地区で栽培が続く伝統野菜。古文書も残っており、同市小中野にある子生(こやす)神社に建立された「野良坊菜之碑」には、江戸時代の飢饉(ききん)で救荒作物となったことが記されています。
 例年3月末に、同神社で「小中野村のらぼうまつり」が開催され、同センターでも4月初旬に「のらぼう祭り」を開くが、今年度は新型コロナの影響で未定です。
(写真:のらぼう菜を出荷する田嶋さん)


<山間部農家へ 種芋を配る>
 あきる野市の五日市ファーマーズセンターあいなは16、17日に檜原村桧原地区、18日に同市戸倉地区、19日に同市五日市地区の計61支部へ来年度の春植えに向け、ジャガイモの種芋を配布しました。
 今回配布の地区は山間部が大部分で、店舗へ引き取りに行くのは組合員の負担になるため、夏野菜の苗と冬の種芋の配布を行っています。
 各支部長は、予約した支部の組合員に個別配布します。来年度の春植えに向け、「男爵薯」、「メークイン」、「キタアカリ」、「ベニアカリ」、「とうや」、「ホッカイコガネ」の6種類、総数量約3.7トンを組合員約350人が予約しました。
 桧原地区下川乗支部長の清水兵庫さん(67)は「生産時期やジャガイモの品種や状態など、おいしいジャガイモが作れるよう試行錯誤していきます」と話しました。
(写真:種馬鈴薯を受け取る清水支部長)


<あぐりスクール 締めは野菜収穫>
 あきる野市のJAあきがわは12月6日、秋川ファーマーズセンターに隣接する市民農園で、第5回親子農業体験あぐりスクールで修了式を開き、9家族30人が参加しました。今年度は新型コロナウィルスの影響で6月から開講し、例年よりも1カ月遅れの修了式となりました。親子に農作業を楽しんでもらうことで自然や農業への興味や関心を高めることなどが目的です。
 参加者は、タマネギ苗に追肥した他、サトイモとサラダカブの収穫を体験しました。職員の指導のもと、タマネギ苗の周りにひとつまみずつ、約500株に追肥しました。サラダカブの収穫体験は同スクール初。ソフトボールほど大きく育ったカブを「どのカブが一番大きいか」と声をかけあいながら、袋いっぱい収穫を楽しみました。
 作業終了後、JAの谷澤俊明専務が子どもたちに修了証を授与しました。
 参加者は「自分たちが植えた野菜が気になり、よく見に来ていました。来るたびに野菜が大きくなり、子どもたちも喜んでいました」と話しました。
 谷澤専務は「あぐりスクールを通じて農業の楽しさと、秋川流域の力強い農業をより身近に感じてもらえたらうれしいです」と話しました。
 来年度も同スクールを3月上旬に開講し、年8回の開催を予定しています。
(写真:谷澤専務(右)から終了証を受け取る参加者)


<おせちに八つ頭を、サイズ好みに合わせ>
 JA管内で生産され、正月のおせち料理に縁起物として使われるサトイモ「八つ頭」が好評です。甘みが強く、ほくほくとした食感が特徴です。常連のお客さまは毎年JAの各直売所に出荷されるのを待望んでいます。
 畑から掘り出した「八つ頭」は寒さに弱いので、霜にあてないようにビニールハウスに掘った専用穴などに保存し、出荷ごとに調整します。今年のピークとなる12月後半の出荷量は平年より増加する見込みです。JAの直売所に並ぶのは直径10~20センチで、少人数から大家族まで異なる家族構成に合わせてS~LLとさまざまなサイズから選ぶことができます。他のサトイモほどぬめりがなく、比較的調理しやすいのも人気の理由の一つです。
 あきる野市野辺の野島伸子さん(78)は出荷調整作業に忙しいです。保存穴から取り出した「八つ頭」を一つ一つ竹べらで土や毛を落とし、水洗いして整えます。
 野島さんは「出荷調整の手間を惜しまず、きれいに荷姿を整えて出荷しています。子孫繁栄や出世の縁起物として、煮物やけんちん汁などでおいしく楽しんでほしいです」とPRします。JA管内の出荷は2月ごろまで続きます。
(写真:「八つ頭」を出荷調整する野島さん)


<ダイコン収穫 児童に指導>
 あきる野市の笹本農園の笹本善之さん(38)は12月7日、同市草花小学校3年生にダイコンの抜き方を指導し、収穫体験を行いました。
 食農教育への協力は、児童に農業体験を通じて野菜の知識を学び、自然や農業への興味・関心を高め、農家の仕事を知ってもらうことが目的です。笹本農園では10年以上前から農業体験学習に協力しています。
 3クラスの児童と教員が「総合的な学習の時間」に笹本さんの圃場(ほじょう)で、9月に播種(はしゅ)して10月に間引きし、育てたダイコンを2本ずつ収穫しました。新型コロナウイルス感染防止対策として、3密を避けるために各クラスが時間割りを分け、交代制で笹本さんの圃場を訪れ、収穫体験授業をしました。
 笹本さんは栽培している青首ダイコンや三浦ダイコン、赤カブなどを紹介し、いろいろなダイコンの仲間があること、葉も皮も全部食べられることができることなどを説明しました。
 笹本さんは「新鮮でおいしい野菜を好き嫌い無く食べてほしいです。今後も食農教育の手伝いを続けていきます」と話しました。
(写真:ダイコンの種類を説明する笹本さん)


<市立草花小学校で初出前授業>
 秋川ファーマーズセンターの小出高史センター長とJA組合員の武田竜哉さん(39)は11月25日、あきる野市立草花小学校で初の出前授業をしました。
 ゲストティーチャーとして、ふたば学級(特別支援学級)1、2年生6人の「生活単元学習」と、3~6年生18人「総合的な学習の時間」の授業で、市内で生産され、センターに出荷されている野菜や、農家の仕事について授業をしました。
 1、2年生が、自己紹介で自分の好きな野菜と、「はなとやさいとなかよし」をテーマに市内で生産されているのらぼう菜やトウモロコシなどについて調べた学習内容を発表しました。3~6年生が「地産地消たべよう!るのタブル」をテーマに、学校の花壇で育てているのらぼう菜やダイコン、サツマイモについて発表しました。花壇では野菜の生育状況を観察し、武田さんは害虫の駆除方法や収穫時期などについて指導しました。
 小出センター長は「今日の給食には地元のハクサイが、明日は長ネギが入るので、給食は残さずしっかり食べよう」と授業を締めくくりました。1、2年生担任の山田智子主任教諭は「あきる野の地域に根差ざした教育を『草花“るの育”』として、地元の野菜をおいしく食べるために発表活動に取り組んだ。JAの出前授業で子どもたちは率先して発言していたので、これからもいろいろなゲストティーチャーに授業をしてほしい」と話しました。
 JAは学校給食に農産物を提供することで、新鮮で安全・安心な地元産農産物のPRやJA組合員の生産振興、農業所得の向上を図ります。自己改革の一環で、学校給食への食材提供の拡大を重点施策として年間出荷量16㌧を目標にしています。JA管内や都心部で農地やJAが無い、もしくは少ない空白行政区の学校給食に食材を提供した「食農教育」活動の他、渋谷区のJA東京アグリパークや地域の各種イベントへの提供などを継続し、地域農業の重要性・必要性をPRしていく予定です。
(写真:生活単元の授業で手を揚げて小出センター長(左)の質問に答える児童ら)


<正月飾り 伝統後世に>
 女性部戸倉支部は11月17日と24日、12月1日の3日間、JA戸倉会館で正月飾りを作りました。日本の伝統文化を後世に伝えながら製作・販売し、やりがいや生きがいを生むのが目的です。
 今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、密を避けて役員8人だけが参加しました。
 稲わらからはかまの除去、編み込み、飾りつけの仕上げなどの作業をしました。例年は正月飾りを2種類で100個作るところ、今年は1種類60個を作りました。
 去年からダイダイの代わりに松ぼっくりを使い、稲穂や色抜け防止加工をした松の葉、手作りの紙垂(しで)、扇、水引で飾りつけました。
 正月飾りは同会館で12月1日に販売した他、温泉施設「瀬音の湯」物産販売所でも販売しています。
 同支部の萩原廣栄副支部長は「部員全員で作れなかったのは残念ですが、会心の出来でした。歴代の女性部員から正月飾り作りへの期待の声があるので、これからも続けて製作したいです」と話しました。
(写真:稲わらを編み込む部員ら)


<収穫祭中止受け 直売所感謝セール>
 日の出町ふれあい農産物直売所は11月24日から27日の4日間、実りの秋感謝セールを開きました。 秋の収穫祭が新型コロナウィルスの影響で中止となったため、日の出町農業振興委員会とJA直売所運営委員会日の出地区出荷部会が企画。 ハクサイやキャベツなどの地元産秋野菜を特別価格で販売しました。
 店頭ポスターやインターネット交流サイト(SNS)だけで告知しました。 特価野菜を求める行列ができましたが、密集を避けるため入場制限し、コロナ対策を徹底しました。 4日間で約1500人が来店し、にぎわいました。来店客は「毎年収穫祭でダイコンを買っていたので、今年も購入できて良かったです」と話しました。 同出荷部会の松本哲男会長は「今年は収穫祭が中止になり残念でしたが、生産者の協力で、たくさんの野菜を提供できて良かったです」と話しました。
(写真:特売のダイコンを選ぶ来店客)


<タマネギ定植 職員汗>
 増戸支店は11月24日、支店の花壇にタマネギ苗を初めて定植した。JA職員が農作業を通し、農業の知識を深めることが目的です。
 支店では毎年花壇の一部を畑として活用し、夏野菜を栽培しています。今年からは冬野菜作りにも挑戦し、地元生産者が育てたタマネギ苗を購入して定植した他、ホウレンソウの種もまきました。
 タマネギ苗の定植に向け、良い土作りをするため肥料を入れ、耕運機で畑を耕しました。職員は耕運機やマルチ敷など、慣れない作業に苦戦しながら50株の苗を定植しました。
 JA五日市ファーマーズセンターあいな「のらぼう部会」は花壇に、「のらぼう菜」を定植しました。神尾啓介支店長は「初めて耕運機を操作し、不安でした。野菜作りは楽しく、タマネギの収穫が待ち遠しいです」と話しました。
(写真:タマネギ苗を定植をする職員ら)



<猿 人里に近づけない>
 東京都檜原村は11月20日、村役場で獣害対策を行う村民を対象に「檜原村サル対策報告会」を開きました。防護柵の設置や集落全体での環境整備を行うことで、効果的な防除につなげることが目的。JAあきがわ組合員や地域住民、自治体関係者ら約20人が参加しました。
 東京野生生物研究所の小堀睦執行役員が、「サルの生態」や「同村のサルの群れ」「サルの被害対策」について講演。同村の2群(S群とN群)の捕獲後の猿にGPS(衛星利用システム)首輪発信機を装着し、1年間の調査結果を報告しました。
 サルは冬季、道路沿いの日当たりの良い場所を遊動域にしていることや、N群は約60頭で群れを構成していること、猿の捕獲は一時しのぎで獣害解決にはならないことなどを話しました。
 耕作放棄地などにある柿や桑などは餌となるため放置せず、伐採を検討するなど、猿が人里集落に下りてくる利益を無くすことが重要だと学びました。
 効果的な電気柵の設置方法やチェックポイント、村やJAが無料配布しているサル除けロケット花火は、花火の音には慣れてしまうが、花火を発射するために人が屋外に出てくることが効果的であると学び、「獣害に強い集落づくり」が必要だと学びました。
 市川徳寿さん(84)は「猿を人里に近づけない取り組みが大切だと学びました。獣害防止に努め、これからもいろいろな野菜を栽培していきたいです」と話しました。
(写真:電気柵について説明する小堀講師(左)と参加者)



<ダイコン収穫 園児が体験>
 日の出町農業委員会は11月19日と20日の2日間、町役場隣の畑で町内6カ所の保育園・幼稚園の園児を対象に、9月に園児らが播種(はしゅ)したダイコンの収穫体験を行いました。新型コロナウイルス感染拡大防止のため2日間に分け、19日は同町内4カ所の園の園児ら103人、20日は同町2園の園児ら47人が参加しました。
 畑でダイコンの種まきから収穫までのダイコンの栽培体験を通して、園児らに土と触れ合う楽しさと作物を育てる大切さを学んでもらうことが目的です。10年ほど前から食農教育の一環として毎年行っています。JAあきがわ日の出支店は4年前から地域貢献活動として、種や肥料などの資材提供の他、人的支援をし、協力しています。
 収穫した約1200本のダイコンを同農業委員が各園に届け、園児は給食や各家庭に持ち帰って食べました。
 同支店の神成康之支店長は「ダイコンの栽培体験を通じて、野菜の成長と生産者への感謝の気持ち、収穫の楽しさなどを体験できたと思います。農業に関心を持ってもらえるよう今後も地域貢献活動を継続していきたいです」と話しました。同農業委員会では、来年度もダイコン栽培体験を行う予定です。
(写真:ダイコンを収穫する園児ら)



<Xマスツリー作り 女性部が楽しむ>
 女性部増戸支部は11月17日と24日の2日間、増戸支店で手芸教室を開きました。新型コロナウイルスの影響で今年度初めての支部全体活動となり、19人が参加しました。手芸教室は、女性部員の石川光江さん(71)と、役員2人が講師となり、赤色と緑色の毛糸を使ってかぎ針編みでクリスマスツリーを製作しました。
 久しぶりに顔を合わせた部員は、話に花を咲かせながら製作に取り組み、杉やヒノキの実を自由にデコレーションして完成させました。製作中はマスクの着用や換気、入念な手指のアルコール消毒など感染防止に努めました。
 完成したツリーはクリスマスに合わせて各自宅に飾り、同支店の窓口には石川さん製作の作品を展示しました。
 女性部の橋本敦美支部長は「コロナ禍で活動できない期間が続きましたが、またにぎやかに手芸教室ができてほっとしました。今後も感染対策をとりながら活動を続けていきたいです」と話しました。
(写真:かぎ針編みを指導する石川さん(左))



<野菜収穫に笑顔>
 JAあきがわは11月14日、秋川ファーマーズセンターに隣接する市民農園で、第4回あぐりスクールを開きました。親子に農作業を楽しんでもらうことで自然や農業への興味や関心を高めることなどが目的。今年度はコロナの影響で、6月から開講しました。JA職員4人の指導で10家族38人が、農業体験をしました。
 参加者は、タマネギ苗を定植した他、ブロッコリーとダイコン、ハクサイの収穫を体験しました。指導した職員は、タマネギ苗の分かれ目が土の中に隠れないように定植のアドバイスをしました。長さ10mの黒マルチ、約600穴に家族同士が協力しながら定植しました。ブロッコリーとダイコンを収穫し、収穫予定のなかったハクサイも晴天続きで大きく育ったため収穫しました。
 参加者は「寒い時期が続きましたが、野菜が大きく育っていて驚きました。子どもたちも大喜びで、食べるのがとても楽しみです」と話しました。
 例年では、11月に同スクールを終了していましたが、コロナの影響で開催が遅れた分、12月にソラマメの間引きとサラダカブ、ハクサイ、ダイコンを収穫し、修了式を行う予定です。
(写真:大きいダイコンの収穫を喜ぶ参加者)



<ゴボウ特売で 地域を元気に>
 JAあきがわは11月14、15日の2日間、JA経済センター「ぐりむ」、「あいな」、「マイム」で「令和2年度青森県産ゴボウ特売」を開きました。あきる野市産業祭がコロナの影響で中止となり、例年同産業祭で好評のゴボウの特価販売をするため、密にならないよう3センターで同時開催しました。
 各センター駐車場に設営した特設テントでは、ゴボウを求める行列が開店前からでき、米やみそも特価販売し、特売を盛り上げました。
 店内では、ハクサイやダイコンなどの地元農産物が棚をうめ、多くの来店客で賑わいました。
 五日市ファーマーズセンターあいなの髙水数良センター長は「特売を開き、明るい話題を届ける事ができました。地元生産者や、地域の生産者の所得向上に微力ながら貢献できました」と話しました。
(写真:特売のゴボウを求める来店客ら)



<防災意識向上へ>
 JAあきがわの女性部で構成される秋川防火女性の会は11月10日、JA本店で東京マイ・タイムライン(防災行動計画)講習会を開き、会員19人が参加しました。
 JA管内で昨年、台風19号による水害を受けたことを機に、今後の地域の風水害リスクを知り、適切な避難行動を考えるために、秋川消防署とタイアップして講習会を開きました。
 認定NPO法人かながわ311ネットワークの石田真実理事が講師を務め、東京マイ・タイムラインの概要や作成のポイントを指導しました。会員らはハザードマップの確認や避難情報、気象情報などの意味の理解、より安全な行動を決めるなどの内容を理解し、マイ・タイムラインを作成しました。その他、風水害の疑似体験としてバーチャルリアリティ(VR)体験をしました。
 参加した会員は「昨年の台風19号を受け、防災意識が高まった。講習会をしたことで災害にあったときに、少し落ち着いて行動できるような準備ができました」と話しました。
 秋川防火女性の会は同JA女性部員からなり、消防行政と地域の媒体として火災予防思想の普及と防災行動力の向上を図り、家庭の防火と地域の防災に積極的に寄与することが目的の団体です。
(写真:VR体験する会員ら)



<女性部活動再開 まず役員から>
 女性部西秋留支部は10月28日と11月6日の2日間、JAの西秋留会館で今年度初の女性部活動として手芸教室を開き、役員だけ12人が参加しました。新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止するため、参加人数の制限や手指消毒、マスクの着用などの感染予防を徹底し、女性部活動を再開しました。
 同女性部員の谷津幸江さん(67)が講師となり、来年度の手芸教室に参加する部員に役員が指導するために開きました。キャンバスネットに、さまざまな色の毛糸を編み込んでティッシュケースやペンケースなどをカラフルに仕上げました。作成した作品は2021年1月25~日から29日まで同会館で展示会を開催する予定です。
 同女性部の堀江けい子支部長は「活動を再開して、部員の楽しそうな顔を見ることができてよかったです。地域住民にも展示会に足を運んでもらい、女性部活動に興味をもってもらいたいです」と話しました。
(写真:編み方を指導する谷津講師(右))



<ゲリラ販売で完売>
 あきる野市農業振興会は11月11日、経済センターマイム前の屋外テントで「あきる野市農業振興会農産物品評会」の出品物を販売しました。
 例年、あきる野市産業祭で品評会と展示販売をしていましたが、コロナの影響で、同産業祭は中止となりました。そこで同振興会は11月10日、市内農家の栽培技術の成果発表の場として、秋川ファーマーズセンターで品評会を開催しました。感染予防に細心の注意を払い、同振興会会員だけに出品を限定し、小規模ながら124点の農畜産物の中から20賞19点を選び展示しました。
 出品野菜は、JA組合員でもある同振興会会員と市職員らがゲリラ販売しました。3密を避けるため告知はしませんでしたが、両センターを訪れた買い物客が立ち寄り、良品ぞろいの出品物は約1時間で完売しました。
 同振興会の嶋崎三雄会長は「出品物は品質が良く、大きさもそろったよいものばかりの中で、若手の品が特別賞に入ったことは励みになると思います。人から評価されることで品質と生産技術の向上につながると思うので、今後も引き続き品評会を行い、地元農産物の品質向上に努めたいです」と話します。
 主な受賞者は次の通り。
 ▽都知事賞=大福保男さん(キュウリ)、嶋崎三雄さん(ナス)、山﨑健さん(ミカン)、都産業労働局長賞=田中正治さん(キュウリ)、岡野芳夫さん(ブドウ)、工藤健一さん(ショウガ)、都農業振興会事務所長賞=小澤章男(トマト(大玉))、渡辺純子さん(柿)、町田伊佐夫さん(ゴボウ)、あきる野市長賞=大福保男さん(ブロッコリー)、市議会議長賞=横田弘文さん(ホウレンソウ)、市農業委員会長賞=山下裕さん(ブロッコリー)、都農業改良普及事業協議会長賞=天野正昭さん(キウイフルーツ)、都花卉園芸組合連合会長賞=田中克博さん(オリエンタルユリ)、都農業共済組合長賞=武田竜哉さん(ネギ)、西多摩地方農業委員会連合会長賞=中村真樹さん(サツマイモ)、西多摩農業改良普及事業協議会長賞=小島信江さん(ユズ)、秋川農業協同組合代表理事組合長賞=大福保男さん(トマト(中玉))、市農業振興会長賞=飯田秀治さん(ハクサイ)
(写真:マイム前で品評会出品野菜の説明をする嶋崎会長(左)と販売する市職員(右))



<のらぼう菜 親子で定植>
 JAあきがわは10月24日、秋川ファーマーズセンターに隣接する市民農園で第3回あぐりスクールを開きました。親子に農作業を楽しんでもらうことで自然や農業への興味や関心を高めることなどが目的です。今年度は新型コロナウイルスの影響により、6月から開講しました。7家族22人が参加し、JAの五日市ファーマーズセンターあいな「のらぼう部会」会長の乙戸博さん(71)、JA青壮年部員の青木周一さん(55)、笹本善之さん(38)、JA営農生活課職員4人の指導で農業体験をしました。
 参加者は笹本さんの指導の下、サツマイモの収穫を体験。笹本さんは、土を掘ってイモが見えても慌てずに抜くようアドバイスし、子どもたちはうれしそうに大きなサツマイモを収穫しました。
 サツマイモの収穫後、参加者は、長さ10メートルの黒マルチ2列に江戸東京野菜「のらぼう菜」の苗を定植。乙戸会長と青木さんは、茎が軟らかく折れやすいので、深く植え付けるよう苗を定植しながら指導しました。子どもたちは、苗を見て「元気がないから植えて大きくなるのか」と心配そうに話したが、のらぼう菜は植えて3日ほどで根がつき、元気になることを説明すると納得しました。
 8月に定植したレタスの収穫も楽しみました。
 参加者は「家で育てたサツマイモはあまり大きくならなかったので、今日は大きいサツマイモばかりで子どもたちも喜んでいました。次回の収穫も楽しみです」と話しました。
 次回は11月14日に、タマネギ苗の定植、ハクサイ、ダイコン、ブロッコリー、サトイモの収穫を行います。
(写真:のらぼう菜の定植を教える青木青壮年部員(右)と乙戸会長(右から2番目)))



<来店客と園児にサツマイモ配布>
 東秋留支店は10月15日、JAで年金を受給している来店客と同支店管内の保育園を対象にサツマイモを配布しました。  同支店は、野菜作りを通した健康づくりと同時に介護予防を行う活動に農業面で支援してほしいと同市雨間町内会の活動「雨間ほっと」から要望を受け、「農業と福祉の連携」に協力するため5月に野菜苗の提供と10月7日に作業協力をしました。「雨間ほっと」は高齢者を対象に農作業を通じ、フレイル予防の活動をしています。
 同支店は雨間ほっとに協力したことに対する返礼品としてサツマイモを贈られました。支店職員が地域のつながりを考え、来店した年金受給者と、コロナウイルスの影響によりイモ掘りが中止になった同支店管内の保育園にプレゼントすることを提案しました。
 来店客は「サツマイモをもらえてうれしいです。早速焼きイモにして食べたいです」と笑顔で話しました。10月21日、サツマイモをプレゼントした保育園の園児らが来店し、返礼の写真付きの手紙を受け取りました。
 髙木守支店長は「今後もこのような農福連携活動の支援を続けていき、地域のつながりを大切にしていきたいです」と話しました。
(写真:写真付きの手紙を渡す園児ら(右)と受け取る髙木支店長(左))



<廃油せっけん包装 地域でエコ活動>
 女性部戸倉支部は10月14日、同市戸倉会館で手作り廃油せっけんの包装作業をしました。新型コロナウイルスの影響もあり、9月29日に今年度初の廃油せっけん作りをし、10月14日に完成しました。
 この活動は当時の戸倉支部の役員が、JA女性部増戸支部から廃油せっけんの作り方を教わり、今年で11年目になります。
 材料となる廃油は部員たちの持ち寄りだけでなく、地元の飲食店からも提供してもらい、地域ぐるみでエコ活動をしています。作った廃油せっけんは、同市の温浴施設「瀬音の湯」で販売しています。環境に優しく、泥や油汚れに効果的だと人気の商品です。
 高水雅子支部長は「コロナ禍で4月のせっけん作りが中止になり、自粛が解除してからも3密を避け、役員だけの少数で活動しました。来年の4月には部員全員が参加できる事を願っています」と話しました。
(写真:丁寧に手作り廃油せっけんを包装する女性部員)



<支店の花壇でサツマイモ収穫>
 増戸支店は10月13日、同支店の花壇で栽培したサツマイモを収穫しました。今年初めてサツマイモ栽培に挑戦し、5月に苗を定植しました。
 同支店では毎年花壇の一部を畑として活用し、同市特産の「のらぼう菜」などの野菜を栽培しています。農産物の生育を通じ、JA職員として暑い日の畑作りや草むしりなど、生産者の苦労を、少しでも体験するのが目的で栽培を始めました。
 組合員から栽培方法を教わったサツマイモは順調に育ち、初めてにしては十分なほど立派に育ちました。
 神尾啓介支店長は「サツマイモを自分たちで栽培するのは初めてでしたが、無事に収穫できてよかったです。秋の味覚を楽しみたいです」と笑顔で話しました。
(写真:サツマイモの収穫をする職員)



<米の大切さ児童に 稲刈り体験に協力>
 JAあきがわは、次世代を担う地域の児童や園児に地元の農業やJAについて知ってもらうことを目的に、管内の小学校や保育園の食農教育を応援している。
 コロナ禍で、あきる野市内の稲作体験授業が中止となる中、10月6日にようやく開かれた同市立屋城小学校の稲刈り体験授業にJAが協力しました。
 今年はコロナ禍による臨時休校の影響で田植え体験は中止となりましたが、同校は児童らにもち米ができる過程を知ってもらいたいと、稲刈り体験授業を実施しました。マスクを着用し、児童らは密にならないよう距離を取って作業しました。
 JA理事の山本典宏さん(67)の指導の下、鎌の使い方を習った同校5年生35人の児童らはもち米「マンゲツモチ」の稲刈りを行い、稲の株を6株ずつ刈り取り、1つに束ねてはさ掛けをしました。
 児童たちは慣れない作業に苦戦したが、山本さんや地域ボランティア、JA職員は児童らに声を掛けながら手伝いました。
 体験授業は食農教育の一環として、自分たちの手で田植えから稲刈りまでの一連の作業を体験してもらい、農家の苦労や農業のやりがいに興味や関心を持ってもらうことが目的です。
 山本さんは「例年ならば種まきから始め田植えを行う予定が中止となり残念でしたが、今回の稲刈りが出来て安心しました。全員が一生懸命作業に取り組む姿が見られてうれしかったです。少ない体験の中から、米作りの大変さや食べる米の大切さを分かってほしいです」と話しました。
 10月15日、同市前田小学校5年生43人が稲刈り体験し、同校教員3人と農家やPTAのボランティア17人の他、JA職員4人が稲刈り体験に協力しました。
(写真:はさ掛けする児童と指導する山本さん(左))



<地域活性化へ 二宮マルシェ>
 あきる野市の二宮商栄会は10月17日、同市の長谷川商事前で「二宮マルシェ」を開きました。東秋留支店は米や野菜などを販売し、イベントを後援しました。JAは自己改革の一環で地域の活性化に協力する地域コミュニティ事業を行っています。
 同イベントは同市産コシヒカリで仕込んだ純米酒「八重菊」第2弾の発売に伴い開催しました。春に販売した生酒に次ぎ、今回は火入れ熟成酒を中心に、八重菊の酒かすを使った「酒粕まんじゅう」や新鮮野菜を求め、多くの地域住民が訪れました。
 来場客は「地元産のコシヒカリや酒、まんじゅうを一緒に買うことができてうれしいです。家に帰ってこの酒で一杯やるのが楽しみです」と笑顔で話しました。髙木守支店長は「二宮商栄会や農家、地域住民が一体となって盛り上がるイベントで野菜を販売することで、地域に寄り添うJAをアピールできました。今後も地域の活性化に積極的に取り組んでいきたいです」と話しました。
(写真:感染予防をしながら販売する職員(左)買い物を楽しむ来店客(右))



<目指せイチゴ摘み取り園>
 東京都あきる野市の「堀江園」は、イチゴ苗約4000株の定植作業に忙しいです。イチゴ用ハウスは、耕作面積約8アールの3連棟1棟。同市施設園芸部会員の堀江建夫さん(57)が2020年度「都市農業活性化支援事業」を利用し、ハウスに溶液栽培システムを設置しました。長男の賢吾さん(31)は摘み取り農園の開園を目指し、冬春イチゴ「紅ほっぺ」の栽培を今年から始めて奮闘中です。技術視察会や高設栽培を見学し、作業姿勢の負担軽減や肥培管理の効率化などにメリットがあると感じ、高設溶液栽培を導入しました。
 イチゴ栽培は主に賢吾さんと建夫さんが行っていますが、定植作業は次男の禎紀さん(29)とJA職員も駆け付けて手伝いました。10月初旬に定植したイチゴは、12月下旬から翌年の5月まで収穫できる予定で、初年度は約3トンの収穫を見込んでいます。イチゴは主に摘み取り農園と、隣接するJAの秋川ファーマーズセンター向けに出荷予定です。
 賢吾さんは「順調においしいイチゴを育てたいです。冬春イチゴの反収向上だけでなく、軌道に乗れば品種を増やしていきたいです」と抱負を語りました。
 堀江園の経営面積は、約1.2ヘクタールで、トウモロコシ、キャベツ、サトイモなど多品目を栽培します。
(写真:イチゴの定植作業に忙しい堀江賢吾さん(左)と禎紀さん(右))



<野菜生産にかける>
 JAあきがわ組合員で、あきる野市の田中圭吾さん(40)は、同市二宮の圃場(ほじょう)に自宅で育てた黄芯系ハクサイ「新理想」の苗の定植に汗を流します。
 同市で生まれ育った田中さんは、市内やJAのソフトボールチームに所属し、共に汗を流す農家のチームメイトを見ている中で、農業に興味を抱きました。長年勤めた商社の退職を決めた際に、チームメイトに相談。都農業会議を通して農林水産省の「農の雇用事業」を活用し、チームメイトでもある先輩農家の橋本和夫さん(66)の野菜・果樹農園で農業を学びました。橋本さんと育てた野菜は同センターに出荷。2年間の農業研修を9月に終了し、10月に就農して独り立ちしました。9月29日に、独立に向けての第一歩となる同市の青年等就農計画認定審査を受けたばかりです。
 決定した借地は、JAの秋川ファーマーズセンター近隣で立地が良く、畑の質も良好。10月には中生種の「郷愁80日」と黄芯系中晩生種の「郷愁90日」を順次定植予定です。
 田中さんは今後の目標として、まずは露地で畑や自分に合った野菜を作り、夏はトウモロコシ、秋はハクサイをメインに育て、将来は施設栽培を視野に入れています。品質や味を保証できる野菜を作り、地域外の人にも食べてもらいたいですと抱負を語りました。「スタート地点に立ったばかりで何があるか分からないですが、仲間を頼って相談、改善していきます。大勢の農家仲間が相談にのってくれるのが強みです」と信頼を寄せています。
(写真:黄芯ハクサイ苗に思いを込めて定植する田中さん)



<秋留の栗 味わって>
 JAあきがわは8月31日から9月23日の間に計8回、あきる野市、日の出町にある三つの経済センターで栗の共同出荷をしました。
 栗を1袋1.1キロのネット詰めで集荷した栗を、JA職員が大きさや傷、虫食いの有無などを見て1粒ずつ選別。専用箱に箱詰して市場に出荷し、都内全域のスーパーで販売しました。昨年は1040キログラムの出荷でしたが、今年は7月の長雨による日照不足や8月の猛暑の影響で生育不良で、906キロと減収しました。出荷者数も高齢化のため、昨年と比べ2人減りました。
 出荷した組合員は「収量は減りましたが、品質は例年通りの出来でした。おいしい栗をぜひ味わってもらいたいです」と話しました。
 JA管内の果樹の作付面積第1位は栗で、秋川流域は栗産地としても有名です。大粒で甘いと定評があり、1960年から「秋留の栗」として親しまれています。品種は「極早生大丹波」や「出雲」が主流ですが、粒が大きく渋皮がむきやすい「ぽろたん」の出荷もあり、他の品種より高値で取引されています。
(写真:「秋留の栗」を出荷する組合員(右))



<園児が栽培体験>
 日の出町農業委員会は9月8日と10日に、同町役場隣の畑で同町内6カ所の保育園・幼稚園の園児を対象にダイコンの栽培体験を行いました。コロナ禍で園児の参加を自粛した園がありましたが、8日は同町内3カ所の園の園児ら75人が参加しました。新型コロナウイルス感染拡大防止のために、2園の園児は距離をとって畑の両端の畝にそれぞれ種をまきました。
 10日は同町内3カ所の保育園の保育士のみ12人が参加しました。
 種まきから収穫までの栽培体験を通して、園児たちに土と触れ合う楽しさと、作物を育てる大切さを学んでもらうことが目的です。10年ほど前から食農教育の一環として毎年行っています。JAあきがわ日の出支店は4年前から地域貢献活動として、種や肥料などの資材提供や、園児のサポートを行っています。
 JA同支店の神成康之支店長は「コロナ禍で参加を自粛した園がありましたが、体験を行うことができました。種をまき育てることで、農業を知って関心を持ってもらえるイベントなので、今後も継続してサポートしていきたいです」と話しました。
 今後は同町の公式ウェブサイトで、同町イメージキャラクター「ひのでちゃん」が、ダイコンの成長過程を発信します。ダイコンは農業委員による間引き作業などを経て11月上旬に収穫する予定です。
(写真:ダイコンの種をまく園児たち)



<インテリアにいかが>
 JAあきがわ組合員、石川光江さん(71)は、ドライフラワーの製作に力を入れています。色とりどりの花材を栽培する石川さんは、薬品加工などをせず、自然の鮮やかな色が引き出されたドライフラワーを作ります。
 花束やリース、スワッグなどさまざまな形にアレンジし、2001年からJAの五日市ファーマーズセンターあいなと2017年から秋川ファーマーズセンターに出荷。その他、あきる野市産業祭などさまざまなイベントで販売し、季節のインテリアとして石川さんの作品は人気があり、リピーターやファンが多いです。
 石川さんは種苗のカタログにドライフラワーになると書いてあるものは、一通り栽培して試します。圃場(ほじょう)で現在栽培するのは、ヘリクリサムや黒キビ、多色トウガラシ、ワタ(綿花)、ナタマメ、ラグラスなど、34品種。それぞれに合ったあった時期に収穫し、24時間除湿器が運転する乾燥室でつるします。花材はハンギング法(自然乾燥法)で2週間から1か月ほどで完成します。
 石川さんは「収穫時期がずれると、花の色が落ちたり茎が曲がったりするので、時期を見極めることが大事で、花ごとに圃場で確かめながら収穫しています。自然の色に癒されるので、どんな花を栽培し、ドライフラワーにするのかを考えるのも楽しみです」と笑顔で話します。
(写真:乾燥室でバラの花の乾燥具合を確認する石川さん)



<ネバネバおいしいツルムラサキ>
 JAあきがわ組合員、藤原正孝さん(73)とおいの克二さん(51)が生産する、夏が旬のつる性野菜「ツルムラサキ」が人気を集めています。正孝さんは毎朝、約20袋のツルムラサキをJAの五日市ファーマーズセンターあいなに出荷しています。
 多品目を栽培する正孝さんは、約7年前、夏場の青物野菜不足を解消しようと考え、夏に収穫ができるツルムラサキの栽培を開始。今年は圃場(ほじょう)で約250株を栽培します。7月の長雨で生育が遅れていましたが、8月に真夏日が続き生育が回復。株の背丈は30センチメートルほどになりました。
 収穫はつるが伸びて間が無い、柔らかい芽の部分から25センチメートルほどの茎葉までを摘み取ります。この時期は生育旺盛で葉が生い茂るため、毎日早朝から収穫に追われ、10月初旬まで続きます。葉が傷みやすい野菜のため、出荷の際も気を使います。
 ツルムラサキは葉物が少ない夏場に収穫できる野菜で、栄養価がとても高く、カルシウムなどのミネラルを豊富に含んでいます。オクラ、モロヘイヤと並ぶ粘り成分を含むネバネバ野菜の一つです。葉は下ゆでや調理するとネバネバ食感が良く、おいしいです。
 正孝さんは「青菜類が少ない時期に収穫できるので、こまめに管理し、毎日安定して出荷することを心掛けています。おひたしやポン酢でさっぱりと、みそ汁、いため物などでおいしく食べることができるので、ぜひ試して食べてほしいです」と話します。
 同センターで購入し、食べた人から評判となり、旬の野菜として人気となっています。
(写真:ツルムラサキを収穫する藤原正孝さん)



<葉ショウガ 販売が好評>
 東秋留支店は9月9日、今年は中止になったあきる野市二宮神社で毎年行う「二宮神社秋季例大祭(しょうが祭り)」に合わせて、同支店前で葉ショウガや経済商品を販売しました。地元産の葉ショウガを求める地域住民でにぎわいました。今年も葉ショウガの他、JA経済センターで販売しているみそや、つぶらなカボスジュースを販売しました。猛暑のため、冷えたジュースが飛ぶように売れ、葉ショウガ250束など、3時間ほどで完売しました。
 今年は開催数日前から葉ショウガの販売個数や時間についての問い合わせが多く、「毎年この日を楽しみにしています。祭りが中止で露店が出ていなかったので、地元産の葉ショウガを買うことができてうれしいです」と来店客に好評でした。特別価格で販売したみそについて来店客は「ショウガにつけて食べるので一緒に買えて助かります」と喜びました。
 髙木守支店長は、「祭りが中止で残念ですが、例年より多くの地域住民が葉ショウガを求めて、暑い中足を運んでくれました。今後も地域住民と一体となって、地域活性化に取り組んでいきたいです」と話しました。
(写真:葉ショウガを販売する職員(右)と来店客(左))



<苗植えや播種 親子で楽しむ>
 JAあきがわは8月29日、秋川ファーマーズセンターに隣接する市民農園で第2回あぐりスクールを開きました。親子に農作業を楽しんでもらうことで自然や農業への興味や関心を高めることなどが目的です。今年度は新型コロナウイルスの影響により、6月から開講し、11月まで毎月開きます。6家族20人が参加し、同JA営農生活課職員5人の指導で農業体験をしました。
 参加者は、長さ10メートルの黒マルチ5列にレタスとブロッコリー苗の植え付け、ダイコンとハクサイの播種(はしゅ)を体験しました。
 JA職員は、苗はまだ根が巻いていないので植え付ける時にしっかりと両手で押さえて倒れないように、種を播くときは土を被せた後にしっかり足で踏み込むことなどを説明しました。子どもたちは「種をまいた後の土を踏むと芽が出ないのではないか」と不思議そうにしていましたが、今日のように暑い時は踏むことで土の中にある水に種が届きやすくなることを説明すると納得し、植え付けたマルチ穴の上を踏み固めました。体験終了前にモロヘイヤ、シソの収穫を行い、子どもたちは収穫袋がいっぱいになるまで楽しみました。
 参加者は「前回まではコロナの影響で播種から楽しめませんでしたが、今後は収穫までの一連を体験できそうでよかったです。時々子どもたちと様子を見にきて野菜の成長を楽しみたいです」と話しました。
 次回は9月26日にダイコンの間引きと、ブロッコリーの土寄せ、ホウレンソウの播種を行います。
(写真:シソの葉を収穫する参加者)



<廃油せっけん作り30年>
 JAあきがわ女性部増戸支部は9月14日、増戸支店に隣接する加工場で廃油せっけん作りを行いました。今年度初めての活動。家の光を参考に1991年から始まり、今年で30年続いています。
 家庭で不要になった牛乳パックと廃食用油などを持ち寄った部員らは、水800ミリリットルに対してカセイソーダ500グラムを入れて溶かしました。そこに廃油3リットルを混ぜ、牛乳パックに流し入れました。増戸支店に隣接する加工場で1カ月以上乾燥させ完成となります。
 廃油せっけんは、台所のガステーブルや換気扇の汚れを落とすのに効果的な上、合成洗剤などを使わないため肌への刺激も少ないです。廃油を加工することで、生活排水による環境負荷を減らすなど、自然環境に優しいメリットもあります。
 部員が作った廃油せっけんは、増戸支店の窓口と五日市ファーマーズセンターあいなで販売し、人気の商品です。
(写真:廃油とカセイソーダを混ぜる女性部員)



<農業体験受け入れ JA職員に指導>
 日の出町の都指導農業士、馬場敏明さん(63)は9月3日、JA全農東京職員2人とJAあきがわ職員1人の農業体験を受け入れました。
 JA全農東京の奥田康穂さん(35)と北見拓也さん(30)は、以前から農業の勉強をするために休暇を利用し、馬場農園で農業体験を受けています。新型コロナウイルスの影響で、外出自粛のための運動不足・ストレス解消も兼ねています。来年2月にトマトを定植するためのパイプハウス建てを体験しました。馬場さん親子の指導の下、脚立を使い転落に気をつけ、アーチパイプの接続作業などをしました。アーチパイプと肩部桁行きパイプを接続金具のクロスワンで止める作業は金づちで指を叩かないよう注意をしました。
 北見さんは「いつも農業体験を受け入れてもらいありがたいです。勉強させてもらっているので、必ず業務に生かします」と話しました。
 一緒に指導した長男の貴之さん(35)は「1人だと大変な作業なので手伝ってもらえて助かりました。『業務に生かす』と話してくれたので、今後も農業体験を続けたいです」と話しました。
(写真:天井部の接続確認をする北見さん(左))



<JA職員もお手伝い>
 あきる野市の竹内牧場は8月26日、黒毛和牛の除角作業をしました。除角作業は牛同士の突き合いを防ぐことや、角で人に危害を加えるなどという危険から作業者の安全を守ることが目的です。牧場の竹内孝司さん(79)、孝英さん(50)親子、明治飼料の職員に加え、JAあきがわ職員3人が牛20頭の徐角をしました。
 JA職員が徐角作業を手伝ったのは6月以来2回目です。牧場では2ヵ月に一度、買い付けた子牛の除角と肥育中の牛の採血をしています。
 除角作業を手伝ったJAの濱名敬春経済課長は「JA職員として必要な知識と経験を得ることができました」と話しました。
 8月31日には孝英さんと獣医師2人、JA職員3人で牛20頭の採血をしました。結果を基に、疾病の早期発見治療や飼育管理の改善を行い、健康状態や生産効率の維持向上を図ります。
 孝英さんは「牛の健康に気を付けながら、おいしいと食べてくれる人のために今後も良い牛を育てていきたいです」と話しました。
 竹内さん親子が育てる黒毛和牛は、東京のブランド和牛「秋川牛」として流通し、赤身にさしが最適なバランスで入った美しい霜降り肉として人気です。JAの秋川ファーマーズセンターでも販売しています。
(写真:慎重に除角をする孝英さん)



<防災グッズ 備えて安心>
 JAあきがわが販売している「防災グッズ期間限定特別販売」が話題を呼んでいます。
 近年、各地で豪雨災害が起きており、JA管内でも昨年の東日本台風で甚大な被害を受けた地域がありました。避難生活を強いられた際に少しでも安心して過ごすため、防災グッズの販売を企画しました。
 販売する商品は、非常時の必需品が27点入った「集中豪雨対策セット」や15点入った「リュックバッグ避難セット」、子ども用の13点セットのリュックを用意しました。家庭用のガスボンベが燃料のインバーター式発電機も販売しています。
 実際に東日本台風で避難所生活をしたお客様は「この地域では大きな災害が起こらないと思い、昨年は準備を怠っていました。JAで販売してくれてありがたいです」と話しました。
 販売を企画した島﨑明広業務推進部長は「罹災(りさい)した家は復旧できますが、人の心は簡単には戻りません。いつ起こるか分からない災害に備えるお手伝いができればうれしいです」と話しました。
(写真:JAあきがわが販売する防災グッズ)



<農繁期控え 農機無料点検>
 JAあきがわは8月19日に増戸支店、20日に五日市支店で農機具無料点検を行いました。専門知識が必要な農機具点検を定期的に行うことで、作業効率の向上や農作業による事故を未然に防ぐことが目的です。
 多くの組合員へ利用を促すため、JAで農機具を購入した組合員に案内を出すとともに、ちらしやポスターを管内店舗に掲示し周知しました。当日は営農相談コーナーを設置し、営農アドバイザーが野菜の栽培方法や病害虫など農業に関する相談に応じました。
 2日間で85人の組合員がトラクターや耕運機などを持参し、営農支援係職員が計134台の農機具を点検しました。オイルの無料交換の他、点検中に修理が必要であれば営農支援センターに持ち帰り、丁寧に対応しました。
 訪れた組合員は「何年も使っていなかった機械ですが、動くように修理してもらえて良かったです」と喜びました。
 JAでは2016年度から営農支援事業を始めました。組合員から「それぞれの地区で無料点検をしてほしいです」との要望を受け、17年から各地区で開いています。次回は同センターで行う予定です。
(写真:管理機を点検する営農支援係職員(左))



<のらぼう菜普及へ種販売>
 五日市ファーマーズセンターあいな「のらぼう部会」は8月20日から、同センターと秋川経済センターマイムの2店舗で、あきる野市五日市地区の特産野菜、晩生のらぼう菜の種の販売を始めました。価格は1袋約5ミリリットル、300円(税込)。あいなで400袋、マイムで200袋の数量限定販売です。
 部会は、同地区の生産者で組織します。原種を守り交雑を防ぐため、山間部の圃場(ほじょう)で採種を厳重に管理しています。種は、部会の生産者に配られ、部会での栽培方法が細かく決められています。JAの組合員や一般消費者にも種を販売することで、五日市産のらぼう菜の普及やPRにつなげる狙いです。
 江戸東京野菜に登録されているのらぼう菜は、春が旬のアブラナ科の野菜で、8月下旬から10月上旬に種をまきます。育苗し、苗が7~10cmになったら10cmポットに移し替えたり、圃場(ほじょう)に直接植えたりして栽培します。冬の寒さの中でよく成長し、収穫のピークは春。露地栽培の収穫期は2~4月ごろまでです。最近はハウスでも栽培するようになり、もっと早い年末から出回り始めます。とう立ちした花茎を折り、順次伸びた脇芽(花茎・側枝)を収穫します。収穫期には、同センターをはじめJAの各直売所などに「のらぼう菜」が、ずらりと並びます。同部会は次年度も、例年並みの約2.8㌧の出荷を目指します。
 同部会は各種イベントや学校給食にのらぼう菜を提供するなどPRに努めていますが、今春は新型コロナの影響で、のらぼう祭りなどのイベントや学校給食への提供が中止になりました。代わりに、初めてレストランやスーパーへ直接出荷しました。
 同部会の乙戸博会長は「昨年10月の台風19号で苗が流されたり水につかったりしましたが、残った苗を大切に栽培しておいしいのらぼう菜を育てることができました。良い種を採種できてほっとしています」と話しました。
 江戸東京野菜にも登録されている「のらぼう菜」は、江戸時代より五日市地区で栽培が続く伝統野菜で古文書も残っており、同市小中野にある子生(こやす)神社に建立された「野良坊菜之碑」には、江戸時代の飢饉で救荒作物となったことが記されています。
(写真:五日市のらぼう菜の種をPRする乙戸会長)



<小和田花火大会協賛>
東京都あきる野市の小和田花火大会実行委員会は8月15日、「第19回小和田花火大会」を開きました。
 JAあきがわ五日市支店が花火大会に協賛し、大会の折り込み・配布用チラシに「ご愛顧ありがとうございます。地域の安寧と豊作を祈念致します」と地元住民への感謝のメッセージを掲載しました。  花火は同市にある小和田御嶽神社西側尾根から約260発を打ち上げました。
 新型コロナウイルス感染拡大により各地の行事が中止となっており、毎年同日に行う灯ろう流しは中止になりましたが、花火で地域を元気づけようと3密に配慮し開かれました。
 大会本部や観覧席などは設置せず、自宅観覧を勧め、動画投稿サイト「ユーチューブ」でのライブ配信を行いました。
 同支店の栗原保之支店長は「今年は新型コロナウイルスの影響により、自宅での鑑賞やライブ配信となりましたが、来年は例年通り開かれることを願っています」と話しました。
(写真:五日市支店前で花火を鑑賞する親子)



<農家のお役に>
 営農支援センターの高尾保之さん(62)は農家からの相談に応じ、好評をいただいています。高尾さんは営農アドバイザーとして今年4月に着任。7月までの4カ月間で101件の相談を受けました。相談内容は病害虫被害や使用農薬、栽培技術についてなど多岐にわたります。
 相談した農家は「病害虫の被害に遭った野菜を持ち込んで相談できたり、圃場(ほじょう)でアドバイスが聞けたりできるのも助かります」と話しました。
 高尾さんは「相談に対し、的確で分かりやすい説明を心掛けています。今後も各支店や農業改良普及センターと連携し、支援をしていきます」と話しました。
(写真:組合員の相談を受け野菜ハウスを訪問した高尾営農アドバイザー(右))



<キャラ挟み いい距離>
 本店は8月5日から、新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、来客用ソファにJAバンクのキャラクター「よりぞう」と「ちょリス」の縫いぐるみを置いています。
 お客様に和んでもらいながら、お客様同士の接近を防ぐことが目的です。
 店内の消毒やマスクの着用、透明のビニールカーテンなどの対策に努める他、設置した縫いぐるみの消毒も行っています。
 杉本仁本店長は「感染予防を徹底し、安心してJAを利用してもらえるよう工夫と努力を続けていきます」と話しました。
 「よりぞう」は2020年ゆるキャラグランプリにエントリーしています。
(写真:よりぞうを挟んで座るお客様)



<経営継続補助金説明会開催>
 JAあきがわは7月13日、本店で新型コロナウイルス感染症の影響を克服するために農林水産省が発表した「経営継続補助金」の説明会を、JA管内の生産者を対象に行いました。生産者には各店舗、各センターで掲示したポスターを中心に呼び掛け、17人が参加しました。この事業は農林水産省の事業で、農林漁業者が新型コロナウイルス感染症拡大による影響を乗り越えるため、感染拡大防止や販路回復・開拓や事業継続のための経営計画の取り組みに対して補助金を支給するものです。説明会では趣旨と内容を説明し、計画の相談や申請書記入の助言を行いました。参加者の多くは生産・販売時の接触機会を減らすことや、作業効率向上のための農機購入など、今後の経営継続に備える予定です。
 JAの営農生活課職員は、同制度の対象概要や申請に必要なポイントを生産者が分かりやすいい資料を作りました。山嵜天稔主任は「経営継続に関する取り組み」と「感染拡大防止の取り組み」の2種類について対象になる例をあげて説明をしました。山嵜主任は「情報が出てからの申請期間が非常に短かったため、説明後その場で申請書作成ができるよう準備をしました。こうした補助金などの情報提供を積極的に行い、農家の生産意欲につなげたいです」と話しました。
(写真:真剣に説明を聞く参加者)



<店内展示涼しげ>
 多西支店は、店舗内でスズムシとメダカを飼育し展示しています。
 職員がお客様から約10匹ずつ譲り受け、同支店に持ち帰って飼育を始めたのがきっかけです。
 スズムシの卵は、冬場には飼育マットが乾燥しないよう霧吹きで水を掛けて湿らせるなどして丁寧に育てました。4月にふ化が始まり、スズムシの数は昨年の3倍以上になりました。土・日曜日は職員が交代で自宅に持ち帰り、キュウリやナス、同支店で育てたトマトを与えて世話をしました。メダカはガラス鉢で飼育し、水草を浮かべて夏らしさを演出しています。同支店で産卵した卵から稚魚が6匹産まれ、現在もふ化し続けています。
 市倉俊哉副支店長は「新型コロナウイルスの影響で季節のイベントが中止になっています。店内に響くスズムシの声を聞き、メダカの涼しげな姿を見て、お客様に季節を感じてもらいたいです」と話しました。
(写真:順調に育つスズムシとメダカ)



<コラボ商品が好評>
 日の出町産の「完熟パッションフルーツ」と「福嶋牧場ソフトクリーム」がコラボしました。  JAあきがわ日の出町ふれあい農産物直売所のソフトクリーム販売店舗の新商品「パッションフルーツトッピング・プレミアムソフト」が好評です。
 プレミアムソフトには、同町の野口雅範さん(35)が育てた完熟パッションフルーツと、同町福嶋牧場の直送新鮮しぼりたて牛乳のソフトクリームを使用。プレミアムソフトにはあっさりとしたミルク味のソフトクリームに、甘酸っぱい酸味のパッションフルーツのソースをトッピング。ソースを作る際に適度に残したパッションフルーツの黒い種が食感にアクセントを加えています。価格は460円(税込)。
 コラボすることで、同直売所で販売する野口さんが栽培した生のパッションフルーツのPRにもつなげます。今年は曇雨天続きで気温も上がりきらずパッションフルーツの着色が遅れましたが7月20日に初出荷し、収穫ピークはこれからです。
 「福島牧場ソフトクリーム」は2008年夏に販売が始まると口コミで人気が広がり、シーズン中は長い列ができます。同町産のトマトを使った塩トマトやブルーベリーソースなどのトッピングもお薦めです。ソフトクリームをのせた飲料やかき氷も販売しています。
 同店舗責任者の福嶋みさ子さん(66)は、「安全で美味しいものを安定して提供してきました。これからも多くの人に食べてもらいたいです」と話します。野口さんは「パションフルーツを文字通り、情熱を傾けて栽培しています。ぜひ味わってほしいです」と熱く語りました。
(写真:パッションフルーツトッピング・プレミアムソフトと生のパッションフルーツをPRする福嶋さん(左)と野口さん(右))



<都立学校の給食にトウモロコシ提供>
 あきる野市のJAあきがわの秋川ファーマーズセンターは7月2日と15日の2日間、同市の都立あきる野学園の学校給食に同市特産トウモロコシ「ゴールドラッシュ」300本と、収穫前の茎に実が付いた状態の株2本を提供しました。JAが都立学校に食材を提供するのは昨年に続き2年目。
 同学園では16日、地産地消による食育の一環で、知的障害教育部門小学部5年生が生活単元の授業で「トウモロコシの皮むき体験」をしました。
 担任の大友智弘教諭が、トウモロコシのむき方とゆでて今日の給食に出ることを説明しました。収穫前の株を見せると児童から歓声があがり、興味津々で株の雄しべを撫でたり、実を確認したりしました。 一斉に皮むき作業に取り掛かり、1枚1枚丁寧に皮をむく児童や、むいた皮やひげの感触を確認する児童など、それぞれ体験を楽しみました。トウモロコシはゆでて全校児童と全教職員の給食に提供しました。自分でむいたトウモロコシを食べた児童らは「とても甘くておいしい」と笑顔で話し、トウモロコシのおかわりも完食しました。
 同校の原祐子栄養士は、「あきる野市産や都内産の食材を知るきっかけとして、今後も給食に取り入れていきたい」と話します。
 JAは学校給食に農産物を提供することで、新鮮で安全・安心な地元産農産物のPRとJA組合員の生産振興、農業所得の向上を図ります。
 JA管内や都心部で農地やJAが無い、もしくは少ない空白行政区の学校給食に食材を提供した「食農教育」活動の他、渋谷区のJA東京アグリパークや地域の各種イベントへの提供などを継続し、地域農業の重要性・必要性をPRしていく予定です。
 JAは自己改革の一環で、学校給食への食材提供の拡大を重点施策として年間出荷量16㌧を目標にしています。
(写真:皮をむいたトウモロコシを大友教諭に見せる児童ら)



<農業体験受け入れ>
 日の出町の都指導農業士の馬場敏明さん(63)は7月9日、JA全農東京職員3人を農業体験として受け入れました。JA全農東京の奥田康穂さん(35)と北見拓也さん(30)が農業体験をしたいという強い思いがあり、以前JA全農東京に勤めていた馬場さんの長男の貴之さん(35)に依頼して農業体験が実現しました。
 体験内容は、5年に1度行う鉄骨ハウスのビニールを張り替えです。馬場さんの指導の下、はしごを使い鉄骨ハウスの屋根に上り、転落に気をつけながらスプリングをはめ込む作業などをしました。奥田さんは「最初は恐怖心があったが、鉄骨ハウスの上で作業をしたことがなかったので経験出来てよかったです」と話しました。北見さんは「全農職員として、農作業の体験をいかして組合員さんに農業資材を提案したいです」と力強く話しました。
 貴之さんは「奥田さんと馬場農園のタイアップで実現したこの体験を、日々の業務にいかして欲しいです。今後も継続する予定です」と話しました。
(写真:スプリングの受け渡しをする貴之さん(左)と奥田さん)



<農業用廃棄ビニール回収>
 JAあきがわは7月2日、経済センターマイム東側駐車場で管内の農家12戸から農業用廃棄ビニール77袋を回収しました。農業で出るごみの削減及び適正処理が目的です。各経済店舗で専用袋を販売しました。回収の際に1袋50リットルを1000円で引き取りました。
 東京都農業生産工程管理(GAP)認証を取得した農家からの要望で、回収時JAに提出する委任状に袋数の記入欄を設け、ごみの排出記録が残るようにしました。
 組合員を支援するため、1997年から年2回、回収を行っています。JAでは適正処理はもちろん、生分解性マルチや耐久性の高い被覆資材の利用によるプラスチックごみの削減も促しています。
 廃棄ビニールを同経済センターに持ち込んだ組合員の野崎智経さん(43)は、「大量に出る廃棄ビニールを適正に処理できて助かります。今後も活用したいです。」と話しました。
(写真:廃棄ビニールを手渡す野崎さん(左)と受け取るJA職員)



<日の出町ブルーベリー生産振興組合 地元朝市に初提供>
 日の出町のブルーベリー生産者で組織する「日の出ブルーベリー生産振興組合」は7月11日、同町商工会が主催する「第71回ひので朝市」に、旬を迎えた生のブルーベリーを初めて提供しました。1パック(100グラム)200円(税込)で販売しました。 同組合は通常、JAあきがわの日の出町ふれあい農産物直売所にブルーベリーを出荷しています。今回、同町の「ひので肝要の里」から生のパック詰めブルーベリーの提供依頼を受け、特産のおいしさを多くの人に知ってもらおうと、朝市へ納品しました。販路を開拓することで農業所得の増大も視野に入れています。 「ひので肝要の里」は同町の手作り商品の製造や販売をする施設で、以前から同組合のブルーベリーを使ったジャムやソースなどを加工販売し、朝市に出店していました。朝市は12月の開催以来、新型コロナウイルスの影響で中止していましたが、7か月ぶりに再開。JA組合員でブルーベリー生産者の浜名孝子さん(74)が、大粒のラビットアイ系ブルーベリーを30パック納品。浜名さんは「新鮮が一番。朝5時から収穫したみずみずしい生のブルーベリーをぜひ食べてほしいです」と話しました。 同町では、収穫時期が6、7月のハイブッシュ系と、7、8月のラビットアイ系を主流に様々な品種が栽培され、JA管内の直売所などに9月ごろまでずらりと並びます。
(写真:朝摘みブルーベリーをPRする「ひので肝要の里」スタッフ)



<コロナ影響など議員ら農業視察>
 日の出町JAあきがわ直売所運営委員会の馬場敏明会長は7月1日、塩田博昭参議院議員、青梅市議会議員、日の出町議会議員ら7人の視察を受け入れました。 農家で、新型コロナウィルスの影響や新規就農後継者、人手不足問題、生産緑地制度の現状について把握することが目的。新規就農と親元就農との違いや、日の出町には生産緑地指定がないことなどが話し合われ、都市農業において後継者が営農を安定して継続することの難しさを確認しました。塩田議員は「周年栽培を続けることの大変さを学び、都市農業の必要性を強く感じました」と話しました。 馬場会長は「日の出町は生産緑地指定がないので、後継者が農業を続けるために対策を考えてほしいです」と訴えました。 馬場会長は野菜苗の出荷の他、露地野菜やトマトとキュウリの施設栽培に力を入れています。後継者とともに周年栽培に取り組み、年間を通じてJAの直売所などに出荷しています。新型コロナウィルスの影響で学校給食への納品はありませんでしたが、家庭消費の増加で需要の高まったJAの直売所への安定供給に努めました。
(写真:キュウリとトマトの品種について説明する馬場会長(右))



<親子農業体験あぐりスクール開校>
 6月20日、秋川ファーマーズセンターの隣の市民農園で、2020年度あぐりスクールを開校し、9家族34人が参加しました。管内に住む親子に農作業を楽しんでもらい、自然や農業への興味・関心を高め、農家の仕事を知ってもらうことが目的です。例年は3月に開校式を行い、その後、毎月1回農作業を行っていましたが、本年度は新型コロナウイルスの影響で実施を見合わせて、6月の開校となりました。昨年から青壮年部役員が農作業の指導をしており、同部長の青木崇さん(45)と同部役員の笹本善之さん(37)の指導で、サツマイモを定植し、ジャガイモ、タマネギ、ニンジン、ヤングコーンを収穫しました。
 笹本さんは、サツマイモの苗から小さな根が出ていることや苗の植え方で収穫時の芋の大きさと数が変わることなどを説明しました。参加者は熱心に話を聞いた後、高畝に敷いたマルチの穴に苗を丁寧に植えました。ジャガイモの収穫では、一生懸命掘ったジャガイモでいっぱいになったコンテナを子どもたちが協力して運びました。
 青木さんは「野菜づくりを通じて、自然と上手につきあう農家の仕事を知ってもらいたい。これからも子どもたちが野菜作りを楽しめるように同部で協力していきたいです」と話しました。  次回は8月にダイコン、ハクサイの播種(はしゅ)、モロヘイヤの収穫を予定しています。
(写真:サツマイモを植える参加者)



<店周地域の清掃で交流>
 東秋留支店は6月17日、毎月第3水曜日に行っているお客様感謝デーに合わせて、同支店職員が店舗周辺地域の清掃活動をしました。2014年度に始まり7年目となる地域貢献活動の一環で、当初は支店を中心に半径500メートルの地域の住宅街や通学路を3コースに分けて清掃していました。現在はよりきめ細かい清掃をするために1周約1キロメートルの6コースに分けて清掃を実施しています。
 掃除をしながら通学する児童や生徒と挨拶を交わし、見守り活動も兼ねて行い、地域住民と交流を図っています。清掃活動中には地域住民から「きれいになって良い。掃除頑張ってね」と声をかけていただけます。
 同支店の遠藤弘之副支店長は「これからもこの活動を継続することで、地域住民との距離を縮め、さらなる地域密着を目指していきたいです」と話しました。
 注意:現在は密を避けるため「お客様感謝デー」を行っておりません。
(写真:清掃する職員)



<涼しさ感じるグリーンカーテン>
 五日市支店は、グリーンカーテン作りに取り組んでいます。節約や省エネ効果、地球温暖化対策の他、地域交流の拠点とするためお客様に涼しさを感じてもらえることが目的です。5年目となる今年は、オカワカメとパッションフルーツの2種類を育成しました。
 これまでに学んだことを生かし、例年以上の完成度を目指しています。葉や実が食べ頃になったら、支店職員で楽しむ予定です。
 岡部浩政副支店長は「お客様も出来上がりを楽しみにしています。期待に応えられるように育てていきたいです」と話しました。
(写真:パッションフルーツの花つき具合を確認する職員)



<再開、年金相談会>
 6月20日に東秋留支店で今年度初となる年金相談会を行い、相談客、5組、6人が訪れました。
例年だと毎月第3土曜日に、年金等に精通した専門の社会保険労務士がきめ細やかに相談に対応しているが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、4、5月の年金相談会は中止しました。
当日はドアノブ、テーブルなどの消毒、マスクの着用、相談客との間に透明アクリルパネルの設置など、感染予防の徹底に努めました。
 相談客は、「早く相談したかったが、新型コロナウイルスの影響で中止していたので仕方がなかった。感染予防に努めてもらったので、安心して相談することができました」と話しました。
 同支店の遠藤弘之副支店長は「2か月間開催できなかったが、無事に開くことができてよかったです」と話しました。
 金融共済部の丸山芳博貯金課長は「年金の受け取り方を知らない人も多いので、相談会を開催することが大事だと改めて感じました。今後も感染予防に細心の注意を払いながら、開催していきたいです」と話しました。
(写真:自分の年金について熱心に耳を傾ける相談客)



<心落ち着くミニチュア作品展示>
 多西支店は6月下旬、利用客の富山一さん(79)が制作した古民家のミニチュア作品を展示しました。
 ミニチュアは赤い花が咲いたサルスベリの木で夏を表現しています。古民家を題材に四季折々の自然美を表現した心落ち着く作品です。川原の流木や自生する植物を材料に使い、足りないものはホームセンターで買ったりもします。
 職員が富山さんの自宅を訪問した際に、古民家のミニチュア作品をもらったことを機に展示につながりました。
 作品を見たお客様は「季節ごとに展示品が代わるので来店するのが楽しみです。地元住民が素晴らしい作品を作っていて驚きました」と感心しました。 同支店では以前から、組合員が描いた絵や写真を展示ブースに常設しています。ミニチュア作品の新作が完成すると入れ替えています。富山さんは「同じ趣味を持った人と交流を深められたらうれしいです」と話しました。
(写真:じっくり作品を鑑賞する職員)



<スイートコーン新入職員が収穫>
 6月24日、あきる野市雨間の五日市街道沿いの畑で2020年度新採用職員6人を対象に、農業体験研修として秋川地区特産のスイートコーンの収穫体験を実施しました。
 スイートコーンの品不足解消と、新採用職員の農業への理解を深めることを目的に実施しています。耕作が困難な組合員の畑を借りることで、低利用農地解消も視野に入れています。
 新採用職員は、谷澤俊明専務と指導経済部営農生活課職員4人の指導の下、3月に播種(はしゅ)した1000本以上の「ゴールドラッシュ」を収穫しました。親睦を図りながら農業の大変さを体験しました。谷澤専務が「採れたてが一番おいしい。生のまま食べてみて」と指示して試食しました。新採用職員は「とても甘く、梨のような甘味があった」と驚きました。収穫したスイートコーンはJA東京アグリパークで販売する予定でしたが、新型コロナウイルスの影響でイベントが中止となったため各店舗に新採用職員が配布しました。
 谷澤専務は「同じ時期に同じ種をまいても成長に差がでる。職員としてさらに成長するため仲間とお互いに高め合い、個性を伸ばしながらいろいろなことを学んでほしいです」と話しました。
 新採用職員の榎戸大河さん(23)は「自分で播種(はしゅ)から収穫まで体験したことで、短い間だがスイートコーンの成長を知ることができました。これからいろいろな経験をして自分自身も成長していきたいです」と話しました。

(写真:採れたてのスイートコーンを選別する新採用職員)



<直売所のナイスカップル>
 多西地区の武田竜哉さん(38)、裕子さん(37)夫妻はトウモロコシ、エダマメ、レタスなど約20品目の野菜を栽培し、秋川ファーマーズセンターに出荷しています。
 竜哉さんは就農前の仕事で全国の農家に会ってさまざまな話を聞き、自分で農業をやりたいという思いが強くなり2018年に就農しました。
 夏に向けて秋川地区特産のトウモロコシ栽培に汗を流しています。「ゴールドラッシュ」と「わくわくコーン」を主に栽培しており、竜哉さんは「特産のトウモロコシは自信を持っておすすめできるので是非味わっていただきたい」と話しました。
 裕子さんは珍しい品種の野菜にはオリジナルラベルを作り、手掛ける野菜の魅力をアピールしています。「夫が作った野菜をおいしく食べてもらいたいので、調理のワンポイントを載せています」と笑顔で話しました。
 夫婦仲良しの秘訣は「娘がいること」。喧嘩をしてもその日のうちに仲直りできます。二人は「安心・安全でおいしいと喜んでもらえる野菜を提供したいです。体に気を付けながらこれからも夫婦仲良く楽しく農業をしていきます」と楽しそうに話しました。

(写真:サニーレタス、グリーンリーフを仲良く収穫する武田さん夫妻)



<安全・安心な地場産農産物の良さ学ぶ>
 4月2、3日の2日間、令和2年度新採用職員7人を対象に組合員で都指導農業士も務める2人の協力で、農業体験研修を実施しました。
 新採用職員は生産者の思い、生産者が栽培した安全・安心な地場産農産物の良さ、直売所を通じた地産地消の重要性や農産物の生育過程を学びました。
 研修は自己改革の一環で、農業生産者と触れ合い、組合員の農業・農家経営に対する考え方を体得することが目的です。農業未体験の新採用職員が農業や組合員に向き合い、農業に対する意識を高め、地域農業を担う組合員を知ることで地場産農産物の良さを知り、多くの人に紹介できるようになり、地産地消につなげます。
 日の出町大久野地区の馬場敏明さん(63)、あきる野市草花地区の笹本輝明さん(64)から熱心な指導を受け、農業生産の基本と重要性を学びました。
 馬場さんの指導で新採用職員4人はハウスでピーマンやトマトの苗ポットの間隔を広げるスペーシング、トレイにキュウリの播種(はしゅ)をした。笹本さんの圃場(ほじょう)では3人がトマトの苗植え、ニンジンの収穫などをしました。新採用職員からどのような作業をすると野菜に好影響があるのかなどの質問が出ました。
 新採用職員の松井翔太さん(22)は「苗の野菜がどのような過程で実をつけるのか知りたい。この研修を無駄にしないよう、収穫するまで畑で指導を受けたいと思いました」と話しました。
 馬場さんの長男で一緒に指導した貴之さん(34)は「野菜は手を掛けるとよく育ちます。自分自身にも手を掛けてJAらしい職員に育ってほしいです」と話しました。
(写真:ピーマンの成長過程を教える馬場貴之さん(右))



<シバザクラ満開>
多西支店のシバザクラが今年も満開です。白やピンク、薄紫色などの彩りに魅せられ、立ち止まる人も多い。
花壇に咲くシバザクラは、来店客に喜んでもらうため、3年前に植栽。職員が始業前に水やりなどの管理をしています。今年は昨年よりも苗が大きく育ち、3色のチューリップと共に満開になり、例年よりも花壇をにぎわせています。
清水茂樹支店長は「職員が交代で花壇の手入れをしている。シバザクラが美しく咲いてくれたことに感謝したい」と話しました。
(写真:シバザクラを手入れする職員)



<新型コロナウイルスの感染拡大防止>
 日の出ふれあい農産物直売所は新型コロナウイルスの感染拡大防止の対応のため、来店客に一定の間隔を空けて並ぶよう呼び掛けています。
開店前の整列時にJA直売所運営委員会日の出地区出荷部会長の松本哲男さん(65)と同部会員、JA職員ら12人で白線を引き、注意を促しました。
レジ前に農業資材を使った飛沫(ひまつ)感染防止カーテンも設置しました。
同直売所は入場のみとし、隣接する日の出経済センターぐりむを出口とし、、20人ごとの入場規制をしました。朝だけで100人以上の来店客があったがトラブルはありませんでした。
根津昭彦センター長は「新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、人と人との間隔を空けることが大切。直売所を営業し続けるために行っていく」と話しました。
(写真:間隔を空けて並ぶ来店客)


令和元年度のニュース


<管内の市町村にレジ袋収益金寄付>
 JAあきがわは3月31日、JA各経済センターと直売所でのレジ袋の収益金の一部を、環境対策に活用してもらおうとJA管内の檜原村、日の出町、あきる野市に寄付しました。
 JAは2019年8月1日から各経済センターと直売所でレジ袋の無料配布を中止。希望者にはレジ袋をS・M・Lのサイズにかかわらず1枚一律5円で販売している。プラスチックごみの削減を目指し、国がスーパーなどの事業者に対しプラスチック製レジ袋の有料化(無料配布の禁止)を法令で義務化する考えを示したのを受けました。JAは各経済センターや直売所のポスター掲示の他、JAの広報誌「せせらぎ」やホームページなどで買物袋等持参への協力を呼び掛けました。
 同町産業観光課の木崎義通課長は「寄付金は、環境保全に大切に使います」と話しました。
 JA坂本勇組合長は「寄付金は環境保全活動の一助に役立てて欲しいです。プラスチック製買物袋の削減に協力してもらうことで、ライフスタイルを見直すきっかけとなり、買物の際のマイバック持参を定着させて環境問題解決への第一歩につなげたいです」と話しました。
 昨年9月には各経済センターと直売所では、JA名入り特製コットンエコバッグの販売を始めました。特別価格1枚100円(税込)で販売中の軽くて丈夫な特製コットンエコバッグは多くの利用客に好評です。JAは自己改革の一環で、使い捨てプラスチックの使用を減らして環境保全の役割を果し、社会的評価を高めることで経営基盤の強化を図ります。
(写真:寄付金を手渡すJA坂本組合長(右))



<新採用職員が農業体験研修>
 3月23日、あきる野市の畑で農業体験研修を開き、2020年度新採用職員を対象に秋川地区特産のトウモロコシの播種(はしゅ)などを行いました。
 トウモロコシの品不足解消の他、新採用職員の農業への理解を深め、農家と交流することが目的。17年から行っています。耕作が困難な組合員の畑を借りることで、低利用農地解消も視野に入れています。
 直売所運営委員会秋川地区出荷部会の会員4人とJAの谷澤俊明専務、営農生活課の職員3人が指導を担当。化成肥料をまき、マルチ張りができる耕運機でマルチを約60㍍で4列敷きました。
 マルチの穴に「ゴールドラッシュ」の種を2粒ずつまき、農ポリシートをかぶせてトンネルを作った。新採用職員は農作業を楽しみながら親睦を深めました。
 新採用職員の武藤美咲さん(20)は「単純そうに見える作業でも、実際にやってみると大変だった。トウモロコシが大きく育つとうれしい」と話しました。指導した同部会の山崎健会長は「トウモロコシとともに成長してほしい。楽しみにしているひとにおいしいトウモロコシを提供したい」と話しました。
 五日市街道は「トウモロコシ街道」として有名。夏になると街道沿いは一面のトウモロコシ畑が広がります。
(写真:慣れない手つきで播種する新採用職員)



<2団体が江戸東京野菜「のらぼう菜」視察・のらぼう部会視察受け入れ・広がる交流の輪>
 あきる野市五日市地区の「のらぼう菜」生産者で組織するJAあきがわ五日市ファーマーズセンターあいな「のらぼう部会」は2月22日に「伝統野菜プロジェクト」、今月23日に「かわさき“のらぼう”プロジェクト」の視察を受け入れました。 伝統野菜の応援活動をしている「伝統野菜プロジェクト」の会員は、同地区特産で江戸東京野菜の「のらぼう菜」について詳しく学ぶことが目的です。 「かわさき“のらぼう”プロジェクト」の会員は、川崎市多摩区で栽培されるのらぼう菜の本を出版するに当たり、五日市地区との違いを知る目的で参加しました。 あきる野市の2圃場(ほじょう)と子生神社の「野良坊菜之碑」を訪れました。 視察では、のらぼう菜の出荷規格や販路の他、同部会の歴史などについて質疑が交わされました。同部会はイベントや学校給食にのらぼう菜を提供するなど、PRに努めていることを伝えました。 同部会の乙戸博会長は「昨年の台風19号で大水が出て小さかった苗が流されるなどしましたが、残った苗を大切に栽培し今年もおいしいのらぼう菜が育ちほっとしています。 視察を受け入れることで、五日市地区ののらぼう菜のPRにつなげたいです」と話しました。
(写真:のらぼう菜ついて説明する乙戸会長(右))



<江戸東京野菜「のらぼう菜」販売>
 五日市支店は3月4日、五日市地区特産で江戸東京野菜の「のらぼう菜」を、去年に引き続き店舗前で販売を始めました。五日市ファーマーズセンターあいな「のらぼう部会」が生産したのらぼう菜を3、4月の毎週水曜日に販売。
 多くの地域住民に購入してもらい、特産野菜のPRをすることが目的です。
 購入者に手渡したのらぼう菜レシピも好評で、用意した30袋は1時間ほどで完売しました。
 今年初めてのらぼう菜販売を企画した増戸支店は、午前中に用意した20袋を完売しました。
 栗原保之五日市支店長は、「地域の皆さまに旬の味を楽しんでもらいたい。今後も地域貢献活動を行っていく」と話しました。
 JAでは自己改革「地域貢献活動による都民理解の醸成」の一環として、地域の祭りなどイベント時には各金融店舗で農産物を販売し、PRしています。
(写真:購入客にのらぼう菜を渡す栗原支店長(左))



<江戸時代の酒を復刻>
 あきる野市小川地区の米生産者と福生市熊川の石川酒造は共同し、100%小川産のコシヒカリで酒造りを始めました。米生産者や販売に携わる地元商店会員、JA職員ら約30人が2月28日、醸造元の石川酒造で発酵具合を確認しました。仕込みタンクをかき混ぜて櫂(かい)入れ作業を体験し、フレッシュな酒の香りを確かめました。
 地場産のうるち米を使い特産物を作ることで農家の所得増大を図り、街おこしにつなげることが目的です。
 石川酒造は江戸時代にあきる野市小川地区の森田醸造から蔵を借りて酒造りを学び、創業当時は「八重桜」の銘柄で酒を売り出しました。この銘柄はもともと森田醸造の「八重菊」に因んだもので、今回のプロジェクトは地元産コシヒカリを使った純米酒として「八重菊」を復刻しようという試みです。
 生産者の森田康大さん(49)は、「地元産のコシヒカリを使った酒造りのプロジェクトは農家2、3人の話から始まり、生産者、地元商店会の協力のもと『八重菊』を復刻することができてうれしい。今から完成が楽しみで、生産者も地域も活性化につながれば」と笑顔で話しました。
 順調な仕上がり具合で、「八重菊」は来月(4月)から生酒と秋には熟成酒の2種類を販売予定です。
(写真:復刻版「八重菊」をPRする生産者の内山晃さん(左)、石川酒造社長の石川彌八郎さん(中央)、生産者の堀部晋さん(右))



<GAPの意義伝える>
 JAあきがわ組合員で東京都日の出町の野口雅範さん(35)と同町の指導農業士、馬場敏明さん(63)は2日、青梅市農業経営者クラブと同市農業委員会の合同視察会を受け入れ、講演会を開きました。農業者や市職員ら22人が参加しました。
 野口さんは同町役場で「東京都GAPへの取り組み」題し、的確な動線確保と整理整頓は家族のリスク回避につながることなどを説明。馬場さんは指導農業士の活動について、多くの協力者からの継続したバックアップが大切と伝えました。その後それぞれの農場を案内しました。
 同市農業委員会の福島正文会長は「野菜で都版のGAP(農業生産工程管理)認証を取得した実際の圃場(ほじょう)を視察するために計画しました」と話しました。参加者は栽培管理や苦労した点、取り組みについて盛んに質問を投げ掛けました。
 野口さんは「視察で受ける質問から新たな改善点も見えてくるので、GAP継続の良い刺激になります。西多摩地域で多くの人がGAP認証を取得できるよう手助けしたいです」と話しました。
(写真:自宅敷地内に建設した堆肥舎について説明する野口さん(右))



<「日の出町で農機具無料点検を開催>
 JAは2月19、20日の2日間、日の出経済センターぐりむで農機具無料点検会場を設置し、出張点検を行いました。専門知識が必要な農機具点検を無料で行い、作業効率向上や農作業による事故を未然に防ぐことが目的です。
同センターでの開催は2018年以来2回目で、多くの組合員へ利用を促すため管内店舗へチラシやポスターを掲示し周知を行いました。
 2日間で39人の組合員がトラクターや耕運機などの農機具を持参し、営農支援係職員が計64台の点検やオイル交換をしました。点検中に修理が必要なものがあれば、同センターへ持ち帰り、丁寧に対応しました。
 来店した嶋崎学さん(70)は「無料点検なのに作業は丁寧で、手入れの仕方の相談もできた。預けた農機はその日のうちに作業が終わっていて農業者は大変助かっている」と喜びました。
 JAはJA自己改革の柱として2016年度から営農支援事業を始め、営農支援センターで無料点検を行ったが、「各地区で開催してほしい」との組合員の要望をうけ、17年から各地区で開催しています。前回は檜原村やすらぎの里で行い好評を得ました。来年度も無料点検を継続して行います。
(写真:管理機を点検する営農支援係職員(右))



<「野菜栽培講習会を開催>
 営農部会は2月13日、五日市経済センターあいなで野菜栽培講習会を開きました。同部会員に野菜の栽培技術を紹介し、生産量を増やしてもらうのが目的です。都西多摩改良普及センターの山岸明主任普及指導員が講師を務め、「端境期対策および最近の技術情報」と題して講義し、会員13人が参加しました。
 山岸さんは、近年JA管内で取り組んだ課題やJA町田市青壮年部会の研究事業、農林水産省が紹介している栽培技術について講義しました。秋どりエダマメについて、試験栽培の結果から得た管理方法や品種間差の紹介がありました。「資材で代用可能なものはあるか、直播きと苗を作った場合ではどのような違いがあるか」など多くの質問がでました。
 同部会の野島崇会長(47)は「役員会で、定年帰農者向けの基礎講座を各地区で行いたいという意見が出て、普及センターの協力で実現した。今後も部会員の要望を聞き、他の地区でも講習会を開きたい」と話しました。
(写真:事例紹介する山岸普及指導員と真剣に話を聞く営農部会員)



<「新春装いフェスタ」で農業機械展示>
 JAは4日~6日の3日間、本店で行った「新春装いフェスタ」で全農の農業機械を展示しました。
 「新春装いフェスタ」は組合員のより快適な暮らしに役立つ装いを提供するために、寝具、羽毛商品、オーダースーツ、マッサージチェア、時計、宝飾品など、日常購入する機会の少ない商品を展示販売するイベントで、2017年から行っています。生活で活躍する商品を幅広く取り扱ってきたが、付き添いで来店した男性や、営農の相談でJAに来店した組合員が実際に触れるように、全農に協力を仰ぎ、昨年から農業機械の展示販売が実現しました。
 農家の経営状況に合うようトラクターや耕運機、噴霧機など、さまざまな用途、大きさの農機具7台を展示した。最新の農機具もあり、興味を示す来店客で賑わった。
 来店客は、「別の用事で来店したが、農機の展示があると聞いて立ち寄った。最新の農業機械に触れる機会があってうれしい」と話しました。
(写真:運転姿勢をとって操作性を確かめる来店客)



<秋川渓谷雛めぐりで来店客集う>
 JA五日市支店は2月8日~3月8日の期間中、「秋川渓谷雛めぐり」に参加しています。雛めぐりは各家、各商店に伝わる大切な雛人形やつるし雛などを、同市五日市地区と増戸地区の街道沿いを中心とした商店や同市役所五日市出張所、五日市郷土館など約50軒で展示。開催期間中は、抽選で景品が当たるスタンプラリーや記念撮影ができる顔出しパネルなどがあり散策しながら楽しめます。
 同支店は地域の活性化を目的に今年で4回目の参加で、組合員の南澤トシさん(86)と浦野洋子さん(77)姉妹が作成した「つるし雛」を展示している。かわいらしく華やかなつるし雛が、利用客を迎える。昨年までは正面入口ATMコーナーを中心に展示したが、今年は配置をかえて支店内ロビーにも展示しました。
 栗原保之支店長は「つるし雛を目当てに遠方からの来店客も年々増加し、とても好評だ。今後もJAとして積極的に地域活性化のために取り組んでいく」と話しました。
(写真:つるし雛を展示する五日市支店の職員)



<ポット耕栽培で安定供給>
 JA直売所運営委員会日の出地区出荷部会の坂元崇さん(42)は6日、東久留米市認定農業者の会と同市農業経営者クラブの「合同先進地視察研修」を受け入れました。
 研修は先進地を視察し、今後の農業経営に活用することが目的です。
 坂元さんは自身の経験から、農外からの新規就農やITを用いた環境制御型パイプハウスでポット耕栽培による越冬トマト栽培について説明しました。
 この栽培方法は土耕栽培に比べ、多くの苗を栽植することができ、より高い収量を得られる。地上から約50センチのところで栽培しているので、土壌病害の発生を抑制できるのが利点です。
 坂元さんは「都西多摩改良普及センター担当普及員の勧めにより導入したポット耕栽培は栽培方法がマニュアル化されているため、栽培技術の習得も容易。安定供給、継続出荷とさまざまな効果を発揮するので新規就農を考えている人にはお勧めできる」と話しました。
(写真:定植準備中のポットの前でシステムについて説明する坂元さん右)



<屋城小学校餅つき>
 JAは2月上旬、あきる野市立屋城小学校で行われた餅つき大会に参加しました。同校は、児童の農業理解を深めるために水稲栽培の体験授業を毎年行っており、今回で12回目です。
 JA理事の山本典宏さん(66)が、苗作りから田植え、稲刈り、食べるまでの一連の作業を指導しました。
 1年かけて育てた「マンゲツモチ」を羽釜の上で蒸し、児童らは蒸したもち米にしょうゆをからめ食感を確認しました。 その後、力強くついてもち米から餅への変化を楽しみ、つき上がった餅はあんこ・きな粉・磯部など味わいました。
山本理事は「つきたての餅を食べる児童の笑顔を見られてうれしい。当たり前に食べている米ができるまでには大変な作業がある事を少しでも理解してほしい」と話しました。
(写真:餅つきを楽しむ児童とそれを見守る山本理事(右))



<ジャガイモ病害対策で講習>
 東京都檜原村の檜原地区じゃがいも栽培組合は5日、初主催で「ジャガイモ栽培講習会」をJAあきがわと都西多摩改良普及センターと開きました。JAと同栽培組合が連携して地域農業者の所得増大と生産量拡大に貢献することが目的です。組合員と住民27人が講習会に参加しました。
 本格的な特産ジャガイモの作業前に同村役場で、同センターの山岸明主任普及指導員が講師を務め、「ジャガイモ疫病とそうか病の生態と防除」と題して講義し、初実演をしました。そうか病の防除を目的に、同組合員が育てた江戸東京野菜の「おいねのつる芋」と同村固有種「アカイモ」や、JA五日市ファーマーズセンターあいなで購入した2種の種芋、全4種を用い、消毒の仕方を実演した。アタッキン水和剤に浸漬(しんせき)した後、新聞紙の上に並べて乾燥させ、消毒の注意点を説明しました。種芋の切断や土壌処理、土寄せの効果など、同村の実態に沿った防除法や生理障害の発生原因や防止法について学んだ。参加者からは、農薬の種類や散布回数、種芋の植付け方法など多岐にわたり質問がでました。
 同栽培組合組合長の鈴木留次郎さん(73)は「品質が良くおいしいジャガイモを増産して、村のPRに努めたい」と感想を話しました。
(写真:ジャガイモの消毒法を説明する山岸さん)



<社協へ16万円寄付>
 JAは1月30日、JA本店で同市社会福祉協議会へ寄付金の贈呈式を行いました。
 2019年11月1日~12月30日の間に募集した「2019冬キャンペーン定期貯金」の実績金額に対して0.015%相当を利用者の自己負担なく、JA管内3市町村の社協に寄付をします。2014年から毎年行っており、今年度は16万円を寄付しました。 寄付金は地域福祉やボランティア活動費などに役立てられる。
 坂本勇組合長は「JA管内の各社協へ直接寄付をしている。今後もできる限り寄付をし、多方面から地域貢献活動をしていきたい」と話しました。
(写真:寄付金の目録を手渡すJAあきがわの坂本組合長(左)と同市社会福祉協議会倉田会長)



<秋川地区出荷部会視察研修>
 JAあきがわ直売所運営委員会秋川地区出荷部会は4、5日の2日間、群馬県前橋市の関東甲信クボタグループが運営する「おれん家(ぢ)農園」を視察研修しました。
19人が参加し、クボタファーム構想のひとつとして運営されている低コスト省力・精密技術を実践、実施する同農園を視察しました。
  同農園の農場長後藤大悟さん(38)は、作物と作業者に最適な環境が売りの間口最大20mの「広間口無柱ハウス」や、設備も農薬も最小限で環境にやさしい農法のフィルム栽培システム「アイメック」の説明をしました。会員は熱心に聞き入り「ハウスは風雪等に耐久が強いのか、フィルムシステムはウィルス、病原菌にどのようなメカニズムで対応されているのか」等、多くの質問が飛び交いました。
 同部会の山崎健会長は「今回の視察研修で学び得たものを活用し、消費者が食べ易く、今まで以上に安心・安全で高品質な地場野菜の提供をしていきたい。来店客に再び訪れたいと思われるような直売所を目指していきたい」と笑顔で話しました。
(写真:ハウスで熱心に説明を聞く部会員)



<スイートコーン部会新品種視察研修>
 秋川地区の特産トウモロコシの生産者でつくる、JA経済センターマイムスイートコーン部会は21日、埼玉県加須市のトキタ種苗株式会社「大利根研究農場」を視察研修し、23人が参加しました。
  同部会は毎年種苗会社を訪れて新品種について学び、部会役員が試作。試作結果をもとに品種検討会を開き、部会推奨品種を決定しています。
  同社の新品種で早生の「ミルキースイーツ84FT」の特徴や栽培と病害虫などの注意点の説明を部会員は熱心に聞いた。播種(はしゅ)時期や他社品種との比較、中晩生品種との使い分けなどについて質問し、種を注文する部会員もいました部会長の田中雄二さん(66)は「早生品種について部会員の理解が深まった。今年は部会として6月上旬からの出荷増を目指してトンネル栽培の作付けを増やし、甘くておいしいトウモロコシを多くの人に長期間楽しんでもらいたい」と話しました。  同部会では都心部で農地やJAが無かったり少なかったりする空白行政区やJA管内の学校給食、JA東京アグリパークや地域のイベントなどにもトウモロコシの提供を継続し、地域農業の重要性・必要性をPRしていきます。
(写真:早生品種について熱心に説明を聞く部会員)



<直売所を華やかに・児童がPOP作成>
 日の出町のJA日の出町ふれあい農産物直売所は、町立本宿小学校3年生が作成した野菜のPOP(店内広告)11枚を直売所内の壁に掲示しています。
きっかけは、同町平井のJA理事、野口隆昭さん(64)が同校3年生65人の社会科見学を受け入れ、児童が見学と学習の成果発表の際に作ったPOPを直売所で生かしてほしいと提案したことです。POPには児童が班ごとに興味を持ったトマトやダイコン、サトイモなどの冬野菜のお薦めポイントや食べ方、野口さんから聞いた野菜生産時のこだわりなどが書かれています。色とりどりの個性豊かなPOPがお客様の笑顔を誘い好評です。 発表学習で児童は「直売所とスーパーの写真と比較してみて売り場を華やかにしたいと思い、買う人の立場になって作成しました。具体的に書くと分かりやすいと思いました」とPOP作成時の思いや感想を話しました。JA直売所運営委員会日の出地区出荷部会の野口雅範さん(35)は「かわいらしいPOPで店内が明るくなりました。地元でどのような農産物を生産しているのかを知り、工夫しながらおいしく安全な野菜を作っていることを学んでほしいです」と話しました。
(写真:POPを掲示する直売所会員)



<五角「合格」祈願鉛筆プレゼント>
 JA多西支店は、1月から2020(令和2)年度の入学考査料を払い込んだお客さまに五角形の受験「合格」祈願鉛筆をプレゼントしています。受験「合格」と「五角」形をかけたものです。  
  受験生やその家族が窓口に来店した際に、教育ローンのPRを兼ねて少しでも応援できないかと融資、貯金担当者が発案。地域住民が身近に感じるJAを目指し、喜んでもらえる機会を設けて地域に貢献したいと企画しました。  鉛筆を窓口で手渡すことで、不安を抱える受験生を少しでも後押ししたいと思う気持ちを伝えやすくなりました。そこから会話が広がりコミュニケーションを図ることもでき、今後の顧客満足度の向上にも繋げたいです。 須崎義則副支店長は「合格の報告を受けるとうれしいです。笑顔で『ありがとう』とお礼を言ってもらえることが多く、合格鉛筆をプレゼントして良かったです」と話しました。
(写真:合格鉛筆をPRする多西支店職員)



<本店野菜の日>
 JA本店が金融店舗内で開いている「野菜の日」が好評です。同店では2015年から毎月1回、管内直売所に出荷されている旬の野菜を店舗内で販売。
1月21日に52回を迎え、ブロッコリーや白菜、キャベツなど7種類の野菜を3人の生産者に出荷してもらい販売しました。
 JA職員と地域住民のコミュニケーションを図ることで、店舗内外の活性化と、より幅広い年齢層にJAを知ってもらうのが目的です。野菜購入客にはJA各種事業のキャンペーンや来月の販売日の告知などのチラシを渡しています。 来店客からは「毎月、野菜販売の日を楽しみに来店している」「生産者のファンになり、ファーマーズセンターにも野菜を買いに行くようになった」などと好評で、リピーターが増えています。
 生産者に出荷依頼をする神尾啓介副本店長は「天気によって客足が変わるので予報で納品量を見込むのは難しいが、生産者の協力で続けることができている。継続することで認知度が高まり大勢のお客さまに来店してほしい」と話しました。
(写真:野菜を並べる神尾啓介副本店長)



<ぐりむと日の出町ふれあい農産物直売所リニューアルオープン>
 JA日の出経済センターぐりむと日の出町ふれあい農産物直売所は店内を改装し、1月22日に「改装記念セール」を開きました。
 同直売所はオープンして31年、色あせた看板を30周年記念で制作したロゴを活用して一新し、老朽化した床を塗り直しました。同センターは客の目線を遮る高さだった購買品商品棚を低いものに変えて店内を見渡せるレイアウトに変更しました。混雑時には列になっていたレジ周りの動線を改善しました。「売り場が広く、明るく感じられる」「購入しやすい店内レイアウトになった」と来店客からは大好評です。
 改装した売り場には新たに同町産加工品コーナーと成城石井の商品コーナーを設置。改装記念セールとしてニンジンやキャベツ、米、みそ、うどんなどを特別価格で販売しました。来店客は新鮮な地元産農産物を次々に手に取り購入しました。
 JA直売所運営委員会日の出地区出荷部会の松本哲男会長は「JA職員と出荷部会員の努力で改装ができた。さらに来店客が増えることを期待し、今後も地域住民に愛される直売所にしたい」と話しました。

(写真:改装記念セールでにぎわう店内)



<農業ボランティア落ち葉掃き好評・堆肥原料集め>
 東京都日の出町の馬場農園は13日、農業ボランティアの会「東京縁農会」を受け入れ、落ち葉掃き作業を指導しました。今回の落ち葉掃きのボランティアに会員7人が参加しました。同会はJA全農東京都本部職員の大森継之助さん(30)が主催するボランティア団体で、受け入れる農家にも好評です。
 農園が所有する広葉落葉樹のコナラやクヌギなどの雑木林で、環境保全型農業に欠かせない堆肥の原料となる落ち葉を集めました。落ち葉は牛ふんや土と混ぜて1年間寝かせ、翌年1年間分の堆肥となる。
 同会の中村一貴さん(22)は「初めての落ち葉掃きで、これも農作業の一つだと分かりました。アクティブに体を動かすのが好きで気分転換にもなるので、今後も積極的に参加したいです」と話しました。
 JAあきがわ組合員で同農園の馬場貴之さん(34)は、「1トントラック8台分の落ち葉を山の斜面で掃き集めるのはきつい作業なので、大勢に作業をしてもらい仕事が進んで助かりました」と語りました。
(写真:落ち葉掃きをするボランティアの大沢さんと山口さん)



<青壮年部視察研修>
 JA青壮年部は1月15、16日の2日間、令和元年度視察研修会を開き、部員12人が茨城県のなめがたファーマーズヴィレッジと株式会社武蔵野種苗園の新治育種農場を視察しました。部員の親睦と栽培技術やJA直売所の発展につなげることが目的で、毎年あきる野市農業振興会後継者部と合同で行っています。
 青木崇青壮年部長が「来客数が伸び悩むJA管内直売所を盛り立てるため、地元特産品の強みを消費者へPRした取り組みを視察したい」と提案。特産品のサツマイモの栄養や歴史を子どもにも楽しく、わかりやすい内容で来場者に伝える同ヴィレッジを訪れました。部員は「農産物の品質も大事だが、来店者を楽しませる工夫が必要なので、とても勉強になりました」と話しました。
 同農場は総面積約8ヘクタールを有し、様々な新品種を開発しています。永田晋農場長から同部新規就農者を中心に栽培に取り組んでいる長ネギについて講義を受けました。
 視察先を計画した同部役員の野崎智経さん(43)は「長ネギの病害虫や災害に強い品種、栽培技術、特産品を使った集客の取り組みなど営農の参考になりました。視察研修を通じて部員同士の親睦を深めることができたので、今後も協力しながら地元農業をPRするイベントを企画していきたいです」と話しました。
(写真:現地ほ場で長ネギの品種を見比べる部員)



<スイーツキャベツ初出荷>
 JA青壮年部有志は1月16日、JAの秋川ファーマーズセンターに「スイーツキャベツ」を初出荷しました。「スイーツキャベツ」は東京都が認証する新しいブランドです。
 同部はJA管内直売所の新たな特産づくりを目指し、有志5人がそれぞれ試験栽培を始めました。都内で栽培し寒さにあてて年内の糖度8.5以上、1月以降の糖度9以上で形と色が良いものが条件。都の推奨品種「とくみつ」「サトウくん」に加えて「新藍」「彩音」を9月上旬から順次定植しました。暖冬の影響で糖度が上がらず年内は出荷を見送り、年明け10日の計測で有志の山下裕さん(48)が栽培する「とくみつ」が糖度9.8を計測しました。
 山下さんは「寒さにあたると糖度は上がるが凍害のリスクがあり管理が難しい。来期は高糖度で年内出荷できるように品種を検討したいです」と意欲を話しました。
 「スイーツキャベツ」をJA管内直売所に2月下旬まで出荷予定。試験栽培で取り組んだ内容を管内生産者に広く情報共有し、生産者の所得向上につなげていきます。
(写真:ブランドロゴシールを貼ったスイーツキャベツを初出荷する山下さん)



<江戸東京野菜「のらぼう菜」出荷始まる>
 五日市地区のらぼう菜生産者で組織するJA五日市ファーマーズセンター「のらぼう部会」は、1月7日から特産「のらぼう菜」の出荷を始め、部員は連日作業に励みます。
 暖冬の影響で例年より生育が早く、ハウス栽培に加えて路地栽培の出荷も始まりました。3月に入ると路地栽培の出荷が本格化し、4月中旬まで続きます。
 同部会は2月に部会を開き、生産者とJA担当者が出荷規格とイベントへの出荷予定、品質向上の徹底について申し合わせを行います。前年並みの約2.8トンの出荷を目指し、昨年約850キロを提供した五日市地区の学校給食やイベントへの提供も継続して行い、地域農業の重要性や必要性をPRしていく予定です。
会長の乙戸博さん(70)は「苗が倒れたり、流されるなどの台風被害に加えて生産者の高齢化で部員数が減少し、例年通りの出荷量が厳しい状態ですが、部員同士で助け合いながら出荷して柔らかくておいしいのらぼう菜を多くの人に味わってほしいです。昨年はJA金融店舗でも直売してもらったり、花壇に苗を植え付けてJA職員へも含めたPRをしました。JAの助けを借り、新たなイベントや販路開拓で普及促進を図りたいです」と話しました。
 江戸東京野菜にも登録されている「のらぼう菜」は、江戸時代より五日市地区で栽培が続く伝統野菜。古文書も残っており、同市小中野にある子生(こやす)神社に建立された「野良坊菜之碑」には、江戸時代の飢饉で救荒作物となったことが記されています。春が旬のアブラナ科の野菜で、収穫期は2~4月。この季節には同センターをはじめ直売所などで、ずらりと並びます。柔らかい花茎(茎の部分)にはほのかな甘味があり、他の菜花類のような苦味やクセがなく、アスパラガスのような味と歯ごたえが特長。大変人気があり、本場の味をもとめて、遠方から買いに来る人も。栄養面にもすぐれ、ビタミンCや食物繊維が豊富です。
 3月末に同神社で「小中野のらぼう祭り」が開催予定。同センターは4月初旬に「のらぼう祭り」を開く予定です。
(写真:露地栽培の「のらぼう菜」を出荷する部員)



<五日市ファーマーズセンターあいなが種馬鈴薯配布>
 JA五日市ファーマーズセンターあいなは12月17、18日に檜原村桧原地区、19日に同市戸倉地区、20日に同市五日市地区の支部長59人へジャガイモの種イモを配布しました。
 JA職員から種イモを受け取った各支部長は、予約した支部の組合員に個別配布します。来年度の春植えに向け、「男爵」、「メークイン」、「キタアカリ」、「ベニアカリ」、「とうや」、「ホッカイコガネ」の6種類、約4.3トンを組合員410人が予約しました。
 今回配布の地区は山間部が大部分を占め、店舗への引き取りは組合員の負担になるため、夏野菜の苗と冬の種イモの配布を行っています。
 桧原地区下川苔支部支部長の清水兵庫さん(66)は「檜原村は特産品のジャガイモで全国でも珍しい『じゃがいも焼酎』を村外に委託して製造をしてきましたが、村内製造の認可が下りて地産地消が出来るようになりました。観光資源としてアピールしてジャガイモの出荷を増やしていきたいです」と話しました。
(写真:種馬鈴薯を受け取る清水支部長)



<「のらぼう菜」普及に力・成長過程SNSで随時発信・学校給食に提供>
 あきる野市五日市地区「のらぼう菜」生産者で組織するJAあきがわ五日市ファーマーズセンター「のらぼう部会」は、特産で江戸東京野菜の「のらぼう菜」の普及に力を入れています。同部会は農地がなかったり、少なかったりする東京都心部の空白行政区やJA管内の学校給食、地域の各種イベントなどにのらぼう菜を提供し、地域農業の重要性や必要性、新鮮で安全・安心な農産物をPRしています。
 「のらぼう菜」を地元住民に周知させるのが目的で、同部会は2019年11月15日にJA五日市支店と本店、22日に増戸支店にのらぼう菜の苗を約30株ずつ定植しました。定植後は収穫が始まる20年2月中旬まで防鳥ネットを張り、除草や追肥などの育成管理を行います。
 JAはのらぼう菜をPRし、組合員の生産振興と農業所得の向上につなげるのが狙いで、職員が協力し、看板を設置しました。花壇の「のらぼう菜」の生育状況を見てもらい、設置した看板から知識を学び、農業への興味・関心を高めて農家の仕事を知ってもらうことが目的。本店を訪れた来店客は、早速、足を止め看板を熟読していました。JAは、インターネット交流サイト(SNS)などを通じて成長の過程を随時発信しています。
同部会役員の青木周一さんは「どのように『のらぼう菜』が育つのかを来店客に実際に見てもらい、身近に知ってもらいたいです。春には直売所で購入しておいしさも知ってほしい」と思いを込めました。
 のらぼう菜はアブラナ科の野菜で、20~25センチメートルに伸びた主茎を折り、順次伸びた脇芽(花茎・側枝)を収穫する。柔らかい花茎は、アスパラガスのような食感で苦味やクセが無く、ほのかな甘味が特徴です。春先の露地野菜の流通の少ない頃に、食卓を彩る春の味として地元では人気。年明けごろからハウス物が出回り始め、JA管内のファーマーズセンターや直売所などにもずらりと並びゴールデンウィークごろまで出荷が続く見込みです。
(写真:「のらぼう菜」を定植する青木周一さん(中央)とJA谷澤専務(左)、神尾副本店長(右) )



<新年初来店客に茶でもてなし>
 JA本店は1月6日、来店客に新年最初の抹茶をたてて振る舞いました。JA自己改革の一環として店舗が地域交流の拠点となる事が目的で、新年の呈茶は今年で4回目。
 午前10時から午後3時まで、組合員の橋本延子さんの協力で来店客約70人をもてなしました。正月の音楽が流れる中、茶を楽しんだ来店者からは「とてもおいしいお茶を飲めてよかった。来年も楽しみにしている」と好評でした。
 橋本さんは「多くの来店者に正月気分を味わってもらうことができ、喜んでもらえてよかったです」と話しました。
 本店の神尾啓介副店長は「恒例となった呈茶を来店客に喜んでもらうことができました。来年も気軽に来店してもらえるように取り組んでいきたいです」と話しました。
(写真:来店客に茶を呈する橋本さん(左))



<子ども食堂に初提供・食品ロス削減で地域貢献>
 JAあきがわの秋川ファーマーズセンターは12月26日、あきる野市で子ども食堂を運営する「あきる野絆の会だれでも食堂Ulu(ウル)(四条千賀子代表)」に野菜を無料で提供しました。多世代が交流し地域コミュニティーの場にもなっている子ども食堂にJAが野菜を提供するのは初めての取り組み。食品ロスの削減と自己改革の一環で地域貢献と支援を目指します。
 JAでは直売所など販売する農産物が売れ残った場合、出荷者が持ち帰るのが決まりです。そこで生産者は「廃棄するのがもったいないので、子ども食堂に役立ててほしい」と提案。JA本部で直売所の食品ロスの削減と農産物を有効活用できないか、子ども食堂への供給が可能かを検討した後、同市子ども家庭部子ども政策課に協力を求め、JA直売所運営委員会秋川地区出荷部会が賛同し実現しました。
 同ファーマーズセンターの小出高史センター長は「食品ロス削減を目指すとともに、安全安心な地元の野菜を届けて地域に貢献していきたいです」と話しました。
 センターで売れ残った食品ロスの削減と関係者が相互に連携を図りながら協力するよう努め、今後は定期的に食材を提供して活動を支援しながら、JA管内の直売所にも協力を呼び掛け、連携を広げていく方針です。
(写真上:食材を手渡す秋川地区出荷部会員(左)と受け取るだれでも食堂の四条千賀子代表
写真下:同市御堂会館で同団体が準備したけんちん汁などのランチを楽しむ親子)




<年末大売出しで正月飾り販売>
 JA秋川経済センターマイムは12月21から30日まで年末大売出しを行いました。店内では鏡餅や門松、特売のもち米や上新粉、菓子などを販売。25日からは特設テントで正月飾りや注連(しめ)縄などを販売して朝から買い物客でにぎわいました。
 注連縄、輪飾り、ダイダイ、ユズリハ、ウラジロを購入した組合員の平野佐さん(83)は「神棚を飾るために毎年マイムで購入しています。全て一度に購入できるので助かります」と話しました。
 JA管内の各直売所では生産者が育てたゴボウやエビイモなどの冬野菜、ハボタンやナンテンなどの花が並び、正月準備に多くの地域住民が訪れました。同市にあるJA五日市ファーマーズセンターあいなは28から30日まで、日の出町にあるJA日の出経済センターぐりむと日の出町ふれあい農産物直売所は29、30日に年末大売り出しを行いました。
(写真:注連縄などを購入する平野さん(右))



<あきる野市で農業体験イベント「農ウォーク」開催・秋野菜収穫で農理解>
 あきる野市農業委員会は11月30日、第10回あきる農を知り隊(農ウォーク)を開き、市内から参加した消費者ら27人が秋冬野菜などを収穫しました。
 同市には旬の食材や保存食など古くから地域に根ざした食文化があり、その地域の気候や人々の生活、地域の歴史を形として残し、次世代に引き継いでいくことが不可欠です。消費者が農業に対する理解と農業者との交流を深め、食料生産現場への信頼感の向上に寄与することが目的。第10回を迎える今年度は同市秋川地区で「秋野菜などの収穫体験を楽しみながら、あきる野の秋を堪能しよう」と題して開きました。
 消費者に同市の農業への理解と応援を得るため、農地やハウスの生産現場見学と収穫体験をセットにしました。農業者自らが地元農業の魅力を発信して消費者との交流を深めようと、新規就農者3戸を含む農家6戸の圃場(ほじょう)や施設を徒歩で巡りました。
 田中克博さん(49)のハウスでキンギョソウなど3種類の花を収穫し、出荷調製の花束作りを体験しました。ハクサイ(武田竜哉氏)、ダイコンやニンジン(生天目和行氏)、ネギ(工藤健一氏)、カリフローレ(長屋太幹氏)を収穫体験し、農作業のこだわりや取組について学びました。
 参加者は「初めてカリフローレを食べましたが、生でも食べられることを知って驚きました。甘くておいしかったです」。「とても勉強になりました、来年も参加したいです」などと話しました。
 田中克博実行委員長は「子供たちが一番大きい物を選んで収穫する姿は印象的でした。あきる野市の農地が多い点に魅力を感じた新規就農者も増えています。あきる野農業のサポーターとして農家を応援してほしいです」と期待しました。
(写真:花の収穫体験を指導する田中実行委員長)



<農業用廃棄ビニール回収・農家を支援>
 JAは12月5日、管内の農家14戸から農業用廃棄ビニールを69袋回収しました。農業で出るごみの適正処理が目的。
 JA各経済店舗で回収専用袋を販売し、回収の際に1袋1000円/50リットルで引き取りました。一度に大量に出る廃棄ビニールの処理ができ、組合員からは好評です。
 廃棄ビニールをJA秋川経済センターマイムに持ち込んだ組合員の野口雅範さん(35)は「個人で大量にビニールを廃棄するのは大変なので、毎回助かっています。今後も活用したいです」と話しました。
 JAでは組合員を支援するため、1997年から年2回回収し、2015年からごみの減量を目的として生分解性マルチビニールの普及にも取り組んでいます。JAの清水聡営農生活課長は「昨年は21戸156袋、今年は25戸138袋で年々回収数が減っています。環境に配慮して限りなくゼロに近づくよう生分解性マルチの普及を進めていきます」と話しました。
(写真:廃棄ビニールを手渡す野口さん(右)と受け取るJA職員)



<五日市ファーマーズセンター秋の大収穫祭>
 五日市ファーマーズセンターあいなは、11月30、12月1日に「秋の大収穫祭」を開きました。JA直売所運営委員会五日市地区出荷部会が主催し、同部会生産者を中心に直売所でハクサイやダイコン等の新鮮野菜を販売。2日間で約2000人が来店してにぎわいました。
 店内商品購入客にJA独自の会員カードへポイント5倍付与や2000円以上購入客に豪華賞品が当たる抽選会を行いました。特設テントでは焼きそばや焼き鳥、すべて地元産の野菜を使った豚汁を販売、ポップコーンを無料配布しました。
 JA職員は米やみそ、ゴボウや果物を特別価格で販売し、祭りを盛り上げました。
 同部会の宮崎恒夫会長は「2日間天候に恵まれて遠方からの来店客も多く、農家と農協職員が一緒になってイベントを盛り上げることが出来ました。農協職員には月末月初の日程で多忙を極めるなかの協力に感謝しています」と話しました。
(写真:特設テントで祭りを盛り上げる生産者とJA職員)



<秋川ファーマーズセンター収穫祭>
 秋川ファーマーズセンターは11月23、24に収穫祭を開き、2日間で約4400人が訪れにぎわいました。
 ダイコン、ハクサイ、トマト、ブロッコリーなど新鮮野菜を販売。店内商品購入客にJA独自の会員カードへポイント5倍付与を行いました。
 特設テントではJA直売所運営委員会秋川地区出荷部会が焼き鳥や地元野菜を使った焼きそばを販売、地元野菜をはじめとする景品が当たる抽選会などイベントを行いにぎわいました。JA職員は果物等を販売して祭りを盛り上げました。
 来店客は「どの野菜も新鮮で、どれにしようか迷ってしまう」と手に取って見比べたり、「どっちの品種がおいしいか」と生産者に質問したりしました。
 同部会の山崎健会長は「初日が悪天候で客足に不安でしたが、例年並みのにぎわいで安心しました。来店客に収穫祭を満足してもらえたと思います」と笑顔で話しました。
 同センターは五日市街道沿いにあり、周辺には畑が多く自然に満ちた場所です。センター内で食事もでき、予約をすればバーベキューができる3棟の建物があり家族や団体でも利用できます。
(写真:来店客に出荷した野菜の説明をする生産者(右から3人目))



<秋の収穫祭・日の出町ふれあい農産物直売所・日の出経済センターぐりむ>
 日の出町ふれあい農産物直売所とJAあきがわ日の出経済センターぐりむは11月16、17日、「秋の収穫祭」を開きました。新鮮野菜を求めて店舗前には営業開始前から行列ができ、2日間で約2400人が来店しました。
 JA直売所運営委員会日の出地区出荷部会はハクサイ、キャベツ、長ネギ、ダイコン、里芋を収穫祭特別価格で販売。店内商品購入客にJA独自の会員カードへポイント5倍付与や抽選会などを行いました。来店客は「毎年、収穫祭を楽しみに買いに来ます。ここのダイコンを買って漬物にします」と話しました。
 特設テントでは日の出地区のJA青壮年部員が焼きそば、JA女性部日の出支部が豚汁を販売し、JA職員がポップコーンを無料配布。他にも米やみそを販売し、にぎわいをみせました。駐車場では同イベント初となるスーパーカー焼き芋が登場。イベント恒例のミニSLも走り、子どもたちが乗車体験を楽しみました。
 同部会の松本哲夫会長は「各種イベントなどで収穫祭をPRしてきました。新しい試みを行い、多くの客が訪れにぎわって良かったです」と笑顔で話しました。
(写真:子連れ家族でにぎわう収穫祭)



<女性部戸倉支部正月飾り作り>
 JA女性部戸倉支部は11月25日、JA戸倉会館でJA理事の山本典宏さん(66)から購入した青くてきれいな稲わらを使い、正月飾りを作りました。日本の伝統文化を後世に伝えながら制作・販売し、やりがいや生きがいを生むことが目的。同市温泉施設「瀬音の湯」物産販売所で販売します。
 部員15人が稲わらからはかまを取り除く作業、稲わらを編む作業、飾り付けの仕上げ作業と数日に分けて制作し、正月飾り2種、100個を完成しました。
 ダイダイの代わりに今年は松ぼっくりを使用。松の葉には色抜け防止の工夫を施し、稲穂、手作りの紙垂(しで)、扇、水引、春先に咲く梅などの造花で華やかに飾り付けました。
 高橋八重子支部長は「すべてが手作りのため一つとして同じものはないのが売り。毎年試行錯誤しながら、より良いものを作る努力をしています」と話しました。
 正月飾り(大)1,000円、リース型(小)800円で販売中(12月16日完売しました。ありがとうございました)。
(写真:完成した正月飾りを持つ女性部員)



<高瀬田んぼ有志が秋の収穫祭>
 あきる野市高瀬地区の「高瀬田んぼ有志」は11月23日、「秋の収穫祭」を開き、同有志の会員25人が参加しました。
 同地区で営農している会員の交流を深めて地域活性化することが目的。会長の矢崎進さん(76)の声かけで始まり、今年で3年目。
 田んぼ約20アール、畑約30アールを地域住民だけではなく、都心在住民も耕作しています。日頃から情報交換し、苗を分け合ったり、育てた作物を交換したりしています。
 参加者が持ち寄った漬物やその場で調理したけんちん汁、菊芋の天ぷら、サツマイモのスティックフライなどの料理を味わい、懇親を深めました。
 矢崎さんは「台風19号の被害で農業用水路に詰まった土砂を会員が協力して片付けることができました。地域の助け合いで収穫を無事祝うことができて感謝しています」と喜びました。
(写真:高瀬田んぼ有志の皆さん)



<日の出園児大根収穫体験>
 日の出町農業委員会は11月14日、ダイコン栽培体験を同町役場前の畑で行い、同町内6カ所の保育園・幼稚園児147人が参加しました。9月に園児たちが播種(はしゅ)したダイコンを収穫しました。
 畑での種まきから収穫までのダイコンの栽培体験を通して、園児たちに土と触れ合う楽しさと作物を育てる大切さを学んでもらうことが目的で、10年ほど前から食農教育の一環として毎年行っています。JA日の出支店は3年前より地域貢献活動として、種や肥料などの資材提供や人的支援を行っており、今回も協力しました。
 同農業委員とJA職員は、園児の足よりも太いダイコンを一緒に揺さぶったり、ダイコンの持ち方を変えさせたりして収穫に苦戦する園児らを指導しました。園児はダイコンを抜き取ると「大きい!」と持ち上げ、収穫を体験しました。1畝約30メートル、全6畝の畑から約1200本のダイコンをあっという間に抜き取りました。収穫したダイコンを同農業委員が各園に届け、園児は給食や各家庭で食べます。
 同農業委員長の神田功さん(77)は「皆で収穫することで、協力しあうことの大切さを知ってもらいたいです」と思いを込めました。杉本仁支店長は「小さな種が大きなダイコンに育ち、園児が驚きながら収穫している姿を見て、食農教育の一助になり有意義な時間を過ごせました」と収穫体験の成果を喜びました。同農業委員会では、来年度もダイコン栽培体験を行う予定です。
(写真:収穫したダイコンを掲げて喜ぶ園児とJA職員(右))



<ブロッコリー立毛審査会>
 あきる野市農業振興会は11月14日、同市の圃場(ほじょう)で第8回あきる野市立毛審査会(ブロッコリー)を開きました。立毛審査会は同市における農産物生産現場の現状を市民に紹介し、あわせて生産技術・質的向上を図り、都市農業に対する意識を高め、生産意欲と販路の拡張を実現することを目的に実施しました。
 市農業振興会役員、市農林課職員、都西多摩農業改良普及センター指導員の6人が審査員を務め、各圃場を巡回審査しました。審査項目を生育・揃い・収量、病害虫防除、圃場管理など総合的に審査しました。
 台風19号の影響でべと病や軟腐病が発生しやすい環境にありましたが、生産者は防除に努め、圃場にはきれいなブロッコリーが並んでいました。
 審査員は「生産者の個性がいろいろと出ると一番に感じました。市内のブロッコリー栽培は一定の水準にあり、生育・揃い・収量の配点が大きく、そこで差を分けました」と講評しました。
 出品した新規就農者は、圃場審査の後に普及センター指導員にアドバイスを受け、次の作付けに意欲を出していました。
 来年1月に市長賞、優秀賞、優良賞、奨励賞の発表を予定しており、来秋に市主催の産業祭で「第8回あきる野市立毛審査会:ブロッコリー」の表彰式を行います。
(写真:ブロッコリーの栽培状況を審査する審査員)



<多西支店年金友の会親睦旅行>
 JA多西支店年金友の会は11月14日、山梨県勝沼方面で「年金友の会親睦旅行」を行い、会員107人が参加しました。
 シャトー勝沼でワイン工場を見学し、英雅堂で天然石の特徴を生かした健康グッズの説明を受け、華やぎ章 慶山で昼食と温泉に入り、ハーブ庭園旅日記で散策と山梨FUJIフルーツパークで買い物を楽しみました。
 会員は「観光場所でもらった『ちょっぴりプレゼント』がうれしかったです。天気も晴れてくれて旅行日和でした」と笑顔を見せました。
 須崎義則副支店長は「過去最高人数の会員に参加してもらうことができました。また来年も楽しんでもらえるように企画したいです」と意気込みました。
(写真:英雅堂で天然石を見学する会員)



<期待の新星!・野崎智経さん>
 日の出町平井の野崎智経さん(43)は2018年3月に就農。約25アールの畑でコマツナを周年栽培し、JAの日の出町ふれあい農産物直売所を始めとする管内直売所へ出荷します。
 新潟県三条市の非農家出身。高校3年からカナダへ留学、20代を海外で過ごしました。帰国後、都内IT系会社に就職。様々な企画に携わり、やりがいを感じる反面「自身で生産して発信する側に立ちたい」と感じていました。その頃、本屋で江戸東京野菜を知り、都内で農業ができることを初めて知りました。「デジタルと真逆のアナログの仕事、一般的には農業と縁が無さそうな東京での就農が、とても新鮮で魅力的に感じた」と言います。
 38歳でIT業界を離れ、農の雇用事業で約2年間研修を受けてコマツナ、カブなどを主に栽培。独立時、都農業会議から同町を紹介されて就農を決めました。借りた畑の約半分は栗畑で抜根と土作りに1年を要しました。その間、コマツナを試行錯誤しながら育て、病害虫対策をしっかりと行うべきことを学び、都GAPを新規就農者第1号で取得しました。
 今年度中にパイプハウスを2棟建てる予定です。「ハウス栽培について普及員や先輩農家に教えてもらいながら、常にきれいなコマツナを出荷したいです」と意気込みました。

(写真:コマツナを収穫する野崎さん)



<女性部多西支部バザー>
 JA女性部多西支部は11月16日、多西支店職員と協力してバザーを開きました。同支店でバザーを開くことで地域活性化となり、部員と地域住民の交流の場となることが目的です。
 バザー品の販売をはじめ、部員と支店職員が前日から仕込んだあきる野産野菜をふんだんに使ったカレーや豚汁、多西地区JA青壮年部員が栽培したトマトやハクサイなどの新鮮野菜を販売しました。みそや茶などのJA購買品、同地区商店の焼きたて団子や冷たい飲料も販売しました。日頃からフラダンスの練習に励む部員が華やかな衣装でダンスを披露し、会場を盛り上げました。
 同地区JA理事の山本典宏さん(66)提供の約10キロの餅米を使い、毎年好評の餅つき大会を行いました。同地区支部長会会長やJA理事の協力で餅をつき、つきたての餅を成型し、あん子やきなこなど、さまざまなトッピングをして振る舞いました。餅つきを体験した男の子は、持ち慣れない大きなきねを山本さんに助けてもらいながら振り上げて、一緒に餅をつきました。
 訪れた地域住民は「新鮮な野菜を買い、カレーライスを食べて楽しめた」「餅を様々な味で食べられて良かった」と喜びました。
 前野実千明支店長は「台風19号の接近で延期して例年より約1カ月遅い開催となりましたが、大勢の地域住民に足を運んでもらい盛大に開催できました。今後も女性部員の活動を支援し、地域住民との交流を深めていきたいです」と話しました。
(写真:餅つきを体験する来場者と手伝う山本理事(左))



<花野菜宝船宝分け売上金を寄付>
 JA青壮年部とあきる野市農業振興会は11月10日、都立秋留台公園で開かれた同市産業祭で、野菜と花で宝船を作製しました。宝船の宝分け売上金を同祭りに参加した他の関係団体と合わせて同市へ寄付しました。
 寄付を行うのは昨年に続き2回目。先月、関東地方を襲った台風19号で現在も避難所生活を余儀なくする同市住民のために売上金を役立ててほしいという同部、同振興会の意向です。
 宝船は同祭の9、10日の両日、祭会場で展示しました。ネギで帆、ハクサイを土台に積み重ねてその間にニンジン、ムラサキダイコン、赤カブを挟み彩りました。サツマイモを船の側面へひもで結び付けて飾り、碇(いかり)と浮き輪をイメージ。同市名産の一つショウガを船の先端に飾り、船尾には切り花で煙突を作製、船の周りを花壇苗で飾り、同市の力強い農業をPRしました。
 青木崇部長(45)は「天候不順で作物が育つか心配しましたが、無事に宝船が完成して良かったです。宝分けの売上を被災した皆さんへ役立ててもらいたいです」と話しました。村木英幸市長は「寄付を心より感謝します。被災した市民が、1日も早く安心した生活を取り戻せるよう復興・復旧に役立てます」と話しました。
 同部は日の出町農業振興委員会と11月3日、同町産業まつりでも同町社会福祉協議会へ宝船の宝分け売上金を寄付しました。
(写真:災害支援金募金箱を持つJA青木青壮年部長(左)とあきる野市農業振興会嶋崎会長)



<交通安全ミュージカル「魔法園児マモルワタル」>
 JAは10月30日、親と子の交通安全ミュージカル「魔法園児マモルワタル」観賞会を秋川キララホールで開きました。将来を担うJA管内14の幼稚園・保育園から園児ら447人を招待。坂本勇組合長は「JAは地域に役立ち、喜んでもらえる仕事をしています。何でも相談してください」と園児らに挨拶しました。
 このミュージカルは国家公安委員会が定めた「交通安全教育指針」に基づく幼児向け交通安全教育の実践要素を取り入れ、単に観賞に留まらない体感で学ぶ参加型ミュージカル。園児たちは楽しみながら、人間界へ修行に送り込まれた魔法幼稚園のワンパク園児マモルワタルとともに交通ルールを学びました。
  魔法園児マモルワタルが登場し挨拶すると「こんにちは」と大きな声がホールに響き渡りました。コミカルな出演者の動きに笑いが絶えず会場は盛り上がりました。各園を代表した園児が登壇し、①「横断歩道の渡り方」、②「信号のある横断歩道の渡り方」を実践し、正しい知識を学びました。
 帰りを見送るJA職員に手を振り、ハイタッチをして「楽しかった」「ちゃんとルール守るからね」と園児たちは笑顔で帰園しました。
(写真:舞台上で実際に横断歩道の渡り方を学ぶ園児たち)



<JA職員が青梅間税会「税の標語」コンクール入賞>
 青梅間税会は「税の標語」コンクールを開き、入賞11作品を決めました。 消費税など税金への関心を深めてもらうことが目的で初開催。
 小学生から一般まで612点の応募があり、JA東秋留支店の原島亜由美さんの標語「納めよう 大人も子供も納税者 皆で支える高齢社会」が全国間税会総連合会入選、指導経済部の内倉浩支さんの標語「買い物で 身近な納税 消費税」が青梅間税会会長賞に入賞しました。
(写真:青梅間税会田村会長(左)と井草副会長(右)より表彰状を受け取った原島さんと内倉さん)



<歩こう会・増戸支部年金友の会>
 JA増戸支部年金友の会は11月14日、歩こう会を開き、57人の会員が東京都あきる野市にある都立小峰公園を訪れました。健康増進と会員同士の親睦を目的に毎年開催。
JA五日市ファーマーズセンターあいなを出発し、秋晴れの空のもと約1時間半のコースを歩き、公園で昼食を楽しみました。身近な場所であっても普段は訪れることがなく、歩くことのない道。地元の景色をいつもとは違った角度から楽しみました。
 神成康之支店長は「1日30分歩くと体重やストレスを減らしたり、血圧や慢性的な病気のリスクを下げたりなど、歩くことのメリットはたくさんあります。これを機会にウォーキングを続ける人が一人でも多く増えれば喜ばしいことです」と話しました。
(写真:都立小峰公園に到着して記念撮影)



<ひので観光&物産フェア・日の出町の新鮮野菜をPR>
 日の出町は10月20日、イオンモール日の出駐車場で「第3回ひので観光&物産フェア」を開きました。同町農業振興委員会とJA直売所運営委員会日の出地区出荷部会は同町産農産物を販売しました。
 フェアは町の観光と安全・安心で新鮮な地場産農産物のおいしさを町内外の客に広く知ってもらうことが目的。 生産者とJA職員は、取れたて野菜の直売ブースで旬のネギやダイコン、キャベツ、同部会が周年栽培に力を入れるトマトやキュウリなどを山積みにして販売しました。来場者は「普段は直売所で買っている。新鮮な野菜を買うことが出来て良かった」と好評でした。トマトやカリフラワー、ダイコンなど午前中に完売する野菜もあり、盛り上がりを見せました。
  同部会の松本哲男会長(65)は「日の出産の新鮮な野菜を多くの人に知ってもらえる良いきっかけになりました。今後もこのようなイベントを通じて地元野菜をPRしていきたいです」と思いを語りました。
 町内商店のブースでは特産品や加工品、飲食物の販売、大規模なフリーマーケットも並びました。ステージでは地元中学校吹奏楽部による演奏を始めとするパフォーマンスが目白押しで、多くの家族連れで大盛況でした。
(写真:新鮮な日の出町産の野菜を購入する客)



<2019冬キャンペーン定貯スタート>
 JAは11月1日から、組合員とその同居家族に日頃の感謝を込めて「2019冬キャンペーン定期貯金」の取り扱いを始めました。取り扱いは12月30日まで。特典として抽選でJA管内の直売所・ファーマーズセンターで利用できる商品券をプレゼントします。特典内容は、1等5000円、2等3000円、3等1000円で当選総数126本。
  商品券を利用することで、地域住民に直売所・ファーマーズセンターへ足を運んでもらい、地域農業の必要性を理解してもらうことが目的。管内農産物プレゼント付きキャンペーンは2016年の実施から今回で第8弾、地元農業者の所得増大や農業生産拡大につなげます。
 地域貢献活動の一環として、キャンペーン定期貯金預け入れ総額の0.015%相当額をあきる野市・日の出町・檜原村の社会福祉協議会へ寄付します。
  同キャンペーンは、新規スーパー定期貯金1年ものでJAカードを新規契約か、既契約(共に家族カード含む)で新規預入金額20万円につき抽選券1枚を配布。JAカード未契約では新規預入金額30万円につき抽選券1枚を配布。抽選日は翌年1月8日を予定しています。
 募集総額は10億円。募集総額を上回った時点で取扱終了となる場合もあります。
(写真:冬キャンペーン定期貯金のポスターと特典の商品券PRする職員)



<女性部増戸支部学校へ行こう「のらぼう菜」植え付け・児童に苗植え付けを指導>
 JA女性部増戸支部は10月24日、あきる野市立増戸小学校で同校3年生の児童を対象に地元特産で江戸東京野菜「のらぼう菜」の苗の植え付けを指導しました。児童たちは来春、植え付けたのらぼう菜を収穫して、部員の指導でおやきとおひたしに調理して食べる予定です。
 「学校へ行こう」は児童の農業や食への関心を高める機会として毎年行っており、今年で13回目。初めて農作業をする児童もいて、「家でも植えてみたい」「育って食べるのが楽しみ」と好評でした。
  橋本敦美同支部長は「作業後には感想を交換して、良いふれあいができました。子どもたちが農業や食に関心を持ってもらえるよう、今後も活動を続けていきます」と話しました。
  「のらぼう菜」は、江戸時代より増戸・五日市地区で栽培が続く伝統野菜で古文書も残っており、同市小中野にある子生(こやす)神社に建立された「野良坊菜之碑」には、江戸時代の飢饉(ききん)で救荒作物となったことが記されています。
(写真:江戸東京野菜「のらぼう菜」の植え付けを補助する女性部員)



<孤立した被災地へリヤカーで配達>
JA日の出経済センターぐりむは10月24日、東京都日の出町大久野細尾地区より先の台風19号の影響で道路が崩落して孤立した地区に、注文の新米を配達しました。
 台風19号の大雨で町内を流れる平井川が増水。集落に続く都道184号が100メートル近くにわたって崩落して通行不能となり、124世帯、約300人が一時孤立状態となりました。現在は落ち着きを取り戻しているものの、依然として崩落箇所の損傷が激しく、復旧までおよそ1か月はかかるといいます。その間は自動車での通行が出来ない為、同町と住民が協力して現場近くの私有地に歩道のみの迂回路を設置し、物資の輸送などを行っています。
 JA職員は同町の被災用リヤカーに17袋の米を積み、注文のあった11世帯に届けました。一番遠くの配達先まで2時間弱を歩いて配達した職員は「無事に届ける事が出来て良かったです。被災して大変な状況にも関わらず、気づかう声をかけてもらいました。今後はJA職員として被災地支援をしていきたいです」と話しました。
※11月5日、仮設道路が完成し、通行止めは解除されました。
(写真:崩落し、急ピッチで復旧が進む都道184号)



<日の出地区年金友の会総会>
 JA日の出地区年金友の会は10月23日、鴨川グランドホテルで総会を開きました。同会員の親睦を深める目的で千葉県南房総方面へ日帰り旅行を兼ねた総会に、会員約200人が参加しました。平成30年度の事業報告などを行いました。
 台風15号で多数の住宅被害に遭った同県ではブルーシートがかかったままの建物が見受けられ、災害の傷跡を改めて確認しました。
 同会長の杉山和生さんは、「大勢の皆さんが参加することで被災地の活性化につながったと思います」と話しました。
 杉本仁支店長は「南房総をはじめ千葉県各地で発生した災害の復興支援の一助になればと決行しました。参加者並びに鴨川の方々にも大変喜んでもらい、楽しい1日を過ごすことができました」と話しました。
(写真:総会で議案の承認をする会員)



<女性部西秋留支部フラワーアレジメント教室>
 JA女性部西秋留支部は10月15日、JA西秋留会館でフラワーアレジメント教室を開き、部員5人が参加しました。オンシジュームやカーネーション、リンドウを使って華やかな秋をイメージしてアレンジしました。毎月1回、季節に合わせたアレンジメントを楽しんでいます。
 同教室を始めて16年目。東京都家の光大会で『家の光』掲載のフラワーアレンジメントを記事活用体験発表したことをきっかけに始め、あきる野市秋川の生花店「はなゆう」舘林則子代表が講師を続けます。
 同女性部の塩野和子教室代表は「部員同士で楽しくおしゃべりしながら活動しています。講師が新鮮で色とりどりの花を用意してくれるので長年続けることができています」と話しました。アレンジメントはJA本店の金融店舗内に飾り、来店客の目を楽しませています。
(写真:色とりどりの花でアレンジメントを楽しむ部員)



<西秋留小学校、西秋留保育園の稲刈り体験をJAが協力>
 あきる野市立西秋留小学校5年生の69人は10月10日、西秋留保育園年少から年長組の61人は17日にもち米「マンゲツモチ」の稲刈り体験を行いました。JAは、次世代を担う地域の児童や園児に食への意識・関心を養ってもらうため食農教育の応援を行っており、本店の職員は稲刈りに協力しました。
 6月に田植えをして実った稲をJA組合員の指導で収穫し、稲架掛け(はさがけ)しました。児童は「稲が当たってチクチクして痛い」「鎌を使ったことがないので緊張する」と言いながら真剣に作業しました。職員は慣れないながらも児童、園児と一緒に作業して汗を流し、園児には手を添えて一緒に鎌で稲を刈りました。
 「小さな子どもと一緒に刃物を使うことに慣れず緊張しましたが、園児たちは素直に注意を聞いてくれたので順調に作業ができ、我々にとっても良い経験となりました。台風19号の被害を心配しましたが、小学校、保育園とも無事に稲刈りができてほっとしました」と職員は話しました。
 今後、各小学校・保育園は脱穀、餅つきをして食べる予定で、JAは引き続き協力していきます。
(写真:稲を刈る西秋留小学校の児童たち)



<屋城小学校稲刈りをJAが協力>
 あきる野市立屋城小学校は10月10日、4・5年生の授業「総合的な学習の時間」で稲刈り体験を行いました。JAあきがわは次世代を担う地域の児童へ食農教育を行っており、稲刈りに協力しました。
 同校は毎年、地域農業への理解と関心を深めることを目的として、水稲栽培の体験授業を行っています。田植えから稲刈り、餅つきをして食べるまでを体験して知識を身に着けていきます。
 JA理事の山本典宏さん(66)や地域ボランティアの指導で4年生は初めての稲刈りをしました。5年生は昨年の経験を活かし、刈り取った後に稲を束ねて干しました。JA職員も一緒に作業しながら児童と交流しました。
 東秋留支店の髙木守支店長は「毎年、JAが地域児童や組合員とコミュニケーションを図れるとても良い機会となっています。今後も長く継続して、若い世代が農業に関心を持ってもらいたいです」と話しました。
(写真:稲を干す児童と協力するJA職員)



<日の出町の農家が視察研修>
 JA直売所運営委員会日の出地区出荷部会と日の出町農業振興委員会は10月16日、群馬県前橋市のJA全農ぐんま園芸作物生産実習農場を視察研修し、26人が参加しました。
 会員は同農場で群馬県の気候に適した複合環境制御システムによる高収量・省力栽培実証、パイプハウスで屋根散水技術による高温対策などを活用したナスの無加温長期取り実証、土壌病害対策や簡易養液栽培システム「うぃずOne」を活用したミニトマトやパプリカの栽培実証などを見学しました。講師は「AI潅水施肥システムゼロアグリでハウス内の温度や湿度、環境を機械化しアプリで操作が可能。細霧装置で細霧を噴霧して温度湿度の管理、農薬散布も出来ます」と説明し、参加者は熱心に聞き入っていました。
 同部会長の松本哲夫さん(65)は「研修で学んだ事を今後に生かし、秋の収穫祭に向けて出荷量を高めていきたいです」と意欲を話しました。 JAの日の出町ふれあい農産物直売所、日の出経済センターぐりむは11月16、17日に「秋の収穫祭」を開きます。
(写真:園芸作物生産実習農場を視察する会員)



<「みっちゃんトマト」収穫始まる>
 あきる野市下代継の嶋崎三雄さん(71)は、「みっちゃんトマト」の収穫が始まり、下葉かきと誘引の作業に妻の正見さん(62)と汗を流します。中玉トマト「フルティカ」を自身の愛称を付けてJAの秋川ファーマーズセンターに出荷。10年程前から商品名にして、目印にオリジナルシールを袋に貼って販売を始めました。1袋330円。「みっちゃんトマト」を目当てに同センターには開店前から長蛇の列ができる人気ぶりで、大勢のファンがいます。ファンの一人は「『みっちゃんトマト』は甘くて、食感もいいので、毎日食べたい。子どもが大好き」と話します。
 10アールのハウスで1700本以上を栽培します。20段以上花を咲かせ、10月下旬から収穫を始め、冬季を通して7月上旬まで長期間収穫し、年間約4トンを収穫します。ハウスの換気は自動ですが、全てを機械化せず自身の目で確かめながら、水やりなどきめ細やかな栽培管理をします。都西多摩農業改良普及センターで糖度を測定したところ、9~10度もありました。
 嶋崎さんは「以前は接ぎ木苗を自分で作っていましたが、今は苗をJAで購入しています。なるべく低価格で糖度10度以上の甘くておいしいトマトを消費者に届けていきたいです」と話しました。
(写真:「みっちゃんトマト」の生育状況を確認する嶋崎さん)



<戸倉・小宮地区年金友の会グランドゴルフ大会>
 JA五日市支店は10月28日、戸倉運動場で第19回戸倉・小宮地区年金友の会グランドゴルフ大会を開きました。
 土士田一男会長は「台風19号が過ぎ去り、天候に恵まれた中で、楽しくできる事への喜びを感じながらプレーして親睦を深めましょう」と声高らかに挨拶しました。幅広い年代の会員約70人が白熱した試合を行い、健康の増進と親睦を深めました。
 JA職員も準備やゲームに参加して会員からアドバイスを受けながら楽しく競技をしました。会員の素晴らしいプレーが出ると大きな拍手と歓声があがり、笑顔と共に最高の盛り上がりを見せました。
 栗原保之支店長は「天候が心配されましたが、最高のコンディションのなか当日を終えることが出来ました。次回は第20回の節目になるので、より楽しく参加してもらえるようなイベントにしていきたいです」と話しました。
(写真:グラウンドゴルフで親睦を深める会員)



<秋川地区出荷部会が視察研修・高品質の野菜生産と生産量増加を目指して>
 JA直売所運営委員会秋川地区出荷部会は10月16日、埼玉県神川町にある朝日工業株式会社の肥料工場と肥料農場を視察研修し、24人が参加しました。
 同社は有機質肥料原料を製造し、製品を加工するメーカーとして、地球環境に貢献し続けるという理念のもと、リサイクル、未利用資源の活用など、限りある資源の有効利用に取り組んでいます。会員は肥料工場で肥料の製造工程や肥料成分の詳細な効能など、肥料農場ではハウス内のキュウリやカボチャなどの試験的な生育検証を見学し、説明に聞き入り、熱心に質問しました。
 同部会の山崎健会長(57)は「今回の視察研修で学び得たことを活かし、今まで以上に高品質の野菜生産と生産量増加にも期待したいです」と話しました。
 会員の出荷する農産物が並ぶ秋川ファーマーズセンターは11月23、24日に収穫祭を開きます。
(写真:肥料農場でカボチャの試験栽培を視察する会員)



<小・中学生書道コンクール作品展示会>
 JAは10月11、12日の2日間、本店で小・中学生書道コンクール作品展示会を開きました。作品を出品した子どもと家族が来場してにぎわいました。
 本コンクールは次代を担うJA管内在住・在学の小・中学生が書写を通じて日本文化の素晴らしさを理解し、こころ豊かな社会人になってもらいたいという思いから毎年開催。半紙の部・条幅の部、合わせて448点の応募作品全てを展示しました。
 JAの審査会で金賞18点、銀賞31点、銅賞38点、佳作53点を選出。金賞作品はJA共済連東京都本部で審査され、条幅の部で中学2年生菅原明さんの作品「生命の尊厳」が朝日新聞社賞を受賞、他6点が入賞しました。
 来場者は子ども達の作品を見て「うまい、特に学年が上がると更に達筆だ」と感心し、低学年の児童は高学年の作品に見とれていました。
 坂本勇組合長は「応募者をはじめ、小・中学校や書道塾の先生の協力に感謝しています。これからも相互扶助、協同の心で、地域貢献活動を積極的に行っていきます」と話しました。
(写真:出品した作品と一緒に記念撮影する親子)



<女性部増戸支部ロケットストーブを使った料理教室>
 JA女性部増戸支部は10月9日、JA増戸支店駐車場で大規模災害時を想定した料理教室を開き、部員40人が参加しました。7月に一斗缶で初作成したロケットストーブを使って湯煎で調理しました。
 ロケットストーブに材木の切れ端を入れて火をおこし、鍋の湯を沸かしました。包丁やフライパンなどは使用せず、材料を入れた湯煎可能なポリ袋を沸騰した湯に入れて調理。高野豆腐の麻婆豆腐、サバ缶と切り干し大根のスープ、切り干し大根とひじきの酢の物、だし巻き卵、インスタントの吸い物を使った炊き込みご飯、白飯を作り、全員で味わいました。
 災害時は水が貴重になるため、鍋の水を洗い物に使用して節水に気を配りました。
 橋本敦美支部長は「アイデア次第で緊急時でも普段と変わらないような食事ができることが分かりました。防災の知識は最近の災害でそれぞれありますが、実際にやってみて気付くことが多くあり、今後も防災を意識した活動をしていきたいです」と話しました。
(写真:ロケットストーブで鍋に湯を沸かす部員たち)



<都市農業における生産の安定、技術向上の参考に・羽村市農業団体協議会が視察>
 羽村市農業団体協議会は10月9日、都市農業での生産の安定と技術向上のため、視察研修会を開きました。農家や市職員ら23人が参加しました。
 参加者は日の出町で施設生産に取り組むJA直売所運営委員会会長の馬場敏明さん(63)と、あきる野市の花き農家でJA秋川地区出荷部会副会長の田中克博さん(48)の施設を視察しました。
 馬場さんは、露地野菜やトマトとキュウリの施設栽培に力を入れ、後継者とともに周年栽培に取り組み、年間を通じ共同直売所に出荷しています。田中さんは、露地とハウスでトルコギキョウや小菊などを栽培し、周年出荷しています。その他、JAの日の出町ふれあい農産物直売所と秋川ファーマーズセンターを見学しました。
馬場さんはハウスで抑制栽培のキュウリ「ワントップ」とトマト「りんか409」の仕立て方や葉の剪定(せんてい)、ハウスの処熱対策、雨水利用などを説明しました。参加者は栽培管理や季節によって変える品種など、取り組みについて盛んに質問し、話を聞きました。
 馬場さんは「おいしい良品を周年栽培で出荷していくことを心掛けています。西多摩地域の地元で一緒に切磋琢磨(せっさたくま)し、技術向上に向け互いに助け合いたいです」と話しました。
(写真:ハウス内でキュウリの栽培技術について説明する馬場さん(右))



<花き部視察研修>
 JA営農部会花き部は9月26日、視察研修会を行い部員10人が参加しました。先進地を視察し、鉢花や切り花、グラウンドカバーなどの新品種や栽培技術の見識を深め、自身の営農の参考にすることが目的で毎年2回開催しています。
 八ヶ岳南西麓の7会場で行われる展示商談会「フラワートライアルジャパン2019秋」のカゴメ・プロトリーフ会場、ハクサングループ・サカタのタネ会場、M&BFlora会場を訪れました。サカタのタネの新品種「ビューティカル」や人気品種のプルーブンウィナーズのペチュニア「スーパーチュニア」などが数多く並び、生産者は品種の対候性や病害虫管理のコツについて各出展社の担当者から詳しく説明を受けました。ハウスを持たない部員らは、切り花に使える宿根草やアジサイなどの苗木について、肥培管理や剪定(せんてい)、露地栽培の注意点などを積極的に質問しました。
 花き部長の野島崇さん(47)は「様々な花の栽培方法や販売方法について勉強できました。これまで露地栽培できる品種が限られていましたが、学んだことを生かして直売所の花のラインアップを増やしていきたいです」と意気込みを話しました。
  (写真:ハクサングループ会場で出展社の担当者にアジサイの品種特性について質問する部員(左3人))



<品種豊富な人気のメダカ・30種以上飼育>
 あきる野市平沢で植木や花苗を栽培する窪嶋敏さん(73)の庭では、5、000匹以上の繁殖したメダカが木陰に並んだ水槽や水鉢の中で元気に泳ぎ回っています。
 窪嶋さんは20年ほど前に始めたメダカ飼育の趣味が高じて、約15年前からJAの秋川ファーマーズセンターにメダカを出荷しています。1袋5匹入りで300円から販売しています。屋内外を問わず飼うことができ、比較的育てやすく、飼育初心者にもお薦めだの観賞魚で、幅広い年代が好みに合わせて飼育を楽しめます。春休みや夏休みには、小学生の宿題の教材としても人気があります。
 育てているのは、「シロメダカ」、赤色の「ヨウキヒ」、強く鱗が光る青色の「ミユキ」、黒色の「小川ブラック」や「オロチ」、紅白黒色の混ざった「3色メダカ」など品種も豊富で、30種以上。専用ビニール袋に病気予防の水と酸素を封入して出荷します。産卵場所にもなるホテイアオイやアマゾンフログビット、アナカリスなどの水草も栽培して出荷しています。
 繁殖を重ね、オリジナルのメダカを作るのも楽しみの一つで、交配3代目の遺伝が安定したF3で新種として出荷が可能となります。
 窪嶋さんは「夏は特に水の管理が大切で水温が高すぎると産卵が減り、秋になって涼しくなると産卵を再開しまた飼育管理が忙しくなります。飼育放棄せず、メダカを最後まで大事に育てて欲しいです」と話しました。  
(写真:元気に泳ぐ産卵中のメダカと窪嶋さん)



<檜原村で組合員農機具無料点検を開催>
 JAは9月18~20日の3日間、檜原村やすらぎの里で組合員農機具無料点検会場を設置し、出張点検を行いました。専門知識が必要な農機具点検を無料で行い、農業の作業効率向上、農作業による事故を未然に防ぐことが目的。前回、2017年は桧原支店の入る同村役場駐車場で行いましたが、多くの利用者が農機具を持ち込み手狭だったため、今回はやすらぎの里に会場を移しました。
 3日間で33人の組合員がトラクターや耕運機、草刈り機、チェーンソーなどを持参し、営農支援係職員が計53台の農機具の点検やオイル交換を行いました。点検中に修理が必要なものがあれば、同センターへ持ち帰り、丁寧に対応しました。
 来店した中村昭則さん(71)は「農機具を機械屋に持っていき、一度預けてまた取りに行くのは大変なので、その場ですぐ見てもらえて助かりました。普段自己流で点検しているので、専門の人に見てもらえるのはありがたいです」と喜びました。
 JAはJA自己改革の柱として2016年度から営農支援事業を始め、あきる野市内の営農支援センターで無料点検を行いましたが、「遠いセンターまで行くのは大変。各地区で開催してもらいたい」と組合員の要望をきっかけに、17年に同村役場、JA日の出経済センターぐりむ、18年に五日市支店、増戸支店で行い好評を得ました。19~21年度3カ年計画でも無料点検を継続実施します。
 (写真:チェーンソーを点検する営農支援係職員(右))



<東秋留支店年金友の会グラウンドゴルフ大会>
 JA東秋留支店区年金友の会は9月18日、あきる野市の第三水辺公園運動広場でグラウンドゴルフ大会を開きました。同支店年金友の会グラウンドゴルフ部発足後初めての大会で、23人が4チームに分かれて出場し、熱戦を繰り広げました。
  本部大会への出場者を成績優秀者の中から決める重要な大会でもあり、参加者は奮闘して全8ホールを2ゲーム回りました。
 浜中一男部長は「会員同士の交流が深まりました。今後もグラウンドゴルフ部の活発な活動で、会員増強につなげたいです」と話しました。
 支店職員はコースの設営を担い、ゲームにも参加しました。高木守支店長は「大会を通して今後もグラウンドゴルフ部の強化と、会員同士の親睦を深めるきっかけ作りをしていきたいです」と話しました。
(写真:真剣にプレーする会員)



<日の出町内園児ダイコン種まき>
 日の出町農業委員会は9月12日、同町内6カ所の保育園・幼稚園の園児を対象にダイコン栽培体験を同町役場隣の畑で行い、141人の園児が参加しました。
  この体験は、畑への種まきから収穫までのダイコンの栽培体験を通して、園児たちに土と触れ合う楽しさと、作物を育てる大切さを学んでもらうことが目的。10年ほど前から食農教育の一環として毎年行っており、JA日の出支店は3年前から地域貢献活動として種や肥料などの資材提供や、人的支援として園児のサポートを行っています。
  同町農業委員会会長の神田功さん(76)が、「今日も暑いけど、みんなで頑張って種をまきましょう」と声をかけ、園児は元気に返事をしました。JA職員は、種の配布やまき穴の開け方などを補助し、夢中で種をまく園児に付き添いました。園児は種をまき、手に握った種が底をつくと「なくなっちゃった!」と次々に種をもらいに畑をかけまわりました。
  杉本仁支店長は「今後も食農教育のサポートを続け地域貢献活動を展開したいです」と話しました。
 今後は同町の公式ウェブサイトで同町イメージキャラクター「ひのでちゃん」が、ダイコンの成長過程を観察して発信します。ダイコンは農業委員による間引き作業等を経て11月上旬に収穫する予定です。
(写真:種をまく園児を補助するJA職員(左前))



<地域の祭りに協力・正一位岩走神社例大祭>
  JA増戸支店は9月14、15の2日間、あきる野市伊奈の正一位岩走神社で行われた正一位岩走神社例大祭に協力しました。
 子ども神輿(みこし)の御旅所(休憩所)として同支店の駐車場を提供し、神輿の担ぎ手や地域住民に飲み物や菓子を振る舞いました。JA自己改革の地域コミュニティ事業の一環で、各店舗が地域交流の拠点となる事が目的。
 令和初となる本祭は晴天に恵まれ、担ぎ手の子どもたちの弾けんばかりの笑顔で御旅所は活気にあふれました。子どもたちは飲み物や菓子で英気を養い、元気な掛け声で御旅所を出発しました。
 神成康之支店長は「年々子どもの参加者が減っているが祭りは後世に残していくべき日本の文化であり、地域の祭りを盛り上げるのもJAの役割です」と話しました。
 JAでは今後も地域行事に積極的に協力する考えです。同例大祭はあきる野三大祭りの一つとして毎年大いに盛り上がります。
(写真:飲み物を振る舞うJA職員と休憩する子どもたち)



<店舗を地域の拠点に・しょうが祭りで葉ショウガを販売>
  JA東秋留支店は9月9日、あきる野市の二宮神社で毎年行う「二宮神社秋季例大祭(しょうが祭り)」で葉ショウガを販売しました。
 JA自己改革の一環で、各店舗が地域交流の拠点となることを目的に地域コミュニティ事業を行っています。
 JA職員は店舗前で地元産の葉ショウガや長ネギを販売。隣接する神輿(みこし)休憩所でねぎらいの言葉を掛けながら担ぎ手に飲み物や漬物を振る舞いました。
 今年は葉ショウガ200束の他、JA経済商品のみそやユズ、カボスジュースを販売し、完売しました。猛暑の中、多くの地域住民でにぎわい、冷えたジュースは飛ぶように売れました。
 来店客からは「今年も葉ショウガを買うことができてうれしいです。毎年この日を楽しみにしています」「ショウガにつけて食べるみそを一緒に買えて助かります」と好評でした。
 高木守支店長は「葉ショウガの販売は今年で4年目を迎え、地場産の新鮮野菜を買い求める地域住民が増えています。今後も地域住民と一体となり、地域活性化に取り組んでいきます」と話しました。
 (写真:新鮮な地場産葉ショウガを販売するJA職員(右2人))



<JA特製コットンエコバッグ販売開始・エコバック環境にやさしく・使い勝手良く軽量・丈夫>
 JAの各経済センターと直売所でJA名入り特製コットンエコバッグの販売を始めました。コットンエコバッグをマイバッグとして使用する事で使い捨てレジ袋の削減を目的に、多くの来店客に利用してもらうため、1枚100円(税込)の特別価格で販売します。
 無漂白綿エコマーク認定商品の二酸化炭素(CO2)排出権取得対象商品で、20キログラム程度までの物が入る丈夫な製品です。コンパクトに畳むことができ、重さも約85グラムと軽量のため携帯の妨げにもなりません。
 環境省はスーパーなどの事業者に対し、プラスチック製レジ袋について、有料化(無料配布の禁止)を法令で義務化する考えを示しました。経済産業省も同様の考えを示したのを受け、8月1日から各経済センターと直売所でレジ袋無料配布を中止したことに伴います。
 JAは自己改革の一環で、使い捨てプラスチックの使用を減らして環境保全の役割を果たし、社会的評価の向上を図ります。
  JA指導経済部の北島圭志部長は「重いコメや野菜にも耐えられるバックの良さを知り、たくさん使ってほしいです」と薦めます。
 来店客は「レジ袋の有料化に大賛成です。シンプルなエコバックで使いやすいです」と話しました。
(写真:購入した野菜をJA特製エコバックで持ち帰る利用者)



<ヨルイチ参加・夏野菜詰め合わせを販売してJAをPR>
 JA五日市支店は8月31日、第17回ヨルイチに参加しました。 店舗前で地元産のショウガやキュウリなどの新鮮な夏野菜を詰め合わせて1袋500円で販売し、40袋を完売しました。あきる野産野菜を使ったドレッシングやJA経済商品、JA女性部手作りの廃油せっけんなども販売。小さな子ども向けに輪投げブースを設けて地域住民と交流しながらJA事業をPRしました。
市川和夫副支店長は「地域住民が身近に感じるJAを目指したい。今後も地域住民に喜んでもらえる機会を設けて地域に貢献したい」と話しました。
 ヨルイチはあきる野市五日市の檜原街道沿いでヨルイチ実行委員会が「渋谷がまだ村だったころ、五日市は町だった」をスローガンに実施。かつては同村で採れるスギやヒノキを江戸へと運ぶことで栄えた五日市街道の宿場だった五日市の「市」を再現することで、地域の活性化を図るイベント。手作りの飲食物や商品の販売、演奏などさまざまな催しを行い、街道を行き交う人でにぎわいました。
(写真:夏野菜の詰め合わせを販売するJA職員(左))



<葉ショウガ出荷盛ん・”厄よけ”にも人気>
 東京都あきる野市で、夏の風物詩「葉ショウガ」の出荷が本格化している。同市二宮地区は古くからショウガの生産が盛んで、JAの秋川ファーマーズセンターには多くのショウガが並びます。6月下旬からの猛暑と水不足の影響で初期生育の遅れはあったものの、出荷は順次順調で品質は良好です。
同市の二宮神社は毎年9月8日(宵宮)、9日(本祭)に「二宮神社秋季例大祭」、通称「しょうが祭り」を行います。葉ショウガの出荷も同時期に最盛期を迎えます。露地物の出荷は9月下旬まで続く予定です。
 地元で野菜を生産するJAの組合員の吉野実さん(85)は祭りに奉納する葉ショウガを生産。7日には、100キログラムの葉ショウガ「在来」種を収穫し、半分を神社に奉納する厄よけショウガに、半分を祭りの花かけの返礼品として準備しました。
 吉野さんは「近頃はさまざまなショウガが売られているが、地元の在来種を栽培する仲間を増やし、守っていきたい」と話します。
 祭りには古くから神饌(しんせん:祭神への供え物)として、「葉根付き生姜(しょうが)」、「子持ちの里芋」、「牛の舌餅(牛の舌の形をした餅)」の3点を奉納することから、「二宮神社の厄よけショウガを食べると風邪をひかない。一年間無病息災、厄よけになる」といわれるようになりました。
 今も祭りには境内と街道沿いにショウガ売りの店が立ち並び、「厄よけ生姜」を求める参詣客でにぎわいをみせます。祭り当日はJA東秋留支店も店頭で葉ショウガと地元産野菜を販売しました。
(写真:葉ショウガの出荷準備をする吉野さん夫妻)



<夏のキャンペーン定貯で檜原村特産品の「じゃがいも」プレゼント>
 JAは9月3日、「2019夏キャンペーン定期貯金」の特典、檜原村特産品の「じゃがいも」の配布を始めました。組合員とその同居家族に日頃の感謝を込めたJA管内産農産物プレゼント付キャンペーンの第7弾。地域住民に地域農業の必要性や素晴らしさの理解を深めてもらうことが目的で、JAならではの特典として好評です。
 JA職員は総重量600キロのジャガイモを檜原地区じゃがいも栽培組合よりJA本店へ搬入し良品のみに選別し、同村ご当地キャラクター「ひのじゃがくん」が印刷された箱に2キロずつ詰めました。品種は馴染みのある「男爵薯」や「メークイン」のほか、昔から伝わる伝統の「おいねつる芋」など全9種類。抽選で選ばれた300人にどのジャガイモが届くかは配布後のお楽しみです。
 JA職員からジャガイモを受け取った当選者は「当たると思っていなかったのでうれしい。おいしそうなキタアカリをどうやって料理しようか楽しみです」と笑顔で話しました。
 同栽培組合の会員は「今年は天候の不順で収穫まで心配しましたが、おいしいジャガイモが収穫出来ました。当選者に檜原村で栽培したジャガイモを味わってもらいたいです」と語りました。
 11月からは管内産農産物プレゼント付キャンペーンの第8弾「2019冬キャンペーン定期貯金」を予定しています。
(写真:ジャガイモを当選者に手渡すJA職員(右))



<第29回JAあきがわ健康づくり大会開催・盆踊りで交流>
 JA女性部は8月21日、「第29回健康づくり大会」をJA本店で開きました。そろいの浴衣を着た全8支部の女性部員約340人が行進曲に合わせて入場し、やぐらのまわりに幾重にも輪を作りました。オープニングの「東京五輪音頭-2020-」にはじまり、「あきる野音頭」、「日の出音頭」、「檜原音頭」など26曲を踊り、地域住民が多数訪れ会場はにぎわいました。
  JA青壮年部員はエダマメやパッションフルーツなど新鮮な地元産野菜やマツバボタンなど花苗、子ども向けのおもちゃなどを、JA職員は焼きそば、焼き鳥、かき氷などを販売しました。
 最後は青壮年部役員をはじめ女性部支部長、JA役員、消防署職員らがやぐらに上がり、輪に多数の地域住民も加わって「炭坑節」で盛り上がりました。
  橋本敦美部長は「『東京五輪音頭-2020-』を踊るために部員は何ケ月も前から練習を重ね、部員同士の団結力が高まりました。悪天候を心配しましたが無事行うことができ、地域住民と盆踊りで交流することができてよかったです」と喜びました。
(写真:そろいの浴衣で踊る女性部員)



<檜原村払沢の滝ふるさと夏まつり・JA職員が特産品ジャガイモを販売してPR>
 JA桧原支店は8月17、18日の2日間、第31回檜原村払沢の滝ふるさと夏まつり(払沢の滝ふるさと夏まつり実行委員会主催)に参加しました。地元農産物とJAをPRすることが目的で、3年目。
 村特産のジャガイモ「おいねのつる芋」や「男爵薯」、JA管内で生産されたトウモロコシやトマトなど新鮮な野菜を販売しました。なかでもジャガイモは当初用意した2日分が初日の夕方に売り切れてしまうほどの人気でした。
  清水茂樹支店長は「支店の全職員が参加し、JAをPRすることができました。少しでも地域貢献と農業者の所得増大に繋がればうれしいです」と語りました。
 まつりの会場となった同村立檜原小学校校庭には、村の特産品を販売するテントや産業を紹介するテントが立ち並び、両日で1万人以上の来場者が訪れて大盛況でした。夜には払沢の滝がライトアップされ、花火が打ち上がり、まつりの盛り上がりは最高潮に達しました。
(写真:村特産のジャガイモを販売するJA職員(右))



<清水満男さんに初の栄冠・檜原村ジャガイモ品評会表彰>
 檜原村は8月17日に、「第31回払沢の滝ふるさと夏まつり」で、「第10回じゃがいも品評会」の表彰式を開きました。秋川農業協同組合代表理事組合長賞を受賞した組合員の清水満男さん(71)に、JAあきがわの坂本勇組合長が賞状と記念品を手渡しました。清水さんが出品したのは「さやか」。表面が滑らかで形と大きさの粒ぞろいが特に優れていました。
  品評会は8月上旬にジャガイモ栽培の成果発表の場として、JAが行政と協力し檜原村役場で開催しました。
  清水さんは「おいしいジャガイモを作りたくて、よく畑を耕し、村とJAが開いたジャガイモ栽培講習会を参考に施肥をしてアンデスやオイネイモなど6品種を栽培しました。4回目の出品で初入賞できてうれしいです」と話しました。
 坂本組合長は「今後も行政と協力して、ジャガイモの品質向上と収量拡大に向けた各種講習会を開き、ブランド化の取組を進めるなど、地域農業者の所得増大と地域活性化に積極的に取り組みたいです」と話しました。
 品評会に出品されたジャガイモ10品種40点で「ジャガイモ船」を作り、祭り会場のブースで展示しました。ジャガイモの品種特性の説明や品評会の様子をパネル掲示したブースは、良いジャガイモの見分け方や栽培方法などを質問する多くの来場客でにぎわいました。
 主な受賞者は次の通りです。
 ▽檜原村長賞=高橋市太郎さん(ワセシロ)、都農業改良普及協議会長賞=井上順一さん(男爵)、西多摩農業改良普及事業協議会長賞=清水恒道さん(オイネイモ)、都農業会議長賞=宇田俊史さん(男爵)、優秀賞=坂本仲義さん(とうや)、優秀賞=清水文次さん(メークイン)
(写真:受賞を喜ぶ清水さん)
(写真:受賞を喜ぶ清水さん(右)と賞状と記念品を授与した坂本組合長(左))



<江戸東京野菜「白岩ウリ」食べごろ・安定生産で未来に残す>
 檜原村のJAあきがわ組合員の鈴木留次郎さん(73)が育てる江戸東京野菜の「白岩(しらや)ウリ」が食べごろを迎えました。鈴木さんは0.5アールの圃場(ほじょう)で100本を栽培。歴史ある白岩ウリを残すため、安定生産に努めています。同村のイベントや民宿などで販売し、知名度を広げる活動をしています。
  白岩ウリは同村最奥地の藤倉地域で栽培されていたが、雄花は多く咲くが、雌花は少ないので1本の苗に2、3本のウリしか実らず収穫量が少ないことから出回らなくなり、現在では数人が自家用野菜として栽培しています。
  鈴木さんは「未来まで白岩ウリを残したいです。生産者を増やし、若くても熟してもおいしいウリを多くの人に味わってもらいたいです」と話しました。
 ウリは夏が旬の野菜で、収穫期は8、9月上旬。若いウリはイボが大きく、皮の色は半白で縦に白い線が入ります。つるに実をつけたまま10~15日ほど置くと実は黄色くなり、大きいものは長さ30センチメートル、太さ直径8センチメートル位になります。食感は、若いウリは皮が硬いが水分は多く、しゃきしゃきとしておいしいです。へたに近いところが黄色くなるころが食べごろで、皮をむき果肉の部分を薄くスライスして好みの味付けをして食べるとぱりぱりでおいしいです。
(写真:ウリの収穫時期を確認する鈴木さん)



<女性大学・夏休み工作教室>
 JAは8月9日、2019年度第2回女性大学を本店で開き、受講生14人が子どもや孫と一緒に工作をしました。『ちゃぐりん』を小学生の夏休みの宿題に活用してもらうことが目的。(一社)家の光協会の三坂岳史氏が講師を務め、ちゃぐりん2019年8月号を参考に「思い出フレーム」を作りました。
  切った段ボールに好みの布を接着剤で貼り付けて、貝がらやスパンコールなどで飾りました。フレームの中には夏休みの思い出の品や写真を飾ることができます。受講者は「使用する素材を変えることで、それぞれ個性的なフレームを作ることができました。家に帰って違う素材でも作ってみたいです」「孫と一緒に夏休みの思い出ができました」と話しました。
 女性大学は管内在住で20~60代の女性を対象に生徒を募集し、7月に開校して毎月1回開講。2019年度受講生は27人。JAの事業内容や料理・フラワーアレンジメントなど、女性が興味のあることを学びます。
(写真:ちゃぐりんを見ながら工作をする受講生と子どもたち)



<あきる野夏まつり・新鮮野菜と流し踊りでJAをPR>
 JAは8月3日、第17回あきる野夏まつりに参加しました。地域住民に地元産農産物やJAをPRすることが目的です。
  JA青壮年部はJA本店前でトマトやエダマメ、切り花などの新鮮な農産物と焼きトウモロコシを販売。子ども向けにヨーヨー釣りなどもして多くの家族連れが訪れました。JA職員は共済相談窓口を出店。多数の相談を受けながら輪投げゲームで地域住民と交流しました。
  JA女性部は駅前大通りで流し踊りに参加。参加団体中最多の108人がそろいの浴衣で「東京五輪音頭-2020-」など息の合った踊りを披露しました。
 同まつりは、まつり運営委員会とあきる野市がJR秋川駅北口周辺と駅前大通りをメイン会場として毎年開催。市内各団体による催しや模擬店、各地区から囃子(はやし)や神輿(みこし)が出演して会場はにぎわいました。
(写真:そろいの浴衣で流し踊りに参加する女性部員、焼きトウモロコシを焼く青壮年部員)



<消費税軽減税率研修会開催>
 JAは8月8日、本店でJA管内の生産者を対象に消費税軽減税率の研修会を開きました。10月1日に実施される消費税の軽減税率制度について、詳しい情報を周知することが目的。生産者に郵送やポスティングで開催を通知し、各直売所にポスターを掲示して参加を呼び掛け、19人が参加しました。
 青梅税務署の金沢快彦国税調査官が講師を務め、同制度の対象品目の概要や導入までに備えるべきポイントを講義しました。特に各直売所へ委託販売を行う同制度対象の生産者は税率が異なるため、確定申告時に総額処理が必要になる点を注意するよう、参加者へ呼びかけました。
  JA直売所運営委員会秋川地区出荷部会副会長で野菜と切り花を生産する田中克博さん(49)は「内容は難しかったですが大枠は理解することができました。野菜と花を両方生産している人はより複雑になるので、JAが月1回開催する記帳・パソコン講習会を利用して確定申告までに少しでも理解を深めていきたいです」と話しました。
(写真:熱心に講義を聞く生産者)



<ジャガイモ品評会・10品種40点の良品揃う・品種・出品数増>
 檜原村は8月8日、村役場でジャガイモ栽培の成果発表の場として、「第10回じゃがいも品評会」を開きました。当初7月17日に品評会を予定していましたが、天候不順の影響でジャガイモの肥大成長が進まず、さらに長雨で掘り取りができずに応募がなかったため、3週間遅らせて開催しました。ジャガイモは同村特産品で、糖度が高くホクホクでコクがあるのが特徴です。JAあきがわは行政と連携し、地域農業者の所得増大と生産量拡大に貢献する目的で、2017年度から「ジャガイモ栽培講習会」などを開き、協力しています。
 品評会への出品は、村内で栽培された泥だけを落とした無洗7個のジャガイモ。初出品者が半数以上を占め、同村伝統で江戸東京野菜の「おいねのつる芋」をはじめ「ワセシロ」や「男爵」など10品種40点が出品され、昨年に比べ品種・出品数ともに増加しました。
  八田野芳孝副村長、都西多摩農業改良普及センター、都農業会議、JAの職員らが審査員を務めました。審査項目を品種特性に沿って大きさのそろい、形、色、肌質として審査。村長賞、都農業改良普及協議会長賞、西多摩農業改良普及事業協議会長賞、秋川農業協同組合代表理事組合長賞など、出品数の増加に合わせて表彰数を増やし、合計6賞7点を決めました。
  同センターの山岸明主任普及指導員は「年々品質が向上しており、数年前に比べると格段の差です。病害虫の付着もなく品質が良く、大きさもそろっていました」と評価しました。 JAの谷澤俊明専務は「人から評価されることで品質と生産技術の向上につながります。今後も品評会を引き続き行い、特産品の檜原ジャガイモの収量アップと耕作放棄地の解消に協力していきたいです」と講評しました。
 8月17日に、村主催の「第31回払沢の滝ふるさと夏まつり」で「第10回じゃがいも品評会」の表彰式を行い、受賞者を発表します。
(写真:山岸主任普及指導員(左)と杉村勝都農業会議地域振興コンダクター(右))



<夏秋ナス本番・品質管理を徹底して出荷最盛期をむかえる>
 JAあきがわ管内で夏秋ナスの出荷が本格化的に始まりました。一般的なJA管内の露地物の出荷時期は6~11月ですが、今年は天候不順の影響で7月までの出荷量は平年よりも半分程度と少なかったです。梅雨明け後の気温上昇により生育が回復に向かい、約2週間遅れの8月に入り最盛期を迎えました。
日照不足などで成長が遅れ樹丈は1メートル前後で、実の曲がりも若干見えました。管内の一部の圃場(ほじょう)で低温多湿で発病する灰色かび病の発生が確認されましたが、大きな被害には至っていません。
 あきる野市のJA直売所運営委員会役員の横田弘文さん(51)は「千両2号」を栽培し、JAの秋川ファーマーズセンターに出荷しています。価格は1袋5本入りで200円。横田さんは「日照不足などが影響し、7月までは平年の半分の収穫量しかありませんでした。これからは台風対策をし、ダニやアザミウマに注意して品質管理を徹底して出荷していきたいです」と話しました。
  JAあきがわの各直売所や同センターなどでナスの販売が本格化し、代表的な季節商材として「千両ナス」、「ナガナス」、「ベイナス」などが並びます。JAの盆踊りや地域の夏祭りなどでも販売し、売れ行きは上々です。
(写真:ナスの状態をチェックする横田さん)



<ひので夏まつり・女性部盆踊りでJAをPR>
 JA女性部日の出支部は7月27日、「第15回ひので夏まつり」(ひので夏まつり実行委員会主催)で盆踊りに参加しました。
 同支部員35人はそろいの浴衣や背中に大きくJAのロゴの入った緑色の半纏(はんてん)で「日の出音頭」や「東京五輪音頭-2020-」など7曲を踊り、JA女性部をPR。各自治会員や一般の来場客と共に大きな輪を作って踊り、会場をにぎわせました。
 東光代支部長は「昨年は台風の影響で中止だったので、部員みんなで踊ることができて楽しかったです。来年もぜひ参加したいです」と話しました。
 JA日の出支店の杉本仁支店長は「これからも各種イベントに積極的に参加し、地域に根差した活動を展開して行きたいです」と話しました。
 同まつりは模擬店の出店、神輿(みこし)連合会の神輿巡行や同町郷土芸能保存会の囃子(はやし)、町政施行45周年を記念して2000発に拡大して打ち上げた花火で盛り上がり、多くの来場者でにぎわいました。
(写真:櫓(やぐら)の上で踊り、JAをPRする女性部員)



<JA女性部増戸支部ロケットストーブ作り初挑戦>
 JA女性部増戸支部は7月26日、JA増戸支店駐車場でロケットストーブ作りに初挑戦しました。地域の防災活動のひとつとなることが目的です。
  『家の光』2016年12月号を参考に、ロケットストーブを作りました。一斗缶にステンレス製の煙突を組み込む穴を金切ばさみで開ける作業に部員は苦戦しましたが、約3時間かけてストーブを完成させました。今後、作ったストーブを活用した防災料理を作り、東京都家の光大会で記事活用体験発表をしました。
  橋本敦美支部長は「地域で防災活動をしている女性部員から『女性は防災意識が男性に比べ低いと感じる』と聞き、防災意識を高めるため企画しました。今後も積極的に活動したいです」と意欲を見せました。
  ロケットストーブは、ペール缶や一斗缶などさまざまな材料で自作できる燃焼装置。バーベキューやキャンプ用としても便利とされ、持ち運びができ、枝などのわずかな燃料だけでも十分な熱を作り出せるという特徴から、東日本大震災後は緊急時の調理用コンロや暖房目的の防災グッズとしても注目を集めています。
(写真:力作業に苦戦しながらロケットストーブを作る女性部員)



<JA多西支店・来店客を楽しませる四季折々の飾り付け>
 JA多西支店は四季折々のディスプレイで来店客を楽しませています。JAバンクのマスコットキャラクター「ちょリス」を活用し、入学式、雛(ひな)祭り、夏祭り、クリスマスなど季節ごとの装飾を行っています。来店客の目を楽しませると同時に、職員と来店客の話題作りにも一役買っています。
  夏祭りをテーマにした飾り付けでは、職員が手縫いした手ぬぐい浴衣をちょリスに着せ、葦簀(よしず)やアサガオの造花で飾り付けました。来店客は「夏を感じさせる浴衣姿にコーディネートされたちょリスが可愛く、涼しげで見ていて季節を感じられます。季節が変化するたびに来店するのが楽しみです」と話しました。
 前野実千明支店長は「窓口担当の職員を中心に、創意工夫して飾り付けをしています。今後も来店客に楽しんでもらえるよう企画していくので、来店時にはぜひ見てもらいたいです」と話しました。
(写真:支店に飾り付けた浴衣を着たちょリス)



<営農支援事業地域に定着・新規就農者を支援>
 JAは、JA自己改革の柱として2016年度から営農支援事業を始め、営農支援センターを設置して4年目を迎えました。組合員の農作業の一部を受託し農業経営の継続を支援することが目的。
 高齢農家の耕作支援、不耕作地の解消、農機具無料点検、新規就農者への農機具無料貸し出し数の各成果目標を掲げて3年間取り組みました。不耕作地の解消で16ヘクタール以上を耕うん・除草し、新規就農者に農機具を100回以上無料で貸し出しました。
 19~21年度3カ年計画でも営農支援事業を継続し、更に充実させていく予定です。最長5年、農機具を無料で貸し出す新規就農者支援も引き続き継続します。
 JA営農支援センターは8月1日、東京都日の出町の坂元崇さん(42)にトラクターを貸し出しました。坂元さんは非農家出身で、就農4年目。主にキャベツ、ブロッコリーを約40アールの圃場(ほじょう)で栽培しています。「JA職員が畑まで直接運んでくれ、使い終わったら引き取りに来てくれて助かります。毎日は使わないトラクターを購入するのは初期投資がかかりすぎるので、新規就農者にとって大変ありがたいです」と笑顔を見せました。
 谷澤俊明代表理事専務は「管内農家の高齢化が進むなか、営農支援事業は農家が安心して営農を継続するには不可欠で、組合員に好評を得ています。営農支援を更に充実させて就農しやすい環境を整えることで、新規就農者の増加も期待しています」と話しました。
(写真:借りたトラクターで畑を耕す新規就農者の坂元さん)



<「ジャガイモまつりin檜原村」初開催・村特産ジャガイモをPR>
 7月28日、檜原地区じゃがいも栽培組合は「ジャガイモまつりin檜原村」を檜原村役場駐車場で初開催しました。村特産のジャガイモを広くPRすることが目的。
 村で栽培した江戸東京野菜の「おいねのつる芋」をはじめ、「男爵薯」、「メークイン」、「キタアカリ」、「さやあかね」、「ベニアカリ」の6種類を販売しました。同組合はのぼり旗を作成し、揃いの帽子とポロシャツでまつりを盛り上げました。
  同村とJAあきがわはジャガイモの販売や会場への呼び込みなどをして後援しました。JA女性部桧原支部はジャガバター、フライドポテト、ジャガイモピザの試食を来場者に振る舞いました。ピザ皮にスライスしたジャガイモを使ったジャガイモピザは来場者に人気で、何度もおかわりする子どももいました。販売用に用意した200キログラムのジャガイモは早々に完売し、大盛況でした。
 組合長の鈴木留次郎さん(73)は「暑い中、沢山の人に来場してもらいとても嬉しいです。これから2回3回…10回20回と続けていき、もっともっと盛り上げていきたいです」と語りました。
  同組合は村特産のジャガイモの増産を図ろうと、2017年4月に発足しました。ジャガイモ焼酎やジャガイモアイスなどのPRを通して、同村のジャガイモの知名度を上げることに尽力しています。
(写真:試食のフライドポテトを来場者に手渡す女性部員(左) )



<JA職員が職場離脱で農業支援・農家営農の一助に>
 JAあきがわは、自己改革の一環として職員の職場離脱制度を活用した農業支援を行っています。職員が農業に対する意識を高め、一定以上の知識とスキルを備えることと、農家の営農の一助となることが目的です。3年目を迎え、受け入れる農家にも同制度が浸透して「1人でやる予定だった作業を手伝ってもらえて助かる」と好評です。
 JA日の出支店の小山友美貯金係主任と鈴木十夢推進係は7月23日に日の出町のJA直売所運営委員会会長の馬場敏明さん(62)の農地を訪れ、キュウリやニンジン、ナスの収穫などに励みました。
  馬場さんは「普段はしない農作業で汗を流して、気分転換にもなったと思います。離脱期間を終えたら、気持ちを新たに通常業務を頑張ってもらいたいです」と語りました。鈴木さんは「天候の影響を受けたり、獣害にあったりと組合員の皆さんが苦労している話を聞くことができました。体験を今後の業務に生かしていきたいです」と感想を話しました。
  職場離脱は全職員が対象で、農業支援は係長以下が全員出向きます。2017年度に始め、同年度は66人、18年度は71人の職員が農業支援を行いました。19年度は96人の職員が同制度を利用して各支店管内のJA直売所運営委員会会員の下でさまざまな農業支援をする予定です。JA総務部の井竹博部長は「土に触れない業務内容の職員に作物を育てる大変さや喜びを感じてもらいたいです。農作業を通して組合員の生の声を聴き取り、組合員サービスの向上にもつなげたいです」と話しました。
(写真:収穫の合間に馬場さん(右)からナスの切り戻し剪定(せんてい)を学ぶ職員 )



<JA女性部東秋留支部盆踊り大会・にぎやかに地域交流>
 JA女性部東秋留支部は7月18日、東秋留支店で盆踊り大会を開きました。時折雨が降る中「東京五輪音頭-2020-」などを踊り、多くの女性部員と組合員、地域住民が参加して会場は活気に満ちました。
 JA自己改革の一環として、各店舗が地域交流の拠点となる事を目的に地域コミュニティ事業を実施しており、JA職員は焼き鳥、焼きそば、子ども向けにくじ引き、かき氷、アイスの模擬店を出店しました。東秋留地区のJA青壮年部員が特産のトウモロコシで焼きトウモロコシを販売し、地域農業をPRしました。
  あきる野市二宮神輿会有志が焼き鳥の販売を応援し、踊りの休憩中は二宮はやし連の小中学生が囃子(はやし)を披露して会場を盛り上げました。
 髙木守支店長は「毎年、天候に限らず多くの地域住民に参加してもらっています。来年はさらに女性部員が楽しく参加でき、地域住民の交流の場として発展させていきたいです」と抱負を語りました。
(写真:にぎわう盆踊り大会会場)



<都立学校の給食に初提供>
 JAあきがわの秋川ファーマーズセンターは7月10日、あきる野市の都立あきる野学園の学校給食に同市特産のスイートコーン「ゴールドラッシュ」145本を提供しました。
  JAが都立学校に食材を提供するのは初めてです。センター職員と進路学習の授業でインターンシップ(就業体験)に参加していた都立秋留台高校の生徒3人が納品しました。
  学校給食に農産物を提供することで、新鮮で安全・安心な地元産農産物のPRとJA組合員の生産振興、農業所得の向上も図ることが目的。
 同学園では11日に地産地消による食育の一環で、知的障害教育部門小学部5年生が生活単元学習の授業で皮むき体験をしました。児童は笑顔で皮をむき、真剣な表情で集中して丁寧にひげ取りをしました。トウモロコシはゆでて、全児童・生徒の給食に「ゆでトウモロコシ」で3分の1本分ずつ提供しました。児童や生徒からは「これがあきる野市産なんて驚いた。甘くておいしい」と好評でした。
 同校の原祐子栄養士は、給食の献立表でスイートコーンが同市産であることをアピールし、「今後も地元産や都内産の食材を給食に取入れたいです。来春には地元特産のらぼう菜も使いたいです」と話しました。
 JAでは都心部で農地やJAが無かったり少なかったりする空白行政区やJA管内の学校給食、JA東京アグリパークの「秋川渓谷恵みフェスタ」や地域の各種イベント等にも野菜の提供を継続し、地域農業の重要性・必要性をPRしています。9日には、市の学校給食にもスイートコーン700本を提供しました。
 JAは自己改革の一環で、学校給食への食材提供の拡大を重点施策として年間出荷量16tを目標にしています。
(写真:進路学習の授業でインターンシップに参加中の都立秋留台高校生徒が納品(左)し、受け取る給食室職員(右) )



<日の出町ふれあい農産物直売所・日の出経済センターぐりむ夏の感謝祭・JA職員が生産者と初協力で模擬店>
 日の出町ふれあい農産物直売所とJA日の出経済センターぐりむは7月6、7日に「夏の感謝祭」を行いました。JA直売所運営委員会日の出地区出荷部会は直売所でトウモロコシやトマト、エダマメなど新鮮な農産物を販売しました。ぐりむは店内商品購入客にJA独自の会員カードへポイント5倍付与や抽選会を行いました。2日間で2400人以上が来店し、にぎわいました。
 同部会員の提案で、日の出地区のJA青壮年部員とJA日の出支店職員が初タッグを組み、焼きそばと焼きトウモロコシの調理、販売に汗を流しました。同部会長の松本哲男さん(65)は「生産者とJA職員が協力してイベントを盛り上げることが出来ました。今後もこのような機会を大切にしていきたいです」と語りました。
 JA女性部日の出支部がじゃがバターを販売、駐車場ではミニSLが走って祭りを盛り上げました。
 杉本仁支店長は「新規就農者を含めた若手農家と若手職員が作業を共にしたことで親睦が深まりました。恒例となった、ミニSL乗車体験に訪れた小さな子ども連れの家族にもJAをアピールできて良かったです」と話しました。
(写真:協力してトウモロコシを焼くJA職員と青壮年部員)



<JA東京アグリパークで「秋川渓谷恵みフェスタ」開催>
 JAは6月25~29日の5日間、渋谷区のJA東京アグリパークで「秋川渓谷恵みフェスタ」を開きました。JAは管内の観光協会や地元企業と共に管内農産物や市町村特産品を販売し、観光情報をPRしました。
  目玉商品は秋川地区特産の朝取りトウモロコシ。2020年東京五輪・パラリンピックを応援するため作成した「ゴールドラッシュ」専用のオリジナルシールをトウモロコシに1本1本貼って販売しました。昨年もトウモロコシを買った客や、開催期間中に複数回足を運んだ客もいました。「値段も手ごろですごくおいしい」「友だちにもあげたいからまた買いに来た」と話し、次々に商品を買い物かごに入れていきました。期間中に900本を完売しました。
 店頭にはJA管内で毎朝集荷したキュウリやトマト、エダマメなどの新鮮な夏野菜が並び、売り場を盛り上げました。檜原村特産ジャガイモの焼酎やアイス、日の出町産ユズやブルーベリーのバームクーヘン、あきる野市産ダイコンのおろしポン酢など、加工品も多数並んだ。店内飲食スペースでは(株)五ノ神精肉店の「秋川牛スジぼっかけ和(あ)えそば」がランチタイムのサラリーマンに好評でした。
 アグリパークでJAをPRするために初制作した動画を流し、管内の直売所や女性部、青壮年部の活動をPRしました。
 全日野菜の集荷と店内での接客を担当したJA指導経済部営農生活課の山嵜天稔主任は「今年は野菜の種類を増やし、JA管内の野菜をよりアピールできました。毎年楽しみにしているリピーターも多いので、来年も引き続き新鮮でおいしい野菜のPRを頑張りたいです」と話しました。
(写真:朝取れのトウモロコシが並ぶアグリパーク内)



<JA女性部増戸支部廃油せっけん作り>
 JA女性部増戸支部は7月12日、JA増戸支店で廃油せっけん作りの仕上げをしました。支部活動の一環で20年以上続き、廃油の活用と支部活動の活性化が目的です。
 5月下旬に部員が自宅で使った食用油と牛乳パックを持ち寄り、カセイソーダと水を混ぜて牛乳パックに詰めました。1ケ月以上乾燥させ、当日は乾燥を終えたせっけんを牛乳パックから取り出し、1個320グラムに計量して約150個を袋詰めしました。廃油せっけん作りは年に2回行っています。
  廃油せっけんはJA五日市ファーマーズセンターあいなで1個120円で販売し、売上金を活動費に充てています。靴下などの頑固な汚れ落としやシンクの掃除にも使え、「泡切れも良く、とても優れたせっけんだ」とリピーターが多いです。8月からは同支店窓口で規格外品を初販売開始予定。
 橋本敦美支部長は「廃油とカセイソーダを45分間混ぜ続ける作業がひと苦労ですが、リピーターの声が励みになります。工夫しながらこれからも続けていきたいです」と語りました。
(写真:廃油せっけんを切って計量する女性部員)



<五日市ファーマーズセンターあいな職場体験学習の中学生受け入れ>
 JA五日市ファーマーズセンターあいなは7月9~11日の3日間、あきる野市立五日市中学校2年生2人の職場体験学習を受け入れました。体験を通して働くことの意義、苦労や喜びを学ぶ他、地域や事業所に対する理解を深め、地元への愛着や誇りを持つこと等が目的。あいなでは地域農業や産業に理解を深めてもらうため、毎年、職場体験学習を受け入れています。
 参加した生徒たちは、仕入れ野菜を袋詰めして価格ラベルのシールを貼り、購買品の賞味期限の確認などをしました。五日市地区特産で江戸東京野菜の「のらぼう菜」の小さな種子を計量スプーンで5ミリリットル量り、袋詰めして400袋作りました。生徒たちが細かい作業に苦労しながら詰めた種子は8月下旬に店頭で発売開始予定です。
 生徒たちは「店の商品管理の仕方に興味があり、五日市ファーマーズセンターを希望して来ました。失敗してしまったこともありましたが、楽しく体験でき、店頭に商品を並べる大変さが分かりました」と話しました。
  濱名敬春センター長は「生徒たちは非常に真面目で真剣に取り組んでくれました。この体験で農家の苦労や農業を身近に感じてもらうと共に、将来の夢やそれに伴う進路などを自主的に考える上での選択肢が増えてくれれば」と期待を寄せました。
(写真:職場体験学習で仕入野菜を袋詰めする中学生)



<五日市ファーマーズセンターあいな「夏の感謝祭」>
 JA五日市ファーマーズセンターあいなは6月29、30日に「夏の感謝祭」を開きました。JA直売所運営委員会五日市地区出荷部会が主催し、同部会生産者を中心に直売所で朝取りのトウモロコシ、トマト、キュウリ等の新鮮野菜を販売しました。
  店内商品購入客にJA独自の会員カードへポイント5倍付与や抽選会を行い、多くの来店客でにぎわいました。
  駐車場の特設テントで同部会生産者は、焼きトウモロコシや焼き鳥、焼きそばの販売を行い、ポップコーンを無料配布しました。焼きトウモロコシは生のまま炭火で焼き「とても甘くておいしい」と来店客に好評で、焼き上がりを待つ列ができました。
 JA職員は果物や米、味その販売で祭りを盛り上げ、会場整備などで支えました。
  同部会長の宮崎恒雄さん(56)は「2日間共に雨が心配されるなか、多くの来店客に足を運んでもらうことができました。農家とJA職員が一緒になってイベントを盛り上げることができました」と喜びました。
(写真:ポップコーンを無料配布する生産者(左))



<女性部戸倉支部ミニデイサービス「ほほえみの集い」>
 JA女性部戸倉支部は6月27日、あきる野市戸倉の西戸倉地区会館で同地区の高齢者を対象にミニデイサービス「ほほえみの集い」を開きました。地域コミュニティの活性化と高齢者支援が目的。近隣住民・組合員・女性部員・JA職員ら計50人以上が楽しいひと時を過ごしました。
 部員手作りの旬のジャガイモや野菜を使ったお煮しめなどの昼食を全員で味わい、参加者は「大勢で笑いながら話して食べる食事はおいしい」と喜びました。
 支部役員が「東京五輪音頭-2020-」を踊り、同市社会福祉協議登録演芸ボランティアの立川亭ポ蘭(たちかわていぽらん)さんが落語を披露し、会場は笑いの渦に包まれ、にぎやかな会となりました。同市花き生産者の石井司夫さん(81)が育てた赤やピンクの「インパチェンス」を配り、参加者は「とても色がきれいだ」と喜びました。
 高橋八重子支部長は「ほほえみの集いを楽しんでもらえるよう女性部員一同楽しく頑張っています。高齢者が増えてきているので、楽しく過ごしてもらえるように頑張りたいです」と笑顔で話しました。
(写真:ミニデイサービスを終え、参加者に「インパチェンス」を手渡す女性部員)



<秋川ファーマーズセンターとうもろこしまつり>
 秋川ファーマーズセンターは7月6、7日に「とうもろこしまつり」を開きました。JA直売所運営委員会秋川地区出荷部会が主催し、朝取りのトウモロコシを目玉に新鮮野菜を販売しました。開店を待つ長蛇の列ができ、約6000人が来店しにぎわいました。最盛期を迎えた新鮮なトウモロコシを中元として宅配する客も多く、2日間でトウモロコシ1万5千本以上を売り上げました。
 同部会は、今年度のJA新入職員が種まきして部会員が協力して栽培した物や、部会員の育てた物を焼きトウモロコシで1500本完売しました。焼きそばや抽選会なども行いました。JA職員も果物販売の応援でまつりを盛り上げました。
  同部会長の山崎健さん(57)は「悪天候の中、あきる野市産のトウモロコシを目当てに、大勢の来店客に足を運んでもらえてうれしいです」と喜びました。
  同センターは五日市街道沿いにあり、最盛期には街道沿いにトウモロコシ畑が広がることから別名「とうもろこし街道」として有名です。
(写真:トウモロコシの追加搬入を待つ来店客の列)



<環境保全に協力を・来月からレジ袋1枚5円>
 JAは8月1日から、各経済センターと直売所でレジ袋無料配布を中止します。プラスチックごみの削減を目指し、環境省が6月5日にスーパーなどの事業者に対し、プラスチック製レジ袋について、有料化(無料配布の禁止)を法令で義務化する考えを示し、経済産業省もが15日に早ければ来年4月からレジ袋の有料化を義務化する考えを示したのを受けました。
 JAは自己改革の一環で、使い捨てプラスチックの使用を減らして環境保全の役割を果たし、社会的評価の向上を図ります。
 7月初旬発行の広報誌「せせらぎ」での広告や各経済センター、直売所でのポスター、ホームページなどで周知し、買物袋等持参への協力を呼び掛けています。
  希望者にはレジ袋をS・M・Lのサイズにかかわらず1枚一律5円で販売します。レジ袋の収益金の一部は、環境対策や社会福祉事業に寄付する方針です。
 JA指導経済部の北島圭志部長は「秋川渓谷近隣でも、散乱したゴミにレジ袋が混じっていることもあるので、レジ袋有料化が環境保全活動の一助になって欲しいです。今後の課題は、さまざまな場面でレジ袋の有料化の義務付に対応できるようにすることです」と述べました。
  来店客は「有料化に賛成です。マイバックの持参が環境対策につながるという意識を高くしたいです」と話していました。
(写真:レジ袋有料化ポスター掲示で周知を促す経済センター)



<JA女性部増戸支部納涼盆踊り大会>
 JA女性部増戸支部は7月11日、増戸支店で納涼盆踊り大会を行い、女性部員約45人が参加しました。
 新たな曲「東京五輪音頭-2020-」を始め、女性部部員と共に地域住民が踊り、交流しました。
 JA自己改革の一環として、各店舗が地域交流の拠点となる事を目的に地域コミュニティ事業を実施しており、JA職員は焼きそば、フランクフルト、冷たい飲料などの模擬店を出店しました。
  女性部員には「雨の中、テントの下でしたが、踊れて楽しかったです」と好評でした。
  神成康之支店長は「今年も女性部員をはじめ地域住民と職員が一体となって盆踊り大会を盛上げました。今後も地域の活性化に取り組み、JAをPRしていきたいです」と語りました。
(写真:雨の中、元気に踊る女性部員)



<JA女性部五日市・戸倉支部納涼盆踊り大会・盆踊りで地域活性化>
 JA女性部五日市・戸倉支部は7月3日、JA五日市支店で納涼盆踊り大会を行いました。女性部員130人が「東京五輪音頭‐2020‐」や「新五日市音頭」などを地域住民と一緒に踊って交流し、支店は協賛しました。
 JA自己改革の一環として、各店舗が地域交流の拠点となる事を目的に地域コミュニティ事業を実施しており、JA職員は冷たい飲料などの模擬店を出店しました。五日市地区のJA青壮年部員が新鮮なトウモロコシなど野菜や卵を販売し、地域農業をPRしました。今年初めて、五日市地区支部長会が小さな子ども向けにオモチャの当たるくじ引きで協力しました。
 市立五日市中学校伝統芸能部の生徒が囃子を披露し、五日市地区の商店が模擬店を出店して会場はにぎわいました。
 参加した女性部員は「毎年、天気が心配ですが今年も雨の合間に開催できてよかったです。『東京五輪音頭‐2020‐』も練習の成果を発揮できて楽しかったです」と話しました。
  栗原保之支店長は「今年も各方面の参加協力で盛大に開催することができました。今後も地域の拠点として、輪を広げ、期待に応えられるよう取り組みたいです」と話しました。
(写真:盆踊りを踊り交流する女性部員と地域住民)



<自信のトマト五輪へ・周年栽培 都の職員ら視察>
 東京都内で数少ないトマトの施設周年栽培を手掛ける日の出町の野口隆昭さん(63)の野口農園を6月27日、都の関係者らが視察に訪れました。
 野口さんは、8棟のハウスを整備し、抑制・半促成・雨よけの三つの作型でトマトを周年栽培し、JAの直売所に出荷しています。後継者で長男の雅範さん(34)と共にJAあきがわ組合員で初の東京都GAP(農業生産工程管理)の認証と併せ都エコ農産物認証も受けています。
  東京五輪・パラリンピックの食材調達基準では、GAP認証などが条件となっています。食材提供に関する国の意向調査で野口さんは自信のトマトを供給しようと、供給可能品目リストにトマトを入れて提出しています。
 総合的病害虫・雑草管理(IPM)技術や夏越しトマト栽培の遮熱対策としてレディソルを屋根面に塗布処理するなど、野口さんが様々な工夫を重ねているハウスを都職員が見学しました。
 技術相談にあたる都西多摩農業改良普及センターの山岸明主任普及指導員は、「トマト栽培の光飽和点は7万ルクス程度で光が強過ぎても成長に害を及ぼし、晴天日の調査では屋外で10万ルクス以上ありましたが、レディソル塗布したハウス内では4万ルクス程度で、十分トマト栽培の条件を満たしていました。同町での夏の露地栽培は太陽光が強くなり過ぎて7月ごろまでが限界ですが、このハウスでは真夏の出荷も可能です」と説明しました。
 参加者の「遮熱効果は本当にありますか。周年栽培は難しいですか」などの質問に対し、雅範さんは「ハウスの室温は以前より低くなり、作業がしやすくなりましたが、熱中症には十分気を付けなければならない。来年の五輪にはトマトをぜひ提供したいです」と話しました。
(写真:レディソル塗布したトマトハウス内でレディソルの処理効果を話す山岸さん)



<生産者がイオンモール日の出で日の出産トマトPR・味の違う個性的なトマト味わって>
 JA直売所運営委員会日の出地区出荷部会は6月15、16日、日の出町の大型商業施設イオンモール日の出で開いた「西多摩フェア2019」に参加しました。部会員のトマト生産者6農家が周年栽培に力を入れるトマトを自ら販売し、大玉・中玉トマトを2日間で計300袋以上を完売しました。
 施設栽培を手掛ける野口雅範さん(34)が作成した農家の顔写真入りパネルを販売台に展示し、生産農家ごとに異なる品種や栽培方法で個性的なトマトであることをアピールしました。栽培周期の違いで香りや食感が異なることを説明し、購入客は好みのトマトを選びました。トマトを入口として、他の野菜にも目をむけてもらえるように購入客に7月6、7日に開く日の出町ふれあい農産物直売所「夏の感謝祭」の広告を配布してPRしました。
  購入客は「トマトはいつも直売所で買っている。今日は農家から直接買えて嬉しい」、「日の出のトマトは有名。このようなイベントをもっとしてほしい」と話しました。
 野口さんは「顔の見えるトマトを販売することが出来て良かったです。多くの人に日の出のトマトと、若い担い手が頑張っていることを知ってもらいたいです」と語りました。
 同フェアは西多摩地域8市町村(青梅市、福生市、羽村市、あきる野市、瑞穂町、日の出町、檜原村、奥多摩町)が地域資源を生かし、西多摩の魅力を一体的に発信することで地場産品の消費拡大、観光客誘致、未来の西多摩を担う人材を育成することが目的。市町村ブースは特産物や加工品などを販売して多くの家族連れでにぎわいました。同部会は昨年トマト生産者2農家が初参加し、今年は参加農家、日数、販売トマト数を増やして参加しました。
(写真:自分が育てたトマトを自ら販売する野口さん(右))



<JA営農部会視察研修会・先進地でキュウリ、ナスの栽培管理を学ぶ>
 JA営農部会は6月11日、群馬県のJA全農ぐんま園芸作物生産実証農場とナス生産者の圃場(ほじょう)を視察研修しました。同部会員の技術向上が目的で「これから収量が増えるキュウリやナスなど果菜類の先進地視察をしたい」と希望した10人が参加しました。
 JA全農ぐんまの栽培面積20アールの鉄骨ハウスではキュウリを栽培。面積透過性のよいフィルムや白黒マルチの全面被覆により光合成量を増やし、ミストや炭酸ガスを機械で制御しながら、県内で伸び悩むキュウリの収量を増やす取り組みを行っています。施設栽培の設備や規模、一つの苗から約175本のキュウリが収穫できることに参加者は驚きました。
 ナス生産者は夫婦で農業を約30アールの圃場(ほじょう)で営んでおり、ナス栽培を開始して今年で22年目。化学肥料は一切使わず、主に豚糞堆肥と自家製燻炭を使用。通気性を重視するため防虫網は張らずに管理しています。
  農薬は有機栽培用のBT剤のみを使用するなど、設備投資に費用をかけず、ナスの特性や周囲の環境を熟知した自然栽培に取組んでいます。自身の経験で構築した栽培方法に参加者の関心を集めました。
 会長の野島崇さん(46)は、「営農部会は新規就農者から経験豊富な農家がおり、幅広い研修内容で各生産者がそれぞれに参考になったと思います。これからも栽培技術向上の参考になる視察や講習会を部会員と話し合いながら企画したいです」と話しました。
(写真:JA全農ぐんまの鉄骨ハウスを視察する部会員と野島会長(中央))



<キュウリ審査会市長賞に田中さん・農林水産大臣賞受賞者のプレッシャー>
 あきる野市農業振興会は6月13日、同市の圃場(ほじょう)で、第7回あきる野市立毛審査会(キュウリ)を開きました。最高賞の市長賞には、昨年の第47回東京都農業祭で農林水産大臣賞を受賞したJAあきがわ組合員の田中正治さん(70)のキュウリ「ズバリ163」を選びました。
 田中さんは「昨年、この圃場で育てたキュウリが農林水産大臣賞を取ったので、良いキュウリを育てなければというプレッシャーがありました。必死に管理した圃場が高評価してもらえてうれしいです。キュウリ栽培はまだまだ勉強中なので追及して究めたいです」と話しました。
  振興会は、同市の農業の発展に寄与するために、農業振興施策の確立や農業経営の安定向上に努め、会員相互の連携を目的としています。立毛審査会は同市における農産物生産現場の現況を市民に紹介し、併せて生産技術・質的向上を図り、都市農業に対する意識を高め、生産意欲と販路の拡張を実現することを目的に実施しました。
  市農業振興会役員、市農林課職員、都西多摩農業改良普及センター職員の6人が審査員を務め、露地とハウスを巡回審査しました。審査項目を生育、病害虫防除、圃場管理などの状況を基準に総合的に審査。市長賞、優秀賞、奨励賞、努力賞の計4賞を決定しました。審査員は「今年は日照時間が長くて育ちが良く、生育状況は僅差でした。管理状況が審査結果を分けました」と講評しました。
  今秋に市主催の産業祭で「第7回あきる野市立毛審査会:キュウリ」の表彰式を行い、受賞者を発表します。
  主な入賞者は次の通りです。
 優秀賞=大福保男、野島伸子、奨励賞=宮崎いつ恵、努力賞=武田竜哉。
(写真:キュウリの栽培状況を審査する審査員)



<グリーンカーテンで新たな挑戦、パッションフルーツ育成・来店客が集う店舗づくり>
 JA五日市支店は4年目になるグリーンカーテンの作成に取り組んでいます。ゴーヤとオカワカメの育成に加え、今年からパッションフルーツに初挑戦しました。省エネ対策としてはもちろん、JA自己改革の一環として地域交流の拠点となることを目的に各事業に取り組んでおり、来店客に涼しさを感じてもらうためにグリーンカーテンを作成しました。
 昨年は成長の過程で枯れてしまいましたが、今年はその経験をいかし栽培方法を工夫しました。昨年より早く5月に苗を植え、化成肥料を多めに与え、水のやりすぎに気を付けました。初挑戦のパッションフルーツは、組合員に栽培方法を聞いて肥料や水を特に気にかけた結果、ツルの成長は早く、すくすくと育ち、グリーンカーテンの完成も間近で、だんだんと実もなってきました。なった実は支店職員が食べて楽しむ予定です。
  市川和夫副支店長は「昨年は枯れてしまい残念でしたが、今年は順調に育ってくれて良かったです。初挑戦したパッションフルーツも育ち、実が大きくなっていくのが楽しみです。休日の水やりは大変ですが、来店客に喜ばれるグリーンカーテンを作っていきたいです」と話しました。
(写真:グリーンカーテンとして初挑戦するパッションフルーツの花の付き具合を確認するJA職員)



<地元花きで五輪応援・「花と緑のおもてなしプロジェクト」おもてなしガーデン植栽>
 JA営農部会花き部は6月10日、東京臨海部にある都立シンボルプロムナード公園内の「夢の広場」を活用した「花と緑のおもてなしプロジェクト」の花壇に植栽しました。部員の「東京都内で多種多様な花を生産していることを多くの人に知ってもらいたい」という思いで夏季と冬季の年2回継続して出展しており、今年で5年目。都内でJAとして植栽しているのは同JAのみです。
  部員6人が生産したサルビアやベゴニアなど高温や乾燥に強い花苗・グランドカバー苗900鉢を持ち寄り、4メートル×8メートルの花壇展示スペースに2時間かけて植栽し、富士山をモチーフにデザインした修景ガーデンを造りました。
 プロジェクトの植栽依頼が都内JAにあった当時、同部での植栽を提案し、花を提供し続けている部員の石井司夫さん(81)は「夏花の利用方法などの提案やアピールは大変ですが、部員が協力し合って続けてきました。花壇への植栽を通して、東京の花き農家の存在を発信し、オリンピックを応援したいです」と話しました。
  このプロジェクトは来年の2020年東京五輪・パラリンピックで競技会場が多く立地する臨海地域で、来場者を花と緑で迎えるために、造園・種苗・園芸関連企業団体や都民などと「おもてなしガーデン(サマーガーデン)」を作りながら東京の夏に適合する花苗の育成研究をしていくもので、臨海副都心「花と緑」のイベント実行委員会が主催しています。
(写真:育てた花を「富士山」をモチーフにデザインした花壇に植栽する野島崇部長)



<女性部ミニデイサービス「ほほえみの集い」>
 JA女性部東秋留支部小川班は5月30日、あきる野市小川の延命地蔵尊で同地区の高齢者を対象にミニデイサービス「ほほえみの集い」を開きました。地域コミュニティの活性化と高齢者支援が目的。近隣住民・組合員・女性部員・JA職員ら30人が楽しく1日を過ごしました。
 JA東秋留支店の髙木守支店長は挨拶で、増加している特殊詐欺について注意を呼びかけました。
 参加者は合唱やスプーンを使った球運びのゲーム、クロスワードパズルの頭の体操などで盛り上がりました。同支部役員が千代紙で折った手作りの菓子箱を配ると、「とっても上手にできている」と参加者はその出来栄えに見入っていました。
  井草いせ子支部長は「地域の男性が大勢参加してくれて驚きました。女性部活動に協力的でうれしいです」と笑顔で話しました。 JA女性部は地区ごとに8つの支部があり、それぞれ年2回、ミニデイサービスを行っています。
(写真:読み聞かせで盛り上がる会場)



<秋川ファーマーズセンターPB商品第4弾「おろしぽん酢」限定販売開始>
 秋川ファーマーズセンターは、6月12日から同市産ダイコンを使用した「おろしぽん酢」の限定販売を始めました。JA自己改革の一環で、6次産業化商品の開発による農業者の所得増大が目的。同センターのプライベート・ブランド(PB)商品第4弾。
  ダイコンをたっぷり使用し、合成保存料、化学調味料不使用の自然の風味で、さっぱりと飽きのこないおいしさに仕上がりました。サラダはもちろん、湯豆腐、豚しゃぶ、焼き魚、餃子など、幅広い用途に使用できます。
 小出高史センター長は「規格外の地場産ダイコンを有効活用し、オリジナル加工商品を新たに増やすことができました。今後も6次産業化を促進して地域の活性化に貢献したいです」と意気込みました。1本470円(税込)で販売。
(写真:「おろしぽん酢」をPRするセンター職員)

その他のPB商品についてはこちら



<秋川地区特産トウモロコシ出荷始まる・甘くておいしいトウモロコシでオリンピックを応援>
 6月10日、あきる野市の秋川地区特産トウモロコシの露地物の出荷が始まりました。3、4月の低温と干ばつで例年より10日程出荷が遅れましたが、5月の暑さで糖度と大きさは例年並み。
  同地区のトウモロコシ栽培農家で組織するJA秋川経済センターマイム「スイートコーン部会」部会員93人はJAの直売所にトウモロコシを出荷。「ゴールドラッシュ」「おおもの」「ロイシー」「わくわくコーン」など多彩な品種を販売します。
 甘くて大きいトウモロコシが特徴。部会では1つの実を7月までは380グラム以上、8月からは350グラム以上と定め、甘さを保持するため朝どりで出荷します。出荷最盛期は7月まで。
 2020年東京五輪・パラリンピックを応援するため、「ゴールドラッシュ」専用のオリジナルシールを作成しました。部会員の「管内に競技会場は無いが、オリンピックを応援して盛り上げたい」「ざくざく金メダルを取ってもらいたい」との思いを込めて金メダルの形にデザインしました。
  部会長の田中雄二さん(65)は「この時季は450~500グラムの大きくて甘いトウモロコシが育ちます。暑さや台風で栽培が難しい8月以降も品種を工夫して出荷できるよう努力しているので、来年は東京オリンピック開幕後も出荷して応援したいです」と語りました。
  7月6、7日には秋川ファーマーズセンターで「とうもろこしまつり」を開きます。焼きトウモロコシなどの模擬店やキッチンカーが祭りを盛り上げ、トウモロコシを求めて毎年多くの来店客が訪れます。
(写真:オリジナルシールを貼った「ゴールドラッシュ」を持つ田中部会長)



<西秋留保育園、西秋留小学校田植え実習>
 あきる野市西秋留保育園は6月5日、市立西秋留小学校は7、11日に同市下代継地区の水田でもち米「マンゲツモチ」の田植え実習をしました。JA組合員や地域ボランティアが指導し、JA本店と営農生活課の職員が次世代を担う地域の児童・園児への食農教育の一環として田植えに協力しました。市内の各保育園・小学校では総合授業として稲作農業体験を取り入れています。
 園児は裸足で田植えをし、職員は苗配りや苗の間隔を決める紐マーカーを引っ張って田植えを補助しました。 7日は天候に恵まれず肌寒い中、児童が長靴下で田んぼに入り苗を植えました。途中雨が降り、中断して植えられなかったクラスが11日に行いました。職員が引っ張る紐マーカーに沿って、児童は後ろに一歩一歩下がり自分たちの足跡をきれいにならしながら進みました。
  岡田正則本店長は「職員にとっても地域の園児や児童と触れ合える貴重な機会。今後も食農教育支援や地域貢献活動を積極的に行っていきます」と話しました。
 今後は、草取り、稲刈り、脱穀、年明けに餅つきをして食べる予定です。
 JAは管内の子どもたちへ農業の大切さを知ってもらえるよう農業体験などさまざまな事業へ協力をしていきます。
(写真:苗を配って協力するJA職員と田植えをする西秋留小学校の児童)



<年金友の会増戸支部総会旅行>
 JA年金友の会増戸支部は6月6日、浅草方面で「第39回通常総会兼日帰り旅行」を行い、会員130人が参加しました。バス車内で総会を行い、今年度の予算案が承認されました。
  梅雨入り目前で夏日の中、浅草寺本殿や仲見世通りなどを散策して浅草ビューホテルで昼食を楽しみ、葛西臨海水族園で大水槽を群泳するマグロやペンギンなどさまざまな海洋生物を観賞しました。
  会員は「久しぶりの浅草観光を満喫できました。天気も旅行を待っていたように晴れてくれてよかったです」と笑顔を見せました。
 神成康之支店長は「今年も大勢の会員に参加してもらい盛大に開催できました。来年も会員の皆さんに楽しんでもらえるよう企画したいです」と意気込みました。
(写真:浅草寺で観光を楽しむ年金友の会会員)



<日の出地区年金友の会ゲートボール大会>
 JA日の出地区年金友の会は6月5日、あきる野市小和田グラウンドで「第1貝年金友の会日の出地区ゲートボール大会」を開き、12チーム64人が参加しました。
 季節外れの夏日が続いたなか、当日は雲にさえぎられて日差しも優しく、絶好のゲートボール日和となりました。
 大会はリーグ戦で行い、勝利数と得失点差で順位を決定しました。熱戦が繰り広げられた結果、真寿会チームが見事優勝を果たしました。
 杉山和生会長は「天気に恵まれたおかげで、皆さん安心して楽しめたと思います。怪我もなく終わって良かったです」と話しました。
 JA日の出支店の職員はコース作り、運営等に協力しながら、会員と交流を深めました。杉本仁支店長は「昨年は雨天により残念ながら開催できませんでしたが、記念すべき第一回のゲートボール大会を開催でき、参加者に非常に喜んでもらえました。これからも会員の親睦を深められるよう継続開催していきます。地域に根差したさまざまな活動を展開していきたいです」と話しました。
(写真:プレーに熱中する会員)



<前田小学校食農教育田植え実習にJA協力>
 5月31日、あきる野市立前田小学校の児童5年生50人と教諭、保護者と地域ボランティアはJA組合員の青木勝俊さん(75)の田んぼで、森田雅之さん(74)、堀部晋さん(78)、内山晃さん(76)の指導を受け、田植え実習をしました。農業体験を通じて地域農業への関心を高め、食の大切さを体感することが実習の目的。
 JAは地元密着の地域貢献活動や食農教育支援の一環として、各種活動に協力しています。同小学校の田植えを指導する組合員からの要請を受け、JA東秋留支店と営農生活課の職員は、田植えに初協力しました。
 児童たちは一生懸命に田植えに取り組み、普段関わる機会のない組合員とのコミュニケーションもとりました。JA職員は児童に苗の植え方の指導や苗を配り、協力しました。植えた稲は10月に稲刈り・脱穀し、年末にもちつき大会を行う予定です。
  髙木守支店長は「今後の農業を担う世代に、農業体験を通じて地域農業への興味・関心を持ってもらえる機会。JAとして積極的に食農教育に協力し、組合員と子どもたちの交流の場が広がるよう努力していきます。また、40年前卒業した母校に恩返しができました」と話しました。
(写真:田植え後の集合写真)



<JA共済アンパンマン交通安全キャラバン>
 5月26日、本店で「JA共済アンパンマン交通安全キャラバン」を開きました。午前と午後2回の公演に約1000人の親子連れが来場しました。 同イベントは地域貢献活動の一環として2008年の初開催から今回で7回目。5年前から毎年開催しています。
  次世代を担う子どもたちがJA共済イメージキャラクター「それいけ!アンパンマン」の仲間たちと一緒に歌や踊り・ゲームをして、交通マナー・ルールを守る大切さを学びました。
  子どもたちの呼びかけに応えキャラバンカーのステージにアンパンマンと仲間たちが登場すると、歓声があがりました。「信号機が赤の時は止まれ。青の時は直ぐに渡らずに右を見て左を見て、もう一回右を見て、車が来ない事を確認したら、手を上げて進もう」、「信号が青でも右から車が曲がってくる事もあるよ」と横断歩道を渡る際の心構えなどを学びました。
  「アンパンマンたいそう」の曲が始まると子どもたちは猛暑日にも関わらず、元気よく踊りました。最後にアンパンマンたちと握手をして笑顔で帰宅しました。
  坂本勇代表理事組合長は「楽しく交通ルールを学んでもらいました。保護者には改めて交通ルールの大切さを子どもに伝えるきっかけにし、交通事故未然防止の一助にしてもらいたいです。今後もJA職員一丸となって、地域貢献活動を行っていきます」と語りました。
(写真:アンパンマンたいそうを一緒に踊る子どもたち)



<歩いてストレスを発散・女性部桧原支部リフレッシュウォーキング>
 JA女性部桧原支部は5月17日、東京都檜原都民の森で部員の体力づくりと部員同士の親睦を深めることを目的にリフレッシュウォーキングを行いました。
 参加した11人の部員は「三頭大滝コース」を歩き、公園内を散策。昼食を食べながら会話を楽しんで親睦を深めました。部員は「檜原村に住んでいて訪れたことがなかったので、来ることができて良かったです」「おしゃべりしながら歩いて、ストレス発散になりました」と大満足の様子で話しました。
 山本久子支部長は「平日のため人出も少なく、ゆっくりと三頭大滝まで散策ができてとても楽しいひと時を過ごせました。ヤマシャクヤクが見事に咲き、ミツバツツジの紫色もとても鮮やかで素晴らしかったです」と語りました。
 同支部は、料理教室やミニデイサービスなどの活動を通して地域の活性化に努めています。
(写真:満開のヤマシャクヤクの写真を撮る部員)



<屋城小学校食農教育田植え実習にJA協力>
 5月27日、市立屋城小学校の4、5年生の児童と教諭が総合的な学習の時間の一環として田植え実習を行いました。JA職員は地元密着の地域貢献活動と、児童たちに食や農に興味を持ってもらうことを目的として、児童たちの田植えに協力しました。
 JA組合員で理事の山本典宏さん(65)や地域ボランティアの指導で、児童たちは慣れない田んぼに足を取られながら真剣に取り組みました。JA職員は、稲の持ち方と植え方の指導や、植える目印のひもを引いてサポートをしながらコミュニケーションを図りました。
  児童は「こんなに小さい稲がお米になるんだ」「稲を刈る秋が楽しみ」と目を丸くして驚きました。
  山本さんは「田んぼには八十八の作業と手間がかかります。次世代を担う児童たちが一つ一つの体験を忘れず、食べることや農業に、より関心を持ってもらえたら嬉しいです」と話しました。
  植えた稲は、草取り、稲刈り、脱穀などの過程を経て、年明けに児童たちが餅つきをして食べる予定です。
(写真:児童に指導する山本さんとJA職員(左列))



<増戸ますます市・地域活性化へJAも一肌>
 あきる野市増戸の「増戸商栄会」は地域の活性化対策として、増戸の街中を歩いてもらうことをテーマに5月9日から19日までの期間中「第17回増戸ますます市」を開きました。
 最終日の19日にはJA増戸支店駐車場で「大抽選会」と落花生のつかみどり・増戸中学校吹奏楽部演奏などのイベントを行いました。
 同支店職員はJAをPRしながら焼き鳥を販売し、購入した来場者に農業所得増大を図る目的で、地元花き生産者が育てた紫・赤・ピンクのペチュニアをプレゼントしました。
  「ますます市」開催期間中、同会加盟店(約30店舗)は事業所の前に街中散策中の休憩用椅子を出し、買い物客に抽選券を配布。景品として参加事業所で使える商品券348本のほか「東京サマーランド」ペアフリーパス券、地域温泉施設「檜原温泉センター数馬の湯」ペア入浴券などを用意して大抽選会を行いました。
 神成康之支店長は「毎年参加することで地域住民との絆が深まり、JAをアピールすることが出来ました」と語りました。
(写真:焼き鳥を焼くJA職員)



<GH評価実習受け入れで課題認識・GAP移行円滑に>
 JA管内の3農家は、モデル農場として第1回グリーンハーベスター(GH)農場評価員養成講習会の現地実習を受け入れました。
 講習会はJA全中とJA全農の共同開催で5月13~17日の5日間行い、全国のJA営農指導部署職員16人が参加しました。各種認証GAP(農業生産工程管理)への円滑な移行に対応できるよう生産者と問題解決に向け農場の改善を実践できるGH農場評価員を養成することが狙いです。GH評価制度に基づく農場評価のしくみや生産者農場での評価技術を習得し、生産者農場における問題点を抽出するカリキュラムを学びました。
 生産者からのヒアリング手法や農場評価についての知識と技術に関する演習で、3農家が聞き取り確認と現場確認に協力しました。日の出町でトマトの施設栽培を手掛ける野口農園の野口雅範さん(34)は「東京都GAP取得時に作成した農場管理マニュアルどおりGAPを実践してきましたが、農薬散布の実施時間の記録など残留農薬のリスクにつながる想定していなかった管理工程を指摘され刺激を受けました。受けた評価を基に改善していきたいです」意気込みました。
(写真:実習受け入れ農家にヒアリングする講習会受講者)



<秋川地区出荷部会会員がとうもろこしまつり用トウモロコシを間引き>
 JA直売所運営委員会秋川地区出荷部会は5月16日、あきる野市雨間の五日市街道沿いの畑で秋川地区特産トウモロコシの間引きを行いました。
  トウモロコシは7月6・7日の秋川ファーマーズセンター「とうもろこしまつり」で、焼きトウモロコシとして販売予定です。
  同会会員5人と営農担当職員2人が、約60メートルのマルチ11列に育ったトウモロコシの苗を間引きました。JA新採用職員が、農業への理解を深め農家と交流することとトウモロコシの品不足解消を目的に4月に播種(はしゅ)した3列分も含めて行いました。
  各農家が育てているトウモロコシのでき具合を話し合い、会員同士の情報交換と交流を深めながら作業しました。
  同会会長の山﨑健さん(57)は「新入職員がまいた種もしっかりと芽が出ており、慣れないながらも丁寧な作業が伺えました。今年は4月に降った雪や遅霜の影響で生育状況が遅いですが、祭りに間に合うよう管理を徹底していきます」と意気込みました。
 五日市街道は「トウモロコシ街道」として有名。夏になると街道沿いには一面のトウモロコシ畑が広がります。
(写真:トウモロコシの間引きを行う秋川地区出荷部会会員)



<桧原地区年金友の会GB大会藤倉チーム2大会連続優勝>
 JA桧原地区年金友の会は5月22日、檜原村総合運動場で第24回ゲートボール(GB)大会を開催しました。
 快晴の空の下、5チーム総勢35人が参加し熱戦が繰り広げられた結果、藤倉チームが優勝し、2大会連続の栄冠に輝きました。
 同会の野口 聖紀会長は「怪我もなく、大変な盛り上がりで大会が無事に終わってよかったです」と話しました。観戦した職員は「各チームの複雑な戦術が絡み合い、たった1回のショットが勝敗を分けるとても奥が深いスポーツということがわかりました」と感心していました。
 秋にはグラウンドゴルフ大会も開催予定です。
(写真:熱戦のゲートボール大会の様子)



<年金友の会増戸支部GG大会・大上Aチーム優勝>
  JA年金友の会増戸支部は4月12日、第4回グラウンドゴルフ(GG)大会を開催しました。
 12チーム78人の会員が参加し、試合は8ホール制で2ゲーム行い、合計打数で競いました。大上(おおうえ)Aチームが見事優勝に輝き、惜しくも北伊奈チームが4打差で準優勝しました。ホールインワン賞が13人。会員は日頃の練習で磨いた腕前を存分に発揮しました。上位2チームは増戸支部を代表して秋の本部大会に参加します。
 支部会長の神尾 平八さんは、「今大会で、グラウンドゴルフ大会も4回目になりました。会員相互の親睦を図るため、今後も積極的な活動をしていきたいです」と話しました。
(写真:始球式をする神尾会長)



<2019夏のキャンペーン定貯スタート・特典は檜原村特産品の「じゃがいも」>
 6月3日から、組合員とその同居家族に日頃の感謝を込めて「2019夏キャンペーン定期貯金」の取り扱いを始めます。取り扱いは7月31日まで。特典として檜原村特産品の「じゃがいも」2キロを抽選で300人にプレゼントします。
 ジャガイモを特典にしたのは、地元農業者の所得増大や農業生産拡大の一助となり、地域住民に地域農業の必要性や素晴らしさの理解を深めてもらうことが目的。管内産農産物プレゼント付キャンペーンは利用者から好評で、2016年の実施から今回で第7弾。
 同村の土地は傾斜地で砂利が多く含まれて、水はけが良いためジャガイモ栽培に適しており、おいしいジャガイモが育ちます。ジャガイモの品種は、主に栽培されている「男爵薯」や江戸時代から伝わる伝統の「おいねのつる芋」をプレゼント。キャンペーンチラシやプレゼント用の紙袋には、同村ご当地キャラクターの「ひのじゃがくん」を使用。
  「味は北海道産にも負けないと称えられています。是非、地域住民の皆さんに味わってもらいたいです」と同村でジャガイモを栽培するJA理事の鈴木留次郎さん(72)は語りました。 同キャンペーンは、新規スーパー定期貯金1年もので新たな資金で預入金額20万円以上が対象。20万円につきジャガイモの応募券1口を配布、JAカードを新規契約か、既契約(共に家族カード含む)の場合、新規50万円以上の預け入れで、先着300人にJAバンクキャラクターちょリスのベジタブルバッグをプレゼントします。
  募集総額は10億円。募集総額を上回った時点で取扱終了となる場合もあります。
(写真:夏キャンペーン定期貯金特典のジャガイモとちょリスベジタブルバッグをPRする職員)



<女性部東秋留支部リフレッシュウォーキング>
 JA女性部東秋留支部は5月17日、東京都立川市の国営昭和記念公園で部員の健康と親睦を深めることを目的にリフレッシュウォーキングを行いました。
 当日は天候に恵まれ、参加した32人の部員が真っ赤なポピーの花畑や日本庭園のスイレンなどの花を楽しみながら公園内を散策しました。
 「みんなの原っぱ」で、7月に行う同支部主催盆踊り大会で踊る「東京五輪音頭-2020-」や「炭坑節」など4曲を輪になって練習しました。
  井草いせ子支部長は、「部員と盆踊りでいい汗をかき、時折さわやかな風を感じながら、花や盆栽を見て楽しい一日を過ごせました」と笑顔で語りました。
(写真:輪になって盆踊りを練習する部員)



<食農教育支援・西秋留小学校稲作種もみまき>
 あきる野市立西秋留小学校の5年生2クラス68人が5月9日、もち米「マンゲツモチ」の種もみをまきました。「総合的な学習の時間」に行う食糧生産の勉強の一環で、同市西秋留地区のJAあきがわ組合員が指導しました。これからを担う地域の子どもたちに地元の農業や普段食べているものがどのように作られているかなどを知ってもらうことが目的で、JAは管内の小学校や保育園の食農教育を応援しています。  組合員が事前に準備しておいた育苗箱に児童たちは慎重に種もみをまきました。細かい種もみを隙間なく順番にまいた児童は「この小さな種もみから、稲になるとは想像できない」「意外と難しいが、楽しい」と話しました。種の上に土をやさしくかけてビニールで保温し、ブルーシートをかけて遮光しました。4日程で発芽予定で、育てた苗を6月上旬に田植えし、10月上旬に稲刈りをします。
 組合員は「稲作を体験することで、社会の勉強はもちろん、思いやりの気持ちを持つきっかけにしてほしいです」と話しました。
(写真:真剣に種もみをまく児童)



<ぐりむ野菜苗特別販売>
 JA日の出経済センターぐりむでは、4月27、28日の2日間、野菜苗の特別販売を行いました。
 普段はまとまった数の苗の販売ができませんが、毎年この日を楽しみにしている来店客のために管内農家がこの日に合わせて育てた自慢の苗、ナス、キュウリ、トマト、カボチャ、シシトウなど全10種類を1本120円(税込)で販売しました。販売初日は小雨の降る悪天候に見舞われましたが、開店前から行列ができるほどの盛況ぶりで両日ともに時間を早めて販売を開始しました。
 来店客は苗を我先にと段ボール箱に入れていき、数十個単位で購入する客も多く「ここで買う苗は成りが良く昨年もよく出来た。目当ての苗が買えた」と話しました。また苗ポットを引き抜く際に苗が傷まない様にする為に職員が苗の配置を工夫し、円滑に購入出来る様に配置整理をしました。途中苗が品切れ状態になり、急きょ農家が追加で出荷する場面もありました。2日間合わせ約5700本の苗を販売しました。
 苗を出荷した日の出町平井で野菜、苗などを栽培するJA青壮年部長の青木崇さん(44)は「春先の天候不順がありましたが、販売日当日に苗を提供する事が出来て良かったです。近年は定番の野菜以外に色々な野菜の購入を求める来店客が多くなっているので、応えられる様にしたいです」と笑顔で話しました。
(写真:苗を求める客で賑わう特別販売会場)



<農福連携支援・JAが野菜苗を提供>
 JA東秋留支店は5月2日、あきる野市の雨間町内会の活動「雨間ほっと」に野菜苗を提供しました。雨間地区南郷の畑で高齢者を含む地域住民30人がピーマン、キュウリ、中玉トマト、ネギなどの苗やヤツガシラ、サトイモの種芋を植えました。
  「雨間ほっと」は地域ぐるみで高齢者を支え合う仕組みを充実させ、多世代交流を通して住民自らが安心安全な生活を送れるよう様々なイベントを行っています。同支店は、野菜作りを通した健康づくりと同時に介護予防を行う活動に農業面で支援してほしいと同町内会から要望を受け、「農業と福祉の連携」に協力するため地元農家が生産した野菜苗を提供しました。
  参加者は「みんなで一緒に畑仕事ができてうれしい。収穫も楽しみです」と笑顔で話しました。
  高木守支店長は「新しい地域の取り組みにJAとして協力できて良かったです。今後も農福連携の取り組みを応援していきたいです」と抱負を語りました。
(写真:交流を楽しみながら野菜苗を植える参加者)



<健康ふれあい館オープン・とれたて新鮮野菜プレゼント>
 JAは5月8日、本店で「JA健康ふれあい館」をプレオープンしました。9日からの本オープンに先駆けて地域組合員を招待し、来場者に招待記念として「地元の採れたて新鮮野菜」をプレゼントしました。
 JA健康ふれあい館は、血行改善に効果のある“家庭用交流磁気治療器”を組合員・地域住民に体感してもらえるよう「憩い・ふれあいの場」としてJAが無料で開放します。治療器を体感した50人に、日の出町の生産者馬場敏明さん(62)と貴之さん(33)親子が栽培したダイコンとレタスをプレゼントしました。馬場さん親子の顔写真と野菜の効能を載せたレシピも添えました。「立派なダイコンとレタスをもらえて嬉しいです。さっそくレシピを参考に調理します」と来場者は喜びました。
 JA指導経済部の北島圭志部長は「プレゼントに地元の農産物を用意することで農家の所得増大にも貢献できました。毎日通って効果を体感してもらいたいです。組合員や地域住民の健康管理に役立ちたいです」と意気込みました。 健康ふれあい館は6月7日までの平日10時~13時、14時半~18時に行います。
(写真:来場者に新鮮な野菜を手渡す内倉浩支経済課長(右))



<日の出地区年金友野会グラウンドゴルフ大会>
 JA日の出地区年金友の会は5月9日、あきる野市小和田グランドで「第2回日の出地区年金友の会グラウンドゴルフ大会」を開きました。
 8団体(14チーム)70人が出場し、熱戦の末、「羽生いこい会」チームが優勝の栄冠を手にしました。同会の杉山和生会長は「天候にも恵まれて心地の良い日差しの中、会員の皆さんに楽しんでもらえて良かったです」と話しました。
  JA日の出支店の職員はグラウンドのコース作り等に協力し、会員と交流しました。杉本仁支店長は「同大会を毎年開催し、会員相互の親睦と交流を図り、合わせて会員の増強に繋げたいです」と話しました。
(写真:汗をかきながら競技を楽しむ参加者)



<女性大学でプランター栽培を学ぶ>
 JAは4月24日、2018年度第10回女性大学を本店で開き、受講生21人はプランターの野菜栽培を学びました。支柱立てや誘引の必要がなく、病気や暑さに強く育てやすいカキチシャ(サンチュ)と西洋不断草(スイスチャード)を栽培品種に選びました。
 JA営農生活課職員がサンチュとスイスチャードについて講義しました。苗と種の特徴や植え付け方の説明を受けた受講生は、培養土を各自プランターに入れ、サンチュの苗を1株、スイスチャードの種を4粒ずつ植えました。受講生は追肥や収穫の時期、収量の目標を聞き、「来月からの収穫と発芽が楽しみです」と成長に期待を寄せました。
 講師の幾田晶子さんは「受講生には家庭菜園を趣味にしている人と初めての人もいるため、比較的なじみが薄いが育てやすい野菜を選びました。水やりと追肥を続けて長期間収穫を楽しんでほしいです」と話しました。
 女性大学は管内在住で20代~60代の女性を対象に生徒を募集し、7月に開校し毎月1回開講。JAの事業内容や料理・フラワーアレンジメント等女性が興味のあることを学びます。現在は2019年度生を募集中。
(写真:プランターにサンチュの苗を植える受講生)



<販売開始・鶏ふんで有機堆肥・廃棄物から堆肥化へ>
 JA管内のあきる野市留原で山下養鶏場を営む山下忠さん(80)が、4月27日の大型連休から「オーガニック発酵けいふん」の販売を始めました。天然飼料とEM発酵菌(有用微生物群菌)の餌を食べた純国産鶏(さくら・もみじ)の鶏ふんを十分に発酵処理した有機堆肥です。
  EM発酵菌を鶏が食べることで排せつされるふんの臭いが少なく、菌が土壌を肥沃(ひよく)にします。施肥後に二次発酵することがないので安心して使うことができます。
  山下さんの娘婿・米倉孝臣さん(53)はパッケージ袋にもこだわりました。資材売り場で目立ち、家庭菜園の初心者や女性に興味を持ってもらえるように袋は優しいピンク色を選定。ポップなタマゴ型の図形の中に、「撒(ま)き易い・臭わない・有機堆肥」と発酵鶏ふんの特徴を入れました。
  山下養鶏場が卵を出荷しているJAの直売所や生協で発酵鶏ふんを販売します。1袋10キログラム入りで通常価格462円のところ、JAの直売所では期間限定の特別価格324円(税込)で販売します。
 山下養鶏場は約1万羽を養鶏し、そのうち採卵鶏は約6千羽。おいしい卵の味は9割がエサの質で決まると言われ、大切なのは鶏の餌作り。栄養成分が調整済みの配合飼料はありますが、自家配合した十数種類の有機飼料にEM発酵菌を独自に混ぜ、季節によって配合も変えます。
  山下さんは「卵の味が良いだけでなく、安心・安全を考えると化学物質を入れずにトウモロコシや魚粉などの有機飼料を与える方が、鶏と卵を食べる人間の健康維持にもつながります」と話します。
 米倉さんは「次は余剰卵のロスを減らすことが課題。安定した販路の確保や加工品等を作りたいです」と抱負を語りました。
(写真:鶏ふん発酵ハウスで純国産鶏の卵と「オーガニック発酵けいふん」をPRする山下イネさん、忠さん、米倉さん(左から))



<芝桜満開>
 JA多西支店のシバザクラが満開です。白やピンク、薄紫色などの彩りを見て立ち止まる人も多いです。
 JA自己改革「地域貢献活動による都民理解の醸成」の一環として、各店舗が地域交流の拠点となる事を目的に地域コミュニティ事業を実施しています。花壇に咲くシバザクラは、支店に集う来店客に喜んでもらうため、2年前に小林正司元支店長が植栽したもの。
  歴代の支店長や職員が、始業前や休日に水やりなどの管理をしています。今年は昨年よりも苗が大きく育ち、花が満開になり花壇をにぎわせています。「他の店舗にも行きますが、多西支店の花壇が一番きれいですね」と来店客から好評です。JA営農部会花き部員がプランターに植えたパンジーも見頃を迎えています。
  前野実千明支店長は「職員が丹精に育てたシバザクラを是非一度見て楽しんでください」と話しました。
(写真:シバザクラに水やりをする前野支店長と職員)



<春ヒナの配布>
 JAは4月18日、JA経済店舗で春ヒナを配布しました。毎年2月に管内の養鶏農家から注文を受け、公益財団法人東京都農林水産振興財団青梅畜産センターでヒナを引き取り、春先から初夏の間に配布する事業です。
  JAの職員は同センターでヒナを引き取り各店舗へ持ち帰りました。申し込みがあったのは「東京うこっけい」「東京しゃも」「ロードアイランドレッド」の3種で、21人が注文、181羽を引き取りました。
  「東京うこっけい」は同センターがブランド鶏として生産しており、卵を生み終えたあと肉としても有効利用できます。ヒナを受け取りに五日市ファーマーズセンターあいなを訪れた組合員は「夏においしい卵を産み始めるのが楽しみです」と話しました。
(写真:青梅畜産センターでヒナを引き取るJA職員(左))



<歩いて健康寿命を延伸・女性部多西支部リフレッシュウォーキング>
 JA女性部多西支部は4月16日、東京都立川市の国営昭和記念公園でリフレッシュウォーキングを行いました。公園内を安全に歩行し、部員の健康寿命の延伸と親睦を深めることが目的です。
  部員22人が参加し、昼休憩を挟み約4時間、汗をかきながら自由散策をしました。遅咲きの桜、菜の花、チューリップ、ネモフィラ、ムスカリが咲くなかウォーキングを楽しみました。参加した部員は「これを機会に健康の為、日常生活に運動を取り入れたい」と抱負を語りました。
  西元枝支部長(73)は「池の周りに花が満開で、絵本の中の世界にいるような圧巻の風景でした。天候に恵まれ、ウォーキング日和の最高の1日でした」と話しました。
 同支部は毎年秋にあきる野市民文化祭でフラダンスを披露するため毎月フラダンスの練習に励み、10月には支店でバザーを行います。ミニデイサービスなどの各種活動を通して地域住民と連携し、地域の活性化にも努めています。
(写真:満開のチューリップを見ながら歩く部員)



<秋川駅南口桜まつり・地域活性化に協力>
 秋川駅南口商店会は4月6日、JR秋川駅南口広場で「桜まつり」を開きました。
 JAはJA自己改革「地域貢献活動による都民理解の醸成」の一環として地域の活性化に協力する地域コミュニティ事業を行っており、本店職員はまつりに参加しました。
 今回から初めて組合員が栽培した新鮮な「のらぼう菜」と長ネギを販売し、茶、米、味そ、かりんとうや煎餅などの経済商品を特別価格で販売しました。「いつもよりも安く、近所で購入できてありがたい」と来場者に好評で、完売した商品も多かったです。JAの春キャンペーン定期積金やアンパンマン交通安全キャラバンのイベントを地域住民にPRしました。
 岡田正則本店長は「経済商品だけでなく地元の組合員が育てた新鮮野菜の販売も来場客に喜んでもらい、JAをアピールすることができました」と話しました。
 大正時代五日市線が開通した際に植えられた「安兵衛桜」の下で多くの模擬店が出店し、おはやしや吹奏楽などの演奏が会場全体を大いににぎわせました。
(写真:満開の桜の下でJAをPRする職員)



<ひので桜まつり・女性部流し踊り>
 JA女性部日の出支部は4月6日、日の出町観光協会主催「第29回ひので桜まつり」で、流し踊りを披露しました。
 同支部員28人は背中に同部のロゴの入ったお揃いのピンクのジャンパーで「日の出音頭」や「東京音頭」などを踊り、JA女性部をPR。町内舞踊連盟や一般の来場客とともに大きい輪を作って踊り、会場をにぎわせました。東光代支部長(69)は「桜の花に囲まれて部員みんなで楽しく踊ることができて気持ちよかったです。来年もぜひ参加したいです」と話しました。
 JA日の出支店杉本仁支店長は「好天に恵まれ、満開の桜のもと女性部活動をアピール出来て良かったです。これからも各種イベントに積極的に参加し、地域に根差した活動を展開して行きたいです」と話しました。
  当日は天候に恵まれ、絶好のお花見日和でした。模擬店やフリーマーケット等32店舗の出店があり多くの来場者でにぎわい、米軍音楽隊や地元中学校吹奏楽部の演奏など多彩なプログラムで会場全体が盛り上がりました。
 同協会は桜の名所として知られる塩田桜堤と町民グランドで、毎年4月第1土曜日に「ひので桜まつり」を開きます。提灯による桜並木のライトアップ期間中は大勢の花見客でにぎわいます。
  同支部は「ひので夏まつり」でも、踊りを披露する予定です。
(写真:流し踊りを披露する女性部員)



<のらぼう祭り・特産野菜をPR>
 五日市地区特産で江戸東京野菜の「のらぼう菜」生産者で組織するJAあきがわ五日市ファーマーズセンターあいな「のらぼう部会」は4月7日、同センターで「のらぼう祭り」を開きました。
 毎年最盛期に開く祭り。店舗前に特設テントを立て、新鮮なのらぼう菜約400袋を販売しました。今年ののらぼう菜は乾燥に耐えて甘味を蓄えており、できが良いです。
 年々来場者が増えており、客は次々に袋を手に取っていきました。のらぼう菜を3袋以上購入した客に景品を配り、朝早くから訪れた客は思わぬプレゼントに喜びました。会員が試食用に用意したのらぼう菜の漬け物は大好評で、配布用レシピ100枚も早々に無くなりました。
  9袋購入した女性は「これから友人に配ります。毎年この祭りで購入して友人にプレゼントするので、祭りを楽しみにしています。のらぼう菜はゆでてしょう油をかけるだけで子どもが喜んでよく食べます」と話しました。
  同部会長の乙戸博さん(69)は「他県からの来店客もいて非常に盛況でした。学校給食や山岳レース、老人ホームからも注文があり、リピーターを増やして販路を拡大できるようアピールしていきます。消費者の期待に応えられるよう、品質・収量共に向上していきたいです」と意気込みを語りました。出荷は4月下旬まで。
(写真:のらぼう菜を販売する乙戸会長(左))



<自己改革で燃油経費支援6.8万リットル分助成・施設栽培負担減へ>
 JAは、独自の冬の低温対策の支援として、農作物の施設栽培用暖房機の燃油代の一部を助成しました。自己改革の一環で、農家の負担を軽減することで経営を安定させ、所得向上につなげます。2018年度は12戸が活用し、灯油を約3万リットル、重油約3万8千リットルを助成しました。17年度から始まり、18年度で2度目。
  対象は、組合員の施設栽培農業者で、18年11月~19年3月中旬、子会社のJAあきがわエネルギー(株)やJA経済センターを通して購入した施設栽培向けの加温に使う灯油と重油。 灯油1リットル当たり10円、重油1リットル当たり5円を助成しました。農産物の安定供給の確保も狙い、JAは利用や相談を呼び掛けました。
 管内では多くの生産者が施設栽培を導入。加温による果菜・花き・苗などを栽培していますが、次年度への栽培に向けた準備と端境期解消や周年栽培に取り組んでいます。
 暖房需要の増える冬場に燃油代上昇の影響は大きいです。施設栽培は、原油高騰の影響で、冬季の生産コストが上昇。JAは農業用燃油を安い価格で安定的に供給する努力をしてきましたが、管内の灯油価格は前年の同時期より高く、A重油も値上がりが続きました。
  あきる野市山田で果菜類を施設栽培する大福哲也さん(47)は「いつ頼んでもすぐに給油に来てくれるので、本当にありがたいです。JAに灯油代の助成をしてもらえて助かりました。4月でも寒い日があり加温が必要なので、19年度は助成期間を伸ばしてほしいです」と話します。
(写真:加温した施設でキュウリの初取りをする大福さん)



<トマトで都版登録・動線確保し効率向上・日の出町野口隆昭さん>
 トマトの施設栽培を手掛ける日の出町の野口農園の野口隆昭さん(63)は、JAあきがわ組合員で初の都GAP(農業生産工程管理)登録の確認証を受け取りました。登録のきっかけは長男の雅範さんが参加した意欲的農業者支援セミナーで、将来の経営を見越した経営大改革を課題とした際に、都GAPの認証登録が問題点対策につながると、取り組みました。
  野口さんは、8棟のハウスを整備し、抑制・半抑制・雨よけの3つの作型で大玉トマトを周年栽培し、JAの直売所に出荷しています。後継者で雅範さん(34)とともにIPM(総合的病害虫・雑草管理)技術の導入も進めています。
 作付計画の見直しや自宅敷地内の有効活用、労働時間削減や労働環境改善など、改善策を整理。種や農薬の貯蔵管理、堆肥置き場を野積みから自宅の敷地内に貯蔵場を整備して土地を有効活用し、農機具の管理など栽培にかかる全ての工程も記録しました。衛生管理にも気を使います。
 登録要件となる圃場(ほじょう)や施設管理、肥料や農薬の使用歴など88項目の管理点と約200の管理基準をチェックし、審査をクリアしました。
 雅範さんは「今まで雑然としていた倉庫が、GAPを取ることで動線が確保され作業効率が良くなりました。将来、親から経営を受け継ぐに当たり、さらに作業効率を上げていきたいです。その後、次世代へバトンタッチする際にも負の部分は整理していきたいです」と話します。
  隆昭さんは「周年でトマト栽培をして出荷を継続できるよう、栽培管理技術を整え、手間、暇、ランニングコストを惜しまず、必要に応じてしっかりかけなくてはいけないです」と話しました。
(写真:トマトハウスで都GAP登録の確認証を手にする野口隆昭さん(左)と雅範さん)



<新採用職員が農業体験研修・とうもろこしまつり用トウモロコシを播種>
 JAは4月1日、あきる野市雨間の五日市街道沿いの畑で2019年度新採用職員6人が秋川地区特産トウモロコシの播種(はしゅ)を行いました。
 トウモロコシは7月6・7日に行う秋川ファーマーズセンターとうもろこしまつりで焼きトウモロコシとして販売する予定。トウモロコシの品不足解消と、新採用職員の農業への理解を深め農家と交流することを目的に2017年度から実施。耕作が困難な組合員の畑を借りることで、低利用農地解消も視野に入れています。
 管内の新規就農者3人とJA谷澤俊明専務、指導経済部営農生活課職員3人の指導の下、農作業をしました。
 新規就農者の武田竜哉さん(38)が丁寧に新入職員へマルチ張りができる耕運機の操作方法を指導しました。新入職員のほとんどが初めて操作を体験し、武田さんの手助けで一人1列ずつ張りました。「見た目と違って真っすぐ敷くのは大変、機械を支えるのも力がいる」と新入職員同士がアドバイスしあい作業した。マルチを張った後、トウモロコシ「ゴールドラッシュ」の種を2粒ずつマルチ穴にまきました。
  新入職員の篠原善政さん(24)は「今日体験した農作業はほんの一部だが足腰が痛くなりました。農業の大変さと楽しさを体験することができました」と話し、武田さんは「どの職員も一生懸命で農業に対して興味を持っていることが伝わってきました」と話しました。
 五日市街道は「トウモロコシ街道」として有名。夏になると街道沿いは一面のトウモロコシ畑が広がります。
(写真:農機具の操作を指導する武田さん)



<地産地消の重要性新採用職員が学ぶ・農業体験研修>
 JAは4月2~4日の3日間、2019年度新採用職員ら6人を対象に、JA組合員で都指導農業士も務める2人の協力で、農業体験研修を実施しました。新採用職員は生産者の思い、生産者が栽培した安全・安心な地場産農産物の良さ、JA直売所を通じた地産地消の重要性を学びました。
  研修は自己改革の一環で、農業生産者と触れ合い、農作業を通して組合員の農業・農家経営に対する考え方を体得することが目的です。職員教育とともに、農業未経験の新採用職員が農業や組合員に向き合い、農業に対する意識を高め、地域農業を担う組合員を知ってもらうことです。
  日の出町大久野地区の馬場敏明さん(62)、あきる野市草花地区の笹本輝明さん(63)から、熱心な指導を受け、農業生産の基本と重要性を学びました。馬場さんの指導で3人の職員が圃場(ほじょう)でレタスの定植、ハウスで果菜類苗ポットの間隔を広げるスペーシング、セルトレイにトウモロコシやキュウリの播種(はしゅ)をしました。笹本さんの圃場では3人がトウモロコシの播種、サトイモ、レタス、トマトなどの定植をしました。日々慣れない作業で全身筋肉痛になりながら汗を流しました。
 作業を体験した職員は「本格的な農作業は初めてで、思っていた以上に体を使い、体力が必要だと分かりました。農作業は大変でしたが、楽しいとも思いました。農家の活動を知る貴重な体験でした。一つ一つの経験をこれからもしっかり覚えていかなければならないと実感しました」と振り返りました。
  馬場さんは、「社会人として自己管理をしっかり行い、早くJAに慣れて地域の人に親しまれる職員になって欲しいです」と期待を寄せました。
(写真:馬場さん(中央)の指導でトマト苗ポットのスペーシングをする新採用職員)


平成30年度のニュース


<五日市地区特産「のらぼう菜」最盛期迎える・のらぼう部会イベントに協力>
 五日市地区特産で江戸東京野菜の「のらぼう菜」が最盛期を迎えています。
JA五日市ファーマーズセンターあいな「のらぼう部会」は同センターで朝取りの新鮮なのらぼう菜を販売しています。3月27日、JA東京アグリパークの都産野菜PRイベントへ50袋、31日、都山岳連盟主催の日本山岳耐久レース第11回ハセツネ30Kに1500袋と小中野のらぼうまつり実行委員会主催の小中野のらぼうまつりに135袋ののらぼう菜を提供しました。
 ハセツネ参加賞への協力は第1回目から継続して行っており、今回は1648人が出走しました。全国各地からの参加者に開催地の特産野菜をPRすることが目的で、そのおいしさに参加者が大会後センターへ買い求めに来ます。
同部会会長の乙戸博さん(69)は「ハセツネは参加者数も多いので会員総力をあげて準備しました。地元の人はもちろん、遠方から訪れる人にも甘くておいしいのらぼう菜を知ってもらいたいです」と話しました。
 小中野のらぼうまつりは約500袋ののらぼう菜を地元の農家も持ち寄り、朝から大勢の来場者でにぎわいました。先着50人にのらぼう菜を進呈。のらぼう菜入りの温かいみそ汁を無料配布し、のらぼう菜入りの焼きそばや大福を販売しました。地元のおはやしなどが祭りを盛り上げました。
 4月7日に同センターは「のらぼう祭り」を開きます。出荷はゴールデンウィーク前まで続く予定。
(写真:左:にぎわう小中野のらぼう祭り、右:参加賞の「のらぼう菜」を受け取るハセツネ参加者)



<女性部増戸支部が児童に江戸東京野菜「のらぼう菜」料理指導>
 JA女性部増戸支部は3月7日、市立増戸小学校3年生の総合的な学習の授業で「のらぼう菜」のおひたし・おやき作りを指導しました。
  学校行事に協力する女性部活動「学校へ行こう!」の一環として、食農教育への協力とのらぼう菜の普及のために始め、今年で12回目。昨年10月に部員が指導して児童が定植したのらぼう菜を使用しました。
 部員は児童と一緒にのらぼう菜をゆで、おひたしを作りました。児童は「のらぼう菜を初めて食べた。甘くて美味しい」と喜んで食べました。
 おやき作りは、部員がゆでたのらぼう菜をミキサーにかけ、小麦粉と合わせた緑色の生地を準備しました。児童が生地であんこを包み、平たくつぶしてホットプレートで焼きました。「のらぼう菜がおやきになるなんて思わなかった」「家でも作りたい」と好評でした。
  支部長で農家の橋本敦美さん(57)は「12回も続けてきた事に自分たちも驚きました。小学校との打ち合わせや前日の準備など大変な面もありますが、児童たちの笑顔を見ると、また来年も『学校へ行こう』と思います」と意欲を話しました。
 のらぼう菜は江戸時代から五日市地区で栽培が続く伝統野菜。同市小中野にある子生(こやす)神社に建立された「野良坊菜之碑」には、江戸時代の飢饉で救荒作物となったことが記されています。
(写真:おひたしの作り方を教える女性部員と児童)



<施設野菜経営見学会「西多摩地域の先進的な施設野菜経営」>
 (一社)東京都農業会議は3月15日、「西多摩地域の先進的な施設野菜経営」をテーマに施設野菜経営見学会を開きました。認定農業者をはじめとする都内の担い手を支援するため「東京アグリマネジメントスクール」として開いているさまざまなセミナーの一つです。都内や他県の先進農業経営を見学する視察研修会を毎年開いています。
 46人の認定農業者や農業経営者クラブ会員らが参加しました。施設生産に取り組むJAあきがわ管内日の出町の都指導農業士、馬場敏明さん(62)のキュウリと野口隆昭さん(63)のトマトなど、3カ所の施設栽培技術を見学しました。取り組みについて話を聞きました。
 馬場さんは、露地野菜や施設トマトの他、キュウリの施設栽培に力を入れている。3~5月と10~12月にかけて共同直売所に出荷し、後継者とともに取り組んでいます。
 野口さんは、8棟のハウスを整備し、抑制・半抑制・雨よけの三つの作型で大玉トマトを周年出荷しています。東京都GAPの認証を取得し、後継者とともにIPM(総合的病害虫・雑草管理)技術の導入も進めています。
 参加者は、施肥や農薬散布、散水や温度、摘心などの栽培管理、商品の販売単価など、身をもった経験について質問しました。
 馬場さんは「都内の生産者が農業経営の改善・効率化を図って春キュウリの作付面積を増やし、安全・安心でおいしい地場産の春キュウリを多くの消費者に味わってもらいたい。今後も多くの農家と相互に情報交換していきたい」と話しました。
(写真:育苗ハウス内で野菜苗の栽培方法について説明する馬場さん(右から2番目))



<スイートコーン部会新品種視察研修>
 秋川地区特産トウモロコシの生産者でつくるJA秋川経済センターマイムのスイートーコーン部会は3月13日、栃木県の(株)トーホク「清原育種農場」を視察研修し、20人が参加しました。
 同社の中早生品種の「プレミアムスイート」の紹介、栽培注意点、追肥の時期、病害虫等の説明を、部会員はメモを取りながら熱心に聞きました。農薬や他社品種「ゴールドラッシュ」との比較などの質問もあり、新たに栽培するかどうか検討する部会員もいました。
 田中雄二部会長(65)は「トウモロコシは鮮度落ちがとても早い食材。朝採り新鮮な旬のおいしさを提供し続けます」と話しました。
 同部会では都心部で農地やJAが無かったり少なかったりする空白行政区やJA管内の学校給食、JA東京アグリパークの「秋川渓谷の恵みフェスタ」や地域の各種イベント等にもトウモロコシの提供を継続し、地域農業の重要性・必要性をPRしていきます。
 JAの秋川ファーマーズセンターでは毎年、「とうもろこしまつり」を開催しており、焼きトウモロコシなどの露店が並び、季節の味を求めて多くの来店客で賑わいます。今年は7月6日(土)~7日(日)の両日に開催予定です。

(写真:視察研修を終えて記念撮影する部会員)



<五日市支店が江戸東京野菜「のらぼう菜」初販売>
 JA五日市支店は3月6日、初めて五日市地区特産で江戸東京野菜の「のらぼう菜」を店舗前で販売しました。
 五日市ファーマーズセンター「のらぼう部会」が生産したのらぼう菜を毎週水曜日に販売。多くの地域住民に購入してもらい、特産野菜のPRをすることが目的です。
 のらぼう菜は3月~4月が出荷最盛期。店舗前に並んだ新鮮なのらぼう菜に来店客や通行人が足を止め、用意した30束は販売間もなく完売しました。2回目の13日以降は50束に増量して販売しました。
 「窓口に寄ったついでに、のらぼう菜を買うことができて良かった」「のらぼう菜を見ると春の訪れを感じる」と購入客に好評です。
 JAでは自己改革「地域貢献活動による都民理解の醸成」の一環として、各金融店舗で農産物の販売・PRをしています。同支店では地域のまつりなどイベント時に販売してきましたが、定期的に行うのは初めて。栗原保之支店長は「遠いセンターまで買物に行きづらい高齢者に春の味を楽しんでもらうことができて良かったです。今後も地域貢献活動を積極的に行っていきます」と話しました。
  のらぼう菜の出荷はゴールデンウィーク前まで、同支店はのらぼう菜の出荷が続く間は販売を続ける予定です。
(写真:店舗前でのらぼう菜を販売する市川和夫副支店長(左))



<直売所女性会員が先進的な取り組み視察「かあちゃん研修会」>
 JA直売所運営委員会は2月26日、女性会員や会員の妻が参加する「かあちゃん研修会」を行いました。2003年度から毎年開催しており、今年度は28人が参加しました。
 JAの3直売所から各2人、計6人の研修会実行委員を募り、会議を重ねて視察先を検討しました。「直売所のイベントの参考になる、客寄せや売り方について学びたい。JAで増えつつある加工品を多く取り扱った直売所を視察したい」との意見から、シイタケやワサビなど多くの加工品を扱った静岡県の道の駅「伊豆のへそ」と「河津桜まつり」を視察しました。
 「伊豆のへそ」は特産品のワサビやシイタケの加工品のPR、店内の見やすいレイアウトや片手でも取りやすい陳列方法など多くの工夫をしていました。まつりは海外客も多く、特産品のかんきつ類をイラストや英語表記で分かりやすく説明するなど工夫をしており、積極的な販売姿勢を学びました。
 参加したJA理事の森律子さん(67)は「販売方法について様々な工夫を学ぶことができ、普段会えない会員たちと貴重な情報交換ができました」と話しました。
(写真:道の駅「伊豆のへそ」を見学する参加者)



<女性部五日市支部健康料理教室開催>
 JA女性部五日市支部は2月19日、20日の2日間で計4回、「サルコペニアを防ぐ食事」をテーマにした、健康料理教室をあきる野市五日市保健センターで開き、65人が参加しました。
  サルコペニアとは加齢や疾患により筋肉量が減少することで、握力や体幹筋などの「全身の筋力の低下が起こること」や歩く速度が低下し、杖や手すりが必要になり「身体機能の低下が起こること」を指します。サルコペニアを予防するためには、十分なたんぱく質、ビタミン、ミネラルを含む食事が重要です。
 今回の料理教室では、うるち米に片栗粉を混ぜ込みこねたもの、鶏ひき肉、ゴボウやニンジン、ネギ、白菜、春菊、舞茸、たらの切り身などの食材をたくさん使用した「うるち餅入り寄せ鍋」と、野菜を薄く切って甘酢とあえて作る「大根とリンゴ入りのなます」を作りました。声を掛け合いながら作業を分担し調理した2品を部員は「おいしくて体にも良くて素晴らしい」と言いながら食べました。
  支部長の東山和子さん(71)は「残った冷ご飯や、家庭にある材料で作ることができます。参加できなかった部員にもレシピを伝え、サルコペニアの予防に努めたいです」と話しました。
 各支部役員がJA東京厚生連の管理栄養士から同レシピを教わり、支部役員が講師役となり料理教室を開きました。多西支部、西秋留支部、五日市支部で計119人の部員が参加しました。
(写真:うるち餅を作る部員)



<五日市地区特産、江戸東京野菜「のらぼう菜」の出荷始まる>
 あきる野市五日市地区のらぼう菜生産者で組織する、JAあきがわ五日市ファーマーズセンター「のらぼう部会」は「のらぼう菜」の出荷を始め、部員は連日作業に励んでいます。
  昨秋から続いた降雨不足と年明けの寒さで、生育が例年より約2週間ほど遅れました。1月下旬から主にハウスものの出荷が始まり、3月に入り露地栽培の出荷が本格的に始まりました。「昨年も寒くて伸びなかったが、よりひどかったです」と部員は話します。出荷はゴールデンウィーク前まで続きます。
  2月に同部会は生産者、JA担当者と出荷規格と品質向上の徹底について申し合わせをしました。今年度も前年並みの約2.8トンの出荷を目指し、五日市地区の学校給食やイベントに約870キロを提供した「食農教育」活動なども継続して行い、地域農業の重要性や必要性をPRしていく予定です。同部会会長の乙戸博さん(69)は「育てた五日市地区特産のらぼう菜を多くの人に食べてもらえるよう、部員一人一人が努力している。生育は遅れましたが味は例年通り甘くておいしい。まだ食べたことが無い人に、のらぼう菜をぜひ味わってもらいたいです」と語りました。
  江戸東京野菜に登録されている「のらぼう菜」は、江戸時代より五日市地区で栽培が続く伝統野菜。同市小中野にある子生(こやす)神社に建立された「野良坊菜之碑」には、江戸時代の飢饉で救荒作物となったことが記されています。春が旬のアブラナ科の野菜で、収穫期は2月~4月。この季節には同センターをはじめ直売所などで、ずらりと並びます。柔らかい花茎(茎の部分)にはほのかな甘味があり、他のナバナ類のような苦味やクセがなく、アスパラガスのような味と歯応えが特長。栄養面にも優れすぐれ、ビタミンCや食物繊維が豊富です。
  3月31日(日)に子生神社で「小中野のらぼうまつり」を開きます。4月7日(日)に五日市ファーマーズセンターあいなで「のらぼう祭り」を開く予定です。
(写真:「のらぼう菜」を出荷する乙戸会長)



<営農支援センターで農機具無料点検を開催>
 2月18日から28日まで営農支援センターで組合員を対象に農機具無料点検を行いました。専門知識が必要な農機具点検を行い、作業効率向上と農作業事故の未然防止による農業者の所得向上を目指します。
  JAでは2016年度より営農支援事業を始め、初年度はあきる野市内にある営農支援センターで無料点検を行いました。他地域に住む組合員の「遠いセンターまで行くのは大変」という要望から、檜原村役場、日の出経済センターぐりむなど各所で出張特別点検を実施。今回はJA自己改革3ヵ年計画の最終年度として営農支援センターで開きました。
 11日間で88人の組合員がトラクターや耕うん機、草刈り機などを持参し、営農支援係職員が計218台の農機具の点検やオイル交換を行いました。点検中に修理が必要な物は預かり、対応しました。3年間の無料点検総数は計719台となりました。
 耕うん機を持って来店した小澤正幸さん(66)は「農閑期に点検とオイル交換をしてもらえて助かりました。今年は乾燥しているので、土埃ぼこりでフィルターが汚れていました。清掃までしてもらえてよかったです」と話しました。

(写真:オイル交換する職員(左)と小澤正幸さん)



<JA共済連職員ら営農体験研修・農業生産の大切さ学ぶ>
 JAあきがわ管内の3戸の組合員は、昨年12月から2月中旬にかけて、JA共済連全国本部と都本部職員9人の営農体験研修を受け入れました。研修はJA東京中央会・連合会の職員と組合員との交流、職員の意識改革などが目的。
 営農体験研修を受け入れたのは、あきる野市の笹本輝明さん(63)と平野久雄さん(53)、日の出町の馬場敏明さん(61)。研修を受けた職員のうち、JA共済連東日本引受センターの片山裕美さん(24)とJA共済連東京の新井紫央里さん(23)は、JAあきがわ直売所運営委員会・日の出地区出荷部会会長の馬場さんの農園で2日間研修しました。馬場さんの指導を受け、農業生産の基礎と大切さを学びました。
 圃場(ほじょう)でトマト定植準備のマルチ張りやビニールトンネル用支柱挿し、ダイコンやレタスの播種(はしゅ)、野菜苗用ポット作りなど生産準備に取り組みました。生産者の思いを理解して、安全・安心な地場産農産物の良さを知りました。
 片山さんは「野菜を食べる事しか知りませんでした。一つずつ手作業で行い、時間と体力を使う大変さを知って勉強になりました」、新井さんは「品種の数が多く、一人ではできないと思いました。多くの人の支えがあって農業が成り立っていることがわかりました」と振り返りました。
 馬場さんは「農業には多くの細かい作業があることを知ってもらいました。普段の業務も多くの作業があるでしょう。仕事に丁寧に向き合っていってほしいです」と話しました。

(写真:ポットに床土を詰めて野菜苗用ポットを準備する片山さん(左)、馬場さん(中央)、新井さん(右))



<秋川渓谷雛めぐり・五日市地区活性化にJA協力>
 JA五日市支店はあきる野市五日市地区のメインロードを中心にひな人形を飾る「秋川渓谷雛(ひな)めぐり」に2月10日から参加しています。正面入口ATMコーナーに展示した、かわいらしく華やかなつるしびなが利用客を迎えます。
 つるしびなは組合員の南澤トシさん(85)と浦野洋子さん(76)姉妹が長年かけて作成したもの。自宅にも沢山のつるしびなを飾る2人は「たくさんの人につるしびなを見てもらい、笑顔になってもらえたら」と話しました。
 今年で第3回目を迎える同イベントは五日市活性化戦略委員会が地域を活性化させることを目的に開催しています。JR武蔵五日市駅から小中野地区付近までの檜原街道沿いを中心とした商店、同市役所五日市出張所、五日市郷土館など約40軒でつるしびなやひな人形を展示。開催期間中は抽選で景品が当たるスタンプラリーなどを行います。期間は3月10日まで。
 市川和夫副支店長は「つるしびなを目当てに来店する客もいて、好評です。今後もJAとして積極的に地域の活性化に協力していきます」と話しました。
(写真:それぞれに異なる意味があるつるしびなを確認する職員)



<五日市支店防犯訓練>
 JA五日市支店は2月7日、五日市警察署生活安全課の指導の下、防犯訓練を行いました。職員の防犯意識の向上と対応手順の確認が目的。強盗犯が押し入り、職員に対して刃物を突きつけて現金を要求するという手口で実施しました。窓口担当職員は予想をはるかに超える犯人役の迫真の演技に驚き、圧倒されました。
 訓練終了後、髙田弘樹警部補は講評として「来店客や職員の安全を守ること」、「できるだけ時間を引き延ばすこと」等の留意点を挙げました。職員は今回の訓練で、日頃からの防犯意識や来店客に対しての声掛け等の重要性を再確認しました。
 栗原保之支店長は「訓練では支店職員が一体となって行動することができました。今後も有事に備え防犯に対する意識をもって業務に当たります」と意気込みを話しました。
(写真:窓口職員に刃物をつきつける強盗犯役の警察官(左))



<女性部戸倉支部エーコープ米こうじを使った手作りみそ作り>
 JA女性部戸倉支部は1月29日、JA戸倉会館でエーコープの乾燥米こうじを使った自家消費用の手作りみそ作りを行い、10人が参加しました。部員同士の親睦を図り、日本の伝統食であるみそ作りを改めて学ぶことが目的。
  厚生産業株式会社の成瀬規彦さんの指導の下、乾燥米こうじをぬるま湯で柔らかくし、塩とすりつぶした水煮大豆を混ぜ合わせて手で団子状に丸め、空気が入らないようにみその保存容器に詰めました。部員はみそ容器を持ち帰り、10カ月保存して完成、自宅で使用します。
 参加した部員は「空気が入らないように容器に詰めるのが難しかったですが、水煮大豆を使いミンサーでつぶしたことで時短になり、おしゃべりしながらあっという間にできて楽しかったです」と話しました。
 支部長の高橋八重子さん(61)は「例年ハンドメイド教室で手芸をしていますが、趣向を変えてみそ作りに挑戦しました。完成が楽しみです」と話しました。
(写真:真剣な表情で水煮大豆をつぶす部員)



<若手農家が野菜を提供・地元野菜ブランド化へ>
 東京都あきる野市の若手農家グループが、八王子市にあるとうふ料理店「とうふ屋うかい 大和田店」にあきる野市産野菜を提供しました。JAあきがわの組合員が経営する市内の企業が、地元若手農家を応援しようと若手農家が育てた野菜の使用を同店に提案して懸け橋となりました。相談を受けたJAが、同市産野菜のPR、ブランド化につなげたいと協力して支援しました。
 同店料理長の田所新吾さん(50)が、若手農家が育てた旬の野菜と自家製とうふを「とうふ鍋コース~あきる野産野菜を使って~」として特別メニューに取り入れました。揚げ湯葉のあんに小松菜、筑前(ちくぜん)煮に里芋、ニンジン、ゴボウ、ブロッコリー、あえ物にトマト、プチヴェールなど。野菜の魅力を引き出すメニュー10品以上を、見た目にもこだわって考案しました。2月14日に同企業が開いた懇談会で50人以上に提供。若手農家も招待されました。
 野菜を提供した農家の山下裕さん(47)は「こんなにおいしい料理にしてもらえてうれしいです。知名度が高い店は発信力も強いので、今後、積極的に使ってもらえるように、高品質な旬の野菜を提供するための努力をしていきたいです」と抱負を語りました。
 田所さんは「旬の野菜、家庭では珍しい野菜をその都度メニューに取り入れています。食材の仕入れには仕事ぶりの分かる人から手に入れたいです」と話しました。
(写真:若手農家グループが育てた野菜を披露する田所料理長(左)と店長の片山晋吾さん(右))



<職員リフォーム研修会開催>
 2月13日、組合員の住宅リフォームに関する研修会を開き、金融店舗の推進、融資担当の職員40人が参加しました。組合員から資産管理の相談を受けた際、JA職員が柔軟に対応できる知識を備えることが目的。
  全農東京都本部農住建設事業部農住建設課の加藤智太さんは「全農施主代行方式による建設について」講演。全農の建築事業に対する関わり方や施主代行方式について説明しました。
 全農の推奨業者である住友不動産株式会社新築そっくりさん事業本部の佐々木史茂営業所長と望月恵美さんは「『新築そっくりさん』リフォームについて」講演。商品概要と施行例の写真を紹介、組合員が気にする費用面についても建替とリフォームを比較して説明しました。
 講演後、マイクロバスで移動し、あきる野市と日の出町の「新築そっくりさん」リフォーム完成物件を見学しました。物件を見た職員は「リフォームとは思えない、新築のようでした。組合員にもぜひ紹介したいです」と話しました。
 指導経済部資産管理課の小林正司課長は「推進担当職員には組合員からの多岐にわたる相談を担当部署につなげるパイプ役になってもらいたいです。今後も職員向けの相談業務に対する研修を行っていきます」と話しました。
(写真:リフォーム物件を見るJA職員)



<農機で快適届けます・経営に合う新機種展示・農業機械展示会本店で初開催>
 JAは2月6~8日の3日間、JA本店で農業機械の展示会を初めて開きました。自己改革「農業者の所得増大」に向けた取り組みの一環で、組合員に新機種の農機具を実際に見て触ってもらい、さらなる農業振興を図ります。より多くの組合員に足を運んでもらおうと、組合員の快適な暮らしに役立つ装いを提供するための「新春 装いフェスタ2019」に併せて開きました。
  JA管内は都市農業地域から山村農業地域があり、複合経営も含め経営形態は多岐にわたります。農家の経営状況に合うようトラクターや耕運機、噴霧機など、さまざまな用途、大きさの農機具10台以上を展示しました。初めて見る農機具もあり、興味を示す来店客で賑わいました。
  組合員の原島克佳さん(47)は「実際に見て説明を聞くと、購入意欲が湧きます」と話しました。JA営農支援センターの井上由紀子さんは「無料点検をしてきて古い農機具は交換部品のない物もありました。新しい農機具を紹介し実際に見てもらえる機会を増やしたかったです」と話しました。
  JAでは2017年度より営農支援事業を始め、農機具無料点検を約2か月間、春と冬に2回JAの営農支援センターで、出張無料点検をJA各金融店舗で行い、500台以上を点検してきました。
 2月 18~28日に、同センターで無料点検を実施予定。
 3月2、3日の2日間、同センター隣接のJA秋川経済センターマイムの特設会場で農機具の展示販売会を開く予定です。
(写真:展示農機具について説明するJA職員(左))



<生産緑地法の改正にともなう説明会開催>
 JAは2月4日に本店、6日に五日市支店で生産緑地法の改正に伴う説明会を行いました。JA広報紙と本支店に掲示したポスターを中心に呼び掛け、2日間で計103人の組合員と役職員が説明会に参加しました。
 2018年(平成30年)4月に施行した特定生産緑地制度、9月に施行した都市農地貸借円滑化法について管内の組合員へ情報を周知するのが目的。JAは17年(平成29年)6月の生産緑地法の一部改正施行直後にも説明会を行い、あきる野市に対しては生産緑地の指定下限面積を500平方メートルから300平方メートルへ引き下げ可能にするための早期条例制定の要望書を提出しました。
 都農業会議の松澤龍人業務部長が講師を務め、同制度の改正を講義し、特定生産緑地制度は申請主義であること、同市内の旧五日市町地区の市街化区域は貸借に対しては特に注意が必要であることを強調し、参加者の関心を集めました。
 参加した組合員は「特定生産緑地制度は身近な制度であることが理解できました。生産緑地を指定した時期や納税猶予を受けているかを早めに確認して法改正に備えたいです」と話しました。
 市街化区域の面積が狭い同市では、生産緑地の指定下限面積が300平方メートルに引き下がれば、制度に該当する組合員も多いです。JAは制度改正を知らない組合員がいないよう引き続き周知を行い、情報発信を行っていきます。
(写真:生産緑地法の改正にともなう説明会で熱心に耳を傾ける組合員)



<新商品「ひのでちゃんねぎラー油」>
 東京都日の出町サービス総合センターが、町内産のネギを使って発売したオリジナルのねぎラー油です。流通規格外と生産余剰分のネギを使い、辛味の利いたラー油を合わせた新商品です。温かいご飯に掛ける他、料理の調味料としても味わえます。ネギ本来の旨味が濃厚で、お年寄りから子どもまで食べられるピリッとした辛みが癖になる味です。
 町営の農産物加工施設「ひので肝要の里」で開発し、今月から同町ふれあい農産物直売所や各施設などで本格的に販売を始めました。
同センターの大和田秀樹さんは「町民と地元農家の絆を深める地産地消と、食品ロスの低減につなげたいです」と意気込みます。
 価格は1瓶(130グラム)400円(税込み)。問い合わせは町センター、(電)042(597)1009。
(写真:ひのでちゃんねぎラー油)



<屋城小学校餅つき>
 あきる野市立屋城小学校は2月6日、4・5年生の授業「総合的な学習の時間」で餅つき会を行い、JAあきがわも次世代を担う地域の児童への食農教育の一環として参加しました。
 同校では毎年、児童への農業理解を深めるために水稲栽培の体験授業を行っており、今回で11回目。JA理事の山本典宏さん(65)が指導し、苗作りから田植え・稲刈り・食べるまでの一連の作業を体験します。
 1年かけて育てた「マンゲツモチ」を使い、羽釜の上で蒸してせいろから臼に移し、児童たちは真剣に慣れないきねで力強く餅をつきました。つきあがった餅を一口大の大きさにして、あんこ・きな粉・磯部と児童たちは自分でついたもち米を好みの食べ方で食べました。山本理事をはじめ地域ボランティア、駐在所勤務の警察官、JA職員の協力で楽しく実りある餅つきとなりました。
 東秋留支店の髙木守支店長は「次世代を担う児童たちが稲作体験教育を通じて農業への興味・関心を広げ、農業の大切さを肌で感じる機会です。今後も継続して実習体験活動の支援を行っていきたいです」と話しました。
(写真:餅つきをする児童と指導する山本理事(右))



<女性部多西支部新年会>
 JA女性部多西支部は1月30日、多西地区の御堂会館で新年会を開き、部員60人が参加しました。
 西元枝支部長(73)は「部員の健康と支部の発展のため、力を合わせて新年会を盛り上げましょう」と挨拶しました。
 部員は歌やフラダンス、ソーラン節などを披露し、抽選会を行い、和気あいあいと盛り上がりました。最後は全員で盆踊りを踊りました。
 多西支店職員も参加し、須崎義則副支店長は「日頃から活発に活動していただき、感謝しています。今年も女性部活動を職員一同応援していきます」と話しました。
(写真:揃いの法被を着て踊る部員)



<西秋留まつり>
 JA女性部西秋留支部は1月24日、あきる野ルピアホールで「JAあきがわ西秋留まつり」を開きました。部員同士の親睦を深めることが目的で、今年で5年目の開催。部員93人と来賓客ら25人が参加しました。
 部員は地区ごとに分かれ食事を楽しみながら、「人生よいしょの渡り鳥」や「ヤングマン」などの曲に乗せて趣向を凝らした踊りなど、日頃の練習成果を互いに披露しあい会場はにぎわいました。JA本店の職員も「マツケンサンバⅡ」で盛りあげました。最後は来賓客も参加して全員で「秋川音頭」や「だんな様」などを踊り、交流を深めました。役員が折り紙で作った独楽やおみくじ付きの鶴を参加者全員に配りました。
 支部長の堀江けい子さん(67)は「みんなあっての西秋留まつり。参加人数も去年より増え、より女性部員としての絆も深まったと思います」と話しました。
(写真:揃いの法被を着て踊る部員)



<農業PRツアー「東京の農業を知ろう!」開催>
 (公財)東京都農林水産振興財団は1月26日、農業PRツアー「東京の農業を知ろう!」を開きました。
 農業に興味のある女性や学生を対象に、東京農業への理解を深めることが目的。4回目の今回は、農業の現状と魅力を発信するため、都内の新規就農者(非農家出身で新たに農業経営を開始した新規参入者)の圃場の見学と意見交換会を企画しました。
 都内の農業高校生や農業系大学に通う学生など、就農について知りたい人、農業に興味のある人など8人が参加。共同直売所や、JAあきがわ管内日の出町の新規参入者2戸をバスで巡りました。
 参加者は野崎智経さん(42)のTom‘S Farmで小松菜圃場と、門馬睦(もんまあつし)さん(40)、優子さん夫妻のMONMAレッドファームでハクサイ圃場を見学し、農業の取組について3人から話を聞きました。
 3人は農家以外の出身。都森林組合での交流会では、就農までの道のり、農地や資金の確保、技術の習得、地域との付き合いなど、質疑応答も盛んに行いました。3人は「苦労ばかりで厳しいことも多いですが、農業という仕事は楽しいし、選んだことは後悔していません。軌道に乗るまで諦めずに地道にやっていけば先が開けると思っています」と力を込めました。
 同財団の沼田洋子さんは「東京農業の現場を見て、農家の強い信念や努力を知ってもらいたいです。今後も農業に積極的に関わる人材を増やすためのPRを行っていきます」と話しました。
(写真:野崎さん(右)のTom'S Farmで小松菜の圃場を見学)



<第24回あきる野市民綱引き競技大会>
 JA青壮年部ソフトボールチーム「JAソフト」とJA男性若手職員チーム「JAあきがわ」は1月27日、「第24回あきる野市民綱引き競技大会」に参加しました。あきる野市教育委員会が秋川体育館で開催。JAの2チームは一般の部に参加しました。
 一般の部では1チーム8人で行い、中でもJAチーム同士の試合は盛り上がりを見せました。両チームともに昨年に続いての出場で、昨年は「JAあきがわ」の若手職員たちが「JAソフト」を破っていました。今大会でも熱戦が繰り広げられ、応援に駆けつけた職員は両チームに声援を送りました。序盤若手職員チームがリードしたところ「JAソフト」が必死に耐えて綱を引き返し、接戦の末「JAソフト」が若手を抑えて見事昨年の雪辱を果たし優勝、「JAあきがわ」は準優勝となりました。
 「JAソフト」で参加した組合員の横田弘文さん(50)は、「地域を盛り上げるために、今年も職員チームと一緒に参加することができてよかったです。来年はさらにチーム数を増やして大会に出場したいです」と話しました。
(写真:熱戦が繰り広げられるJAチームの試合)



<JAあきがわ直売所運営委員会・初の視察研修会>
 JA直売所運営委員会は1月17日、静岡県の農産物直売所JA御殿場「ファーマーズ御殿場」、JA富士宮「う宮~な」へ視察研修会を行いました。昨年度同委員会が設立以来初。他県直売所の取り組みを視察してJA直売所の集客に役立てるため同委員会が企画し、会員20人が参加しました。  両直売所ともに、生産履歴の提出でバーコードを発行するシステムを導入、見やすい野菜のPOPを提示してレシピを配布、加工品は添加物不使用など、来店客へ食の安心安全をPRする取り組みを行い、集客に努める姿勢を視察しました。  特産品作りに力を入れ、サツマイモ「紅はるか」を干し芋に加工してブランド化する取り組みや、火山灰地質を活かした良質なラッカセイのPRも視察参加者の関心を集めました。
 同委員会の馬場敏明副会長(61)は、「時代の流れで、どの直売所もスーパーのように肉や惣菜を取り扱っている。今後、JAあきがわ管内の直売所はどうあるべきか検討が必要だと感じました」と話しまし」た。
 同委員会は2017年4月1日、新設されました。会員がどの直売所にも自由に出荷でき、統合により流通を拡大して売り場を充実し、消費者がより多くの種類の農産物を購入できるようにするため、秋川・五日市・日の出地区にあった3つの直売所運営委員会を統合しました。
(写真:野菜の荷姿を確認する会員、静岡県のJA御殿場「ファーマーズ御殿場」で)



<業種別・機能別部会代表者会議>
 JAは1月22日、本店で業種別・機能別部会代表者会議を開き、JA生産者部会をはじめとする全10部会の役員とJA役職員54人が参加しました。年1回集まり、各部会が活動を報告し横断的な意見交換を行い、JAと部会活動の発展を目指します。
  座長の坂本勇代表理事組合長は、JA自己改革についての経過や地域住民にJAが必要であると感じてもらえるよう取り組んだ内容について報告。「JA自己改革に関する全組合員アンケートに協力をお願いします。アンケートやこれまで行った組合員座談会で出た意見を参考に、新たなJA3ヵ年計画の策定に反映させていきます」と組合員アンケートへの協力を求めました。
  青壮年部がJA職員と協力して女性部主催の祭りや各所のイベントで農産物を直売し、都民理解の醸成に努めた活動内容や今後の活動予定について説明しました。各部会も報告を行い、活動の相互発展について確認し合いました。
(写真:自己改革について報告する坂本組合長)



<新規就農者が農家技術研修・新規就農者に基本から指南>
 JAあきがわ管内日の出町の都指導農業士、馬場敏明さん(61)は1月16日、実家の農業を継ぐ後継者(新規就農者)の農家技術研修を受け入れました。
  研修は青梅市の加藤淑子さん(26)が知識とスキルを備えることが目的。加藤さんがシイタケ農家の実家を継いで親元就農するに当たり、作目の選択や経営規模を見直し、就農に向けた野菜栽培技術の習得を先進農家で研修します。今後は月2回定期的に半年間研修する予定です。
  馬場さんの指導を受け、加藤さんは農業生産の基本と重要性を学びました。ハウスでレタス・ロメインレタスの播種(はしゅ)、土づくり、圃場(ほじょう)整備に取り組みました。
  加藤さんは「野菜栽培を学びたいです。野菜農家で研修することで、果菜類や葉菜類の野菜栽培の基礎知識を習得し、実践して体得したいです。まだ手探り状態ですが、自分が目指す農業経営内容を明確化していきたいです」と抱負を語りました。
  馬場さんは「農業について一つでも多く学び取り、将来は安全・安心な地場産農産物を消費者に提供できる良い生産者になってほしいです」と励ましました。
(写真:トラクターで耕す進路を指導する馬場さん(右)と確認する加藤さん(左))



<女性大学でライフプランセミナー開催>
 JAは1月16日、第7回女性大学でライフプランセミナーを本店で開き、受講生22人が参加しました。
 (一社)家の光協会の滝本匡志(たきもとただし)氏が講師を務め、「もしもの時も安心!『わたしノート』でハッピーマイライフ」と題して講演。これからどう生きるかを考えるポジティブな活動の終活について学びました。さらに、自分に万が一のことがあっても残された家族が困らなくて済むようにエンディングノート作成の説明を受け、家の光1月号別冊付録「2019未来にのこすわたしノート」を使い、書き方や保管場所などのポイントを聞きながら実際に記入を進めました。
  受講生の小川洋子さん(67)は、「これまで終活という言葉を聞いたことはありましたが、実際にどういったものか分かりませんでした。今回の講義でエンディングノートの書き方や重要性を教えてもらい勉強になりました」と感想を述べました。
  女性大学は管内在住で20~60代の女性を対象に生徒を募集し、7月に開校し毎月1回開講。JAの事業内容や料理・フラワーアレンジメント等女性が興味のあることを学びます。次回は「お茶について」の講義予定。
(写真:講師を務める滝本匡志氏と熱心に聞き入る受講生)



<新年お茶点て>
 JA本店は1月4日、来店客に新年初の茶をたてて振る舞いました。
 JA自己改革「地域貢献活動による都民理解の醸成」の一環として行い、各店舗が地域コミュニティ事業を実施することで、地域交流の拠点となれるよう活動しています。新年の呈茶は今年で3回目。
 組合員の橋本延子さん(63)の協力で、午前10時から午後3時まで呈茶をして来店客約100人をもてなしました。正月の音楽が流れる中、茶を楽しんだ来店者からは「新年からおいしいお茶を飲めてよかった。来年もぜひお願いしたい」と好評でした。
  橋本さんは「来店者に正月気分を味わってもらうことができて嬉しいです」と喜びました。
  本店の岡田正則店長は「回数を重ね、恒例行事となりました。今後も地域住民の皆さまに気軽に来店してもらえるよう、さまざまな行事に取り組んでいきます」と話しました。
(写真:来店客に茶を呈する橋本さん(左))



<JA青壮年部、群馬県で視察研修>
 JA青壮年部は1月10日、平成30年度視察研修会を開きました。部員14人が参加し、群馬県の東毛酪農業協同組合とJA邑楽館林農産物直売所「ぽんぽこ」を視察しました。部員の親睦とJA直売所の発展につなげることが目的で、毎年あきる野市農業振興会後継者部と合同で行っています。
 東毛酪農業協同組合では、施設内容の説明を受けた後、低温殺菌と高温殺菌の牛乳の飲み比べ、バター作りを体験しました。例年、野菜の視察内容が中心だったため、畜産農家の部員のために畜産関係の視察を企画。野菜農家の部員からは「野菜と乳製品の加工品のアイディアが浮かびそう」などの意見がありました。
  「ぽんぽこ」は昨年の売上が10億円を超える直売所。長島一記店長から「集客のために店内をできる限り活気づけ、現在注目されている食の安全安心をPRし、来店者へなんでも答えられるよう職員を教育している」などの説明を受けました。
  今回の視察先を計画した同部役員の米倉孝臣さん(52)は、「集客や売上向上について学ぶことができました。各直売所へ持ち帰り、今後の直売所の展望について活かしていきたいです」と話しました。
(写真:JA邑楽館林「ぽんぽこ」加工施設内容の説明を受ける部員)



<東京農業の明るい未来へ二人三脚!>
 JA指導経済部営農生活係の幾田晶子さん(27)は営農指導員1年目、管内全域を担当しています。
 「生産者に教えてもらってばかりで反省の毎日ですが、声をかけられ頼られると励みになります。生産者の意見や依頼はもちろん、雑談時のつぶやきは本音が出るので気に留めるよう心掛けています」と話します。
 記帳・パソコン講習会で生産者にパソコンの使い方を指導します。同講習会で生産者の経営状態と、生産者と直売所訪問で生産状況を把握できるよう勉強に励んでいます。
  「端境期対策や加工の助言をして、直売所の農産物の品目や加工品のラインナップを増やし、地域農業を盛り上げたいです」と笑顔で抱負を話しました。
(写真:月1回行う記帳・パソコン講習会で生産者に指導する幾田さん(左))



<3JA合同クリスマスお見合いパーティー>
 JAあきがわ・にしたま・西東京は12月14日、福生市のレストラン「シュトゥーベン・オータマ」で「3JA合同クリスマスお見合いパーティー」を開きました。
 管内の農業後継者をはじめとする組合員や組合員家族の男性に、出会いの場を提供することが目的。2008年から3JAが順番に幹事を担当して毎年開いています。 各JAが出会いを求める男女をポスターや広報誌、西多摩地域のフリーペーパー「街プレ」で募集し、男性16人、女性25人が参加しました。
 参加者は一人一人自己紹介を行い、4チームに分かれてゲームで競い合って盛り上がりました。フリータイムで親睦を深め、「告白カード」に記入してもらいJA職員が回収。残念ながらカップル成立はなりませんでしたが、参加者はインターネット交流サイト(SNS)のLINEのIDや、自分の連絡先を書いた「お友達カード」を交換しました。
 参加者の梅野三和さんは「こうした出会いの場に初めて参加しましたが、JAが募集していて、地域の組合員や組合員家族の方なので安心感があり、参加しやすかったです」と話しました。
 幹事JAのJAあきがわ営農生活課 山嵜天稔主任は「結婚を望む男女の多くが出会いの場を探している中で、JAとしてこうした機会を提供できてよかったです」と話しました。 同パーティーは来年も開催を予定しており、JA西東京が幹事を担当します。
(写真:乾杯の挨拶で参加者を激励するJAあきがわ谷澤俊明代表理事専務)



<五日市ファーマーズセンターあいな種馬鈴薯配布>
 JA五日市ファーマーズセンターあいなは12月17、18日に桧原地区、19日に戸倉地区、20日に五日市地区の計61支部へ来年度の春植えに向け、ジャガイモの種芋を配布しました。
  同センター管内の東京都西多摩郡檜原村、あきる野市戸倉・五日市地区は山間部が大部分を占め、店舗への引き取りは組合員の負担になるため、夏野菜の苗と冬の種芋の配布を行っています。JA職員から種芋を受け取った各支部長は、予約した支部の組合員に個別配布します。
  「男爵」、「メークイン」、「キタアカリ」、「ベニアカリ」、「とうや」、「ホッカイコガネ」の6品種、総数量約5トンを組合員計約400人が予約しました。
  桧原地区下川苔支部支部長の清水兵庫さん(65)は「今年も良い種馬鈴薯で良かったです。村特産のジャガイモ焼酎用や老人ホームへの出荷を増やしていきたいです」と抱負を語りました。
(写真:種馬鈴薯を確認する清水支部長)



<年末大売出しでお飾り販売>
 JA秋川経済センターマイムは12月25日から年末大売出しを始めました。特設テントで正月飾りや注連(しめ)飾り、神酒口(みきのくち)を、店内では鏡餅や門松、特売のもち米や煮豆などを販売し、朝から買い物客でにぎわいました。
 正月飾りを購入した青木隆義さん(66)は「毎年、正月飾りはここで買っています。昨日も買いに来たが売り切れで、今日もう一度買いに来ました」と話しました。
  27、28日限定で小田原蒲鉾、伊達巻を販売し、30日まで開催しました。 JA管内の各直売所では生産者が育てたヤツガシラやエビイモなどの冬野菜、ハボタンや紅白のナンテンなどの花が並び、正月準備に多くの地域住民が訪れました。
(写真:正月飾りを選ぶ青木さん(右))



<新年準備、檜原村役場正面玄関に門松の寄付>
 12月25日、JA桧原支店の入る檜原村役場正面玄関に、立派な門松が登場しました。
  門松は、JA理事の鈴木留次郎さん(72)と組合員で同村上川乗地区支部長の井上順一さん(77)が全て近隣で調達した竹、松、ナンテンなどを使い手作りで制作しました。4年連続でご寄付をいただきました。
 高さ約160センチの一対の門松を見たお客さまは「門松はもちろん、立派なナンテンに驚きました」と足を止めて眺めたり、写真を撮ったりと好評です。
  同支店の清水茂樹支店長は「今年も立派な門松を飾ってもらい、新しい年を迎える準備ができました」と喜びました。
(写真:(左から)門松を作る鈴木理事と井上さん、完成した門松)



<「大根・きゅうり栽培講習会」を開催・所得増大と生産量拡大目指して>
 JA直売所運営委員会日の出地区出荷部会は12月4日、JA日の出支店で「大根・きゅうり栽培講習会」を開きました。同部会員の所得増大と生産量拡大に貢献することが目的。東京都農業振興事務所西多摩改良普及センターの山岸明主任普及指導員と遠藤拓弥普及指導員が講師を務め、「冬・春まきダイコンについて」「キュウリ栽培について」と題して講義し、部会員11人とJA職員4人が参加しました。
  冬・春まきダイコンは抽たいを防ぐための品種・圃場(ほじょう)準備や、生育に適した温度管理、農薬による病害虫防除などについて学びました。キュウリは生育状態を見極めるポイントや、作型による施肥の違いなどについて学びました。参加者からは農薬の種類や散布回数、施肥計算や畝の向きなど多くの質問がでました。
 同部会の木住野佑治さん(71)は「退職後に農業を始め、商品として出荷するものを作るにはまだ勉強が必要です。冬・春まきダイコンは日の出地区ではあまり知られていない作型で勉強になりました」と話しました。同部会の馬場敏明会長(61)は「部会員の要望を聞き、普及センターと連携して、他の野菜についても講習会を開いていきたいです」と抱負を述べました。
(写真:真剣に講義を聞く日の出地区出荷部会員)



<歳暮商材ヤマトイモ収穫ピーク・「馬場芋」年末に向けて人気>
 12月中旬になり気温が下がったことを機に、JAあきがわの各直売所では冬商材・年末年始の販促がスタートしました。歳暮商材として需要が高まるヤマトイモの収穫が佳境に入り、JA直売所運営員会日の出地区出荷部会会長の馬場敏明さん(61)と長男の貴之さん(33)親子は、同町ふれあい農産物直売所の他、注文販売の出荷に忙しいです。出荷は11月中旬から本格化し、年末まで続きます。
  今夏、災害級の暑さに襲われ、サトイモなどの土物野菜は小玉傾向でしたが、懸念されたヤマトイモの収量は順調で10アール当たり1トンを見込む。馬場さんの手掛けるヤマトイモをすりおろした「とろろ」は、粘りが強く、こくのある優しい風味と評判。「馬場芋」として人気が広がり、年末年始の産地直送の贈り物としても需要が高いです。長期間保存も可能で、贈答用としては大変喜ばれる自慢の逸品です。
 馬場さんは「収量を安定させて、ニーズに合った逸品を栽培していきたいです。鍋や年越しそばのとろろには絶品です。千切りにしてシャッキシャッキ感もサラダや酢の物で味わってもらいたいです」と話します。
(写真:ヤマトイモを収穫する馬場さん親子)



<秋川ファーマーズセンター収穫祭>
 秋川ファーマーズセンターは12月1、2日に収穫祭を開き、2日間で約4300人が訪れにぎわいました。
 ダイコン、ハクサイ、トマト、ブロッコリーなど新鮮野菜を販売。店内商品購入客にJA独自のポイント5倍サービスを行いました。
  店舗外の特設テントでJA直売所運営委員会秋川地区出荷部会が焼き鳥や地元野菜を使った焼きそばを販売、地元野菜をはじめとする景品が当たる抽選会などイベントを行いにぎわいました。JA職員は果物を販売して祭りを盛り上げました。
 来店客は「立派なダイコンやハクサイがあり、どれにしようか迷ってしまう」と手に取って見比べたり、「どのミカンがおいしいですか」と生産者に質問したりしました。
 同部会の山﨑健会長(56)は「今年は気温が高く、野菜が手ごろな価格で沢山出荷できました。来店客に満足してもらえたと思います」と笑顔で話しました。
 同センターは五日市街道沿いにあり、周辺には畑が多く自然に満ちた場所。センター内で食事もでき、予約をすればバーベキューができる山棟の建物があり家族や団体でも利用できます。
(写真:にぎわう店内で生産者(右から4人目)に質問する来店客)



<五日市ファーマーズセンター秋の大収穫祭>
 JA五日市ファーマーズセンターあいなは12月1、2日に「秋の大収穫祭」を開きました。店内商品を5%引きで販売し、2,000円以上購入した来店客を対象に商品が当たる抽選会を行い、多くの人でにぎわいました。
  店舗外の特設テントでJA直売所運営委員会五日市地区出荷部会が焼きそばや焼き鳥、すべて地元産の野菜をつかった豚汁を販売し、ポップコーンの無料配布を行いました。米や味噌(みそ)、ゴボウや果物を販売してJA職員も祭りを盛り上げました。
 同部会の中村義明会長(77)は「2日間天候も良く、部会員と農協職員が一緒になってイベントを盛り上げることが出来ました。店舗内のリニューアルも済み、多くの来店客が訪れましたが、子ども連れの客が少なくなっています。今以上に盛り上げていくには、子ども向けの企画を考えていくのがこれからの課題です」と抱負を話しました。
(写真:にぎわう特設テント)



<女性部戸倉支部正月飾り作り>
 JA女性部戸倉支部は11月26日、JA戸倉会館でJA理事の山本典宏さん(65)から購入した稲わらを使い、正月飾りを作りました。部員同士が交流し、日本の伝統文化を後世に伝えながら制作・販売し、やりがいや生きがいを生むことが目的。あきる野市温泉施設「瀬音の湯」物産販売所で販売します。
 部員16人が稲わらから袴(はかま)を取り除く作業、2人ペアになって稲わらを編む作業、飾り付けの仕上げ作業と数日に分けて制作し、正月飾りなど5種、約200個を完成しました。年に1度の活動のため、始めはやり方を忘れている部員もいましたが、徐々に長年の勘が戻り、手際よく作業を行いました。
  戸倉地区は山間部の傾斜地を使ったユズ栽培が盛んで、正月飾り(大)・リース型(小)にあしらう橙の代わりに地元産のユズを昨年から使用し、「香りも楽しめる」と好評です。「今年は暖冬なので正月までユズがもつか、保存状態が肝心」と部員は気にかけます。稲穂、手作りの紙垂(しで)、扇、水引で飾り付け、昨年より多くの正月飾りを制作しました。
 支部長の髙橋八重子さん(61)は「昨年以上の出来ばえ。これからも上達を目指して活動を続けていきたいです」と話しました。
 正月飾り(大)1,000円、リース型(小)800円、牛蒡(ごぼう)〆(大)1,000円、(小)700円、輪飾り2本150円で販売中です。
(写真:飾り付けをする部員)



<江戸東京野菜「のらぼう菜」身近に・周知へJA金融店舗花壇に苗定植>
 あきる野市五日市地区「のらぼう菜」生産農家で組織するJA五日市ファーマーズセンター「のらぼう部会」は11月下旬、特産で江戸東京野菜の「のらぼう菜」の苗をJA増戸支店と本店に今年初めて定植しました。「のらぼう菜」を広く地元住民に周知してもらうのが目的で、両店駐車場脇の花壇にそれぞれ20株定植しました。
  同部会は農地がなかったり、少なかったりする東京都心部の空白行政区やJA管内の学校給食、地域の各種イベントなどにも「のらぼう菜」を提供し、地域農業の重要性や必要性、新鮮で安全・安心な農産物をPRしています。
 JAは地元特産の農産物をPRし、組合員の生産振興と農業所得の向上につなげるのが狙いで、職員が協力し、看板も設置しました。花壇の「のらぼう菜」の生育状況を見てもらい、設置した看板から知識を学び、農業への興味・関心を高めて農家の仕事を知ってもらうことが目的。定植後は収穫が始まる来年2月中旬まで、防鳥ネットを張り、除草や追肥などの育成管理を行います。JAは今後、「のらぼう菜」の成長を、インターネット交流サイト(SNS)などを通じて随時発信していきます。
  部会の乙戸博会長(69)は「畑で育つ『のらぼう菜』を見たことが無い人もいるはずです。身近に知ってもらい、来春になったら直売所で購入してほしいです」と思いを込めました。
 のらぼう菜はアブラナ科の野菜で、20~25センチメートルに伸びた主茎を折り、順次伸びた脇芽(花茎・側枝)を収穫します。柔らかい花茎は、アスパラガスのような食感で苦味やクセが無く、ほのかな甘味があるのが特徴です。春先の露地野菜の流通の少ない頃に、食卓を彩る春の味として地元では人気。年明けごろからハウス物が出回り始め、JA管内のファーマーズセンターや直売所などにもずらりと並びゴールデンウィーク頃まで出荷は続く見込みです。
(写真:「のらぼう菜」を定植する乙戸会長(左から)と作業を手伝う鈴木隆夫さん(75)とJA総務部企画管理課髙橋課長)

のらぼう菜についてはこちら



<農業体験イベント「農ウォーク」開催・野菜収穫で農理解>
 あきる野市農業委員会は11月24日、「あきる農を知り隊」(農ウォーク)を開きました。農ウォークは年に1度の開催で、第8回の今年は「みんなで秋の収穫体験」と題して、秋冬野菜の収穫をメインにしました。
  市民を始めとする消費者に、同市の農業への理解と応援を得るため、農地やハウスの生産現場見学と収穫体験をセットにし、農業者自らが地元農業の魅力を発信する農家と消費者との交流を深めるイベントです。農家の応援、あきる野農業の応援者の確保を目指します。
  JA五日市ファーマーズセンターあいなをスタート地点に集合し、市内外から27人が参加しました。中山間地、丘陵地、住宅地など営農環境の異なる地域の農家5戸を徒歩やバスで巡りました。原木シイタケ収穫体験(青木周一さん)、山下養鶏場で鶏舎見学(米倉孝臣さん)、ハクサイ・ブロッコリー収穫体験(澤田泰明さん)、サトイモ収穫体験(山﨑健さん)、中玉トマト収穫体験(大福哲也さん)で、圃場(ほじょう)や施設を見学し、農作業のこだわりや取組について学びました。
 鶏のエサに含まれる魚粉由来の臭みを除去するためにパプリカを給餌するなど米倉さん独自の飼育法の説明に参加者一同は感服し、質疑応答が盛んに行われました。
  大福さんのハウスでは鈴なりの中玉トマトを収穫し、その場で味わい堪能しました。参加者は「瑞々しくておいしかった。とても勉強になった、また来たいです」と話しました。
  農業委員会の栗原剛実行委員長(47)は「農家の現場を直接見て、強い信念や丁寧な作業を知ってもらいたいです。地元農業の重要性をこれからもどんどんPRしていきたい」と意気込みました。
(写真:ブロッコリーの収穫体験を指導する栗原実行委員長と参加者)



<おもてなしガーデンとJA花壇植栽・東京産花きをPR>
 JA営農部会花き部は11月14日、東京臨海部にある都立シンボルプロムナード公園内の「花と緑のおもてなしプロジェクト」の花壇に冬春用ガーデンを制作しました。
  2年後の2020年東京五輪・パラリンピックで競技会場が多く立地する臨海地域において来場者を花と緑で迎えるために、「おもてなしガーデン」を作りながら花苗の育成研究をしていくことが目的。同部会は部員の「東京都内で多種多様な花を生産していることを多くの人に知ってもらいたい」という思いで夏・冬季の年2回継続して出展しており、今年で4年目です。
  部員6人が生産した寒さと乾燥に強い花苗とグランドカバー苗900鉢を持ち寄り、4メートル×8メートルの花壇展示スペースに1時間半かけて植栽しました。アリッサムやストックで雪を被った富士山を、ビオラで太陽や空を表現し花壇を飾りました。
  11月22日には、部員5人がJA秋川経済センターマイムの花壇とJA本店のコンテナに花苗を植栽しました。丹精込めて育てたビオラ、ストック合計600鉢を手際よく植えていきました。植栽中「私たち花農家が作った花を植えています」と通りかかった来店客に説明し、地域住民と交流しました。
  野島崇花き部長(46)は「きれいな花を長く楽しんでもらいたいので、特に丈夫な品種の花苗を選んで持ち寄り花壇を制作しています。どちらも東京産の丈夫な花をPRする絶好の機会なので、これからも継続していきたいです」と話しました。
(写真:「おもてなしガーデン」に自慢の花苗を植栽する部員)



<冬庭準備・庭に彩りを添えるパンジー>
 あきる野市野辺の花き生産者でJAあきがわ営農部会花き部部長の野島崇さん(46)は栽培するパンジーの出荷に忙しいです。「パシオ」「デルタプレミアム」「虹色スミレ」「よく咲くスミレ」など、花色が鮮やかな紫、濃紅、黄色などに色付く10品種、約5000ポットをハウスで栽培します。パンジーは「三色スミレ」とも呼ばれ、大輪、小輪、フリルタイプなど、花姿も豊富でハウスの中は華やかな絨毯(じゅうたん)を敷いたようです。
  今年産の生育は順調でポットも花付きが良く、高品質に仕上がりました。管内直売所やファーマーズセンターで、1ポット100円で販売中。花色が良く、色も豊富、長く楽しめると購入客から人気です。
  野島さんは、デージー、ストック、シロタエギクなどの花や野菜苗など年間約20品目50品種、5万ポットを管内直売所やファーマーズセンターに出荷します。12月は来年3月出荷のオステオスペルマムをコンパクトな花に仕立てるための矮化(わいか)剤処理や、ペチュニアの播種(はしゅ)に多忙です。冬場の売り上げをどのように伸ばしていくかが課題で、新品種、多品目など豊富な品ぞろえの花苗の栽培に挑戦しています。
 野島さんは「鉢に寄せ植えして管理してもらうと、長く春まで楽しめるのでお勧めです。花壇やコンテナの植栽をカラーバリエーションで楽しんでもらいたいです」と笑顔で話します。
(写真:パンジーの出荷準備で花ガラ摘みに忙しい野島さん)



<秋の収穫祭・日の出町ふれあい農産物直売所・日の出経済センターぐりむ>
 日の出町ふれあい農産物直売所とJA日の出経済センターぐりむは11月17、18日に「秋の収穫祭」を開きました。2日間で約2600人が来店し、にぎわいました。新鮮野菜を求めて店舗前には開始前から行列ができ、「毎年、感謝祭を楽しみにダイコンを買いに来る」と列に並んだ来場客は話しました。
 JA直売所運営委員会日の出地区出荷部会はハクサイ、キャベツ、長ネギ、ダイコンを収穫祭特別価格で販売しました。店内商品購入客にJA独自のポイント5倍サービスや抽選会などを行いました。
 同部会の馬場敏明会長(61)は「直売所が開店30周年を迎えての収穫祭で、のぼりなどを新調し準備を進めてきました。イベントなどに参加して収穫祭をPRしてきた甲斐があり、管外からも多くの客が訪れにぎわって良かったです」と笑顔で話しました。
  特設テントでは日の出地区のJA青壮年部員が焼きそば、JA女性部日の出支部が豚汁を販売し、JA職員がポップコーンを無料配布。駐車場ではイベント恒例のミニSLが走り、子どもたちが乗車体験を楽みました。
(写真:小さな子どもを連れた家族でにぎわう会場)



<旬の漬物おいしい季節到来・出荷に大忙し>
 冬本番を前に寒くなり始め、漬け物のおいしい季節が到来しました。
 日の出町大久野で野菜を栽培する古山日佐子さん(88)は、同町ふれあい農産物直売所への手作りの漬け物出荷で大忙しです。
 今年はエルニーニョ現象の発生で暖冬の予報も出て、平年より気温の高い日が続き、漬物の材料となる露地物ダイコンやハクサイが豊作です。
 古山さんはダイコンのたくあん漬けに「練馬大根」、麹(こうじ)漬けには「青首大根」、白菜漬けに早生種「黄芯60」などを栽培。漬け物は、そのまま食べてもおいしい旬のダイコンとハクサイを天日干し、荒漬けと本漬けの二度漬けして仕上げ、袋に詰めて同直売所へ出荷しています。
 冬のシーズン中はダイコン約500本、ハクサイ約500玉を漬け込み、来年2月末まで加工は続きます。
 「ハクサイの甘みが感じられるように塩分は控えめです。夏はキュウリ、カブ、ナスの漬物の他、年間を通してつくだ煮などの加工品も作っています。いろいろな漬物を食べて研究し、飽きられないように漬物の味や種類を変えているので、味わってほしいです」と古山さんは話します。
 漬け物は、浅漬けから酸味や塩味が増して滋味深くなる古漬けまで、日がたつにつれて変化していく味わいを楽しめます。塩出しした古漬けの油炒めもおいしいです。たくあん漬けは1本350円、麹漬けは1袋(250グラム)250円。白菜漬けは1袋(500グラム)250円。
(写真:軒先で漬け物用ダイコンとハクサイを干す古山さん)



<管内初試みパパイヤ栽培・台風乗り越え青パパイヤ出荷>
 あきる野市山田で農業を営む、橋本喜久司さん(63)は、JAあきがわ管内で初のパパイヤ栽培に挑戦しました。露地と無加温ハウスで100本を栽培。果物として食べられている黄色いパパイヤを、完熟する前の未熟な青い状態で収穫し、野菜としてJA五日市ファーマーズセンターあいなと秋川ファーマーズセンターに出荷しています。
 台風21、24号の度重なる強風で、露地栽培の半数の木が幹折れや枝折れ、落果の被害にありましたが、残った木の栽培を続け、暖冬の助けもあり露地の青パパイヤは遅くまで収穫できました。
 現在ハウス内の木は天井に届くほど大きく育ち、着果した実も大きくなり、開花した花からはトロピカルな香りが一面に漂います。冬は気温が下がるため、無加温ハウスでの出荷は年内までの予定です。露地でもハウスでも木が枯れるので、来春、また苗を植え栽培を再開します。
 橋本さんは「青パパイヤのサラダは、ほんのり香るパパイヤの甘い香りとしゃきしゃきの歯ごたえがおいしいです。もっと知名度を上げて多くの人に、食べてもらいたいです。来年も続けて栽培していきます」と熱く語りました。
(写真:青パパイヤを確認する橋本さん)



<スティック芋産業祭で地元産PR>
 あきる野市農業振興会農業後継者部は11月10、11日の2日間、市産業祭で同部が栽培したサツマイモ「ベニアズマ」のスティック芋を販売しました。部員が産業祭で直接販売することで、消費者に地場産農産物をPRします。
  同市産業祭で部員が栽培したサツマイモのスティック芋の販売は、地産地消を推進し市民に地域農業を知ってもらうための事業の一環で、6年目を迎えます。スティック芋は棒状に切ったサツマイモを素揚げしたもので、1カップ200円で販売しました。
 毎年の出店で認知度が上がり、リピーター客が増え、テント前には長い列ができる人気ぶりでした。同部が栽培・収穫した200キログラムと、部員が供給した100キログラムの「金時」と「シルクスイート」、計300キログラムを完売しました。
 スティック芋調理のこだわりは、棒状にカットした後、2度揚げをすることでサクッと周りは香ばしく、中はホクホクに仕上げます。「ジャガイモのフライよりも揚げ時間も手間もかかり自宅では面倒なので、この機会に楽しんでもらいたいです」とPRしました。
  来場客からは「甘くて、ほくほく。香りにもつられて今日2度目です」と好評でした。
 同部長の青木周一さん(53)は「部員の協力があってこそ、栽培から調理、販売まで全て手作りのスティック芋が実現できています。さまざまな機会を利用して地元野菜や地産地消を積極的にPRし、部員の所得増大につなげたいです」と意欲的です。
 同部は市内農業者の後継者や新規就農者で組織し、同部員の大半がJAあきがわ青壮年部に所属しています。部員は、市民農園で6月のサツマイモの苗植え、7月の草刈り、8月のつる返し、10月下旬の収穫と貯蔵、11月の同市産業祭出店までの一連の作業を共同で行いました。
(写真:サツマイモのスティック芋を揚げる部員)


<あいな改装記念セール・生産者要望に応え店内リニューアル>
 JA五日市ファーマーズセンターあいなは店内を改装し、11月21、22日に「改装記念セール」を開きました。
 センターがオープンして17年。「来店客のニーズに応え、購入しやすい店内レイアウトに変えたい」「農産物出荷台を増やし、出荷量を増やしたい」「今後は漬け物などの農産物加工品を増やしていきたい」というJA直売所運営委員会五日市出荷部会役員の要望に応え改装しました。農産物等を陳列する平台を追加、さらに二段置きができるように上置台を設置し加工品を陳列できる冷蔵ショーケースを増設。客の目線を遮る高さだった購買品商品棚を低いものに変え、店内を見渡せるレイアウトに変更しました。「売り場が広く、明るく感じられる」と来店客からも好評です。
 改装記念セールとして一部商品を除く店内全品5パーセントオフ、特別価格商品や店舗前の特設テントで果物やゴボウを販売しにぎわいました。訪れた客は次々に新鮮な地元産農産物を手に取り購入しました。
 同会の中村義明会長(77)は「店内の配置が変わって常連客は戸惑うかもしれませんが、農産物の出荷量が増え、さらに来店客が増えることを期待しています」と語りました。
(写真:改装記念セールでにぎわう店内)



<児童の社会科見学受け入れ・学習の場提供>
 日の出町大久野のJAあきがわ理事で東京都指導農業士・馬場敏明さん(61)は11月8日、日の出町立大久野小学校の3年生48人の社会科見学を受け入れました。社会科見学への協力は、児童が野菜の知識を学び、自然や農業への興味・関心を高め、農家の仕事を知ってもらうことが目的です。
 地元でどのような農産物が生産されているか、どのような栽培施設があるかを知る総合的な社会科の食農教育授業の一環です。
 馬場さんが、野菜作りの概要や、小学校の校庭4個分の2ヘクタール(2万平方メートル)の圃場(ほじょう)で栽培し、日の出町農産物直売所で販売していることなどを説明しました。
 児童は、現在ハウスで栽培中の大玉トマトやトラクターを見学しました。実際に葉かきしたトマトの葉で匂いや色素などを確かめました。作っている野菜の種類や育て方、野菜作りに使う機械などについて教わり、農家の仕事を勉強しました。
  児童は「農家の仕事はいつからしているのか」「いつ、野菜がいっぱいとれて忙しいか」「仕事をする中で嬉しいことは」などと熱心に質問し、活発に質疑応答が交わされました。
 馬場さんは「見学を通して、どういう風に野菜が育っているのかを知り、農家と自分たちの生活のつながりについて考えて、農業の大切さを学んでほしいです。今後も食農教育の手伝いを続けてゆければと思います」と話しました。
 籠田絵里子主任教諭と野田翔子教諭は「トマト栽培には馬場さんの40年のたゆまぬ努力や工夫があったことを理解させ、児童の地域を見る目に広がりを持たせるような学習指導をしていきたいです」と語りました。
 馬場さんは毎年、地元保育園の園児を対象にしたさまざまな野菜の収穫体験なども行っています。
(写真:トマトハウスを見学する児童)



<日の出町内園児ダイコン収穫体験>
 日の出町農業委員会は11月12日、同町内6カ所の保育園・幼稚園の園児を対象にダイコン栽培体験を同町役場前の畑で行い、138人の園児が参加しました。9月に園児たちが播種したダイコンを収穫しました。
  畑への種まきから収穫までのダイコンの栽培体験を通して、園児たちに土と触れ合う楽しさと作物を育てる大切さを学んでもらうことが目的で、10年ほど前から食農教育の一環として毎年行っています。JA日の出支店は2年前より地域貢献活動として種や肥料などの資材提供や人的支援のサポートを行っており、今回も協力しました。
  同農業委員の辻本泰啓さん(67)が「大きくなったダイコンを、家の人に『取れたよ!』と持って帰って」と話すと、園児は元気よく「はい!」と返事をしました。雨天が多かったため畑の土が重く、苦戦する園児もいましたが、同農業委員やJA職員からの指導や声かけで徐々にコツをつかみました。園児たちの足よりも太いダイコンを尻餅をつきながら「とれた!」と、新鮮野菜の収穫を体験しました。1畝約50メートル、全6畝の広い畑からあっという間にダイコンが無くなりました。収穫したダイコンは同農業委員が各園に届け、園児は給食や各家庭に持ち帰って食べました。
  杉本仁支店長は、「園児たちや各園、さらには保護者の皆さまにも喜んでもらうことができ、参加した職員も園児たちの笑顔に触れ有意義でした」と収穫体験の成果を喜びました。同農業委員会では、来年度もダイコン栽培体験を行う予定です。
(写真:ダイコンを収穫する園児たち)



<花野菜宝船宝分け収益を寄付・2018日の出町、あきる野市産業祭で>
 JA青壮年部と日の出町農業振興委員会は11月4日、同町町民グランドで開催した日の出町産業まつりで、花野菜で作製した宝船の宝分けでの収益金を日の出町社会福祉協議会へ初めて寄付しました。宝分けの販売と共に支援募金箱も設置し、寄付した収益金は75,217円。
 同まつりの閉会式で、JA理事で同部員の田中真一さん(46)が同町社協の神田芳男会長(73)に寄付の目録を手渡しました。寄付を受け取った神田会長は、「寄付金を1万7千人の町民の福祉の充実、健康の増進に使わせてもらう」と話しました。
  同部の森一浩部長(42)は「近年自然災害が多くなっている中、被災地や地元地域に対して少しでも力になれればと思います」と話しました。
  同部は地域住民に部の活動や農業への理解・関心を持ってもらう狙いで、様々な行事を開催しています。毎年、花野菜宝船の宝分けには長い列ができるほど地域住民から人気で、地域農業の最高のPRの機会として同部からも好評です。森部長の「今年は宝分けの売上金を寄付したらどうか」との提案で、同部役員を中心に後援の日の出町農業振興委員会と相談し、日の出町の福祉に役立ててもらうため、宝分けの売上金を日の出町社会福祉協議会へ寄付することにしました。
 宝船は同まつりの3、4日の両日、まつり会場で展示しました。ネギで作った帆、白菜とキャベツの土台の上にニンジンやダイコン、赤カブ、白カブ、サツマイモ、小松菜の荷が宝船を彩りました。10月に発生した台風や中旬に雨が続いたため、野菜が間に合うか心配されましたが、全て同町産の野菜で作製することができました。
 同部はあきる野市農業振興会と11日、同市産業祭でも同企画を行い、日本各地の被災者支援の義援金として67,700円を日本赤十字社へ寄付しました。
(写真:日の出町(左から)日の出町農業振興委員会松本会長とJA田中理事が日の出町社会福祉協議会長に目録を贈呈、あきる野市(左から)あきる野市社会福祉協議会長と日本赤十字社あきる野市地区長に森部長とJA嶋崎監事が目録を贈呈)



<女性部桧原支部牛乳を使った健康料理教室>
 JA女性部桧原支部は11月16日、五日市支店調理室で牛乳を使った健康料理教室を開き、部員11人が参加しました。部員同士の親睦を図り、調理技術と健康意識の向上が目的です。
 JA東京厚生連の新村直子管理栄養士が講師を務め、「牛乳・乳製品を取り入れた料理」をテーマに「ミルク麻婆豆腐」と「ヨーグルトの中華風胡麻和え」の中華料理2品を作りました。ピリ辛の麻婆に牛乳を、ゴマにヨーグルトを合わせるレシピに「意外だけど、味がまろやかになったり、コクが深まったりして相性が良くおいしい」「和え物は野菜もたくさん取れる」と参加した部員に評判は上々でした。
 山本久子支部長(67)は「麻婆豆腐に牛乳、しかもタマネギを使うので驚きました。調味料を調節すれば小さなお子さんでも食べられるので、部員たちに家庭でぜひ作ってもらい普段の料理に乳製品を取り入れてもらいたいです」と話しました。
(写真:新村管理栄養士(左から2番目)から教わる部員と山本支部長(同4番目))


<五日市地区年金友の会グラウンドゴルフ大会>
 JA五日市地区年金友の会は11月1日、小和田グラウンドで「第7回年金友の会五日市地区グラウンドゴルフ大会」を開き、115人が参加しました。
 秋晴れの中、個人ごとに成績を競い合いました。日頃の練習を発揮できた人、普段のように上手くできず悔しそうな表情の人、大勢の楽しそうな声が飛び交い、活気のある大会になりました。
 五日市支店職員は会員と一緒に会場づくりに参加し、会員と交流しました。
  栗原保之支店長は「これからも会員に毎年の楽しみだと言ってもらえるような大会にしていきたいです」と話しました。
(写真:プレーで交流を深める年金友の会会員の皆さん)



<職場体験学習の地元中学生受入・地域農業に理解>
 あきる野市草花のJAあきがわ組合員で認定農業者の笹本輝明さん(62)は、10月17~19日の3日間、同市立御堂中2年生3人を、24~26日の3日間に同市立東中学校2年生3人を職場体験学習として受け入れました。
 地域の事業所や店舗などの実社会で働くことを通じて、勤労観・職業観を育み、実社会とのかかわりにおいて自分の生き方を考え、主体的に判断して行動する力を養うことが総合授業の職場体験学習の目的です。笹本さんは地域農業に理解を深めてもらうため、毎年、職場体験学習を受け入れています。
 長男の笹本善之さん(36)は「教える時間はもちろんかかりますが、役立ってくれています。体験学習が、物作りの仕事で頑張る人になるというような、将来を考える一助になるとうれしいです」と期待を込めました。
  生徒たちは、善之さんの指導でサツマイモの収穫やサトイモ貯蔵用の穴掘り、秋川ファーマーズセンターに出荷するレタスの包装などの作業を体験しました。「芋堀りは大変でしたが、レタスを包むのは初めてで面白かったです」と感想を話しました。
 笹本さんは、小学生の職業体験や高校生のインターンシップ(就業体験)など、年間を通して地元学区の職場体験を受け入れて協力しています。
(写真:レタスを包装する生徒 )



<女性部多西支部バザー・地元新鮮野菜を直売>
 女性部多西支部は10月20日、多西支店でバザーを行いました。JA自己改革「地域貢献活動による都民理解の醸成」の一環として、各店舗が地域交流の拠点となる事を目的に地域コミュニティ事業を行っており、JA多西支店職員は協力しました。
 バザー品や女性部員の手作りカレーライス、JA職員の手作り地元産野菜の豚汁、多西地区商店の焼きたて団子や冷たい飲み物、味そや茶などのJA購買品、レタスやネギなど同地区JA青壮年部の取れたて新鮮野菜を販売したほか、女性部員がフラダンスを披露しました。
 同地区のJA理事山本典宏さん(65)が餅米を提供し、同地区支部長会会長の浦野行光さん(68)、JA理事田中真一さん(46)の協力で餅つき大会を行い、砂糖しょう油やきな粉、あんこをつけて無料で振る舞いました。来場客は「野菜やカレーライスなどの販売があり、とても楽しめた」「餅が美味しかった」と喜びました。
 同支店須﨑義則副支店長は「今年は天候も良く、多くの人が来場し大いに盛り上がることができました。これからも地域住民との交流を大切にし、取り組みを続けて行きたいです」と話しました。
(写真:手作りカレーや焼きたて団子を販売する女性部員 )



<江戸東京野菜「のらぼう菜」定植>
 あきる野市五日市地区「のらぼう菜」生産農家で組織するJAあきがわ五日市ファーマーズセンター「のらぼう部会」の部会員は11月中旬まで、来春の出荷に向けて特産で江戸東京野菜の「のらぼう菜」の定植に忙しいです。
  今季は例年通り8月末から播種(はしゅ)したが、度重なる台風の影響で苗の育ちが不順だったり、栽培には農薬を使用しないので害虫被害を受けたりと、どの農家も育苗に苦戦を強いられました。
  同部会の乙戸博会長(69)は10月中旬まで4度にわたり播種し、育苗を繰り返しました。約30センチメートルに育った苗を選別し11月13日、1本ずつ45センチメートル間隔のマルチ穴に植え付けました。1000株の苗を定植予定です。定植後は収穫期が始まる来年の2月中旬まで、除草や追肥などの育成管理を行います。 同部会は農地がなかったり、少なかったりする東京都心部の空白行政区やJA管内の学校給食、地域の各種イベントなどにものらぼう菜を提供し、地域農業の重要性・必要性をPRしています。新鮮で安全・安心な農産物をPRし、JA組合員の生産振興と農業所得の向上につなげるのが狙いです。部会は例年並みの約3トンの出荷を目指します。
  乙戸博会長は「悪天候の影響で苗不足となり定植が遅れぎみでしたが、選抜した良い苗を定植したので来春にはおいしい初取り『のらぼう菜』を提供したいです。各種イベントにも提供できるよう、部会としても収量を確保したいです」と思いを込めました。
 のらぼう菜はアブラナ科の野菜で、20~25センチメートルに伸びた主茎を折り、順次伸びた脇芽(花茎・側枝)を収穫します。柔らかい花茎は、アスパラガスのような食感で苦味やクセが無く、ほのかな甘味があるのが特徴です。春先の露地野菜の流通の少ない頃に、食卓を彩る春の味として地元では人気です。年明けごろからハウス物が出回り始め、JA管内のファーマーズセンターや直売所などにもずらりと並びゴールデンウィーク頃まで出荷は続く見込みです。
(写真:「のらぼう菜」を定植する乙戸会長(左)と作業を手伝う鈴木隆夫さん(75))



<江戸東京野菜「のらぼう菜」知って・児童に苗植え付けを指導>
 女性部増戸支部は10月19日、あきる野市立増戸小学校の学校農園で同校3年生を対象に江戸東京野菜「のらぼう菜」の苗の植え付けを指導しました。この取り組みは食農教育への協力と、地元特産野菜の普及の為に2007年から始め、今年で12回目。
 長靴に履き替えた児童たちは同市山田のJA組合員・橋本喜久司さん(63)からのらぼう菜の歴史について教えてもらい、苗の植え方の指導を受けました。圃場(ほじょう)で女性部員に補助されながら苗を植え付けた児童たちは「楽しかった」「のらぼう菜が大きくなって、食べるのが楽しみ」と感想をそれぞれ話しました。来年の春先には大きく育ったのらぼう菜で、おひたしとおやき作りに挑戦する予定です。
 橋本敦美同支部長は「児童たちに喜んでもらえてよかったです。部員の孫や知り合いの子どももいて、普段とは違ったふれあいができました。地元の特産野菜を知ってもらえるよう、今後も活動を続けていきます」と話しました。
 「のらぼう菜」は、江戸時代より増戸・五日市地区で栽培が続く伝統野菜で古文書も残っており、同市小中野にある子生(こやす)神社に建立された「野良坊菜之碑」には、江戸時代の飢饉(ききん)で救荒作物となったことが記されています。
 地域の農家は苗の植え付けを始めており、収穫期は来年の2月~4月。出荷のピークは4月上旬。この季節にはJAの各直売所などにずらりと並びます。
(写真:江戸東京野菜「のらぼう菜」の植え付けを補助する女性部員)



<西秋留保育園稲刈り体験・JA職員食農教育を応援>
 10月10日、あきる野市下代継の水田で西秋留保育園は稲刈りをしました。JAは、次世代を担う地域の児童・園児に地域の農業について知ってもらうことが目的で、管内の小学校・保育園の食農教育の応援を行っており、JA職員4人が協力しました。
  同園は食育の一つとして、田んぼ教育に取り組んでいます。6月の田植え、稲刈り、脱穀、食べるまでの一連の作業を体験して、食べることに意欲を持たせ、楽しく食べることが目的。1歳から5歳の園児93人が参加し、JA職員も園児のサポートをしながら稲を刈り、一緒に汗を流しました。
 田んぼの管理や稲刈りの指導をした西秋留地区の武内一良さん(70)は「稲を刈る感触や、実際に刈った稲の束を持ってもらって、収穫の喜びや素晴らしさを体感してくれたと思います。お米を食べる時にその感覚を思い出してくれたらいいですね」と話しました。
(写真:刈った稲をはさがけする園児たち)



<ひので観光&物産フェア・日の出町の新鮮野菜をPR>
 日の出町は10月21日、同町の大型商業施設イオンモール日の出駐車場で「第2回ひので観光&物産フェア」を開きました。同町農業振興委員会とJAあきがわ直売所運営委員会日の出地区出荷部会は同町産野菜を販売しました。
 フェアは町の観光と安全・安心で新鮮な地場産農産物の美味しさを町内外の客に広く知ってもらうことが目的。
 取れたて野菜の直売ブースでは旬のネギやダイコン、ハクサイ、同部会が周年栽培に力を入れるトマトやキュウリなどを山積みにして販売。「農家から直接、新鮮な野菜を買うことができてよかった」と来場客は嬉しそうに話しました。
  町内商店のブースでは特産品や飲食物の販売、大規模なフリーマーケットも出店しました。ステージでは地元中学校吹奏楽部による演奏を始めとするパフォーマンスが目白押しで、多くの家族連れで大盛況でした。
  同部会の馬場敏明会長(61)は「今年の開催は端境期にあたり、品物を揃えるのが難しいと思いましたが、会員が協力して出荷してくれました。日の出産のトマトや新鮮な野菜を知ってもらい、完売することができました。今後も生産者自らが販売するイベントに積極的に参加して、地元野菜をPRしていきたいです」と意欲を語りました。
  日の出町ふれあい農産物直売所・JA日の出経済センターぐりむは11月17日(土)、18日(日)の両日に「秋の収穫祭」を開催します。
(写真:新鮮な日の出町産の野菜を購入する客と販売する生産者)



<夏のキャンペーン定貯で「さつまいも収穫体験」>
 10月24日から27日までの4日間、「2018夏キャンペーン定期貯金」の特典でサツマイモ収穫体験を開きました。組合員とその同居家族に日頃の感謝を込めたJA管内産農産物プレゼント付キャンペーンの第5弾で、サツマイモかダイコンの収穫体験または「秋川梨」を抽選でプレゼントする特典の1つです。農業を身近に感じ興味を持ってもらうことが目的で、JAならではの特典として好評です。
 参加者は「とにかく大きいものがいい」「小ぶりでたくさんついているものがいい」など、自分好みのサツマイモがとれるか期待しながら手掘りし、顔をのぞかせた「ベニアズマ」を力いっぱい引き抜きました。サツマイモは2週間程度置いて追熟することで、でんぷんが糖へ変化し甘くなります。保存方法の説明を聞いた参加者は「2週間後、焼き芋にしようか天ぷらにしようか、食べるのが待ち遠しい」と楽しそうに話しました。
  坂本勇代表理事組合長は「地元農家とコラボレーションした金融商品は、JA自己改革のテーマである農家の所得増大につながり、准組合員が地域農業のサポーターとなる役目も果たしています。今後も引き続き企画していきます」と語りました。
 11月には同キャンペーンのダイコン収穫体験を行ったほか、管内産イチゴか中玉トマトが抽選で当たる「2018冬キャンペーン定期貯金」を販売中です。
(写真:サツマイモを収穫する参加者)

2018冬キャンペーン定期貯金についてはこちら



<小・中学生書道コンクール作品展>
 JAは10月19日、20日の両日、本店で小・中学生書道コンクール作品展を開きました。開場待ちをする人やひとつひとつの作品を熱心に見つめる人でにぎわい、2日間で約500人が来場しました。
 小学1年生が課題「むぎ」「まつり」を力強く書いた作品から、中学3年生が課題「五穀豊穣」「叡智の結晶」を優美に書いた作品まで半紙の部・条幅の部、合わせて524点の応募作品全てを展示。JAの審査会で金賞18点、銀賞26点、銅賞38点、佳作45点を選出。さらに、金賞作品はJA共済連東京都本部で審査され、半紙の部で小学5年生の作品「晴れた空」が文化放送賞を受賞、他10点の作品が入賞しました。
 来場者は「みんな上手だが、賞をとる生徒はさらに上手だ」と感心し、初めて出品した児童は受賞作品を見て「自分も賞をとれるようにかんばりたい」と話しました。
 コンクール作品展はJA管内に在住在学の小・中学生を対象に作品を募集。書写教育を通じて日本文化の素晴らしさを理解してもらい、次世代を担う児童・生徒の心の豊かさを大切にしたいと毎年開催しています。
 坂本勇代表理事組合長は「心をこめて書いているのが作品から伝わってきました。相互扶助、協同の心で、これからも地域社会との絆づくりを大切にしていきたいです」と応募者の小・中学生および保護者、小・中学校および書道塾の先生らの協力に感謝を述べました。
(写真:作品に見入る親子)



<日の出町の農業者が営農・技術、青果センターを視察研修>
 JA直売所運営委員会日の出地区出荷部会と日の出町農業振興委員会は10月11日、神奈川県平塚市のJA全農営農・技術センター、JA全農青果センター株式会社神奈川センターを視察研修し、33人が参加しました。
 営農・技術センターは生産者が求める「省力・低コストの農業生産」、消費者が求める「安全・安心でおいしい農畜産物」に応えることを目的とし、生産者ニーズに合う安価なジェネリック農薬、消費者ニーズに合うカット野菜や加工品野菜などを研究・開発しています。視察では安全・安心を確保する為の厳しい残留農薬の検査の説明に参加者は聞き入っていました。青果センターでは施設内を巡回し、商品管理の取り組みについて見学しました。
 同町産業観光課長兼同農業委員会事務局長の吉村秀樹さん(55)は「直売所の野菜は他の小売店と比べて鮮度が違います。JAと日の出町で手を合わせ加工品を作ろうと話もまとまりました。行政としても協力して直売所と町の観光を盛り上げていきたいです」と話した。同部会の馬場敏明会長(61)は「視察研修を終え、秋の収穫祭に向けて出荷量を高めていきたいです」と意欲を語りました。
 日の出町ふれあい農産物直売所・JA日の出経済センターぐりむは11月17日(土)、18日(日)の両日に「秋の収穫祭」を開催します。
(写真:JA全農青果センター株式会社神奈川センターを視察する会員)



<コンプライアンス全体研修会開催>
 11月7日、本店で全役職員を対象に「コンプライアンス全体研修会」を開きました。JAでは毎年、同研修会を開いています。
 あきる野司法書士事務所の石井寛昭司法書士が講師を務め、「誰もが安心して暮らせる社会を目指して~成年後見制度の現状と課題と未来と~」と題して研修を行いました。
 坂本勇組合長は、「自己改革も3年目となり、組合員に自己改革に対する評価を伺う全組合員アンケートも始まっています。組合員や地域住民の皆さんからの信頼を裏切らないよう、コンプライアンスの実践に努めてもらいたいです」と話しました。
(写真:熱心に講師の話を聞く役職員)



<あきる野市産酒米稲刈り>
 東京都あきる野市小川で米や野菜を育てる農家の森田康大さん(48)は10月15日、酒米「五百万石」の稲刈りを行いました。稲架掛け(はさがけ)して天日干し後、同市内2戸の農家が育てた酒米と併せて(一財)日本穀物検定協会で水分・品質検査を受けた後、酒造好適米として出荷を予定しています。
 森田さんは「酒米作りのため休耕田を復田させて3年目、株も太く育ち、できばえは年々良くなっている」と話します。うるち米と違い酒米は稲の背が高く倒れやすいですが、今年は昨年よりも台風被害は少なく済みました。「今後はあきる野市産酒米と日本酒の生産量が増えて、町おこしのPRにつながると良いですね」と期待を込めます。
  JAは自己改革のテーマである農家の所得増大につなげるため地元農産物を使った特産品の商品開発に取り組んでおり、2017年度産酒米を使用して同市の蔵元・野﨑酒造株式会社が醸造した日本酒「喜正 秋川のかじっか 純米酒」はJA各経済センターと地元取扱店で限定販売中です。「辛口でとてもおいしい」と購入客からも好評です。1800ミリリットルが2,400円(税別)、720ミリリットルが1,200円(税別)。在庫が無くなり次第販売終了となりますので、お気を付け下さい。
(写真:酒米「五百万石」をバインダーで稲刈りする森田さん



<「ひなたぼっこ」オリジナル商品第三弾・目の疲労に「なつはぜジャム」>
 東京都檜原村日向の農園「ひなたぼっこ」の代表、鈴木留次郎さん(72)は今秋、ナツハゼを使った「なつはぜジャム」を開発しました。オリジナルブランド「ひなたぼっこ」の第3弾として、同村特産物直売所などで販売を始めました。
 浅間尾根へと続く急斜面の人里地区にある圃場(ほじょう)では、背の低いナツハゼの木が枝葉を広げています。収穫時期を迎え1センチメートルほどの黒色の小さな実が釣り鐘状にびっしり実りました。
 同地区のナツハゼは、35年以上前に軽井沢から同圃場に移植し、地域で育ててきました。500メートルに達する同地区の標高と、長い日照時間が栽培に適しているといいます。今年からは鈴木さんが受け継ぎ、管理を始めました。
  約70本のナツハゼを無農薬・有機肥料で栽培し、約35キログラムを収穫。鈴木さんは村の農畜産物を原材料にした商品開発を通じ、農産物の付加価値を高め、村や地場農産物をPRしようと、ジャムの開発を決めました。
  合成着色料や保存料を使わず、同農園のナツハゼと国産の三温糖のみを使った逸品です。初秋に完熟した黒い果実をそのままジャムにしました。価格は1本(120ミリリットル)400円(税別)。鈴木さんは、「房の中でも熟し度が実によって違うので、選別しながら小さな実を収穫するので手間が掛かります。いろんな人に試食をしてもらい、果皮の残し具合やペースト具合などのニーズを聞き、改良を重ねて完成しました」と振り返ります。
  ナツハゼはブルーベリーと同じツツジ科の落葉低木で、目の疲労回復などに効果があるとされるアントシアニンをブルーベリーの約3倍含み、健康食品としての需要も期待できます。ジャムを試食した観光客からは「甘さ控えめで、ほのかな酸味と果皮が残っており自然の味を楽しめる」と好評です。
 また、商品第1弾のイタヤカエデから作ったメープルシロップや、第2弾のルバーブジャムも特産物直売所や地元の観光施設などで販売しています。「商品開発を進め、消費拡大とPRにつなげたいです。農業の6次産業化による地域振興事業を実施していきたいです」と意気込みます。
 (写真:「なつはぜジャム」をPRする鈴木さん)



<定貯特典は管内産「いちご」「中玉トマト」・2018冬のキャンペーン定貯スタート>
 JAあきがわは11月1日から、組合員とその同居家族に日頃の感謝をこめて「2018冬キャンペーン定期貯金」の取扱いを始めます。12月28日まで。
 特典としてJA管内産イチゴか中玉トマトを抽選で計200人にプレゼントします。 特典を管内のイチゴか中玉トマトにしたのは、新鮮で安全安心な農産物を知ってもらい、農業を身近に感じて興味を持ってもらうことが狙いです。自己改革を進める中、農業やJAへの理解を深めてもらう活動の一環です。農産物をプレゼントすることにより組合員の所得増大につなげ、都市農業への理解者が増えることも期待します。
 同キャンペーンは、新規スーパー定期貯金1年ものでJA管内産農産物プレゼント付き商品の第6弾。キャンペーンは新たな資金で預入金額20万円以上が対象となります。
 新規50万円以上の定期貯金の預け入れで、JAバンクキャラクター「ちょリス」ポケッタブルボストン、または「ちょリス」マルチケースをプレゼントします。
 さらに、JAカードを新たに契約するか、既契約(共に家族カード含む)している場合、JA直売所商品券がもらえます。 プレゼントは数量限定で、募集総額は20億円。募集総額を上回った時点で取扱終了となる場合もあります。
 (写真:冬キャンペーン定期貯金特典の中玉トマトと「ちょリス」ポケッタブルボストンをPRする職員)

詳しい内容はこちら



<年金友の会日の出支部通常総会兼日帰り旅行>
 JA年金友の会日の出支部は10月24日、静岡県で「第30回年金友の会日の出支部通常総会兼日帰り旅行」を行いました。
  会員数は9月末現在1403人。同支部は毎年、通常総会兼日帰り旅行を企画しており、今回は220人が参加しました。
 天候に恵まれ、冠雪したきれいな富士山の姿を眺めながらバスで移動しました。あたたかい秋の日差しの中で、日本一長い歩行者専用吊橋の三島スカイウォークを観光したあと、伊東ホテル聚楽で総会を行いました。会員の皆さんは「にぎやかな旅行は楽しいね」と、散策や土産等の買い物を楽しみました。
  杉本仁支店長は「今後も会員相互の親睦と交流を深め、会員の増強を図りながら活発な活動を行い、日の出地区と年金友の会を盛り上げていきたいです」と意欲を語りました。
 (写真:三島スカイウォークと会員の皆さん)



<都職員が農家体験研修・知識とスキル向上・農業生産の重要性学ぶ>
 JAあきがわ管内東京都日の出町大久野の都指導農業士、馬場敏明さん(61)は10月16~19日の4日間、都職員の農家体験研修を受け入れました。
  都農業振興事務所・西多摩農業改良普及センター配属1年目の職員が地域農業への理解を深め知識とスキルを向上させることが目的。作物、野菜、果樹、花き、畜産などの分野から2戸の農家で各4日間研修しました。
 馬場さんの熱心な指導を受け、同センターの伊藤真由美さん(34)は、農業生産の基本と重要性を学びました。ハウスキュウリの収穫や整枝、農薬散布、圃場(ほじょう)でダイコンやネギ、ナスの収穫、出荷準備に取り組みました。生産者の思いを理解して、生産者が栽培した安全・安心な地場産農産物の良さを知り、技術を身に付けました。
  馬場さんは「西多摩全体の地域農業に目を向けて、幅広い視野で仕事に当たってほしいです。農業について一つでも多く学び取り、将来は農家に的確な良い指導をしてほしいです」と励ましました。
 伊藤さんは「播種、収穫、搬送と今回の体験は野菜栽培の一部に過ぎないですが、貴重な体験ができました。生産者の日々の業務を体得し、普及活動の参考にしたいです。常に初心を忘れることなく業務に当たってゆきます」と話しました。
(写真:農薬散布を教える馬場さん(左)と習う伊藤さん)



<スティック芋用サツマイモ収穫・産業祭で地元産PR>
 あきる野市農業振興会農業後継者部は10月22日、スティック芋用のサツマイモを収穫しました。11月10、11日の両日開かれる市産業祭で販売します。部員が産業祭に出店し、直接販売することで、消費者と農業者が交流し、地場産農産物をPRする取組です。
  スティック芋は1カップ200円で販売予定です。出店の売上げは、農業振興の研究活動や部員・部員家族の親睦に充てます。JA組合員で同部部長の青木周一さん(53)は「産業祭で大勢のお客さまに、全て手作りの甘くて香ばしいスティック芋を食べてもらいたいです。さまざまな機会を利用して地元野菜や地産地消を積極的にPRしていきたいです」と意欲的です。
  同部は市内農業者の後継者や新規就農者で組織し、同部員の大半がJAあきがわ青壮年部に所属しています。部員は、市民農園で6月のサツマイモの苗植え、7月の草刈り、8月のつる返し、10月下旬の収穫、11月の同市産業祭出店までの一連の作業を共同で行っています。
  サツマイモの品種は、関東で人気の糖度が高くておいしい「ベニアズマ」。今年は約200キログラムを収穫しました。
 同市産業祭で部員が栽培したサツマイモで作ったスティック芋の販売は、地産地消を推進し市民に地域農業を知ってもらうための事業の一環で、6年目を迎えます。毎年、スティック芋のテント前には長い列ができるほど人気です。
(写真:収穫したサツマイモと収穫に汗を流す部員)



<JA職員屋城小学校児童稲刈り体験に協力>
 JAあきがわでは毎年次世代を担う地域の児童・園児への食農教育の一環として、稲作体験に協力しています。実際に自分たちの手で田植えから稲刈りまでの一連の作業を体験してもらい、農家の苦労や農業のやりがいに興味や関心をもってもらうことが目的。
  10月5日にあきる野市立屋城小学校4・5年生がJA理事の山本典宏さん(65)の指導で稲刈りを行い、JA職員5人が協力しました。鎌の使い方を教わった児童たちは稲の株を4株ずつ刈り取り、1つに束ねて稲架掛け(はさがけ)しました。児童たちは慣れない作業に苦戦しましたが、山本さんとJA職員が声掛けし作業を手伝いました。
  山本さんは「未来の農業を担う子どもたちへの期待を込めて精一杯教えていると、作業が楽しいです。お米が食べられるようになるまでには全部で88回の作業があり、児童にはおいしく食べるまでの長い道のりを知ったうえで、改めて感謝の気持ちを忘れずに食べてもらいたいです」と話しました。 同小学校では今後餅つきをして食べる予定で、JAは引き続き協力していきます。
(写真:刈り取った稲を稲架掛け(はさがけ)する児童たち)



<女性大学日帰り研修旅行・ほうとう手打ち体験で交流図る>
 JAあきがわは10月2日、第4回女性大学を開講しました。教養を高めることと受講生同士の親睦を深める目的で日帰り研修旅行に21人が参加。山梨県に行き、昇仙峡ほうとう会館でほうとうの手打ち体験と(株)桔梗屋で信玄餅の包装体験をして交流を深めました。
  ほうとう手打ち体験は、普段自宅でうどんを打つことが少ないため、生地を思うように伸ばせず苦戦する受講生が多くいましたが、真剣な眼差しで夢中になって作業を楽しみました。受講生は、昼食に自分で打ったほうとうを食べ「頑張って作った甲斐がありました、美味しいです」と満足そうな笑顔で話しました。
 昼食後は信玄餅の工場見学と包装体験をしました。見学した包装過程を実際に体験した受講生は「きれいに包むのは難しいです」と話しながらも、互いに教え合い上手に包みました。
  受講生の浦野春枝さん(64)は、「普段の生活では体験できないような貴重な経験をし、昔の人は簡単に手打ちうどんを振る舞っていましたが、大変な作業だったと気づき感心しました。仲間と親睦を図ることができたのでこれからの講義も楽しみです」と話し、今後に期待を寄せました。 女性大学は管内在住で20~60代の女性を対象に生徒を募集し、7月に開校し毎月1回開講。JAの事業内容や料理・フラワーアレンジメント等女性が興味のあることを学びます。次回の講義はチョークアートを学ぶ予定です。
(写真:ほうとうの手打ち体験を楽しむ受講生たち)



<花き部視察研修>
 JAあきがわ営農部会花き部は9月27日、部員13人が視察研修会を行いました。先進地を視察し、鉢花や切り花、グラウンドカバーなどの新品種や栽培技術の見識を深め、自身の営農の参考にすることが目的で毎年2回開催しています。
 茨城県小美玉市で施設園芸の先進的な取り組みを行うやすだ園を訪れました。花き栽培に使用したガラス温室と暖房設備を活用し、新たな試みとしてマンゴー栽培を行う圃場を見学。身近な資材で水と肥料を細かく管理できるボックス栽培について、同園経営者保田幸雄さん(69)から導入時の苦労を含めた説明を受けました。部員は従業員との関係や息子夫婦への経営譲渡に関してなど、農業を続けていく上で重要な話題に関しても質問し、自身で鉢物栽培を立ち上げ拡大していった保田さんの経験を熱心に聞きました。常に先を読んで行動に移していくその姿勢や、「フラワーアレンジメント教室、マンゴーの加工品移動販売などを通して人とのつながりが生まれていくのが楽しい」と話す妻しづ子さん(67)に部員は感銘を受けました。
  同園がマンゴーの加工品を移動販売している同市の空のえき「そ・ら・ら」やトキワ園芸農協花木センターを見学。取り扱う農産物の安さ、花木の品種の多さに驚きました。
  野島崇花き部長(46)は「今までの視察先は種苗会社の展示会が主だったが、農家の話を直接聞くことができとても勉強になりました。部員の花き生産に生かしてほしいです」と期待を込めました。
(写真:マンゴーの施設栽培について保田幸雄さん(右)から説明を受ける野島部長(左)と花き部員)



<JA栗っこ稲刈り体験・女性部と青壮年部が交流>
 JAは9月20、21日の2日間で、JA女性部員と青壮年部員、役職員計28人が宮城県栗原市のJA栗っこを訪れ、稲刈り体験ツアーを行いました。JA栗っこの米生産者が組織する志波姫有機米栽培協議会の前会長が「東京の消費者の皆さんがいつも食べている米がどうやって作られているか、ぜひ見てもらいたい」と呼びかけたことから実現したもので、今回で6回目です。
  参加した部員と役職員は、2017年9月に新設されたJA栗っこ南部倉庫を訪れ、最新の精米機械と保管施設を見学。東日本大震災を始めとする震災の教訓が生かされた耐震の低温倉庫などに見入っていました。JA志波姫支店で手作りの3色餅と郷土料理のふすべ餅による歓迎を受け、JAあきがわ指導経済部経済課内倉浩支課長が「地域の宝物」と題して、両JA交流のきっかけについて講話しました。
 稲刈り体験は、収穫時期を迎えた田んぼで、JA栗っこの志波姫有機米栽培協議会会員と志波姫支部女性部員より稲のつかみ方から刈り方や束ね方の指導を受けながら、30アールの田んぼを手刈りとコンバインで稲刈りをしました。初めて稲刈りをした参加者は苦戦しながら稲を束ねました。稲刈り後は3,300トンの米を貯蔵できるカントリーエレベーターや農業倉庫、2ヘクタールのトマト養液栽培施設「サンアグリしわひめ」を見学しました。
 参加したJA女性部長の橋本敦美さん(57)は「JA栗っことは今までも交流がありましたが、実際に訪れたのは初めて。施設や田んぼの広大さに驚きました」と話しました。JA谷澤俊明代表理事専務は「両JAの関係は単に米の取引だけにとどまらず、この二十数年間をかけて生産者、女性部、青壮年部間で育まれてきました。このかけがえのない縁を今後も一層深めていきたいです」と話しました。
  両JAの関係は、明治時代初期、JA栗っこ管内(旧志波姫町)出身の教師千葉卓三郎が、JAあきがわ管内(旧五日市町)の小学校で教鞭をとり、地元五日市の有志らとともに、今日の日本国憲法にまさるとも劣らない民主的な内容の私擬憲法の草案「五日市憲法」を起草したことに遡ります。 当時は自由民権運動の真っ只中であり、開国期の混乱の中で、その草案は、日の目を見ることはありませんでしたが、1968年(昭和43年)になり研究者により発見され「国民の基本的人権」「三権分立」「女性天皇の存在」をうたうなど、その近代的内容に日本中の注目を集めました。 この縁をきっかけに、当時の五日市町(現東京都あきる野市)と志波姫町(現宮城県栗原市)で姉妹都市を結ぶ一方、JAあきがわでは1995年(平成7年)からJA間の米の取引を開始しました。志波姫米の新米は10月5日より入荷し、JAあきがわの各経済センターで販売しています。
(写真:刈り取った稲の束ね方を教わる参加者)



<台風被害復旧急ぐ・職員がハウス撤去>
 日本列島を縦断した台風24号による農業被害の発生を受け、JAあきがわは被災農家の支援に乗り出し、台風通過後の10月1日から破損したハウスを撤去し安全を確保しました。
  JA管内では、強風の影響で園芸ハウス損壊などの報告が相次ぎました。被害農家の負担を軽減し復旧支援が速やかに実施されることが必要であり、原状回復にとどまらずより安全性に配慮した地域振興のために、JAは1日、被害状況の把握と復旧対策に乗り出しました。現在の被害件数は5棟余り。 JA職員が農業再建の措置の一つとして、管内農家3戸の復旧作業を支援しました。
 あきる野市二宮の圃場(ほじょう)では、ビニールハウスが隣接のハウスを飛び越え100メートルほども飛去し、ダイコン畑に落下。近くの通学路にも飛散していたため、朝早くからJA職員と組合員がハウスを移動撤去しました。秋葉民重さん(51)は「早朝、真っ暗な頃から撤去作業を手伝ってもらい、本当に助かりました。午前中までに作業が終わってほっとしました」と話しました。
 強風に飛ばされたガラス片でビニールが裂けたハウスでは、JA職員がマイカー線を張って補修しました。トマト農家の井草新一さん(54)は「発注したビニールが届き次第、完全修復したいです」と胸を撫で下ろします。
 同市引田にある園芸農家の石井司夫さん(80)のハウスは、強風にあおられ裏返り、一枚の平たいたこのようになってしまい、撤去作業をしました。石井さんは「ハウスがまるで魚の開きのようになるなんて驚きました。一人では何日かかるかわかりませんでしたが、めども付きました。手伝ってもらえて助かりました」と一息つきました。
 JAの谷澤代表理事専務は「早い復旧活動で被害を最小限にとどめ、負担軽減に協力していきたいです」と話しました。
(写真:ハウス撤去する石井さんと職員)



<正一位岩走神社例大祭・子ども神輿御旅所で協力>
 あきる野市伊奈の正一位岩走神社で9月15日(宵宮)、9月16日(本祭)にあきる野三大まつりの一つ「正一位岩走神社例大祭」が催行されました。
 JA自己改革「地域貢献活動による都民理解の醸成」の一環として、各店舗が地域交流の拠点となる事を目的に地域コミュニティ事業を実施しており、JA増戸支店は例年本祭の午前中に同支店の駐車場を子ども神輿(みこし)の御旅所(休憩所)として提供。神輿の担ぎ手や地域住民に飲み物やお菓子等の振舞を行っています。
 今年は全国各地で数多くの台風が猛威を振るいましたが、当日は晴天に恵まれ担ぎ手の子どもたちの弾けんばかりの笑顔で御旅所は活気にあふれました。職員が振る舞った飲み物やお菓子で英気を養い、子どもたちは元気なかけ声で御旅所を出発しました。
 同支店の神成康之支店長は「短時間ではありますが、毎年継続することで地域住民の皆さまとのつながりが深くなるのを感じます。今後も地域の皆さまにJAをアピールしていきます」と話しました。
 JAでは今後も地域行事に積極的に協力・参加していく予定です。
(写真:JA増戸支店の駐車場で休憩する子どもたち)



<二宮神社秋季例大祭・地元産ショウガ販売で地域貢献>
 JA東秋留支店は9月9日、あきる野市の二宮神社で毎年執り行われる「二宮神社秋季例大祭(生姜=しょうが=祭り)」に参加しました。JA自己改革「地域貢献活動による都民理解の醸成」の一環として、地域交流の拠点となる事を目的に地域コミュニティ事業を実施しており、地元産の葉ショウガや新鮮野菜を販売、みこし休憩所でねぎらいの言葉をかけながら担ぎ手に飲み物や漬物を振る舞いました。
 秋川ファーマーズセンター臨時出張所として支店前で葉ショウガやトマト、シシトウなど新鮮な地元産野菜や、同センター限定商品の生姜ドレッシングとにんじんドレッシングを販売。二宮神社に近い支店で「地元産の葉ショウガを販売してほしい」との地域住民の要望をきっかけに一昨年から販売を始めました。多くの地域住民でにぎわい、葉ショウガ250束をはじめ完売しました。「秋川ファーマーズセンターは人気ですぐに売り切れてしまうので、こちらで買うことができてよかったです」「今年も販売を楽しみにしていました」と来店客は喜びました。
  髙木守支店長は、「野菜販売で農業者の所得向上の一助になれたと思います。今後も地域住民と一体となって地域貢献活動を行い、JAをPRしていきます」と笑顔で話しました。
(写真:葉ショウガを販売するJA職員(左))



<パッションフルーツ秋の開花始まる・仲間増やして魅力発信>
 日の出町平井で、パッションフルーツの秋の開花が始まりました。台風21号による猛烈な強風で収穫間近の夏実は落果してしまいましたが、株の倒伏は免れ、冬実に利用する着花は順調です。甘酸っぱくておいしい冬実に期待が高まります。
 JA理事で都指導農業士の野口隆昭さん(62)は長男の雅範さん(33)と、冬実の出荷に向けて人工授粉に大忙しです。成熟期は11月上旬から年内まで続く予定。9月下旬に挿し穂を採取し、来期の挿し木繁殖の準備に励みます。
 野口さんは2017年の10月に挿し木をして、今年4月上旬に初めてパッションフルーツ100本を定植しました。栽培品種は「台農1号」。最適な整枝法を探るため、棚仕立ての一文字整枝と主幹整枝、吊(つ)り下げ型垣根仕立ての3つの整枝法を比較して栽培を試みました。
 小まめに肥培管理を行い、芽欠き・剪定(せんてい)、今年5月上旬に花が咲き始め人工交配による授粉作業など栽培管理の徹底により生育が進み、夏実は順調に着果しました。授粉してから約60日で収穫を迎え、良好な仕上がりで7月中旬から初収穫がスタートしました。階級はLL、L、Mサイズ中心。どの整枝法でも、夏実の1樹からの収量は約100個と良い結果でした。収穫後に追熟させて果皮にしわが寄ってきた食べ頃のものを9月までJA各直売所などに出荷。色・形ともに良く、味も濃く品質は良好でした。
 隆昭さんは「作付けと整枝法を検討して収量増加につなげたいです。直売所への出荷までの品質管理を徹底し、高品質なものを消費者に届けたいです」と意気込みます。雅範さんは「栽培は青壮年部の先輩の田中真一さんから2年間指導を受け、販売は原島克佳さんから直売所のポップ作りなどを学びました。JA管内での栽培はまだまだ珍しいが、栽培仲間を増やして、甘酸っぱい味が魅力のパッションフルーツを多くの人に知ってもらいたいです」と熱く語りました。
(写真:人工授粉をする野口雅範さん(左)と父の隆昭さん)



<日の出町内園児ダイコン種まき>
 日の出町農業委員会は9月12日、同町内6カ所の保育園・幼稚園の園児を対象にダイコン栽培体験を同町役場前の畑で行い、152人の園児が参加しました。この体験は、畑への種まきから収穫までのダイコンの栽培体験を通して、園児たちに土と触れ合う楽しさと、作物を育てる大切さを学んでもらうことが目的です。10年ほど前から食農教育の一環として毎年行っており、JA日の出支店は2年前より地域貢献活動として種や肥料などの資材提供や、人的支援として園児のサポートを行っています。
 同町農業委員会の野口隆昭さん(62)が、園児の指の長さに合わせ「マルチの穴に一つ、ひとさし指の半分の深さの穴を開け、1粒ずつ種を入れてやさしく土をかぶせるように」と種まきの説明をし園児は真剣に聞きました。JA職員は種を配布し穴の開け方などを補助して、夢中で種をまく園児に付き添いました。園児は収穫まで待ち遠しいようで「いつとれる?」と目を輝かせていました。
  杉本仁支店長は「1粒1粒丁寧に種をまく姿と、たくさんの笑顔に触れ、園児たちとダイコンの成長を願い、収穫への期待が高まりました。今後も食農教育のサポートを続け地域貢献活動を展開したいです」と話しました。ダイコンは11月上旬に収穫予定。
(写真:ダイコンの種をまく園児たち)



<秋留の栗出荷最盛期>
 JAは8月下旬からあきる野市、日の出町にある3つの経済センターでクリの共同出荷を始めました。9月7日の集荷量は最も多い17戸343キログラムでピークを迎えました。そのうち最も高値で取引されるLLサイズは192キログラムで、昨年のピーク時に比べ22キログラム多く良作です。栗を1袋1.1キログラムのネット詰めで集荷し、JA職員が大きさや傷、虫食いの有無など一粒ずつ再確認して選別し、専用箱に箱詰して市場へ出荷しました。市場を通じ都内全域のスーパーで販売します。あきる野市上代継の組合員、志村修司さん(66)は「今年は猛暑と日照りのため、果実の入りは少な目ですが、粒の大きな栗がとれました」と話しました。
 JA管内の果樹の作付面積第1位は栗で、秋川流域は栗の産地としても有名です。大粒で甘いと定評があり、1960年から「秋留の栗」と称され親しまれています。品種は「極早生大丹波」や「出雲」が主流ですが、今年は粒が大きく渋皮が剥けやすい「ぽろたん」の出荷もあり、他の品種より高値で取引されました。9月下旬まで市場への出荷が続きます。
(写真:「秋留の栗」を出荷する組合員(左))



<多西地区年金友の会秋季グラウンドゴルフ大会>
 JA多西地区年金友の会は9月12日、あきる野市民運動広場で秋季グラウンドゴルフ大会を開きました。
 猛暑が続く中でしたが当日は天気も気温も申し分ない、まさにグラウンドゴルフ日和。6チーム合計38人が出場し、日頃の練習成果を披露し合いました。ホールインワンが過去最多の14人出る白熱した大会となりました。
  折立・草花連合チームが優勝、瀬戸岡・原小宮連合チームが準優勝し、両チームは10月に行われるJAあきがわ年金友の会グラウンドゴルフ本大会に出場することが決まりました。 多西支店村木学支店長は「職員一同、本大会では全力で多西地区チームをバックアップしていきます」と話しました。
(写真:プレーで交流を深める年金友の会会員の皆さん)



<わたしの「ひんやり」対策>
 JA直売所運営委員会五日市出荷部会役員で野菜農家の大福保男さん(77)は、暑さ対策として雪下ろし作業に使う菅笠(すげがさ)を使用しています。大福さんはハウスでのトマト周年栽培やキュウリ、ブロッコリー、スイートコーンなど15品種以上を約70アールの圃場で栽培し、管内の直売所へ出荷しています。
  15年ほど前に奥飛騨温泉を訪れた際に購入して以来愛用。量販店で購入したこともありましたがすぐ壊れてしまい、現在は雪国の新潟から高額でも丈夫で長持ちする物を取り寄せています。毎年暑くなり始める6月から残暑が残る9~10月まで日中使用。大福さんは「普通の帽子と違い、蒸れずに風通しが良く、とても涼しいです。角度がきつく尖っている物もありますが、直径約40センチメートルの平たい物の方が顔の周りに日影ができ、農作業中にキュウリやトウモロコシの葉が顔に当たらなくて良いです。柿渋を塗っておくと長持ちするので自分で塗って工夫しています。地元秋川で鮎の友釣りをする釣り人の中にもかぶっている人が見られます」と話しました。
(写真:愛用の菅笠をかぶり作業をする大福さん)



<あきる野産生姜使用の生姜ドレッシング限定販売開始>
 あきる野市にある秋川ファーマーズセンターは、8月25日から同市産ショウガとタマネギを使った和風タイプの「生姜(しょうが)ドレッシング」の限定販売を始めました。6月に前回生産分が売り切れ、2カ月ぶりの販売です。
 2013年に農業者の所得増大とオリジナル商品の販売による集客増を目的に商品開発し、同市で収穫したショウガとタマネギを生産者より集荷し生産、同センターで限定販売しています。サラダはもちろん肉料理や魚料理など幅広く使え、なかでも焼肉のタレとして使用すると絶品と人気です。1本190ミリリットルで540円(税込)。
  購入客は「ショウガの風味がきいていてとてもおいしいです。地元産の野菜を使っているので安心して食べられます」と話しました。
  同センターがある東秋留地区は古くからショウガの生産が盛ん。瓶のラベルにみこしのイラストを使い祭りをイメージしたのは、同市の二宮神社が毎年9月8日(宵宮)、9日(本祭)に執り行う「二宮神社秋季例大祭」が通称「しょうが祭り」と呼ばれるため。境内と街道沿いにはショウガ売りの店が立ち並び、「厄よけ生姜」を求める参詣客でにぎわいます。
(写真:限定販売「生姜ドレッシング」をPRするセンター職員)



<第28回JAあきがわ健康づくり大会開催・盆踊りで交流>
 JA女性部は8月22日、毎年恒例の「第28回健康づくり大会(盆踊り)」を本店駐車場で開きました。ダブル台風(19・20号)による悪天候が懸念されましたが、当日は天候に恵まれ、JAそろいの浴衣を着た全8支部の女性部員384人が行進曲に合わせて入場し、やぐらのまわりに幾重にも輪を作りました。「あきる野音頭」、「日の出音頭」、「檜原音頭」など、各地域の曲を代表者がやぐらに上がって踊りました。
 JA青壮年部員はピーマンやエダマメなどの新鮮な地元産野菜や花苗、おもちゃを、職員は焼きそば・焼き鳥・かき氷などを販売。小さな子どもを連れた近隣住民が多数訪れ、会場はにぎわいました。途中2回の休憩をはさみ24曲を踊り、最後は青壮年部役員をはじめ女性部長、JA役員がやぐらに上がって、輪に多数の地域住民も加わり、「炭坑節」で盛り上がりました。
  盆踊りに参加した住民は、「大勢の女性部員の皆さんと輪を作り、一緒に踊ることができて楽しかったです。来年もぜひ参加したいです」と笑顔で話しました。
 橋本敦美部長(57)は、「部長に就任して初めての女性部一大イベントである健康づくり大会を、無事行うことができてうれしいです。各支部長をはじめとする部員の協力で、地域の皆さんと盆踊りで交流することができよかったです」と話しました。
(写真:そろいの浴衣で踊る女性部員)



<ヨルイチ参加・地域住民とともに地域活性化>
 JA五日市支店は8月25日、第16回ヨルイチに参加しました。
 店舗前でJA女性部五日市支部の部員が新聞紙を使って手作りしたエコバッグに地元産の新鮮なモロヘイヤ、キュウリなどの夏野菜を詰め合せて1袋500円で販売し、50袋を完売しました。檜原村特産のジャガイモやJA経済商品、女性部員手作りの廃油石けんなども販売。小さな子ども向けに風船のプレゼントや人形すくいで地域住民と交流しながらJA事業をPRしました。
 ヨルイチのメインイベント「狐の提灯行列」には同支店職員がキツネの嫁・旗持ちに扮して参加し、ヨルイチを盛り上げました。
 同支店の栗原保之支店長は「今後も多くの地域住民に農協を知ってもらい、喜んでもらえる機会を作り地域活性化に貢献したいです」と話しました。
 ヨルイチはあきる野市五日市の檜原街道沿いでヨルイチ実行委員会が「渋谷がまだ村だったころ、五日市は町だった」をスローガンに実施。かつては同村で採れるスギやヒノキを江戸へと運ぶことで栄えた五日市街道の宿場だった五日市の「市」を再現することで、地域の活性化を図るイベントです。手作りの飲食物や商品の販売、演奏などさまざまな催しを行い、街道を行き交う人でにぎわいました。
(写真:夏野菜の詰め合わせを販売するJA職員)



<葉ショウガ最盛期・しょうが祭りにむけて>
  あきる野市で、夏の風物詩「葉ショウガ」の出荷が、昨年より約1週間遅く本格化しました。6月下旬からの猛暑と水不足の影響のため生育が遅れ、出荷遅れにつながったものの、品質は良好です。
  同市の二宮神社が毎年9月8日(宵宮)、9日(本祭)に「二宮神社秋季例大祭」、通称「しょうが祭り」を行います。葉ショウガの出荷も同時期に最盛期を迎えます。露地物の出荷は9月中旬まで続く予定です。
  同市二宮で野菜を生産するJAあきがわの組合員、小澤泉さん(86)はショウガ7アールを作付け、このうち2アールが葉ショウガ「三州」と「在来」です。秋川ファーマーズセンターがある同地区は古くからショウガの生産が盛んで、小澤さんの葉ショウガは、同センターに並びます。小澤さんは「夏ばて解消には、爽やかな風味の葉ショウガを生で、みそをつけて食べるのが一番。根ショウガに比べて柔らかく辛味が少なくて食べ易いです」と話します。
 同祭りには神饌(しんせん:祭神への供え物)として、「葉根付き生姜(しょうが)」、「子持ちの里芋」、「牛の舌餅(牛の舌の形をした餅)」の三点を加えて奉納する風習があります。同地区近辺のショウガを例大祭の神前に供えたことから、「二宮神社のショウガを食べると風邪をひかない。一年間無病息災、厄よけになる」といわれています。境内と街道沿いにはショウガ売りの店が立ち並び、「厄よけ生姜(しょうが)」を求める参詣客でにぎわいをみせます。祭り当日はJA東秋留支店も店頭で葉ショウガと地元産野菜を販売する予定です。
(写真:葉ショウガの出荷準備をする小澤さん)



<檜原村払沢の滝ふるさと夏まつり・特産品ジャガイモ販売で交流>
 東京都西多摩郡檜原村は8月18日、19日の2日間、「第30回払沢の滝ふるさと夏まつり」を開催しました。同村檜原小学校の校庭には、村特産で江戸東京野菜のジャガイモ「おいねのつる芋」を使った各種料理やコンニャク入りの檜原やきそばなどを販売するテント、同村の産業を紹介するテントが立ち並びました。ステージでは歌謡ショーやダンスが披露されました。
 JA桧原支店の職員は村特産の「おいねのつる芋」や「とうや芋」をはじめ、あきる野市産の新鮮なトマトやJA五日市経済センターあいなで取り扱っている地元商品などを販売し、地域住民や来場者と交流しました。  
 好天に恵まれた2日間、夜には花火が打ち上げられ、都内唯一「日本の滝百選」に選ばれている払沢の滝がライトアップされ来場者に癒しを与えました。
 同支店の清水茂樹支店長は「村最大のイベントに参加し、地域も支店も一緒に盛り上がり、多くの組合員や来場者と交流ができ、有意義でした」と話しました。
(写真:檜原村特産ジャガイモを購入する来場者(左)と職員)



<あきる野市産酒米使用純米酒販売開始・農家と地元蔵元農商工連携>
 9月3日、東京都あきる野市戸倉の蔵元・野﨑酒造株式会社は同市米農家が組織する「JAあきがわ酒米生産者の会」が育てた酒造好適米「五百万石」を使用した日本酒「喜正 秋川のかじっか 純米酒」の販売を始めました。同市産の酒米を使った日本酒が販売されるのは初めてです。
 ボトルラベルには同市を流れる清流秋川にすむ“かじっか”(カジカの同JA管内方言)のイラストで秋川の自然の恵みを表現。かねてより同市産酒米で日本酒を醸造し販売してみたいと考えていた同社と、米を生産する農家、地元農産物を使った特産品の商品開発により農家の所得増大につなげたいJAの農商工連携による地元産ブランド酒です。
 JAは2016年度から同会を組織、荒廃した休耕田を復田させ酒米の試験栽培を始めました。穀物検査の結果、玄米中の水分過多から酒造好適米にならず、酒の仕込みに使用できませんでした。17年度は前年度の経験を踏まえ、米麦水分計を購入、酒を仕込む最低量である玄米1000キログラム以上の収穫を目指し栽培に取り組みました。穀物検査の結果、酒造好適米としては810キログラム(精米後526キログラム)にとどまり、同社で不足分を新潟県産「五百万石」170キログラム(全体の25パーセント)で補い、戸倉・城山の湧水を仕込み水に醸造しました。
 同会農家の一人平野 正延さん(68)は「今回無事酒になり大変うれしいです。今後は酒米の生産者を増やし、100%あきる野産酒米を使用した日本酒を仕込んでもらえるよう、生産量を上げていきたいです」と語りました。同社の杜氏でもある代表取締役の野﨑三永(みつなが)さん(56)は「秋川の豊かな自然を感じられる素朴な酒に仕上がりました。都内で米、しかも酒造好適米を栽培しているということを、ぜひ多くの人に“秋川のかじっか”を飲んで知ってもらいたいです」と話しました。
 JA各経済センターと地元取扱店で限定販売。1800mlが2,400円(税別)、720mlが1,200円(税別)。
(写真:あきる野市産酒米使用の日本酒「秋川のかじっか 純米酒」)

JAあきがわ「秋川のかじっか」取扱店

秋川経済センターマイム

042(559)7666

地図

五日市経済センターあいな

042(596)1280

地図

日の出経済センターぐりむ

042(597)0340

地図



<清水文次さんに栄冠・ジャガイモ品評会表彰>
 西多摩郡檜原村は8月19日に、「第30回払沢の滝ふるさと夏まつり」で、「第9回じゃがいも品評会」の表彰式を開きました。秋川農業協同組合代表理事組合長賞を受賞した組合員の清水文次さん(73)に、JAあきがわの坂本勇組合長が賞状と記念品を手渡しました。清水さんが出品したのは「キタアカリ」。表面が滑らかで全体的に形がふっくらとしており、大きさがそろった良品でした。
 清水さんは「初めての出品で入賞できてうれしいです。有機質肥料にこだわってメークイン、男爵、キタアカリを栽培しています。良いものを作って来年も出品したいです」と今後の抱負を話しました。
  坂本組合長は「今後も行政と協力して、ジャガイモの収量拡大に向けた各種講習会を開き、ブランド化の取組を進めるなど、地域農業者の所得増大と地域活性化に積極的に取り組んでいきたい」と自己改革の施策の一環として言及しました。
 品評会に出品されたジャガイモ9品種33点で「ジャガイモ船」を作り、祭り会場で展示。良品のジャガイモと特産品のジャガイモ焼酎などが船上を飾りました。
 主な受賞者は次の通りです。 ▽檜原村長賞=井上順一さん「とうや」、都農業改良普及協議会長賞=森田久雄さん「男爵」、西多摩農業改良普及事業協議会長賞=市川徳壽さん「ホッカイコガネ」、都農業会議長賞=中村賢次さん「レッドムーン」 品評会は7月中旬にジャガイモ栽培の成果発表の場として、JAが行政と協力し檜原村役場で開催しました。
(写真:受賞を喜ぶ清水さん(右)と賞状と記念品を授与する坂本組合長(左))



<五日市・増戸で農機具無料点検を開催>
 JAは8月2日に五日市支店、8日に増戸支店で農機具無料点検会場を設置し、出張点検を行いました。この点検は、専門知識が必要な農機具を無料で行い、農業の作業効率向上、農作業による事故を未然に防ぐために行われています。これまで檜原村役場、JAの日の出経済センターぐりむで開催しており、組合員から好評を得ています。
  JAでは2016年度より営農支援事業を始め、あきる野市内の営農支援センターで無料点検を開催しましたが、「遠いセンターまで行くのは大変。五日市地区でもやってほしい」と組合員の要望をきっかけに、両支店の協力の下、出張特別点検を実施しました。
 1日目は猛暑、2日目は雨の中での開催にもかかわらず、2日間で62人の組合員がトラクターや耕運機、草刈り機、チェーンソーなどを持参し、営農支援係職員が計90台の農機具の点検やオイル交換を行いました。点検中に修理が必要なものがあれば、同センターへ持ち帰り、丁寧に対応しました。
  夫妻で来店した森田 勝次さん(73)は、「点検も丁寧に対応してもらえるし、他店ではその店で買った農機具しか点検してもらえないけれど、農協はどの店で買った農機具も受け付けてもらえるので本当に助かります」と語りました。
(写真:点検のため耕運機を持参した森田さん夫妻と職員(左))



<期待の新星・新規就農者>
 西多摩郡日の出町平井の門馬睦(もんま・あつし)さん(40)は、JAあきがわ管内の新規就農者として農業に励んでいます。就農して4年目を迎え、ネギやナス、白菜などの野菜を少品目で大量生産し、主に日の出町ふれあい農産物直売所に出荷しています。
  就農前は父親のパン屋を継ぎ、妻の優子さんと2人で経営していました。睦さんは両親の実家が農家だったことで、子どもの頃から農業をやりたいと考えていたといいます。その思いを諦めきれず、パン屋を辞め日の出町での就農を決意しました。睦さんは「当初は知り合いもいない場所で畑探しから始まったが、先輩農家に農業や天候についてアドバイスを受け、農機具を貸してもらうなど助けられて作業ができています」と感謝の思いを語ります。現在は時季の野菜を中心に路地栽培し、経理などの事務処理は優子さんが担当するなど役割分担をして、常に試行錯誤しながら2人で農業に励んでいます。
  近年は地域の食農教育にも力を入れ、地元の小学校2年生が農作業を見学・体験する生活科体験の授業に協力したり、学校給食にネギを提供したりしています。睦さんは「農業は体力勝負で、天候に左右され大変なこともありますが、『おいしかったよ』の一言が励みになります。先輩農家や地域住民に認められる農家になりたいです」と今後の意気込みを語りました。
(写真:今回初めて栽培に挑戦した収穫間近のトウモロコシ畑と門馬さん夫妻)



<女性部五日市支部納涼女性部祭り・練習成果発表で交流>
 JA女性部五日市支部は8月8日、あきる野市五日市の五日市会館で「第30回納涼女性部祭り」を行いました。部員179人と地域の高齢者やJA役職員ら、計215人が参加しました。日頃の活動や練習の成果を互いに発表しあい、部員同士の交流を深めることが目的です。
 部員は地区毎に分かれ趣向を凝らした創作ダンスをはじめとする踊りや歌、手品を披露し、会場は笑顔に包まれにぎわいました。JA五日市支店の若手男性職員が駆けつけ、昼食休憩中に踊りを披露し会場を盛り上げました。同支部絵手紙教室の作品も会場に展示し、参加者たちは見入っていました。最後に参加者全員で新五日市音頭を踊り締めくくりました。
  部員はこの日のために何カ月も前から衣装や音楽の準備、練習を重ねました。参加した部員は「毎年、この祭りを楽しみに練習に励んでいます。祭りが30周年を迎え、この先も元気に参加し続けたいです」と意気込みを語りました。
(写真:JAオリジナル「ふるさと音頭」を踊る支部役員)



<第45回とうろう流し>
 一般社団法人あきる野市観光協会は8月11日、あきる野市引田のリバーサイドパーク一の谷で「第45回とうろう流し」を行いました。
 送り火の一種として、死者の御霊を弔うため灯籠を川に流します。参列者が多数集まり、地元寺院の住職によるご詠歌に合わせて秋川へ灯籠を流しました。
 JA職員は会場の設営から協力。同市内の養護老人ホーム松楓園の入所者が一つずつ手作業で作った灯籠800個を預かり、会場へ搬入しました。参列者は配布された灯籠を丁寧に川へ流しました。
 参加した職員は「静かでおごそかな雰囲気の中、45回を重ねる行事にJA職員として参加することができ良かったです。灯篭を流す光景は大変幻想的で感動しました」と話しました。
(写真:灯籠を流す参列者)



<あきる野夏まつり・地域住民にJAをPR>
 8月4日、第16回あきる野夏まつりに参加しました。
 JA本店前でJA青壮年部が葉ショウガ、エダマメ、パッションフルーツなど地元産の新鮮な農産物や焼きトウモロコシ600本を販売、子ども向けにヨーヨー釣りやくじ引きを行いました。JA職員はポップコーンと風船を無料配布、輪投げを行い小さなお子さんのいる家庭に共済事業をPRし、多くの親子連れが訪れ盛況でした。
 JA女性部員は駅前大通りで流し踊りに参加。参加団体中最多の117人が、そろいの“あきがわ”柄の浴衣で踊る姿は観客の注目を浴びました。
  青壮年部員でもあるJA谷澤俊明代表理事専務は「毎年暑いですが今年はそれを上回る酷暑の中、各部員・職員が一緒にまつりを盛り上げ、地域住民と交流しJAをPRすることができました」と話しました。
 まつり運営委員会とあきる野市が、JR秋川駅北口周辺と駅前大通りをメイン会場としてまつりを毎年開催。市民まつりとして各団体による催しや模擬店、各地区から囃子(はやし)や神輿(みこし)が出演し、会場はにぎわいました。
(写真:農産物を販売する森一浩青壮年部長(左))



<イオンモール日の出でトマト販売・生産者が日の出産トマトPR>
 JA直売所運営委員会日の出地区出荷部会は7月22日、東京都西多摩郡日の出町平井の大型商業施設イオンモール日の出で開催した西多摩フェア「発見!西多摩手箱」に参加しました。周年栽培に力を入れているトマトを、同部会員2人とJA日の出経済センターぐりむ職員2人が販売しました。JA直売所マップを配布し直売所もPRしながら、準備した大玉・中玉トマト計150袋を完売しました。
 購入客から「日の出町でトマト生産が有名とは知らなかった。今度は直売所に買いに行く」、「直売所に買いに行ってもトマトは人気で売り切れていることが多い。今後もいろいろな所で売ってもらいたい」などさまざまな声が寄せられました。
 部会員の野口雅範さん(33)と馬場貴之さん(33)は「農家が自らイオンモール日の出で、トマトに絞って販売するのは初めて。まだ直売所に来たことが無い地域住民にも広くPRすることができました。今後も同様のイベントがあれば、積極的に参加して日の出産トマトを宣伝していきたいです」と意気込みを話しました。
  同フェアは西多摩地域8市町村(青梅市、福生市、羽村市、あきる野市、瑞穂町、日の出町、檜原村、奥多摩町)が地域資源を生かし、西多摩の魅力を一体的に発信することで地場産品の消費拡大、観光客誘致、未来の西多摩を担う人材を育成することが目的。市町村ブースでは特産物や加工品、飲食物の販売、カヌーやボッチャの体験などのイベントが目白押しで、多くの家族連れでにぎわいました。
(写真:自分たちが育てたトマトを自ら販売する馬場さん(左)と野口さん(中央))



<生産緑地制度研修会開催・農地活用し守ろう・JA役職員知識習得し相談窓口に>
 7月25日、JA本店で生産緑地制度に関する研修会を開き、役職員56人が参加しました。JA自己改革の一環で、改正生産緑地法の制度を組合員に伝え、JA管内の農地を活用して守ることが目的です。
 生産緑地指定から30年を迎える前に特定生産緑地に指定しなければ、相続税納税猶予制度などを含め優遇されない可能性があります。組合員が生産緑地法の改正を受けて不利益を受けないよう、JA職員が制度を理解して相談窓口となることが狙いです。
  一般社団法人東京都農業会議の松澤龍人業務部長が講師を務め、生産緑地法の改正を受け改正法の中でも特に重要な「特定生産緑地制度」を中心課題に説明しました。生産緑地法などの改正について、生産緑地の指定下限面積要件の一団5アールを市区町村が条例で3アールに引き下げ可能な面積要件緩和、特定生産緑地制度、都市農地の貸借など、税制も絡めて詳しく研修しました。
 管内は、市街化区域・市街化調整区域、1995年(平成7年)に合併したあきる野市内の旧五日市町地区などの特定市以外の市街化区域、都市計画区域や都市計画区域外における農地の種別が多様であり、それに伴い農地制度の適用も多岐にわたります。将来の営農計画を設計し、制度上の留意点を十分理解した上で、適用を受けていかなければならないことを学びました。
 参加した職員は「生産緑地法の制度の変更点や留意点、JAの今後の動向を学び、農地を守っていくことを確認しました。組合員に的確な助言ができるようこれからも学んでいきます」と意欲を語りました。
 坂本勇組合長は「管内の市町村は地域により制度の適用が異なるので、JAでは今後も生産緑地法について組合員に周知し、対応していきます。今後の税制の措置がわかり次第発信し、JAから条例の制定を行政に働きかけていきたいです」と抱負を語りました。
(写真:講師を務める松澤業務部長(左)と聞き入る職員)



<三角の茅の輪に祈り・一月遅れの水無月祓い>
 日の出町大久野の三嶋神社で7月30日、夏の伝統行事「水無月祓(みなつきはら)え茅(ち)の輪くぐり神事」が行われました。宮岡寿人宮司によると、一般的には6月30日の神事だが、麦刈りや養蚕などの農事が忙しいため、いつからか月遅れの7月30日になったという事です。
 総代ら15人が神社の畑で茅を刈り、全国的にも珍しい高さ2メートル以上の大きな三角形の「茅の輪」に、紙垂(しで)と三色幣束を立て拝殿前に設けました。斜辺が8尺5寸(約2.6メートル)、底辺が5尺(約1.5メートル)、珍しい三角形の「茅の輪」です。参拝者が茅の輪をくぐり、上半期のけがれを清め、下半期の無病息災を祈りました。
(写真:茅の輪をくぐる宮岡宮司と参拝者ら)



<ジャガイモ品評会・良品揃う>
 檜原村は7月19日、村役場でジャガイモ栽培の成果発表の場として、「第9回じゃがいも品評会」を開きました。ジャガイモは同村特産品で、糖度が高くホクホクでコクがあっておいしいのが特徴です。JAあきがわは行政と連携し、地域農業者の所得増大と生産量拡大に貢献する目的で、2017年度から「ジャガイモ栽培講習会」などを開き、協力しています。
 坂本義次村長、村役場、都西多摩農業改良普及センター、JAの職員が審査員を務めました。品評会への出品は、村内で栽培された泥だけを落とした無洗の7個のジャガイモ。出品数は、同村伝統で江戸東京野菜の「おいねのつる芋」をはじめ9品種33点と、昨年に比べ大幅に増加しました。
 審査項目を大きさのそろい、形、色、肌質として審査し、村長賞、都農業改良普及協議会長賞、西多摩農業改良普及事業協議会長賞、秋川農業協同組合代表理事組合長賞など、計6賞を決めました。優劣・順位をつけがたい良品ばかりでした。
  都西多摩農業改良普及センターの山岸明主任普及指導員が「昨年に比べると、出品数も多く、病気などもなく格段に品質が向上しています。上位の物は品質が良く、大きさもそろった物が入賞しました」と講評しました。
  JAの谷澤代表理事専務は、「特産品の檜原ジャガイモをさらに発信し、ジャガイモの収量アップと地域農業者の所得増大に協力していきたい」と話しました。
  8月18日に、村主催の「第30回払沢の滝ふるさと夏まつり」で「第9回じゃがいも品評会」の表彰式を行い、受賞者を発表します。
(写真:審査する坂本村長(左)、山岸主任普及指導員(中央)と谷澤専務(右))



<JAあきがわ女性部増戸支部盆踊り大会・地域住民で賑わう>
 JA女性部増戸支部は7月12日、JA増戸支店駐車場で女性部活動をPRしようと盆踊り大会を行いました。同支店は、JA自己改革「地域貢献活動による都民理解の醸成」の一環として、地域交流の拠点となる事を目的に協力しました。
 当日は午後1時ごろまで強い雨が降ったものの予定通り無事に開催することができました。女性部員はJAオリジナルの「ふるさと音頭」や「あきる野音頭」などの盆踊りを地域住民と一緒に踊り盛り上がりました。JA職員は子ども向けのヨーヨー釣りや焼きそば、フランクフルトなどの模擬店で会場をにぎわせました。
  神成康之支店長は「天候が心配でしたが、今年も女性部員をはじめ地域住民と職員が一体となって盆踊り大会を盛り上げました。今後も地域の活性化に取り組み、JAをPRしていきます」と語りました。
(写真:そろいの浴衣で踊る女性部員)



<日の出地区年金友の会グラウンドゴルフ大会>
 JA日の出地区年金友の会は7月30日、日の出町谷戸沢グランドで「第1回日の出地区年金友の会グラウンドゴルフ大会」を開催しました。
  当初5月に実施予定でしたが悪天候により開催日・予備日ともに延期となり、会員の皆さんは開催を待ち望んでいました。28日、本州に接近した台風12号により今回も開催が危ぶまれましたが、当日はグラウンドも回復し、無事行うことができました。
  競技には8チーム68人が出場し、熱戦の末、「大正GC21」チームが優勝の栄冠を手にしました。同会の森谷久米雄会長は「酷暑も和らいで天気に恵まれ、熱中症や怪我無く多くの会員の皆さんに楽しんでいただいてよかったです」と話しました。
  JA日の出支店の職員はグラウンドのコース作り等に協力し、競技にも参加することで会員の皆さまと意義深い交流ができました。同支店の杉本仁支店長は「記念すべき第1回の大会を無事に開催でき、会員の皆さまの親睦と交流が図れました。今後は毎年開催し、大会を盛り上げてゆきたいです」と話しました。
(写真:プレーする会員の皆さんとJA職員(左))



<ビニ廃資材農薬回収・農家を支援>
 JA指導経済部営農生活課は農業で出るごみの適正処理のため、7月3日に農業用廃棄ビニールを、10日に廃棄農薬を回収しました。
  農業用廃棄ビニールの回収は、JA各経済店舗で回収専用袋を販売し、回収の際に一袋1,000円で引き取るものです。一度に大量に出る廃棄ビニールの処理ができ組合員からは大変好評で、管内の農家10戸から55袋を回収しました。過去に青壮年部長の「農家は個人経営だがビニールなどの廃棄物は家庭用ゴミではなく、きちんと産業廃棄物としてまとめて処理すべきだ」との思いをJAに働きかけて実現しました。同課では、組合員を支援するため、1997年から年2回回収を行っています。
  廃棄農薬の回収は年1回、決められた処分料と廃棄農薬を各経済店舗で預かり、期日にまとめて回収業者に引き渡すもので、農家10戸から容器を含め52.2キログラムの廃棄農薬を回収。国内で食の安全性に関わる問題が大きく取り上げられ、消費者の目がより厳しくなる中、農家に適正な農薬の使用と処理を責任持って行ってもらうため2003年から行っています。
  廃棄ビニールをJA秋川経済センターマイムに持ち込んだ組合員の門馬睦さん(40)は、「大量の廃棄ビニールをまとめて処理ができるので助かります。今後も活用したいです」と話しました。同課の山嵜天稔主任は「産業廃棄物の適正な処理について理解を広め、より多くの組合員に活用してもらいたいです」と語りました。
(写真:廃棄ビニールを手渡す門馬睦さん(左)と受け取るJA職員(右))



<30周年夏の感謝祭・日の出町ふれあい農産物直売所・日の出経済センターぐりむ>
 日の出町ふれあい農産物直売所とJA日の出経済センターぐりむは7月7、8日に「30周年夏の感謝祭」を行いました。JA直売所運営委員会日の出地区出荷部会は直売所で人気のトマトやブルーベリーをはじめとする新鮮な農産物を販売しました。店内商品購入客にJA独自のポイント5倍サービスや抽選会を行い、同直売所30周年の記念ロゴ入り手ぬぐいをプレゼントしました。2日間で2400人以上が来店しにぎわいました。
  特設テントでは日の出地区のJA青壮年部員が焼きトウモロコシと焼きそば、JA女性部日の出支部がじゃがバターを販売し、JA職員がポップコーンを無料配布しました。駐車場ではイベント恒例のミニSLが走り、子どもたちが乗車体験を楽しみました。
  同部会の馬場敏明会長(61)は「直売所が開店30周年を迎えての感謝祭を盛大に開催することができて良かったです。秋の収穫祭は多くの客に訪れてもらえるようPRの仕方を工夫して、更に盛大に行いたいです」と笑顔で話しました。
(写真:焼きトウモロコシと焼きそばを販売して地域住民とふれあう青壮年部員)



<女性部日の出支部ミニデイサービス「ほほえみの集い」>
 JA女性部日の出支部は7月11日、日の出町平井の本宿会館で同地区の高齢者を対象にミニデイサービス「ほほえみの集い」を開き、近隣住民・組合員・同女性部員・JA職員らが楽しく一日を過ごしました。
 参加者はラジオ体操で体を動かし、ビンゴゲーム、カラオケなどを楽しみました。JA日の出支店のお客さま係土屋宏貴さんがマツケンサンバを歌い、場を盛り上げました。
 同支部の東光代支部長は「暑い中にもかかわらず、たくさんの参加者に驚きました。初めてミニデイサービスに参加した方も、他の参加者の皆さんが気さくで、すぐお友達になれたようです。無事に開催することができて良かったです」と話しました。
 同支店の杉本仁支店長は「今年も『ほほえみの集い』を開催し、地域に根ざした活動をアピールできました。暑い中、大勢の組合員や地域住民の皆さまに参加してもらうことができ、参加者の笑顔に触れ、心温まるひと時を過ごせました」と語りました。
(写真:ミニデイサービスでラジオ体操をする女性部員と参加者)



<日の出支店で遺言セミナー開催・自己改革学習活動の展開>
 7月10日、日の出支店で相続と遺言の基礎知識をテーマとした「相続・遺言セミナー」を開催し、日の出町に住む60歳以上の正組合員が参加しました。
 JA自己改革「組合員と共に歩む組織づくり」の一環として、組合員の学習活動の展開を目的に、参加しやすいよう支店で実施。2016年度は東秋留支店で、17年度は多西支店で、3ヵ年計画最終年度の18年度は同支店で行いました。今後も組合員の学習活動の展開を引き続き行っていきます。  
 農中信託銀行財務コンサルタントの梶原良彦さんが講師を務め、相続の基礎知識から円滑な相続対策としての遺言のメリットなどについて学びました。参加した組合員は「心配だった相続について、資料をもとにゆっくり聞くことができた」「相続の種類や遺言信託について、詳しく聞けて良かった」「残される家族のために考える良い機会になった」と話しました。
 同支店の杉本仁支店長は「相続に関する問題は、多くの人にとって共通の課題であり、不安に感じている組合員も多いと思います。これからも地域に根ざした事業活動による情報の提供と気軽に相談できる体制を整え、組合員の要望に応えていきたいです」と話しました。
(写真:「相続・遺言セミナー」で熱心に学ぶ組合員)



<麦久保園納涼祭・JA秋川経済センターマイム職員が協力>
 あきる野市の社会福祉法人福信会 特別養護老人ホーム麦久保園は7月15日、第23回麦久保園納涼祭を行いました。JA秋川経済センターマイムでは通年で米と入居者の健康に配慮した胚芽米を同園に納品していることから、同園の取引業者で組織する後援会に加入しており、納涼祭に協力しました。
 JA職員は模擬店の設営から参加して揚げじゃがとフランクフルトを販売し、同園の入所者とその家族、地域住民と交流しました。ボランティアとして参加した同市東海大学菅生高等学校の生徒がJA担当の模擬店に協力し、一緒に納涼祭を盛り上げました。
  センター係の田中正明さんは「麦久保園の職員や後援会、地域住民と普段とは違った交流をすることができました。JA職員として地域貢献することができて嬉しいです」と笑顔で話しました。
(写真:模擬店で地域住民と触れ合うJA職員(左))



<あいな職場体験学習の中学生受け入れ>
 JA五日市ファーマーズセンターあいなは7月11~13日の3日間、あきる野市立五日市中学校2年生2人の職場体験学習を受け入れました。生徒が校区内外にある様々な事業所や施設などで働くことを通して、地域の人たちとのふれあいや、そこに働く人たちの苦労や喜び、仕事の大切さやむずかしさなどを学習するとともに、自分の将来について積極的に考えていく態度を養うことが目的です。
  同センターでは地域農業やJAに理解を深めてもらうため、毎年職場体験学習を受け入れています。
  参加した生徒たちは、JA直売所運営委員会五日市地区出荷部会の中村義明会長(77)から地域の時季野菜や基本的な農作業の説明を受けました。バックヤードで野菜の袋詰めや価格ラベルのシール貼り、レジで商品の袋詰めを補助し、来店客一人一人を元気な挨拶で対応しました。贈答用の包装方法を職員から教わり、食料品の賞味期限のチェックをしました。
  参加した生徒たちは「五日市ファーマーズセンターを第一希望で来ました。野菜の袋詰めもレジでの袋詰めも、値段シールを付けるのも楽しく体験できました。来店客に敬語で接しなければならないのが難しかったです」と話しました。
  同センターの濱名敬春センター長は「3日間、生徒たちは非常に真面目で真剣に取り組んでくれました。この体験で農家の苦労を知って農業を身近に感じてもらい、接客業に対して感じたことと共にこれからの生活の中で生かしてほしいです」と期待を寄せました。
(写真:野菜の袋詰めをする生徒たち)



<ぐりむインターンシップの高校生受け入れ>
 JA日の出経済センターぐりむは7月10~12日の3日間、都立秋留台高校2年生3人のインターンシップ(就業体験)を受け入れました。生徒が企業等の現場で一定期間就業を体験することによって、進路選択における主体的な取り組みや目的意識を持った進路選択ができるようになることが目的です。
 同センターでは地域農業やJAに理解を深めてもらうため、毎年職場体験や就業体験を受け入れています。
 参加した生徒たちは野菜の袋詰めや品出しの作業を体験したり、農器具や農薬の説明を受けたり、店内清掃などをしました。初めは緊張し黙々と作業をしていましたが、徐々に慣れてくると笑顔が見られ、職員とも和気あいあいと談笑しながら手早く作業をしていました。
  インターンシップを終えた生徒たちは「センター長から農薬の話などが聞けて勉強になりました」「普段とは違った貴重な体験が出来て良かったです」と話しました。同センターの矢治利行センター長は「3日間、生徒たちは真剣に取り組んでくれました。この体験で感じたことを学校生活や進路選択で生かしてほしいです」と期待を寄せました。
(写真:農薬の説明をする矢治センター長(中央)と説明をうける生徒)



<JA女性部東秋留支部盆踊り大会・盆踊りで地域交流>
 JA女性部東秋留支部は7月19日、JA東秋留支店で同女性部活動の一大イベントである盆踊り大会を行いました。「連日猛暑日が続く中、多くの女性部員と地域住民が集まり、晴天の中盆踊りが盛大に行えて、とてもよかった」という女性部員の言葉どおり、非常に暑かったですが無事に開催することができました。
 JA自己改革「地域貢献活動による都民理解の醸成」の一環として、各店舗が地域交流の拠点となる事を目的に地域コミュニティ事業を実施しており、JA職員は子ども向けのくじや焼きそば、焼き鳥、かき氷などの模擬店を出店しました。あきる野市東秋留地区のJA青壮年部員が取れたて・焼きたての焼きトウモロコシを販売し地域農業をPRしました。
 同市二宮神輿会の有志が焼き鳥・焼きそば販売に協力し、二宮商栄会が飲み物、支店管内飲食店が唐揚げなどを販売し会場をにぎわせました。踊りの休憩中には昨年に続き、二宮はやし連の小中学生が囃子を披露し、さらに会場を盛り上げました。
 同支店の髙木守支店長は「女性部員が楽しく参加し、管内の各団体のご協力もあり盛大に開催することができました。支店職員は地域住民と交流し、JAや地域農業をPRすることができました」と成果を語りました。
(写真:多くの地域住民が訪れた盆踊り大会会場)



<女性大学開校式>
 7月9日、2018年度女性大学開校式を行い受講生21人が参加しました。女性大学は管内在住で20~60代の女性を対象に受講生を募集し7月に開校。JAの事業内容や料理・フラワーアレンジメント等女性が興味のあることを学び教養を高めるとともに、受講生同士の交流が目的で毎月1回開講します。
 JA谷澤俊明代表理事専務(49)が受講生に学生証を交付し、JAの事業内容や自己改革の取組について概要を説明しました。地域住民に配布したJA自己改革PR紙を活用した説明に、JAとの関わりが薄い受講生は熱心に耳を傾けました。
 JA女性部の橋本敦美部長(56)は同部増戸支部が作った廃油を使ったエコ石けんを受講生にプレゼントし、「各支部では石けん作りや料理教室、盆踊りなど多彩な活動をしています。女性部にもぜひ参加してください」と笑顔で挨拶しました。
 受講生の羽村妙子さん(52)は「親子工作教室やフラワーアレンジメントなど、毎月の講義が楽しみです」と今後の活動に期待を寄せました。
(写真:一人ずつ自己紹介する受講生たち)



<JA女性部五日市・戸倉支部納涼盆踊り大会・盆踊りで地域活性化>
 JA女性部五日市・戸倉支部は7月4日、JA五日市支店で盆踊り大会を行い、同女性部員約150人が参加しました。女性部員と共に地域住民がJAオリジナルの「ふるさと音頭」を筆頭に盆踊りで交流しました。
  JA自己改革「地域貢献活動による都民理解の醸成」の一環として、各店舗が地域交流の拠点となる事を目的に地域コミュニティ事業を実施しており、JA職員は冷たい飲料や経済商品などを模擬店で販売しました。あきる野市五日市地区のJA青壮年部員が新鮮な野菜や卵を販売し、地域農業をPRしました。
  同市立五日市中学校伝統芸能部の生徒が囃子を披露、地元商店街の有志や同市観光協会青年部がだんべぇ汁などの模擬店を出店し会場はにぎわいました。
  同支店の栗原保之支店長は「おかげさまで各方面の皆さま方にご協力いただき、地域の恒例行事として定着してきました。今後も一生懸命、地域活性化に取り組んでいきます」と抱負を語りました。
(写真:盆踊りを踊り交流する女性部員と地域住民)



<きこえの相談会>
 7月18~20日、金融3店舗で「きこえの相談会」を行いました。相談会は、組合員とその家族が会話など普段の暮らしをいきいき楽しみ、健康で安全に暮らすためのお手伝いとして、JA補聴器専門スタッフが対応にあたっています。
  相談会ではきこえに関する悩みなどのカウンセリング、聴力測定、補聴器の視聴体験、使用中の補聴器の点検を行いました。
 組合員からは「普段高い音が聞き取りづらいと思っていましたが、聴力測定をしてもらい、自分の状態が良く分かりました」「補聴器を購入し、家族との会話が増え、家の中で笑い声が増えました。購入後のフォローもしてもらえて助かっています」と好評です。
 (株)フジ医療器JA補聴器専門スタッフの青柳修史さんは「個人差はありますが、補聴器を利用することで家族や友人との会話、テレビや電話の音など生活の様々な場面での不便が軽減され、より快適に暮らすことができるようになります。また、補聴器は購入後の調整が重要ですので、お気軽にご相談ください」と話しました。
 お問い合わせはJAあきがわ各経済センター、または指導経済部経済課まで。
(写真:聴覚検査を受ける組合員(左)と補聴器専門スタッフ)
経済センター「マイム」042(559)7666
日の出経済センター「ぐりむ」042(596)4143
五日市経済センター「あいな」042(597)0340
指導経済部経済課042(559)5111



<都心部空白行政区の学給に旬の朝取れトウモロコシと株を提供・食農教育に>
 7月17日までに、農地がなかったり少なかったりする東京都心部の空白行政区4校の学校給食に、あきる野市特産のトウモロコシを計651本提供しました。 学校給食の食材として、JAから都内産農産物を提供しようと、JA東京中央会が2017年度から始めたプロジェクトの一環。同市秋川地区のトウモロコシ生産者でつくるJAあきがわ秋川経済センターマイム「スイートコーン部会」部会長の田中雄二さん(64)と会員の大福保男さん(77)が、12日に中野区立鷺宮小学校の給食にトウモロコシ112本と収穫前の茎に実が付いた状態の株1本、新宿区立西戸山小学校に200本と株1本を提供しました。
 プロジェクトは、小・中学校の給食に農産物を提供することで、新鮮で安全・安心な都内産の農産物をPRし、JA組合員の生産振興、農業所得向上につなげることが目的です。
 提供を受けた鷺宮小学校では13日、1年生の生活科の授業で「皮むき体験」をし、同校の松本幸子栄養士(23)がトウモロコシについて話しました。収穫前の株を見せると児童らから歓声があがりました。一斉に皮むき作業に取り掛かり、大はしゃぎで全校児童分の112本をむきました。道具を使わず自分の手で工夫して皮をむき、めしべの1本1本が実につながっていることを観察しました。「生のトウモロコシはこんな色なんだ」「粒が光っていた」「いい匂いがする」と驚いていました。
  トウモロコシはゆでて、給食に3分の1本ずつ提供。児童たちは「おいしい。とっても甘い。色がきれい」と喜んでいました。残菜率は0%でした。株は1年生の教室に展示中です。
  松本栄養士は「給食で野菜を提供する際は、おいしさを伝えようと素材の味を活かして調理しています」と話し、「地産地消を考えるために、どのようにして多くの東京都産の食材を給食に取り入れるかが、食育を進める上での課題」と指摘しました。
 提供したトウモロコシの品種は「ゴールドラッシュ」。生でも食べることができるほど柔らかい粒皮で甘みのある食味の良い品種です。田中部会長は「トウモロコシは鮮度落ちが早い食材。栄養素は胚芽部分に多いので、新鮮なトウモロコシの甘さを知ってもらい、丸ごとおいしく食べて欲しい。提供したトウモロコシと株を食農教育に役立ててほしいです」と思いを込めました。
 17日には中野区の小学校に223本を空白学級に提供した。昨年、管内の学校給食にトウモロコシ1400本を提供した「食農教育」活動や、JA東京アグリパークなどのイベントへの提供などを継続して行い、地域農業の重要性・必要性をPRしていく予定です。
(写真:学校給食用トウモロコシを収穫する田中部会長)



<青壮年部野菜盗難対策に防犯ステッカー作成・盗難の抑止力に>
 JA青壮年部は7月9日、近年多発している野菜盗難対策のため、同部員に防犯ステッカーの作成、配布を行いました。
 同部では農業の担い手育成が着実に進んでおり、同部員の大半が世代交代し、新規就農者が増えています。今年は新たに3人の新規就農者が加入し、計53人で活動しています。防犯ステッカーの作成は今年度30周年を迎える同部の記念事業の一環で、地域住民に同部活動や農業についての理解や関心を持ってもらい、地域農業への貢献が目的です。去年の年末から計画し、盗難の抑止力となるよう出来る限り目立つデザインを同部役員で話し合って作成しました。縦20センチメートル、横50センチメートルの大きさで、中央に同部マスコットのアリマークをプリントしたマグネットステッカーは「目立ってとても良い」と部員に好評です。軽トラック等の作業車両に張り付け、狙われやすい時間帯の夕方を特に注意しながら、防犯パトロールを実行しています。
 同部の森一浩部長(41)は「良く目立つ良いステッカーが作成できました。今回の防犯対策同様に30周年事業を企画・実行し、青壮年部が中心となって秋川流域の農業を盛り立てていきたいです」と語りました。
(写真:軽トラックに防犯ステッカーを張り付ける森部長)



<秋川ファーマーズセンターとうもろこしまつり>
 秋川ファーマーズセンターは7月7、8日に「とうもろこしまつり」を行いました。JA直売所運営委員会秋川地区出荷部会が主催し、朝採りのトウモロコシを目玉に新鮮野菜を販売。二日間で6000人以上が来店しにぎわいました。最盛期を迎えた新鮮なトウモロコシをお中元として宅配する客も多かったです。
 同部会は焼きトウモロコシ800本を完売し、焼きそばや抽選会などを行いました。毎年人気の焼きトウモロコシを購入した客は「甘くておいしい焼きトウモロコシはやみつきになります。毎年楽しみにしています」と頬張りました。JA職員も果物販売の応援でまつりを盛り上げました。
  同部会の山﨑健会長(56)は「雨の予報でしたが当日は天気にも恵まれ、トウモロコシを沢山出荷することができました。沢山の来店客に足を運んでもらえて嬉しいです」と喜びました。
 センターは五日市街道沿いにあり、同街道は最盛期には街道沿いにトウモロコシ畑が広がることから別名「とうもろこし街道」として有名です。
(写真:トウモロコシを並べる山﨑健会長(中央))



<五日市ファーマーズセンターあいな夏の感謝祭>
 JA五日市ファーマーズセンターあいなは6月30・7月1日に「夏の感謝祭」を行いました。感謝祭はJA直売所運営委員会五日市地区出荷部会が主催し、生産者を中心に直売所で朝採りのトウモロコシ、トマト、キュウリ等の新鮮野菜の販売を行いました。店内商品を5%引きで販売し、2000円以上購入の客には豪華賞品が当たる抽選会を行い、多くの来店者でにぎわいました。
 駐車場に設営された特設テントで同部会は焼きトウモロコシや焼き鳥、かき氷を販売し、無料配布したポップコーンには子どもたちの列ができました。JA職員も果物や米、味噌の販売で感謝祭を盛り上げました。
 同部会の中村義明会長(77)は「2日間共に天気に恵まれ非常に暑いなか、足を運んでくれた来店客に非常に感謝しています。農家と農協職員が一緒になってイベントを盛り上げることが出来て良かった。五日市地区出荷部会も今以上に盛り上がっていきたいです」と意気込みを話しました。
  同センターは秋川渓谷に位置し、川遊びやバーべキューの観光客も一年を通してセンターを訪れます。  
(写真:かき氷を販売する五日市地区出荷部会員(右))



<職場離脱で農業支援・中堅職員が野菜農家の収穫作業体験・農業支援で地域貢献・意識、知識向上へ>
 自己改革「地域貢献活動による都民理解の醸成」に向けた取り組みの一環として、2017年度から職員の職場離脱を活用した農業支援を始めました。営農部署所属ではない職員も現地で農業や組合員に向き合い、農業に対する意識を高め、一定以上の知識とスキルを備えることと、農家の営農の一助となることが目的。職員教育とともに、地域農業を担う組合員を支援することで、地域農業の振興も目指します。
  各支店管内のJA直売所運営委員会会員の下で、9月末までに94人の職員が年に1度、1週間の職場離脱を利用して積極的に様々な作業をします。受け入れ農家の農業形態はさまざまで、地域の特色を生かした都市農業の魅力や現状も学びます。
 あきる野市野辺で野菜などを栽培する同会員の滝島茂さん(61)の畑を12日にJAあきがわ秋川経済センター係主任の神尾桜子さんが訪れ、カボチャや小玉スイカなど夏野菜の収穫や除草などの作業に励みました。
  滝島さんは、「JA職員として、農業の魅力を深く知ってもらう良い機会だと思います。農作業を経験して感じたことを今後の業務に生かしてほしいです」と話します。神尾さんは「普段の業務では農作業を日常的に行う機会がないため、職場離脱を利用して、農家のこだわりや農業に対する思いを知ることができてよかったです」と感想を述べました。
 JA総務部の井竹博部長は「職員教育はもちろん、農業に対する認識と理解を深め、農作業を通じて組合員と直に触れ合い生の声を聴くことで、組合員サービスの向上にもつなげたいです」と話します。
(写真:滝島純子さん(右)と茂さん(中央)夫妻から小玉スイカ「紅こだま」の収穫方法を学ぶ神尾主任(左))



<JA東京アグリパーク・秋川渓谷の恵みフェスタ開催>
 6月26~30日の5日間、渋谷区のJA東京アグリパークで“秋川渓谷の恵みフェスタ”を開きました。JAは管内の観光協会や地元企業と共に管内農産物や市町村特産品を販売し、観光情報をPRしました。
  目玉商品はJA管内でも大人気の朝取りトウモロコシ。電子レンジで調理したトウモロコシを試食した来店客は「すごく甘くておいしい」「調理方法も教えてもらえて簡単にできるのはうれしい」と話し、次々にトウモロコシを買物かごに入れていました。期間中に900本を完売しました。
 店頭にはJA管内で毎朝集荷したキュウリやトマトなどの新鮮夏野菜が並び、売り場を盛り上げました。檜原村産のルバーブやマイタケ、ゆずワインや日の出町産の完熟トマトで作ったピューレやゆずバームクーヘン、あきる野市産の小麦で作ったうどんやこんにゃく、東京都唯一の黒毛和牛「秋川牛」を使ったカレーなどの加工品も多数並びました。店内飲食スペースでは(株)五ノ神精肉店の“秋川牛スジぼっかけ和(あ)えそば”がランチタイムのサラリーマンに好評でした。
  JAのアグリパーク担当平野淳調査役は「野菜の購入に毎日通ってくるリピーターもいて、管内野菜の品質の良さを宣伝することができました。次回も新鮮地元野菜を多くの人に紹介したいです」と手応えを話しました。
(写真:来店客でにぎわうアグリパーク)



<第36回年金友の会西秋留地区通常総会兼日帰り旅行>
 JA年金友の会西秋留地区は6月19日、「第36回年金友の会西秋留地区通常総会兼日帰り旅行」を行いました。毎年通常総会を兼ねて会員相互の親睦を図る目的で、日帰りバス旅行を企画しています。今年度は伊豆方面に行き、小田原城などを見学しました。
  前日までは連日雨天でしたが、当日は晴天に恵まれ汗ばむ天気となりました。参加した多くの会員は「朝起きるまで天気が心配だったが、天気が良くて本当によかった」と話しました。
 小田原城では天守閣や歴史見聞館を見学し、北条氏の歴史について学びました。歴史見聞館はリニューアルしたことでストーリー性のある展示やシアターで映像の鑑賞をすることも出来、「わかりやすく親しみやすかった」と会員に好評でした。
 小田原城を見学したあとは伊東温泉で食事をし、カラオケやダンスで大いに盛り上がり親睦をはかりました。
 多くの会員が「来年も元気で友人と一緒にぜひ参加したい」と話し、年金友の会の旅行を楽しみにしています。
(写真:小田原城の歴史見聞館でジオラマ模型を見学する年金友の会会員の皆さん)



<新入職員農業体験研修で低利用農地解消・真夏日の中トウモロコシ収穫>
 7月2日、当日に本採用辞令交付を受けた2018年度新入職員5人を対象に、農業体験研修で初の収穫体験を行いました。
  農業体験研修は新入職員の農業への理解を深めるために昨年度から実施。あきる野市雨間の五日市街道、通称「とうもろこし街道」沿いの遊休農地を借りました。耕作が困難な組合員の畑を借りることで、低利用農地解消も視野に入れています。
 谷澤俊明代表理事専務(49)と山﨑健理事(56)が指導し、管内新規就農者3人の協力で、4月に新入職員が播種(はしゅ)した秋川地区特産トウモロコシ「ゴールドラッシュ」を真夏日の中、収穫しました。谷澤専務が「まずそのままで食べて甘さを確認して下さい。糖度は18度以上あるはずです」と指示して試食。新入職員は「とってもジューシーで甘く、果物のようです」と驚き、親睦を図りながら農業の大変さを体験しました。収穫したトウモロコシは各店舗に新入職員が配布しました。
  谷澤専務は「各支店で学んだ担当分野だけではなく、JA全体に目を向けて、幅広い視野で仕事に当たってほしいです。農業についても一つでも多く学び取り、日々の仕事にフィードバックしてほしいです」と励ましました。
  新入職員の鈴木十夢さん(22)は「播種(はしゅ)、収穫、搬送と今回の体験はトウモロコシ栽培の一部ですが、辞令交付日に貴重な体験ができました。常に初心を忘れることなく業務に当たっていきます」と気を引き締めました。
(写真:トウモロコシを収穫する新入職員)



<東秋留支店花き農家寄せ植えコンテナガーデン設置>
 JA東秋留支店は6月20日、コンテナガーデンを設置しました。 40センチ×80センチのコンテナに、暑さに強いマリーゴールドやアジサイなどの季節の花、グランドカバーやカラーリーフを寄せ植えしたコンテナガーデンです。あきる野市東秋留地区の花き農家・野島崇さん(45)、香川昭広さん(50)、平野ともえさん(47)に寄せ植えを依頼し、コンテナには担当した農家の名前と似顔絵、寄せ植えのこだわりを掲示しました。コンテナガーデンを見た来店客からは「華やかな色合いでとても綺麗だ。支店の雰囲気作りになっている」と好評です。今後は季節ごとに植え替えを行います。
  同支店は「農業者の所得増大」の一環で、2017年度から毎月1回15日頃を「野菜の日」として地元生産者が育てた新鮮野菜を店頭で販売。販売を始めて1年が経過し、来店客にも徐々に浸透してきました。店内では管内酪農家を含む多摩地区酪農家の生乳を使用した東京牛乳製品を常時販売。高齢の来店客に野菜購入の場を提供すると同時に地元生産者のPRを行っています。
  同支店の髙木守支店長は「支店独自の取り組みとして自己改革に取り組んでいます。野菜・酪農・花きの3本柱をPRし、農業者の所得増大につながれば」と期待を寄せました。
(写真:花き農家が寄せ植えをしたコンテナガーデンに水やりをする職員)


<秋川ファーマーズセンターで東京産黒毛和牛「秋川牛」販売始まる>
 JA管内の秋川ファーマーズセンターは2018年度から東京産黒毛和牛「秋川牛」の販売を始めました。秋川牛はあきる野市菅生の竹内牧場が飼育する都産唯一の黒毛和牛で、同市松村精肉店が立ち上げたブランドです。秋川渓谷近くの清らかな湧き水を飲み、ストレスのない恵まれた自然環境で育った秋川牛は輸送時間の短縮により新鮮なうちに都民の食卓に届けることが可能で、「さっぱりとしてしつこくなく清々しい肉質で、柔らかく味わい豊か」と購入客に好評です。
 同店は食肉センターの競りを通して、竹内牧場から1頭単位で月に2、3頭の牛を仕入れています。1頭当たり700~800キログラムあり、皮や骨を取ると約4割なくなり、450キログラム程になります。そこから脂身等を取り、販売する肉は250キロ程度。売れる部位と売れない部位があり販売が難しいですが、希少部位のステーキなど珍しい商品も販売が可能で、同店舗や経営するバーベキュー場で販売しています。地域住民のみならず遠方から買い求めに来る客も多いです。同店専務の松村兼房さん(43)は「秋川ブランドの和牛を秋川ファーマーズセンターで販売することができて嬉しいです。多くの来店客に秋川牛のおいしさを知ってもらいたいです」と語りました。
 同センターでは厚めに切った切り落としやカルビをはじめ色々な希少部位の精肉と、秋川牛をふんだんに使ったレトルトカレー「秋川牛ビーフカレー」を販売しています。全ての年代の来店客から人気で、新鮮な野菜などの農産物と合わせて購入されています。
(写真:秋川ファーマーズセンターで秋川牛を冷蔵ケースに並べる松村さん)


<日の出支店でJA健康ふれあい館開催中>
 JA日の出経済センターぐりむは日の出支店の特設会場で「JA健康ふれあい館」をオープンし平日開催しています。ふれあい館は五日市ファーマーズセンターあいな、秋川経済センターマイムで開催し、各会場で大変な人気を博したことから今回の開催となりました。
  血行改善に効果のある“交流磁気治療器”を組合員・地域住民に体感してもらえるよう「憩い・ふれあいの場」としてJAが無料で開放。訪れた組合員からは「農作業で肩を痛めたが、痛みがなくなった気がする」、「毎日通っている、ずっと続けてほしい」と好評で口コミが広がり、利用者は徐々に増えています。
  治療器を製造販売する(株)ホーコーエンの髙橋裕之さんは「農業で体を酷使する組合員にぜひ役立ちたい。家族や友人を誘って来場してもらいたいです」と話しました。7月24日(火)・25日(水)には血管観察器で自らの血管の形や血流を見て確かめられる「血管観察会」を開きます。
(写真:交流磁気治療器を体感する組合員と地域住民)

開催時間:第1部10:00~13:00・第2部14:30~18:00 
休館日:土・日・祝日


<東京産花きを発信・「花と緑のおもてなしプロジェクト」おもてなしガーデン植栽>
 JA営農部会花き部は18日、東京臨海部にある都立シンボルプロムナード公園内の「夢の広場」を活用した「花と緑のおもてなしプロジェクト」の花壇に植栽しました。同部会は部員の「東京都内で多種多様な花を生産していることを多くの人に知ってもらいたい」という思いで夏季と冬季の年2回継続して出展しており、今年で4年目です。
 部員6人が生産したビンカやベゴニアなど高温や乾燥に強い花苗・グランドカバー苗900鉢を持ち寄り、4メートル×8メートルの花壇展示スペースに2時間かけて植栽し、富士山をモチーフにデザインした花壇を造りました。
  当初から同部会活動に関わるJA営農生活課の清水聡課長は、「都内JAの花関係の部会で、花と緑のおもてなしプロジェクトの花壇に出展しているのはJAの営農部会花き部だけ。部員の花生産への情熱を知ってもらい、東京産花きを発信したいです」と話しました。
  このプロジェクトは2年後の2020年東京オリンピック・パラリンピックで競技会場が多く立地する臨海地域において、来場者を花と緑で迎えるために、造園・種苗・園芸関連企業団体や都民などと「おもてなしガーデン(サマーガーデン)」を作りながら東京の夏に適合する花苗の育成研究をしていくもので、臨海副都心「花と緑」のイベント実行委員会が企画しました。
(写真:育てた花を「富士山」をモチーフにデザインした花壇に植栽する部員)


<東秋留支店七夕飾り>
 JA東秋留支店は7月2日、店舗内に七夕飾りを飾りました。同支店では季節の移り変わりを店舗内で体感できるよう、ひな祭りなどの年中行事や季節ごとにディスプレーしています。笹を使った七夕飾りを飾るのは初。
 あきる野市小川の組合員内山晃さん(75)が提供した笹に、地域の保育園に短冊を配布し、園児が願い事を書いた短冊とJA職員が手作りした七夕飾りを飾りました。
  「友達と仲良くいられますように」などのかわいらしい願い事や「ヒーローになりたい」など将来への期待が高まる願い事が集まりました。「季節感を感じられる。園児の願い事を見て癒やされました」と来店客から好評です。
  髙木守支店長は「組合員や地域住民が集いやすい親しみのある支店づくりを目指したいです。今後も季節に合わせてディスプレーするのでお気軽にご来店ください」と話しました。
(写真:七夕飾りを店舗内に設置するJA職員)


<五日市支店 戸倉・小宮地区年金友の会通常総会兼日帰り旅行>
 JA戸倉・小宮地区年金友の会は6月5日、伊豆方面で「第34回戸倉・小宮地区年金友の会通常総会兼日帰り旅行」を行いました。同地区の年金受給者で構成される会員数は6月現在441人、うち90人が参加しました。
 小田原城では健脚の会員の皆さんが天守閣の展望デッキまで登り、城下町の素晴らしい景色を楽み、昼食会場の伊東温泉で入浴し懇親を深めました。参加した会員は「毎年旅行を始めグラウンドゴルフやゲートボールの大会などいろいろな企画を計画してもらい、楽しみにしています」と話しました。
 五日市支店の栗原保之支店長は「総会兼旅行は多くの会員が毎年楽しみにされている行事のひとつで、会員相互の親睦を深めていただいています。今後も会員の皆さんがより良い活動をしていただけるよう、職員一同精一杯頑張ります」と意欲を語りました。
(写真:小田原城を散策する会員の皆さん)


<夏の味覚朝採れトウモロコシ出荷本格化・出荷前倒し7月ピーク>
 東京都あきる野市で、秋川地区特産トウモロコシの収穫が本格化し、管内農家は出荷作業に追われています。一般的な露地物の出荷時期は6月下旬から8月ですが、今年は例年より早く6月中旬から、秋川ファーマーズセンターなどJAあきがわの各直売所で販売が本格化し、季節商材のメインとして並びます。同センターでの年間出荷量の5割以上が7月で、ピークを迎えます。
  同市における野菜作付面積の第1位はトウモロコシ。管内での栽培品種は多様で、「ゴールドラッシュ」、「ミエルコーン」、「あまいんです」、「ピュアホワイト」、「甘々娘」などがあります。
 JA管内秋川地区の生産者でつくるJA経済センターマイム「スイートコーン部会」副部会長の山下裕さん(46)は「ゴールドラッシュ」の出荷準備に汗を流します。
 出荷日の早朝3時ごろの、暗いうちから懐中電灯の明かりを頼りに収穫する「朝採れ」が特徴。ブランド力をあげるため2月に部会総会で、生産者がJA担当者と出荷規格と品質向上の徹底を確認しました。
 トウモロコシは1本に三つの雌穂(実)をつけますが、部会では一つの実が350グラム以上と定め、二つの実を小さいうちに摘果して一つの実が確実に大きく育つようにしています。摘果した実はヤングコーンとして出荷。山下さんは「400グラム以上に大きく育てた甘くておいしい秋川特産のトウモロコシを多くの人に味わってほしいです」と話します。
  部会では東京都心部で農地やJAが無かったり少なかったりする空白行政区やJA管内の学校給食、26日から開くJA東京アグリパークの「秋川渓谷の恵みフェスタ」や地域の各種イベント等にもトウモロコシの提供を継続し、地域農業の重要性・必要性をPRしていきます。
 同センターでは毎年、「とうもろこしまつり」を開いています。焼きトウモロコシなど多くの露店が並び、季節の味を求めて多くの来店客で賑わいます。今年は7月7日(土)~8日(日)の両日に開催予定です。
(写真:トウモロコシを収穫する山下さん)


<戸倉支部・五日市支部ミニデイサービス「ほほえみの集い」>
 JA女性部戸倉支部は6月20日に西戸倉地区会館で、五日市支部は25日に下舘谷会館で、地区高齢者を対象にミニデイサービス「ほほえみの集い」を開きました。参加者・女性部員・JA職員で一緒に昼食を食べレクリエーションを行い、楽しいひと時を過ごしました。
 戸倉支部は手を使った運動、地域のボランティアによる腹話術披露や大きな声で文章を読み上げる「はっきり読みエクササイズ」の口周りの体操、ゲームなどをしました。最後に「人生いろいろ」などの歌謡曲を合唱し、会場は盛り上がりました。  五日市支部は手を使った運動と輪投げをしました。足が不自由な参加者も座ったまま輪投げを楽しみ、和やかな1日を過ごしました。
 参加者は「ほほえみの集いは大勢で楽しく食事をしたり皆で話したり、ゲームができるので毎回楽しみにしています。次回も期待しています」と話しました。
(写真:手を使った運動をする参加者の皆さん)


<多西支部ミニデイサービス「ほほえみの集い」>
 JA女性部多西支部は6月14日、あきる野市草花の羽ヶ田会館で同地区の高齢者を対象にミニデイサービス「ほほえみの集い」を開き、地域住民・組合員・同女性部員・JA職員らが楽しく一日を過ごしました。
 参加者は部員が手作りしたジャガイモの煮物、マカロニサラダ、浅漬け、デザートのフルーツヨーグルトなどの昼食を「とってもおいしい。大勢で食べると楽しくて箸が進む」と楽しんで食べました。
 昼食後は「家の光」2017年7月号記事を活用して保冷剤を使った芳香剤を作りました。参加者は部員やJA職員と一緒に和気あいあいと小さなグラスに保冷剤を入れ、色や香りづけをしました。その他にラジオ体操、輪投げやビンゴなどのゲーム、盆踊り等で盛り上がりました。
 多西支部の西 元枝支部長は「芳香剤作りは簡単なのにとても可愛らしくでき、参加者に大好評だったので次回のミニデイサービスでもやりたいです」と話しました。
(写真:女性部員(左)と一緒に芳香剤を作るミニデイサービス参加者)


<営農部会記帳・パソコン講習会>
 JA営農部会は6月15日、JA本店で2018年度第1回記帳・パソコン講習会を開きました。
 毎月1回の講習会は、会員が(一社)東京都農業会議の職員から指導を受けながら、日々の記帳を始めとする青色申告について学びます。東京都農業会議が行政と連携した講習会を行うことが多いなか、都内JAと共催の講習会を行うのはJAあきがわだけです。
 会員は農作業の合間をぬって勉強に励んでおり、今年度は31人が参加予定。1998年に手書きの記帳講習会として始まり、パソコンや会計ソフトが普及し始めてからはパソコンを使っての講習もあわせて行っています。
 新規就農して半年、初めて参加したあきる野市草花の武田竜哉さん(37)は「分からないことだらけで不安でしたが、記帳や会計ソフトの使い方について一から教えてもらえ、よく理解できました。昼は農作業で忙しいので、夜の記帳作業がはかどると助かります」と話しました。講師の太田聡一郎さん(25)は「経営状態を客観的に把握するため簿記を理解することは重要です。今後も農業者のサポートをしていきたいです」と話しました。
(写真:(一社)東京都農業会議の職員から会計ソフトの使い方を学ぶ武田さん(右))


<麦秋到来・小麦うどんで付加価値アップ>
 東京都あきる野市引田地区の山﨑農園の小麦畑では、黄金色に穂が実り、収穫期を迎えた麦秋の特別な風景が広がります。JAあきがわ直売所運営委員会秋川地区出荷部会会長の山﨑健さん(56)は梅雨が始まり五月晴れになった6月8日、小麦を収穫しました。山﨑さんは小麦栽培とうどん作りに取り組み、加工から製品化まで全てを地元で行う6次産業化に力を入れています。
 国産麦の生産の減少に伴い麦秋の風景を見ることは少なくなりましたが、食料安定供給の観点や消費者の食の安全性に対する関心の高まりなどから、近年、国産麦に対する期待は高まっています。野菜を中心に農業を営んできた山﨑さんは「加工することで農産物の付加価値を高め、農業の新たな可能性を見出したい」と話します。
 山﨑さんが栽培する小麦品種「農林61号」は、中力粉として麺類の食感(粘弾性)に優れ、うどんに最適。約20年前から有機質肥料だけを使用して土作りを行い、無農薬、無化学肥料で小麦を栽培。今年は春の好天で肥大と熟しが進み、収穫量は平年より増加する見込みです。7月末には製粉・製麺し、乾麺「村うどん あきる野三里」としてJAの各直売所や同農園のウェブサイトで販売します。価格は1袋360円(税込)。
  一方、共同で小麦を栽培している義兄の清水哲雄さん(65)が経営するうどん・そば店「初後亭」では、自家製小麦を使った手打ちうどんを提供している。山﨑さんは「今年もコシのあるモチモチした食感のうどんを楽しめそうです」とPRします。
(写真:小麦を刈る山﨑さん)


<年金友の会増戸支部・通常総会兼日帰り旅行>
 JA年金友の会増戸支部は6月7日、静岡県焼津市方面で「第38回年金友の会増戸支部・通常総会兼日帰り旅行」を開催しました。
 増戸支店の年金友の会の会員数は7日現在860人。同支店は毎年、通常総会兼日帰り旅行を企画しており今回は127人が参加しました。当日は天候が懸念されましたが快晴のもとに、日本一大きな千手観音像のある大覚寺で住職の説法を聞き、参拝をしました。昼食は石原水産にて新鮮な海の幸に舌鼓を打ち、参加者から好評でした。
  同支店神成康之支店長は、「参加者から『楽しいひと時を過ごすことができ、来年もお願いします』とお言葉を頂きました。会員同士の親睦も深まり、JAのアピールもできたと思います」と話しました。
(写真:大覚寺で参拝する会員の皆さん)


<梅早くもピーク・愛用の選果機で二人三脚>
 JA管内で梅の出荷がピークを迎えました。今年は春先に気温が高い日が続き、梅の肥大成長が進み、例年より2週間も早い収穫となりました。
  東京都あきる野市三内の組合員、栗原一雄さん(75)と妻の照代さん(71)は梅の選果作業に追われています。栗原さんが栽培しているのは「白加賀」、「十郎」、「南高」など。小梅は大小の2サイズ、大梅は青梅と完熟梅を4サイズで傷や星の有無などで選別し、JAの五日市ファーマーズセンターあいなに出荷します。
 選果作業で活躍するのは1974年から使い続けている「生梅撰別機(せんべつき)」。自然の重力を利用した斜行型の選別機で、筋状に間隔を開けて並んだ塩化ビニール(塩ビ)管の間を梅が上段から順に転がることで大きさを選別。上段から下段に転がりながら、Sから2Lまで4サイズとそれ以外の大きさに選別します。
 栗原さんは「日中は収穫と選果、夜は梅ジャムや梅干しなどの加工品作りと、6月下旬まで二人三脚で忙しい日が続きます。収穫後には整枝作業、11月頃に剪定(せんてい)をすることでおいしい梅を毎年収穫することができます」と話します。
 6月30日、7月1日に同センターで開く「夏の感謝祭」には栗原さんが作った梅干しや梅肉、梅ジャムも並びます。
(写真:完熟梅の選果をする栗原夫妻)


<村唯一の水田復活・林業と両立に意欲>
 東京都檜原村笹野地区で、村唯一の水田が復旧し6月2日、林業の傍ら水稲栽培を担うJAあきがわ組合員、田中惣次さん(71)が念願の田植えを行いました。
 2016年2月、同地区で突然の土砂崩れが発生。用水路が断たれ、昨年は田植えを断念しました。今年4月に新たに用水路を作り直し、水田の整備をしてきました。村民からは「水田が復旧してほっとした。この風景は村の宝だ、残して欲しい」という声があがっていました。
 16年の秋に水を取り除いて以来、水田は乾燥状態だったため、6月の田植え前までに3回代かきをして準備してきました。4月20日に稲の種もみを育苗箱にまき、10センチぐらいに育ったうるち米「キヌヒカリ」ともち米「マンゲツモチ」の苗約4万株を、田中さん家族3人と村おこし協力隊4人が参加し、23アールの水田に半日かけて植えました。初めて田植えを体験し悪戦苦闘の協力隊と和気あいあいと作業を進めました。
 今後は、夜間に冷たい沢の水を水田に入れて、翌朝に水を止める水位管理と、防虫・除草作業に追われます。
 田中さんの水田では1954年から水稲栽培をしているが、面積が狭いためトラクターや大型田植え機などは使えず負担は大きいです。以前は村に数か所あった水田も、現在はここだけとなってしまいました。
 田中さんは「本業の林業が良い水を作り、水田に供給できる。東京の1番西で、標高も1番高い所に位置する田で作る幻の米です。村が注目している田で、やめるわけにはいかない」と意気込みを語りました。
(写真:梅雨入りし水田の水位を確認する田中さん)


<日の出町ふれあい農産物直売所30周年記念式典開催>
 日の出町ふれあい農産物直売所は5月28日に「30周年記念式典」を開きました。太陽が地平線から顔を出すときの「日の出」をイメージした同直売所のロゴを記念に制作しました。式典に合わせてロゴを活用した手ぬぐいを作製し、披露しました。今後、直売所の感謝祭や町の祭りなど、さまざまなイベントにロゴを活用する予定だ。
  旧日の出農協経済店舗前での野菜即売をきっかけに「直売型農業」に地域農業の将来性を見出し、1989年6月に直売所を開設しました。当時の同町、同町農業委員会、同町農業振興委員会、JAあきがわの各業種別部会が連携し、都と町の助成を受け開設しました。
 オープン当初は出荷農家数も少なく週3日の営業でしたが、次第に営業日を増やし、年末年始を除く年中無休となりました。現在の会員数は68人にもなり、約100品目以上の農畜産物や加工品が並びます。
  JA直売所運営員会日の出地区出荷部会の馬場敏明会長(61)は30周年の感謝を伝えるとともに、「近隣住民に親しまれる直売所を目指し、抜群の鮮度と品質、適正価格を守り運営してきました。特にトマトは一年中店頭に並べられるように生産農家が申し合わせて栽培体系を構築しました。直売所のさらなる発展に寄与したいです」と挨拶(あいさつ)しました。
 7月7日(土)、8日(日)に「日の出経済センターぐりむ・日の出の直売所『30周年の感謝祭』」を開催予定です。
(写真:ロゴを活用した手ぬぐいを披露する馬場会長)


<西秋留保育園、西秋留小学校田植え実習>
 あきる野市の西秋留保育園の園児が6月8日、同市立西秋留小学校の5年生が12日に同市下代継地区の水田で田植え実習をしました。
 JAあきがわは、次世代を担う地域の児童・園児への食農教育推進の一環で内の小学生、保育園児への稲作体験教育に協力しており、職員が指導・作業補助にあたっています。稲作体験教育への協力は、児童・園児に農業体験を通じてお米の知識や食育を学んでもらい、自然や農業への興味・関心を高め、農家の仕事を知ってもらうことが目的です。
  地域の組合員さんの指導の下、園児は裸足で児童は長めの靴下を履いて水田の中に足を入れました。ほとんどの児童が田植えをするのが初体験で、児童からは慣れない泥の感触が気持ち悪いという声があがりました。
  目印がついている田植え紐に沿って、後ろに一歩一歩下がりながら真っ直ぐにかつ等間隔に苗を植えていきました。泥に足をとられながらも自分達でつけた足跡をきれいにならし、みんなで協力して楽しく田植えをしました。初めての体験とは思えないほどの出来で、子供たちは農家の苦労と農作業の楽しさを実感しました。
 岡田正則本店長は「恒例となった管内保育園と小学校の田植え。今年も地元の農家さんの協力で無事終了しました。秋の刈り入れを楽しみに、今後も農家さんと地域の結びつきの事業を行います」と話しました。10月頃に稲刈りを、その後餅つきをする予定です。
(写真:田植えする児童と協力するJA職員)


<本店年金友の会総会旅行・さくらんぼ狩り>
 JA年金友の会本店支部は6月7日、山梨県で「第21回年金友の会本店支部・通常総会兼日帰り旅行」を開催しました。
  本店管内の年金受給者で構成される会員数は7日現在で452人。同会は毎年、会員の親睦を図る目的で年2回の旅行を開催しています。今回は通常総会を兼ねた日帰りバス旅行を行い、総勢45人の会員が参加し、山梨市のJAフルーツ山梨いわで支所でさくらんぼ狩りを行いました。
  当日は梅雨の時期ということもあり雨が心配されましたが、快晴で日差しの強い1日となりました。さくらんぼは「佐藤錦」、「高砂」、「紅秀峰」の3品種が植えられており、会員達はそれぞれを食べ比べ、味の違いを楽しんでいました。
 石和温泉で昼食をとり、ワイナリーでワインの試飲、ハーブ園や水晶直売所の見学、道の駅で買い物など、多くの場所に足を運びました。
 同会会長の平野敦夫さん(80)は「私達高齢者にとっての年金は何よりも生活していく上の大切なお金であります。農協の年金友の会は会員相互の親睦を図るとともに、健康で生きがいのある生活を目的としています。事業の達成のためには会員の協力をいただき、数々の事業の中でも相互の親睦を第一とした旅行を実施しており、会員増強のための力となっています」と語りました。
(写真:さくらんぼ狩りを楽しむ会員の皆さん)


<増戸ますます市>
 あきる野市増戸の「増戸商栄会」は5月6日から20日までの期間中、「第16回増戸ますます市」を開催しました。最終日の20日に、JA増戸支店駐車場で「大抽選会」と多彩なイベントを行いました。
  増戸支店職員は焼き鳥販売で参加。焼き鳥を購入した来場客に、農業所得の増大を図る目的で地元生産者が育てたムラサキサルビア、ベコニア、ジニアなどをプレゼントしました。「いろんな花があって迷っちゃう。とてもきれいな色」と客は色とりどりの花を大いに喜んでいました。
 「ますます市」開催期間中に同会加盟の約30店舗で買い物などをすると抽選券がもらえ、大抽選会に挑戦できます。景品に350本を超える事業所協賛賞のほかに、参加事業所で使える商品引換券、東京サマーランドのペアフリーパス券、地域の温浴施設「檜原温泉センター数馬の湯」や「阿伎留の四季」のペア入浴券などを用意しました。
  ポニー乗車体験、ラッカセイのつかみどりのほか、歌謡ショーなどの催事や模擬店でにぎやかな一日となりました。なかでも同市増戸中学校吹奏楽部は、誰もが知っている曲から最新のヒット曲までを幅広く演奏し、当日の盛り上がりに華をそえました。
  同支店の神成康之支店長は「毎年この行事に積極的に参加することで、地域住民や増戸商栄会会員と日頃とは違った交流ができ、つながりも深くなり、JAをアピールすることができました」と語り、来年も積極的に参加する意欲を見せました。
(写真:購入客と花を一緒に選ぶ職員)


<JA共済アンパンマン交通安全キャラバン>
 5月27日、本店駐車場でJA共済アンパンマン交通安全キャラバンを開催しました。午前と午後2回のショーを行い、小さな子どもがいる家族を中心に約1200人が来場しました。
  次世代を担うお子さんたちを交通事故から守るためアンパンマンと仲間たちを通して交通マナーや交通ルールを楽しく学ぶことが目的です。
  お子さんたちの呼びかけに応えキャラバンカーのステージにアンパンマンと仲間たちが登場すると、歓声があがりました。「サンサンたいそう」や「アンパンマンたいそう」をお子さんたちは楽しく踊りながら交通ルールを学びました。最後にアンパンマンたちと握手をして元気に帰宅しました。
 坂本勇代表理事組合長は「天気に恵まれ暑い日差しのなか熱中症を心配しましたが、お子さんたちに楽しみながら交通ルールを学んでもらうことができました。今後も地域貢献活動を積極的に続けたいです」と語りました。
(写真:アンパンマンたいそうを一緒に踊るお子さんたち)


<女性大学卒業式>
 6月4日、2017年度第12回女性大学を開き、最終講義と卒業式を行いました。
 JA東京厚生連の新村直子管理栄養士が「健康寿命を延ばすために~野菜の大切さと噛むことの重要性~」と題して講演しました。毎日の食生活の中で、ビタミン・ミネラル・食物繊維などの栄養を十分に摂取するには、1日あたり350グラム以上の野菜をとることが必要であると説明。平成28年度国民栄養調査で男女ともに70グラムの野菜が不足している結果から、様々な野菜の70グラム分の目安や調理法を示し、不足している野菜を増やす努力をするよう受講生に促しました。
  講演終了後に、坂本勇代表理事組合長が卒業生26人に卒業証書を授与しました。卒業生のうち9人が皆勤。皆勤賞の立川利子さんは「友人ができ、1年間とても楽しく学ぶことができました」と笑顔で話しました。
 女性大学は、7月に開校式をして毎月1回開講、翌年の6月に卒業式を迎え8回以上の出席者に卒業証書を授与。2008年から始まり11年目となる2018年度の女性大学は28人が受講予定です。
(写真:卒業証書を授与する坂本組合長(左)と笑顔で受け取る立川さん)


<屋城小学校食農教育田植え実習>
 あきる野市立屋城小学校の児童4、5年生88人と教諭4人は5月28日、同市内のJA理事の山本典宏さん(64)の指導で田植え実習をしました。JA職員は次世代を担う地域児童に食への意識・関心を養ってもらうため協力しました。
 同小学校では総合授業として稲作農業体験を取り入れており、谷澤公子主任教諭は児童たちに「地元での農業体験を通じて、地域の方々との関わり・接し方を学び、苗を育てることから収穫体験までのお米作りの一連の流れを知って食物への日々の感謝を養ってほしいです」と語りました。
 JA職員もこの田植え実習を機に同小学校の教諭・児童達と協力して農業への関心を更に深め、組合員とのコミュニケーションも図りました。
 田植えに続き10月に稲刈り、11月に脱穀し、翌年に餅つきを行い食べる予定。
 山本理事は「田植え、稲刈り、脱穀以外にも維持管理が大事になるので一つ一つの体験を忘れずこの実習を楽しみながら食への知識を学んでほしいです」と話しました。
(写真:田植えする児童と見守るJA職員)


<檜原村南郷地区の急斜面・獣害に強いルバーブ収穫・畑からルビー色のジャム>
 東京都檜原村南郷地区で野菜を栽培するJAあきがわ組合員、山崎俊彦さん(70)の急斜面な畑で濃緑色のルバーブの葉が一面に広がり、収穫期を迎えています。6月からJAの各直売所で、1袋(400グラム)380円(税込)と、店舗に比べて破格の安値で販売しています。
  同村ではサルやイノシシに作物が荒らされる獣害が深刻な問題となっており、農業者の減少が懸念されています。対策として「獣害に強い農産物」の生産を試み、2000年に神奈川県から10株のルバーブ苗を譲り受け、栽培普及に乗り出しました。
 ルバーブの葉は動物が嫌うシュウ酸を含むため、荒らされる心配がありません。標高が高くて平均気温が低い同村はシベリア原産のルバーブ栽培に適していると考えました。見た目はフキのようですが、特有の香りと酸味を持つタデ科の野菜。主に葉柄を食用とし、砂糖を加えてジャムやパイ、ジュースなど果物同様に調理します。カリウムやカルシウムが多量に含まれ、近年では健康食品としても注目され、健康志向の来店客を中心に需要が高まってきています。
  山崎さんは数株の苗から栽培を始め、株分けしながら増産に取り組み、200株以上を栽培しています。収穫期は5月から10月まで続きます。妻の典子さん(63)は「鮮やかなルビー色と爽やかな酸味を楽しんでほしいです。短時間で簡単にジャムができるので試してほしいです」と笑顔で話します。
 都内イベントの同村物産コーナーやJA東京アグリパーク等にもルバーブを提供し、地域農業の重要性・必要性のPRもおこなっています。
(写真:大きく育ったルバーブを収穫する典子さん)


<西秋留地区年金友の会グラウンドゴルフ大会>
 JA西秋留地区年金友の会は5月18日、あきる野市市民広場でグラウンドゴルフ大会を開催しました。会員相互の親睦を目的として毎年開催しています。
  90人が出場し、牛沼チームが優勝しました。中引田チームと上引田Bチームは同点のためプレーオフで順位を決定し、接戦の末、中引田チームが勝ち準優勝しました。
  当日天候が心配されましたが真夏日となり、熱中症や怪我もなく無事終わることができました。
  JA職員は事務局としてグラウンドのコース作りや集計等を協力し、会員の皆さまと交流することができました。
 本店の岡田 正則店長は「今回の大会で第31回目となり会を重ねるごとに参加者も増え盛大になっています。今後は各賞や賞品も工夫し、更に多数の会員に楽しんで頂くグラウンドゴルフ大会を目指します」と話しました。
(写真:プレーオフで順位を決める会員と見守るJA職員(右))


<檜原村ジャガイモ畑花盛り・壮観な風景広がる>
 東京都檜原村に広がる急斜面の畑では、特産のジャガイモ「檜原馬鈴薯(ばれいしょ)」の青々とした葉が一面に生い茂り、畑全体に星形の花が咲き誇っています。江戸東京野菜の「おいねのつるいも」と「男爵薯」は薄ピンク色、同村在来種の「赤ジャガ」と「メークイン」は紫色、「キタアカリ」は濃ピンク色、「とうや」は白色など、品種により花色と時期が異なり、まるで畑毎に異なる色の絨毯(じゅうたん)が広がるように見えます。壮観な風景は5月下旬から収穫本番をむかえる6月下旬ごろまで約1か月間続きます。
 平坦(たん)な農地はほとんどなく急峻(きゅうしゅん)な土地が多い同村は、水はけが良いためおいしいジャガイモ栽培に最適で有名なジャガイモ産地ですが、粉状そうか病やそうか病などの発生が生産上の大きな問題となっていました。2008年に同村でジャガイモにベト病が発生、壊滅的な状態となった経験を踏まえ、JAと行政が連携し地域農業者の所得増大と生産量拡大に貢献する目的で、16年から「ジャガイモ栽培講習会」を開いています。
 さらに、現地実証展示圃(ほ)を設置して各種資材の効果を試験し、肌質と食味で高評価を得ています。
 村特産のジャガイモの増産を図ろうと、「檜原地区じゃがいも栽培組合」が17年4月に再発足しました。組合長の鈴木留次郎さん(71)は「技術向上と機械化で収量増大に繋(つな)げたいです。ジャガイモ焼酎やアイスをPRして、知名度を上げていきたいでう」と抱負を語りました。
 JAの宇田俊史常務は「花も順調に咲いて、今年も良いジャガイモが収穫できそうです。JAと行政が連携し、ブランド化や地域農業の活性化などさまざまな課題の解決に向けた取組を広げていきたいです」と話しました。
(写真:花の咲き具合を確認する宇田常務(左)と鈴木組合長(右))


<日の出支店ねんりん旅行>
 JA日の出支店は5月22日~24日の2泊3日間、石川県・富山方面へ「ねんりん旅行」をしました。同支店管内の年金受給者を対象に旅行資金を目的とした定期積金を販売し、2年に1度募集する旅行で毎回好評を得ており、満期を迎えた28人が参加しました。
 2015年に路線が延びた新しい北陸新幹線で金沢駅に降り立ちました。日本三名園の一つに数えられている「兼六園」や、立山黒部アルペンルートの絶景「雪の大谷」など、濃密な工程を楽しみました。旅行疲れも心配された参加者でしたがフットワークは軽く、最後の一夜は全国屈指の名宿、和倉温泉加賀屋でその疲れを癒しました。
  参加者は「気が知れた人と行く旅行はあっという間でした。加賀屋にはもう一泊したかったですね」と、旅の終わりを惜しみながら、次回の旅行を楽しみにしていました。
(写真:兼六園で明治記念之標を見る参加者の皆さん)


<日頃の感謝をこめ夏キャンペーン>
 6月1日から、組合員とその同居家族に日頃の感謝をこめて「2018夏キャンペーン定期貯金」の取り扱いを始めました。新たな資金で預入金額10万円以上を対象に、金利を優遇します。新規20万円以上の預け入れで、JA管内でサツマイモかダイコンの収穫体験、または「秋川梨」を抽選で計200人にプレゼントします。取り扱いは7月31日までです。
  JA管内の農産物を特典にしたのは、気軽に楽しみながら自分で収穫した農産物を食べる醍醐味(だいごみ)を知ってもらい、農業を身近に感じて興味を持ってもらうことが目的。
  自己改革を進める中、農業やJAへの理解を深めてもらう活動の一環です。野菜を生産する圃場(ほじょう)で収穫体験をすることで組合員の所得増大につなげ、管内の農産物を知ってもらい、都市農業への理解者が増えることも期待しています。
 キャンペーンは、スーパー定期貯金新規1年ものでJA管内産農産物プレゼント付き商品の第5弾。金利は、新規JAカード契約または既契約(共に家族カード含む)があれば店頭表示金利の6倍、契約なしの場合は2倍です。新規50万円以上の定期貯金の預け入れで抽選応募券と、先着でMILESTOコラボレーションJAバンクキャラクター「ちょリス」保冷トートバックをプレゼントします。
 プレゼントは全て数量限定で、募集総額は20億円。募集総額を上回った時点で取り扱い終了となる場合もあります。
(写真:夏キャンペーン定期貯金チラシと特典の「ちょリス」保冷トートバックをPRする職員)


<西秋留小学校稲作種もみまき>
 あきる野市立西秋留小学校の5年生2クラス63人が5月9日、もち米「マンゲツモチ」の種もみをまきました。20年以上続く同小学校の食育活動の一環で、同市西秋留地区の組合員協力のもと毎年行う稲作体験です。JAは次世代を担う地域の児童・園児に地元の農業やJAについて知ってもらうことが目的で、JA管内の小学校、保育園の食農教育を応援しており、JA本店職員3人が協力しました。
 組合員が準備しておいた育苗箱に、児童たちが少しずつ慎重にパラパラと種もみをまきました。育苗箱全体に隙間なく、種もみ同士が重ならないようにまくのは意外と難しく、児童たちは「端にまくのが難しい」と苦戦していました。JA職員も児童と一緒に種もみをまき、育苗箱をブルーシートで覆いました。4、5日で発芽予定で、育てた苗を6月上旬に田植えし、10月上旬に稲刈りをします。
 協力をした組合員は「普段食べているお米がどういう風に出来ているのかをしっかりと学んでほしいです」と話しました。
(写真:育苗箱にもち米の種もみをまく児童たち)


<初夏の味ハチクお目見え・「ハチク」タケノコ出番>
 JA管内でタケノコ「ハチク」の出荷が始まりました。ハチクは、代表的な初夏の味覚として食卓を賑わす食材です。「モウソウチク」が出回った後、入れ替わりに5月ごろから出番となります。軟らかく、えぐみが少なくておいしいと言われますが、市場に出回ることは少ないです。出荷は6月頃まで続きます。
 新鮮な取れたてのハチクは「生のまま刺身で食べると歯ざわりも良く甘い」と評判です。常連客は毎年JAの各直売所に出荷されるハチクを待ち望んでいるそうです。あく抜き不要で、直径3~8センチメートルと細身で扱い易いのも人気の理由の一因です。
 今年は表年で、5月の連休に続いた好天で肥大と伸長が進み、最盛期の5月後半の出荷量は平年より増加する見込みです。
 日の出町平井の野口雅範さん(33)が朝取りした地面から30~40センチメートル位までの新鮮なハチクは、1本250~500グラム前後で各直売所に並びます。
 野口さんは「切り口が緑色だともう硬くなっています。切り口が黄色い取りたてのみずみずしいハチクは、下処理も楽でおいしいです。味付けして冷凍もできるので長く楽しんで欲しいです」とPRします。価格は1袋数本入りで500円。値頃感も手伝い売れ行きは上々のようです。
(写真:初夏の味、タケノコ「ハチク」を収穫する野口さん)


<女性部東秋留支部リフレッシュウォーキング>
 JA女性部東秋留支部は5月11日、日野市の多摩動物公園で「リフレッシュウォーキング」を行いました。健康増進と部員同士の親睦が目的。
 部員58人が参加し、童心に返って楽しみました。同支部の井草いせ子支部長は「前日までの雨が嘘のような素晴らしい天気になり、会話も弾みながら遠足の子供たちに交じって、かわいい動物に癒されました。支部長になって初めての行事が大成功に終わりホッとしています。ご協力ありがとうございました」と話しました。
  同支部は盆踊り大会やミニデイサービスを始めとした各種活動により、JA・地域住民と連携して地域の活性化に努めています。相互扶助の精神に基づいた関係づくりが、互いの活動の活性化につながっています。
(写真:リフレッシュウォーキングで親交を深める部員たち)


<女性大学 プランターでミニトマト栽培>
 5月9日、2017年度第11回女性大学を本店で開き、受講生28人はプランターを使ったミニトマト栽培について学びました。
  ミニトマトの苗の特徴や植え付け方の説明をJA営農生活課職員から受けた後、苗を丸型プランターに1人1株ずつ植えて、仮支柱を立てました。水のやり方や肥料を追加する時期、支柱を立てるタイミングなどを細かく教わりました。自宅に持ち帰り管理していく中で、支柱を立てる位置や摘むべき脇芽の場所に関して、受講生同士で教えあいながら確認しました。
  受講生は「来月からの収穫が楽しみ。たくさん実をつけてほしいです」と成長に期待を寄せました。講師の幾田晶子職員は「管内生産者が丹精込めて育てた苗なので、自宅で愛情込めて育てて、長期間栽培を楽しんでほしいです」と話しました。
  女性大学は管内在住で20代~60代の女性を対象に生徒を募集し、7月に開校し毎月1回開講。JAの事業内容や料理・フラワーアレンジメント等女性が興味のあることを学びます。現在は2018年度生を募集中。
(写真:プランターにミニトマトを植える受講生と講師の幾田晶子職員(左から3人目))


<直売所のナイスカップル・いつも楽しく新鮮に>
 あきる野市東秋留地区の長屋太幹(たみき)さん(36)と麻紀さん(33)夫妻はJAあきがわの秋川ファーマーズセンターで期待の担い手として出荷に励んでいます。太幹さんは茨城県で2年間長ネギ栽培を学び、あきる野市で1年間研修、就農して3年目。年間約15品目30品種の野菜を生産しています。
 特に長ネギは品種を組み合わせて、通年栽培に取り組んでいます。ピーク時の7月には16万株を40アールの圃場で生産。「軟白部(白い部分)は40センチメートル以上を目標に苗は手植えで深く、土寄せ回数も多くしています」と太幹さんはこだわりを語ります。収穫は太幹さん。外葉むきなど梱包(こんぽう)作業は麻紀さんが分担し新鮮なネギを出荷しています。
 夫婦ならではの利点を「夫の農家目線の太くて長い品質の良いネギだけでなく、主婦目線で料理に合わせて違うサイズを選べるように心掛けています」と麻紀さん。長ネギは農地やJAが無かったり少なかったりする東京都心部の空白行政区や同市の学校給食にも提供。
 「ファーマーズセンターはお客さんとの距離が近いことが魅力。お客さんの声を聞きながら頑張っていきたいです。学校給食への提供も継続していきたいです」と抱負を語ります。
(写真:長ネギ「春扇」圃場(ほじょう)にお手伝いに来た長女・咲楓(みふう)ちゃん(4)と長屋さん夫妻)


<桧原地区年金友の会春季ゲートボール大会>
 JA桧原地区年金友の会は5月16日、檜原村総合運動場で「桧原地区年金友の会第23回春季ゲートボール大会」を開きました。
  大会当日は薫風香る中、3地区5チーム25人で熱戦が繰り広げられ、優勝の栄冠は藤倉チームが手にしました。
 同会の野口聖紀会長は「今回は参加チームが少なかったですが、会員の皆さんが楽しまれ、怪我もなく終えることが出来てよかったです」と話しました。桧原支店の清水茂樹支店長は「25度を超える夏日のなか、いままでにない僅差の勝負で大盛況でした。参加チームは減少しましたが、今後もできる限りゲートボール大会を継続していきたいです」と意欲を示しました。
(写真:僅差の勝負を繰り広げる会員の皆さん)


<マイムゴールデンウィーク売り出し>
 JA秋川経済センターマイムは5月3日から6日の4日間、ゴールデンウィーク売り出しを行いました。
 5、6日は店舗前の駐車場で特設イベントとしてテントを張り、おでんや新鮮な魚介類の販売を始め、JA指定工事店の(有)朋友サービスの白アリ対策相談、(株)あけぼの通商のペアガラス相談を行い、買い物客が立ち寄り利用しました。隣接する営農支援センターではトラクターや草刈機の展示販売を行い、秋川ファーマーズセンターに農産物を出荷に訪れた生産者が本格的な夏の訪れを前に購入を検討していました。
 店内では人気商品の仕込みそ・胡麻ドレッシングなどを特別価格で販売し、組合員の工藤健一さん(44)は「いつも使っている仕込みみそが安く買えて良かったです」と喜んでいました。マイムの髙水数良センター長は「今後もセンター独自のイベントを積極的に行い、組合員・地域住民の皆さまに質の良い商品を提供していきたいです」と意気込みました。
(写真:農業用機械の説明を受ける組合員)


<蔬菜(そさい)苗・種ショウガ予約配布販売>
 JA秋川経済センターマイムは4月28、29日の2日間に蔬菜(そさい)苗・種ショウガ予約配布販売を行いました。1月に「蔬菜苗・種生姜申込書」をあきる野市秋川地区の組合員に回覧し、トマト・ナス・キュウリなど7種類の苗4000本、種ショウガ500キロ程の申込みがありました。マイムで予約申込者へ引取販売しました。
 苗は同市五日市地区の生産者が組織する「五日市園芸組合」から仕入れました。「近隣のホームセンターより価格が安く、品も良い」と好評です。自家用の他、JA各直売所への出荷用にと100本単位で購入する組合員もいました。
 苗を引き取りに来た組合員の鈴木 茂さん(81)は「良い苗をそろえてもらったので、頑張って育てたいです」と意気込んでいました。
(写真:予約した苗を引き取に訪れた組合員の鈴木茂さん)


<ぐりむ野菜苗特別販売>
 JA日の出経済センターぐりむは4月28、29日の2日間、野菜苗の特別販売を行いました。
 全て管内農家が育てた自慢の苗で、ナス、キュウリ、ピーマン、トマト、カボチャ、シシトウなど全12種類を1本120円(税込)で販売しました。普段の出荷は不定期でまとまった数の苗の販売ができませんが、毎年この日を楽しみにしている客で賑わい、青梅市や八王子市など管外から訪れる客もいました。開店前から行列ができる盛況ぶりで両日とも時間を早めて販売を開始しました。
 来店客は苗を我先にと段ボール箱に入れていき、数十個単位で購入する客も多く「他店と比べると数段立派な苗で、毎年ここで苗を購入している」と話しました。定番のナス、キュウリ、ピーマンの他、家庭菜園向けの中玉・ミニトマトの苗も人気が高かったです。中には品切れ状態となる苗もあり、急きょ農家が追加で出荷する場面もありました。2日間で昨年と同様に6,000本以上の苗を販売しました。
  苗を出荷した日の出町大久野で野菜などを栽培するJA直売所運営委員会日の出地区出荷部会会長馬場敏明さん(61)は「昨年は寒さで苗の生育を販売日当日に合わせるのに苦労しましたが、今年は3月が暖かかったこともあり多くの苗を販売することが出来て良かったです」と笑顔で話しました。
(写真:苗を求める客で賑わう特別販売会場)


<春ヒナの配布>
 4月19日、JA経済店舗にて春ヒナの配布を行いました。毎年2月に管内の養鶏農家から注文を受け、公益財団法人東京都農林水産振興財団青梅畜産センターでヒナを引き取り、春先から初夏の間に配布する事業です。
  経済店舗の鶏担当職員は同センターでヒナを引き取り各店舗へ持ち帰りました。申し込みがあったのは「東京うこっけい」「東京しゃも」「ロードアイランドレッド」の3種で、前年度に比べ7羽多い248羽の引取りとなりました。
 「東京うこっけい」は同センターがブランド鶏として生産しており、卵を生み終えたあと肉としても有効利用できます。ヒナを受け取りにJA経済センターマイムへ訪れた田中 進さん(75)は卵を庭先販売する養鶏農家。「毎朝起きて卵を見に行くのが楽しみで、今年もヒナを注文しました。卵をたくさん産んでほしいですね」と話しました。
(写真:ヒナを受け取る田中進さん(左)とJA経済センターマイムの鶏担当職員)


<初しぼりの酒かすを限定販売・酒米「五百万石」で6次化挑戦>
 酒造好適米として「五百万石」の栽培に挑み、4月28日から初しぼりの酒かすを限定販売しています。
 JAでは2016年度から、荒廃した休耕田を復田させ、地元蔵元の野﨑酒造(株)で地元産米を原料とした日本酒を醸造、販売し、農商連携による6次産業ブランドの開発に取り組んでいます。自己改革の一環として、水稲農家の所得増大を目指しています。現在、仕込みも終わり、熟成中の新酒・純米酒は、今秋には出荷が予定されています。
 16年度は農家2戸の協力で試験栽培を行いました。品種は「五百万石」に選定し16アールの田圃(たんぼ)に作付け、約420キログラムを収穫しましたが、穀物検査の結果、酒造好適米として等級が付かず、日本酒の仕込みに利用できませんでした。
 17年度は前年度の経験を踏まえ、米麦水分計を購入。新たに1戸の農家を加えて3戸で42アールの田圃(たんぼ)を確保し、玄米1000キログラム以上の収穫を目指し2年目の栽培に取り組みました。10月には玄米1230キログラム収穫しました。
  水分過多にならないよう穀物検査前に何度も水分検査を行いましたが、結果は酒造好適米としての等級は810キログラム(精米後526キログラム)にとどまりました。栽培した農家の思いに応えようと仕込みに必要な不足分を新潟県産「五百万石」170キログラム(全体の25パーセント)で補い醸造しました。
 JA指導経済部の田中利明部長は「ここまでこぎつけた酒造り、酒かすも出来て新酒も秋の出荷待ちです。18年度は米、水、醸造など、全てにおいてJA管内産の原料の清酒にしたいです」と力を込めました。 JA職員が、酒かすで甘酒を作って試飲しました。甘酒を飲んだ職員は「冷やしてもおいしい甘酒で暑い夏におすすめです。おいしい新酒が出来ていると思うので、早く飲みたいです」と期待を込めました。酒粕は1袋400グラム入りで335円(税込)、300袋限定でJA各経済センターにて販売しています。
(写真:初しぼりの酒粕と甘酒を飲む職員)


<年金友の会増戸支部グラウンドゴルフ大会>
 JA年金友の会増戸支部は4月6日、あきる野市山田グラウンドで「年金友の会増戸支部グラウンドゴルフ大会」を開催し、9地区から12チーム78人が参加しました。
 天候は晴れて気温には恵まれたものの、開会前から強風に見舞われ先行きが懸念されました。競技中も砂煙が舞い上がり収まるまで打つのを待つ場面もありましたが、参加者は日頃の練習で磨いた腕前を十分に発揮し楽しみながらも真剣にプレーしました。
 大会はチーム戦で、全8ホール、2ラウンドの総打数で順位を競いました。ホールインワンが9人も出る熱戦のなか、見事優勝を果たしたのは森の下チーム。惜しくも1点差で北伊奈チームが2位となりました。
 増戸支店 神成 康之支店長は、「最高のコンディションとは言えない天候でしたが、グラウンドゴルフは心と体の健康の維持、推進を図り多くの人たちと交流をする機会を提供してくれます。日頃の練習の成果が出た方も、そうでない方も、楽しみながら懇親を深めることができました」と話しました。
(写真:プレーに集中する会員)


<来店者を迎える芝桜>
 JA多西支店の入口前の花壇で、ピンクや白、薄紫など色とりどりのシバザクラが満開を迎えています。甘い香りにも引かれ、店舗前で足を止める人も少なくありません。
 昨年5月、地元の花屋で苗を購入し職員が植栽しました。支店を華やかにし、来店客に喜んでもらうことが目的です。昨年も咲いていましたが、今年は休日の水やりなど職員が積極的に世話をして昨年の倍以上の花を咲かせることができました。来店客に「とてもきれいに咲いている」と好評です。
  村木学支店長は「桜の花が終わり葉桜になる頃、シバザクラの鮮やかなピンクは人の心を和ませてくれます。5月頃までが見頃なので、多西支店に来店する際には見て楽しんでほしいです」と話しました。
 同支店内でも雛祭りや七夕など季節に合わせた飾り付けを職員が行い、来店客を楽しませています。
(写真:シバザクラに水やりをする村木支店長と職員)


<多西地区年金友の会春季グラウンドゴルフ大会>
 JA多西地区年金友の会は4月16日、春季グラウンドゴルフ大会を開きました。6チーム合計45人が出場し、優勝は折立・草花合同チームでした。
  終始和やかなムードでありながらも2位の羽ケ田・小宮合同チームと3位の瀬戸岡・原小宮合同チームは1点差と接戦でした。3人の出場者がホールインワンを出し、会場は盛り上がりました。同会小林 吉一会長が開会式で「怪我をせず、皆で仲良くプレーをしていきましょう」と話された通り事故なく無事に終わりました。
  同地区秋季大会で優勝したチームが、JAあきがわ年金友の会グラウンドゴルフ大会に出場する予定です。多西支店村木 学支店長は「大会で多西チームが優勝できるよう、職員全員でバックアップしていきます」と話しました。
(写真:接戦を繰り広げたグラウンドゴルフ大会)


<あいなのらぼう祭り>
 あきる野市五日市地区の、のらぼう菜生産者で組織するJAあきがわ五日市ファーマーズセンターあいな「のらぼう部会」は4月8日、センターで「のらぼう祭り」を開きました。
 毎年収穫期に開催される祭りで、センター店舗前にのらぼう菜販売の特設テントが立てられ大盛況でした。今年は同部会の会員が用意した五日市特産のらぼう菜が400袋以上並びました。この日は天候にも恵まれ、大勢の客が足を運び賑わいをみせました。訪れた客は次々に袋を手に取っていきました。今年ののらぼう菜は大雪に耐え、甘味を蓄えており、できが良いです。試食用に会員が用意したのらぼう菜の漬け物は大好評で、子どももおかわりする程でした。
 祭りでのらぼう菜を5袋以上購入の先着5人に東京サマーランド1日券を進呈し、朝早くから訪れた客は思わぬプレゼントに喜びました。同ランドが5月30日まで行う「東京カレーランドフェア」で4月28日からメニューに加わる予定の「のらぼう菜カレー」に、部会がのらぼう菜を提供することをPRしました。
 のらぼう部会の乙戸博会長(68)は「遠くからのらぼう菜を目当てに直売所に来てもらえたり、学校給食や山岳レースからも注文があります。リピーターを増やして販路を拡大できるようアピールしていきます。生産者は、その期待に応えられるよう、品質・収量共に向上していきたいです」と意気込みを語りましたた。出荷は4月中旬までの予定です。
(写真:のらぼう菜を客に手渡す乙戸博会長(左))


<ひので桜まつり>
 日の出町は4月7日、町民グランドで「ひので桜まつり」を開き、JA女性部日の出支部39人が踊りを披露しました。  
 当日は天候に恵まれ、模擬店やフリーマーケットの出店で多くの来場者がにぎわい、音楽隊の公演や吹奏楽、三味線の演奏などの催しもので会場全体が盛り上がりました。
 同支部は「日の出音頭」や「東京音頭」などを大きい輪を作って踊り、会場をさらににぎわせました。森田弘子支部長は「部員みんなで楽しく踊ることができてよかったです。来年もぜひ参加したいです」と話しました。
 日の出町は桜の名所として知られる塩田桜堤と町民グランドで、毎年4月第1土曜日に「ひので桜まつり」を開きます。提灯による桜並木のライトアップ期間中は大勢の花見客でにぎわいます。
 日の出支店杉本仁支店長は「今後も町のイベントにJAとして積極的に参加し、地域住民と交流を深めたい」と話しました。
 ひので夏まつりでも女性部は踊りを披露する予定です。
(写真:踊りを披露する女性部員)


<桜まつり開催>
 あきる野市の秋川駅南口商店会は4月7日、JR秋川駅南口広場で「桜まつり」を開きました。JAあきがわ職員はまつりに参加し、茶や米、味噌、かりんとう等の経済商品を特別価格で販売、JAの各種イベントやキャンペーンをPRし、地域住民と交流しました。
 経済商品の販売ブースは「いつもより安くてありがたい」と来場者に好評で、開催時間内に何度も足を運び多数の商品を購入する来場者もいました。
 大正時代から咲く「安兵衛桜」の下で多くの模擬店を出店し、おはやしや吹奏楽、津軽三味線などの演奏が会場全体を大いに賑わせました。桜は散っていましたが、集まった来場者は、触れ合いながら笑顔の花を咲かせました。
 同商店会の松永秀世会長は、「今年は若い人が積極的に参加してくれてよかったです。小さな会場ならではの人と人との距離の近さを大切にしたいです」と語りました。
(写真:お茶を購入する来場者(左)と職員)


<JAあきがわ営農部会花卉部講習会開催>
 JA営農部会花き部は4月7日、あきる野市小川地区の香川昭広さん(49)のハウスで花き部長野島崇さん(45)の指導のもと部員5人にバーベナの栽培講習会を開き、苗を配布しました。花き部はバーベナを今夏、東京臨海部にある都立シンボルプロムナード公園内の「夢の広場」を活用した「花と緑のおもてなしプロジェクト」の花壇に植栽を予定しています。部員はバーベナのほか、真夏に満開となる花の苗約900鉢を栽培中です。植栽は2020年東京五輪・パラリンピックの機運を盛り上げ、競技会場が多く立地する臨海地域を訪れる人々を花と緑で迎え、楽しませるための「おもてなし花壇」を造ることが目的で、臨海副都心「花と緑」のイベント実行委員会が企画しました。
 栽培講習会は花の育成を互いに管理しあう目的で春秋2回行っており、今回はバーベナの苗を育てたことがない部員のために勉強会を開きました。
 野島さんは「バーベナ苗の管理は遅霜に気を付けて、ダニとうどん粉病が発生しないように農薬を使用します。株が大きくなるタイプのバーベナなので根が回ってきたら15センチメートルほどの鉢に植え替えます」と部員へ栽培の注意を伝えました。
 部員の橋本敦美さん(56)は「講習会へは栽培技術向上のために参加しています。自分に合った花を見つけ、販売に繋げたいです」と話しました。
 生育したバーベナは「おもてなし花壇」のほか、各直売所でも販売予定です。同部はJA本店や経済センター前の花壇にも年2回植栽しており、店舗を訪れる利用客の目を楽しませています。
(写真:部員にバーベナの苗を配布する花き部員の香川さん(左から2人目))


<野菜苗準備整う・露地栽培準備整う>
 あきる野市増戸地区の野菜生産者、大福哲也さん(46)はJAあきがわの各直売所で4月20日から始まる野菜苗と予約苗の販売に向けて、各種苗の出荷準備に追われています。28(土)、29(日)の両日には、日の出町ふれあい農産物直売所で野菜苗の特別販売を実施します。 大福さんはハウスでナス、キュウリ、トマト、シシトウ、スイカなど7品目11品種、約2万5000ポットを栽培しています。2月上旬に播種(はしゅ)床に種をまき、3月上旬から順次ナス、トマト、キュウリなどの苗を1本ずつ10.5センチメートル(3.5号)のポリポットに鉢上げし、出荷に合わせて1か月間以上管理しながら育苗します。葉に太陽が当たるよう苗の陽回しや追肥、病害虫防除などの育成管理をしてきました。ナスは接ぎ木苗も作成し育苗しています。
 モットーは「良い苗作りは良い土作りから」。培養土は、自身が所有する山の落ち葉を活用して作った腐葉土に、地元の堆肥、土を混ぜてオリジナルの配合にこだわっています。苗栽培にたっぷり使っています。
 苗はJA五日市ファーマーズセンターあいな、日の出町ふれあい農産物直売所、秋川ファーマーズセンターに出荷し、1ポット110円から販売する予定です。苗は根付が良くしっかりしていると、直売所の利用客から毎年好評です。
 大福さんは「太くて丈夫な根の張った良い苗を提供している。畑でもプランターでも苗を上手に管理し、おいしい野菜をたくさん収穫して楽しんでほしいです」と期待を込めました。
(写真:苗の陽回し作業をする大福さん)


<新採用職員が農業体験研修・とうもろこしまつり用トウモロコシを播種>
 4月2日、あきる野市雨間の五日市街道沿いの畑で2018年度新採用職員5人が秋川地区特産トウモロコシの播種を行いました。トウモロコシは、7月7・8日に行う秋川ファーマーズセンターとうもろこしまつりで焼きトウモロコシとして販売する予定です。トウモロコシの品不足解消と、新採用職員の農業への理解を深め農家と交流することを目的に昨年度から実施。耕作が困難な組合員の畑を借りることで、低利用農地解消も視野に入れています。
 管内の農家2人と同JA営農生活課職員4人の指導の下、化成肥料をまき、アタッチメントを装着した耕運機でマルチを約60メートル3列敷きました。トウモロコシ「ゴールドラッシュ」の種を2粒ずつマルチの穴にまきました。新採用職員たちは農業の大変さを体験し、親睦を図りながら楽しみました。榊原将太さん(22)は「今日の体験はトウモロコシ栽培の一部に過ぎませんが、JAに入職して初めの日にいい体験ができました。学生時代によく見かけたトウモロコシ畑の播種ができて嬉しかったです」と話しました。指導したJA直売所運営委員会会長の谷澤俊明さん(49)は「入職1日目から農業体験をしたことによって、JA職員になったという自覚をもってもらいたいです」と話しました。
 五日市街道は「トウモロコシ街道」として有名。夏になると街道沿いは一面のトウモロコシ畑が広がります。
(写真:トウモロコシの種をまく新採用職員)


<日本山岳耐久レースでのらぼう菜配布>
 東京都山岳連盟は4月1日、あきる野市で日本山岳耐久レース・第10回ハセツネ30Kを行い、参加賞として江戸東京野菜で同市五日市特産の「のらぼう菜」を配布しました。各地からの参加者に、開催地の特産野菜をPRするのが目的です。
  五日市地区のらぼう菜生産者で組織するJAあきがわ五日市ファーマーズセンター「のらぼう部会」が提供した新鮮なのらぼう菜1700袋と、JAが出版した「おいしく手軽にのらぼう菜料理レシピ」本をゴールした参加者に大会スタッフが配りました。
  同大会は総距離30キロメートル、同市五日市地区をスタートし奥多摩山域を走り、再び五日市地区に戻ってゴールするもので、1653人が出走しました。
 のらぼう菜は春が旬のアブラナ科の野菜で、甘い茎とほろ苦い葉が特徴。収穫期は2月~4月で、出荷のピークは4月上旬。この季節にはJAの直売所などにずらりと並びます。
 同部会の乙戸博会長(68)は「2回の雪の影響で寒さが続き出荷をイベントに提供できるか心配しました。その後は急に暖かくなり急速に成長し、会員全員に提供してもらうことができました。今年は風雪に耐えて例年以上に甘くて美味しい。『のらぼう菜』を食べたことの無い国内外からの参加者に味わってもらう機会が増えました」と喜びました。
(写真:「のらぼう菜」をゴールした参加者に手渡す大会スタッフ)


<新採用職員が農業体験研修・新入職員研修に奮闘>
 4月3、4、6日の3日間、2018年度新採用職員ら5人を対象に、JA組合員で都指導農業士2人の協力で、農業体験研修を実施しました。
  研修は農業生産者と触れ合い、農作業を通して組合員の農業・農家経営に対する考え方を体得することが目的で、自己改革の一環として始まりました。職員教育とともに、農業や組合員に向き合い農業に対する意識を高め、地域農業を担う組合員を知ることで地域農業の振興も図ります。新採用職員は生産者の思いを理解して、生産者が栽培した安全・安心な地場産農産物の良さを知り、地産地消が地域経済の活性化につながるというJA直売所で地場産農産物を販売することの重要性を学びました。
 日の出町大久野地区の馬場敏明さん(61)、あきる野市草花地区の笹本輝明さん(62)から熱心な指導とアドバイスを受け、農業生産の基本と重要性を学びました。
 馬場さんの圃場(ほじょう)では、3人の新採用職員が野菜苗のポット上げや約2000株のサニーレタスやロメインレタスなどの苗を定植。笹本さんの圃場では2人が約3000本のトウモロコシの播種(はしゅ)やカボチャ苗を定植して慣れない作業に汗を流しました。
  JAの井竹博総務部長は「農業未経験の新採用職員も実際に農作業を体験することで食を支える農業の大切さや役割、農業に対する認識と理解を深めたと思います。農作業を通じて組合員と直に触れ合うことで生の声を聴く良い機会となり、JA職員になるという意識を持てたのではないかと思います」と話しました。  
 作業を体験した新入職員の鈴木紋さんは「一日で全身筋肉痛になりました。農作業は難しいと感じる点もありましたが、実際の作業を通して農家の活動・農業の大変さの一端を知ることができ有意義な研修でした」と話しました。
 馬場さんは、「自然を相手に行う農業のさまざまな仕事の内容を理解して、組合員の気持ちのわかる職員になり自己管理をしっかり行い業務に励んでほしいです」と期待を寄せました。
  笹本さんは「通常業務では土に触れることがないと思います。野菜のことを忘れないでほしいです」と話しました。
(写真:馬場さんから指導を受ける新入職員)


平成29年度のニュース

<施設栽培暖房燃油経費を助成・燃油高騰と厳冬のWパンチ>
 JAは独自の寒冬対策の支援として、農作物の施設管理の経費の一部を助成することにしました。施設栽培用暖房機の燃料購入費の助成に乗り出し、施設栽培農家の負担軽減を通じた経営の安定を図り、農家所得の向上につなげるのが狙いで、農産物の安定供給を確保する必要から助成を決定しました。燃油への経費支援は初の試みです。
 助成対象経費は組合員の施設栽培農業者が2017年11月から18年3月までに、JAあきがわエネルギー㈱や経済センターを通して購入した施設栽培用加温燃油費。 助成金額は、燃油1リットル当たり10円。支援は3月31日まで受け付けます。JAは「施設栽培をしている組合員は、JAに相談してほしい」と利用や相談を呼び掛けています。28日までに、約7万8000リットル、13戸に対して助成しました。
  管内では多くの生産者が施設栽培を導入しています。加温によるトマト、花き、果菜苗などを栽培し、次年度の栽培準備と端境期解消に向け取り組んでいます。
 暖房需要が増える冬場に灯油や重油などの燃油代上昇の影響は大きいです。施設栽培は原油高騰の影響で、生産コストが上昇し厳しい営農を余儀なくされます。JAも野菜や果実などのハウス栽培の燃料などに使う農業用燃油を安い価格で安定的に供給する努力をしてきましたが、管内の灯油価格は前年同月より1割以上高く、A重油も同様の値上がりが続いています。
 今季は異常気象の原因となるラニーニャ現象が発生した影響で、管内でも昨年末から厳しい冷え込みが続き、大雪にも見舞われました。生産者は施設の加温・保温対応に追われ、栽培施設の燃料使用量が例年に比べ増大。他の営農経費も削れないため、夜間温度を一定に保つ施設栽培を行う生産者の安定的かつ継続的な経営を圧迫しています。
 日の出町平井地区でトマトを栽培する松本哲男さん(63)は「今シーズンは冷え込みが早く前シーズンより約2週間前倒しとなる昨年12月上旬ごろから加温を始めました。燃油価格の上昇と長期の加温はかなりの負担になりますが、品質を保つためには燃料を使わざるを得ません。JAに助成をしてもらえて助かりました」と胸をなで下ろしました。
 JA指導経済部の田中利明部長は「管内における農業振興と施設栽培農家の経営の持続的安定を図るためには、今回の様な助成が必要です。これからもさまざまな支援事業を展開していくので利用してほしいです」と訴えました。


<小中野のらぼうまつり>
 小中野のらぼうまつり実行委員会は25日、東京都あきる野市の子生(こやす)神社で「小中野のらぼうまつり」を開きました。JAあきがわ五日市ファーマーズセンターのらぼう部会が、地元の生産者と共に江戸東京野菜で五日市地区特産ののらぼう菜を提供しました。
  まつりは、特産野菜として多くの人に親しまれているのらぼう菜を守り、広めていくことが目的。朝取りで新鮮な約500袋ののらぼう菜が並び、本場ののらぼう菜を求めて多くの家族連れで賑わいました。
 先着50人にのらぼう菜を進呈、温かいのらぼう菜入り味噌汁を無料配布しました。のらぼう菜が入った焼きそばやのらぼう菜」大福、手作り品の販売、地元のおはやしなどが祭りを盛り上げました。訪れた来場客は「毎年まつりを楽しみにしています。のらぼう菜を食べると春を感じます」と話しました。
 のらぼう菜は春が旬のアブラナ科の野菜で、甘い茎とほろ苦い葉が特徴。収穫期は2月~4月で、出荷のピークは4月上旬。この季節にはJAの直売所などにずらりと並びます。江戸時代後期の1767年、関東郡代伊奈忠宥が地元の名主に命じてのらぼう菜の種子を現在のあきる野市五日市地区を含む江戸近郊の村々に配布し、栽培させたという古文書が残っています。のらぼう菜の普及によって、天明及び天保の大飢饉の際、人々を飢餓から救ったと伝わっています。この事績を記念して1977年にのらぼう菜が救荒作物となったことが記された「野良坊菜之碑」が子生神社に建立され、毎年3月の最終日曜日に小中野のらぼうまつりが行われています。
 同実行委員会実行委員長の乙訓孝男さん(74)は「まつりが元気なのは地域が元気な印。これからも地域で助け合いながらのらぼう菜を後世に伝えていきたいです」と語りました。
 4月8日(日)にJAあきがわ五日市ファーマーズセンターあいなでは、「のらぼう祭り」を開きます。


<春商材促成キュウリ初収穫・着果良好>
 日の出町のJAあきがわ直売所運営委員会副会長で東京都指導農業士の馬場敏明さん(61)は3月10日、春商材としてハウスで促成栽培したキュウリの収穫を始めました。
 馬場さんは、キュウリを栽培して約40年。JAの日の出町ふれあい農産物直売所や秋川ファーマーズセンターに出荷するキュウリは、「馬場さんのキュウリ」として人気が高いです。 馬場さんは管内有数の野菜農家で、2連棟が5棟と単棟4棟のハウスではキュウリやトマトなどを栽培し、野菜の苗も育てています。
  1月17日にセルトレーからポリポットに植え付けて育苗し、同月30日に2連棟ハウス2棟(6.6アール)に720株のキュウリ「モア(ときわ交配)」を定植しました。支柱たてや整枝・摘芯、病害虫防除などの育成管理をしてきました。
 ハウス内の温度や湿度などの管理を徹底し、苗の活着を促して早く成長させるため、夜間の温度は約15度に設定。1苗からの収量を約100本とし、約8、000キログラムの収穫を目指しています。生育は順調で着果数も良好。4月に出荷のピークを迎え、6月ごろまで収穫に追われます。
 馬場さんは「寒さの影響で育苗に遅れはありましたが、樹勢は良好です。一年を通して良質なおいしいキュウリを安定供給し、地産地消に努めたいです」と抱負を語りました。


<空白行政区の学校給食に五日市特産「のらぼう菜」提供>
 あきる野市五日市地区「のらぼう菜」生産者で組織するJAあきがわ五日市ファーマーズセンターのらぼう部会は15日、中野区の上鷺宮小学校とみなみの小学校の給食に、特産で江戸東京野菜の「のらぼう菜」10.6キログラムを提供しました。農地やJAがなかったり、少なかったりする東京都心部の空白行政区に、学校給食の食材を都内全JAから提供しようという取り組みです。JA東京中央会が2017年度から始めた都内産農産物を提供するプロジェクトの一環。
 小・中学校の給食に農産物を提供することで、新鮮で安全・安心な都内産農産物をPRし、JA組合員の生産振興と農業所得の向上につなげます。
 同部会はJA管内の学校給食や地域の各種イベント等にも「のらぼう菜」を提供し、地域農業の重要性・必要性をPRしています。
 提供を受けた中野区立みなみの小学校の平野直美栄養士は16日、具だくさんのすいとんに五日市特産「のらぼう菜」が入ったあきる野市名産「だんべぇ汁」と「八丈ムロアジのピザ焼」「東京湾海苔(のり)いっぱいサラダ」「ご飯」などを「食育の日・東京給食」の献立にしました。だんべぇ汁を食べた児童は「おいしい、のらぼう菜が甘い」と話し好評でした。
 平野栄養士は児童に「のらぼう菜は東京のあきる野市の野菜で、昔、食べる物がなく飢えそうになった時に人々を救いました」と新鮮なのらぼう菜を見せながら話しました。
 同部会の乙戸博会長(68)は「今年は冷え込みの影響で生育が遅れていたので、初取りのらぼう菜の提供になりました。のらぼう菜を知らない子供たちにおいしさを知ってもらい、食農教育につなげてほしいです。安全・安心でおいしい野菜を学校給食に提供し続けられるよう栽培に尽力してゆきたいです」と思いを込めました。
 「のらぼう菜」は、アブラナ科の野菜で、トウ立ち(20~25センチメートルに伸びた主茎)を折り、順次伸びた脇芽(花茎・側枝)を収穫します。柔らかい花茎(茎の部分)は、アスパラガスのような食感で、他の菜花類のような苦味やクセが無く、ほのかな甘味があるのが特徴。シンプルな味付けの料理に最適で和洋中、スイーツなど、どのような料理にでも応用できます。春先の露地野菜の流通の少ない頃に、食卓を彩る春の味として地元では人気です。栄養面にも優れ、ビタミン、葉酸、食物繊維が豊富。
 「のらぼう菜」は管内のファーマーズセンターや直売所などにもずらりと並び、ゴールデンウィーク頃まで出荷は続く見込みです。


<女性部多西支部のらぼう菜料理教室を開催>
 JAあきがわ女性部多西支部は3月15日、多西支店で部員を対象に「のうぼう菜」料理教室を開きました。部員同士の交流・調理技術の向上と、あきる野市五日市地区特産「のらぼう菜」の普及が目的。
 JAが昨年、レシピ多様化を目的に初めて開催した「のらぼう菜レシピコンテスト」で最優秀賞を受賞した西元枝支部長が講師を務め、受賞レシピ「のらぼう菜のパリパリ焼き春巻」を部員と共に調理しました。春巻きのパリパリとした食感が特徴で、たっぷりの「のらぼう菜」、ハム、チーズの風味が絶品でおかずにもおつまみにも合うレシピ。
 使用した「のらぼう菜」は西支部長の夫・勇太郎さんが料理教室の開催に合わせて栽培したもので、参加者はカセットコンロを始めとする調理器具や箸・皿などを持ち寄り、手際よく調理を行いました。「こんな食べ方があるとはビックリ」「とてもおいしい」と参加者に好評でした。
  西支部長は「ヘルシーで塩分控え目なレシピなので家庭でぜひ作って、『のらぼう菜』をどんどん食べてもらいたいです」と話しました。
 「のらぼう菜」は春が旬のアブラナ科の野菜で、収穫期は2月~4月。出荷のピークは4月上旬でこの季節にはJAの直売所などにずらりと並び「くせがなく甘みがあっておいしい」と大変人気で、おひたしや和え物などのシンプルな味付けの料理が最適な食べ方として親しまれてきました。
「のらぼう菜レシピコンテスト」に応募のあったレシピをまとめた『おいしく手軽にのらぼう菜料理レシピ』本を出版し、JA公式ウェブサイトでも公開、「のらぼう菜のパリパリ焼き春巻き」のレシピを見ることができます。

のらぼう菜についてはこちら
おいしく手軽にのらぼう菜料理レシピ(PDF)


<女性部が小学校で児童に食農教育・江戸東京野菜「のらぼう菜」おひたしとおやき作り>
 JAあきがわ女性部増戸支部は3月7日、あきる野市立増戸小学校3年生の総合的な学習授業で「のらぼう菜」のおひたし・おやき作りを指導しました。昨年10月に食農教育の一環として部員の指導のもと、児童らが植え付けた「のらぼう菜」を使用しました。
  橋本敦美支部長の「10月にみんなで『のらぼう菜』を植えたの覚えてる?」という問いかけに、児童らは「覚えてる!」と明るい声で答えました。授業中は終始和気あいあいとした雰囲気でした。
  部員らは児童たちと一緒に「のらぼう菜」を茹で、包丁を使うのに不慣れな児童らは恐る恐る慎重な手つきで食べやすい大きさに切りわけ、おひたしを作りました。野菜が苦手な児童も、「甘くて美味しい!」と喜んで食べていました。
 おやき作りは、部員らが茹でた「のらぼう菜」をミキサーにかけ、小麦粉と合わせた生地を事前準備しました。児童らが生地を平らにして餡子を包み、ホットプレートで焼きました。「焼きたてで美味しい」と、給食前にもかかわらずおかわりしたがる児童もいました。
  橋本支部長は「児童たちが自分で植えた『のらぼう菜』を調理して楽しく食べる姿を見て、食農教育の大切さを改めて実感しました。今後もこの活動を続けていきたいです」と話しました。
 江戸東京野菜にも登録されている「のらぼう菜」は、江戸時代より五日市地区で栽培が続く伝統野菜で古文書も残っており、同市小中野にある子生(こやす)神社に建立された「野良坊菜之碑」には、江戸時代の飢饉で救荒作物となったことが記されています。


<かあちゃん研修・直売所女性会員が先進的な取り組み視察>
 JAあきがわ直売所運営委員会は2月27日、「かあちゃん研修会」を行いました。参加者は女性会員や会員の妻。2003年度から毎年開催しており、今年度は33人が参加しました。
 昨年度までは視察先をJA職員が決めていましたが、今年度はJAの3直売所からそれぞれ2人、計6人の研修会実行委員を募り、会議を重ねて視察先を検討しました。先進的な取り組みをしている道の駅を視察したいとの意見から、群馬県の道の駅玉村宿とJA埼玉ひびきのあぐりぱーく上里を訪れました。直売所内のレイアウト、表示の方法や、荷姿等について学びました。参加者は「レイアウトが良く、参考になる」「価格設定に驚いた」とメモを取りながら熱心に見学しました。沼田市の原田農園ではスタッフにイチゴの栽培管理や栄養価の話を聞きながら、イチゴ狩りを楽しみました。
 JA理事で同委員の森律子さん(66)は、「若い参加者が多く、普段直売所に出荷には来ない人と交流ができました。研修会をきっかけに、今後は意見交換も行いたいです」と話しました。


<GAP研修会と土壌診断講習会開催>
 JAあきがわは3月6日、環境や労働安全に配慮して農産物を生産していくことで経営改善を期待し、「GAP講習会・土壌診断講習会」を開きました。東京都西多摩農業改良普及センター山岸明主任普及指導員が講師を務め、直売所会員の生産者20人が参加しました。東京2020オリンピック・パラリンピック開催に向け、「東京版GAP」の紹介、化学肥料に頼らず自然の力を利用した土づくりの実施について講演しました。
 同普及センターの吉村聡志所長は、GAP認証により得られる3つのメリット、「食品の安全」「環境の保全」「農作業の安全」がこれからの東京農業に求められる改善活動であると伝えました。参加人数は前回よりも増え、GAPへの関心や取得メリットの周知が伺えました。生産者の野口 雅範さん(33)は「農業は他の職業と比べ、労働環境が軽視されています。GAP認証を取得し、事故のない安全な環境づくりに努めたいです」と話しました。


<春の便り江戸東京野菜「のらぼう菜」の収穫取材を受ける>
 JAあきがわ五日市ファーマーズセンター「のらぼう部会」は3月6日、ケーブルテレビ局J:COMの取材を受けました。同部会長・乙戸博さん(68)の圃場(ほじょう)で、「のらぼう菜」を同部会役員が収穫しました。
  同局は、あきる野市五日市地区特産で春の便りの「のらぼう菜」の初収穫風景を撮影。昨年末から続く冷え込みと大雪の影響で生育が遅れていましたが、気温が上向き、順調に伸び始めています。
 乙戸会長は「例年より約2週間遅い初収穫です。寒かった分、甘くておいしいです。五日市特産ののらぼう菜を多くの方に味わってほしいです」と語りました。部会員はJAの直売所に出荷を始め、連日作業に汗を流しています。
 春が旬のアブラナ科の野菜で、収穫期は2月~4月。出荷のピークを迎える4月上旬には、JAの直売所などにずらりと並びます。「くせがなく甘みがあっておいしい」と大変人気です。
 江戸東京野菜にも登録されている「のらぼう菜」は、江戸時代より五日市地区で栽培が続く伝統野菜で古文書も残っており、同市小中野にある子生(こやす)神社に建立された「野良坊菜之碑」には、江戸時代の飢饉で救荒作物となったことが記されています。
 3月25日(日)には、子生神社で「小中野のらぼうまつり」が開催予定。毎年、境内に「のらぼう菜」の市が立ち、発祥地の本物の味をもとめて多くの参詣客で賑わいます。
 4月8日(日)には、JAの五日市ファーマーズセンターあいなで「のらぼう祭り」を開き、約1000袋の「のらぼう菜」を販売する予定です。


<「獣害防止対策講演会・現地検討会」開催・集落ぐるみで獣害対策>
 檜原村は3月6、7日の両日、獣害対策を行う村民を対象に「獣害防止対策講演会・現地検討会」を実施しました。防護柵の設置や集落全体での環境整備を行うことで、効果的な防除につなげることが目的。JA組合員や地域住民、自治体関係者ら約20人が集まりました。
 農研機構・西日本農業研究センターの鳥獣害対策技術グループ、江口祐輔グループ長が、猿やタヌキなどの中型獣、イノシシや鹿などの大型獣の被害対策について講演し、現地研修をしました。
  野生動物を対象とした、被害防止対策の考え方と具体的な方法について講演。餌となるものを放置しないことや、すみかや繁殖場所をつくらないこと、効果的な柵の設置方法などを学んだ。
 同村上川乗地区のJA組合員、井上順一さん(76)と清水安男さん(68)の圃場(ほじょう)で電気柵設置の実地研修をしました。これまではイノシシや猿による被害があり、トタン柵と電気柵で対策をしていました。
 現地を確認し、電気柵をどのように設置すると効果を発揮するか、定期的な見回りで動物の侵入経路となるトタンや網の緩みなどを確認し、細かなチェックポイントも含めて丁寧に学びました。
 井上さんは「漏電しないよう雑草管理が一番大変です。獣害防止に努め、多種の野菜を栽培していきたいです」と話しました。


<営農部会施設栽培農家を視察>
 JAあきがわ営農部会は2月26日、神奈川県平塚市のJA湘南施設野菜部会部会員のキュウリとトマト施設栽培圃(ほ)場に視察研修を行い、10人が参加しました。昨年8月に簡易雨除けハウス栽培の圃場を視察した際に、部員から「キュウリの施設栽培も勉強したい」との要望があり企画。先進的な取り組みの圃場を見学して経営概要と栽培技術について学びました。
 JA湘南施設野菜部会は神奈川県平塚市・大磯町・二宮町の施設キュウリ・トマト生産者で組織され、主に半促成と抑制栽培を行っています。冬植えのキュウリ「極光607」とトマト「りんか409」の施設栽培圃場をそれぞれ視察。両施設とも半促成栽培で、春から初夏の出荷に向けた温度・水・肥料管理や植え付け時の消毒方法、育成期の剪定方法などについて農家から直接説明を受けました。部員は日頃感じていた疑問なども含め積極的に質問しました。
  同部会野島崇部長(45)は「市場を相手にしている農家の市場相場・品質に対するこだわりを感じました。就農したばかりの農家は貴重な体験になったと思います。今後は春にナスの育成管理について視察研修を行いたいです」と意欲を語りました。


<ミニデイサービス「ほほえみの集い」>
 女性部東秋留支部は2月20日、雨間クラブで同地区近隣住民の皆さまを対象にミニデイサービス「ほほえみの集い」を開き参加者と楽しく1日を過ごしました。
 あきる野市地域包括支援センター・高齢者はつらつセンター保健師の並木 美和さんが「健康の話」を講演。加齢とともに食べる量が低下すると体重減少・筋力の衰えが顕著に表れるため、水分補給をこまめに行い、大豆や緑黄色野菜などの不足している食材を1日7品目以上食べることを目標にするよう促しました。
 午後はマジックやゲーム、歌、琴の演奏、部員による花笠踊り、じゃんけん大会などで盛り上がりました。
 参加者は「高齢になると外出が億劫になるので、近所の方と交流ができてよかったです。今後も楽しみにしています」と話しました。東秋留支店の髙木守支店長は「地域のコミュニティが少なくなっている中、イベントを行う事によって年齢の壁を越えて地域を盛り上げていければ」と語りました。


<ジャガイモ病害対策で講習>
 JAあきがわは2月21日、檜原村と共催で「ジャガイモ等栽培講習会」を同村役場で開きました。東京都西多摩改良普及センターの山岸明主任普及指導員が講師を務め、「ジャガイモの病害虫と生理障害・対策」と題して講義し、組合員と住民44人が講習会に参加しました。
 特産ジャガイモの本格作業に精を出す季節を前に、JAと行政が連携して地域農業者の所得増大と生産量拡大に貢献することが目的で、昨年に続き2回目。
 主な病害の対策として土壌処理や種芋の消毒法などの防除法や治療法、生理障害の発生原因や防止法について学びました。参加者からは、農薬の種類や散布回数、種芋の殺菌方法など細部にわたり多くの質問がでました。
  JA営農生活課の清水聡課長は、昨年の栽培講習会を受けて同村の5地域で行った現地実証展示圃(ほ)の試験結果を報告しました。「各種資材は病害虫防除の効果があり、食味も高評価を得ました。JAと行政が連携し、桧原ジャガイモの量産化や地域農業の活性化などの課題解決に向けた取組を広げていきます」と意欲を語りました。
 組合員の市川徳寿さん(81)は「基本的なことを聞けて良かったです。異なる製品名の農薬でも、同じ主成分の物は、散布回数を注意しなければいけないと学びました。農薬の取扱説明書に書かれている希釈方法が、説明を聞いて具体的になりました。次は他の野菜についても講習会を開いてほしいです」と感想を述べました。


<日の出経済センターぐりむで農機具無料点検を初開催>
 JAあきがわは2月14日、15日にJAの日の出経済センターぐりむで農機具の無料点検を初めて行いました。自己改革「農業者の所得増大」に向けた取り組みの一環で、組合員が所有している農機具等の点検を行うことで事故を未然に防ぎ、さらなる農業振興を図ることが目的です。
 JAでは昨年度より営農支援事業を始め、あきる野市内の営農支援センターで無料点検を約2か月間春と冬に2回実施し、300台以上を点検しました。今年度は「遠いセンターまで農機具を持って行くのは大変」との組合員の要望をきっかけに、昨年10月に檜原村で、今回は日の出町で初実施しました。
 2日間で30名余りの組合員が耕運機やトラクター、ユンボなどの機械を持参し、営農支援係職員が計80台の農機具を点検し、オイル交換を無料で行いました。同町は畑もあれば山もあり、様々な用途の農機具が持ち込まれ盛況でした。
 点検に訪れた日の出町農業振興委員会会長の松本哲男さん(63)は「この機会に点検やオイル交換をしてもらえて助かりました。また利用したいです」と笑顔で話しました。次年度は五日市地区で出張無料点検を予定しています。


<屋城小学校餅つき>
 2月6日、あきる野市立屋城小学校は4・5年生の授業「総合的な学習の時間」で餅つき会を開き、JAあきがわは次世代を担う地域の児童への食農教育推進の一環で参加しました。
 同校は毎年、農業への理解を深めることを目的として水稲栽培の体験授業を行っており、苗作りから田植え、稲刈り、食べるまでの一連の作業を体験することで学びます。1年間かけて育てたもち米で餅つきを行い、指導したJA理事の山本典宏さん(64)、食農教育にかかわるボランティア、地域の駐在所勤務の警察官、JA職員が参加しました。
 収穫したもち米を昔ながらに羽釜の上で蒸し、蒸しあがったもち米をせいろから臼に移しました。児童たちは慣れない重い杵を振り上げ、力強く餅をつきました。中には杵を臼に打ち付けてしまう児童もいましたが、それぞれ声を掛け合いながら楽しんでつきました。つきあがった餅を一口大の大きさにして、あんこ、きな粉、磯部と児童は各々の好みの食べ方でとてもおいしそうに食べました。栽培から携わった児童たちは「いつもよりおいしいお餅だった」と口をそろえて話しました。
  多西支店の小林正司支店長は「一年間行った稲作体験教育の応援活動を通じて、児童たちに農業の大切さを伝える一助になれば幸いです。今後もこのような活動を継続していきたいです」と話しました。


<秋川渓谷ひなめぐり・地域活性化にJA協力>
 JAあきがわ五日市支店は、あきる野市五日市地区の商店街を中心にひな人形を飾る「秋川渓谷雛(ひな)めぐり」に参加しています。一階ATMコーナーにつるしびなをJA職員が飾り付け、展示中です。このつるしびなは組合員の南澤トシさんと浦野洋子さん姉妹が作成したもので、可愛らしく華やかなつるしびながJAを訪れる利用客を迎えています。
 同イベントは五日市活性化戦略委員会が地域のにぎわいを創出し五日市地区の活性化を図ることを目的に開催し、今回で二回目です。期間は3月11日(日)まで。
 JR武蔵五日市駅前から小中野付近までの檜原街道沿いを中心とした商店、あきる野市役所五日市出張所、五日市郷土館など約40店舗でひな人形やつるしびなを展示。開催期間中は参加店を巡り抽選で景品が当たるスタンプラリーを実施するほか、毎週末は箏の演奏を行います。
 つるしびなの始まりは江戸時代といわれています。当時特別裕福ではない一般の家庭では、ひな人形はとても高価で手に入らないものでした。生まれてきた子供の幸せを願い、みんなで少しずつ小さな人形をつくり持ち寄って「つるしびな」が作られ始めました。細工物として作られる対象はさまざまで、「衣食住に困らないように」との願いを込めてそれぞれに異なる意味や云われがあります。フクロウは福が来るように、草履は足が丈夫になるように等、JAのATMコーナーではつるしびなと一緒に説明も掲示しています。
 同支店の市川和夫副支店長は「南澤さんと浦野さんがコツコツ制作したつるしびなは来店客に好評です。ぜひ自分の思いにあった人形を探しに足を運んでください」と話しました。


<早春の食材フキのとう初出荷・花芽出すフキのとう>
 東京都日の出町平井地区で野菜を生産するJAあきがわ組合員の萩原昌司さん(87)は、春を告げる山菜フキのとうを初出荷しました。妻のキヨ子さんとパック詰め作業に精を出しています。
 今年は天候不順や大雪で生育状況が心配されましたが、雪解けとともに萩原さんの圃場(ほじょう)ではフキのとうが一斉に花芽を吹き出しました。続いている厳しい冷え込みの影響で芽吹いたフキのとうが霜げるなど、昨年より10日程遅い初出荷となりましたが、萌黄色の早春の味覚が日の出町ふれあい農産物直売所に並びました。
 萩原さんは、10年以上前にフキ「愛知早生」を株分けで増やし、栽培に取り組むようになりました。フキのとうはフキのつぼみの部分で、つぼみが閉じて締まりがあり、周りの葉で花芽が見え始めるまでのものを収穫。独特な芳香と、苦味を楽しむ早春の食材として、てんぷらや酢の物等、料理に広く利用されています。収穫期は2月~3月。花が咲いた後には地下茎から伸び出る葉柄の部分(フキ)も、春の季節を表現する山菜として人気です。萩原さんはフキも昨年約450袋出荷し、今年も5月頃から出荷予定です。
 萩原さんは「旬が短いフキのとう。買ったその日に調理して、春を感じさせてくれるフキのとうならではの香りと苦みを楽しんでほしいです」と笑顔で話します。


<「のらぼう菜」特産地同士の意見交換・のらぼう菜圃場見学>
 あきる野市五日市地区ののらぼう菜生産者で組織するJAあきがわ五日市ファーマーズセンター五日市のらぼう部会役員と、同市役所農林課、JA営農生活課職員は1月26日、のらぼう菜の収穫期を前に、埼玉県比企郡滑川町で研修をしました。JA埼玉中央滑川支店で比企のらぼう菜部会と意見交換し、圃場(畑)を視察しました。
 のらぼう菜生産における取り組みを視察して生産者の意識啓発を図るため、生産概要や各種取組について学びました。のらぼう菜の出荷システムや安定供給対策、販路拡大なども学びました。
 比企のらぼう菜部会では、生産者全員が「埼玉県特別栽培認証」を取得し、自分たちの栽培する「のらぼう菜」を「比企のらぼう菜」と名付けブランド化に力を入れています。直売所や地元大型店などで試食販売を開くなど、知名度向上に取組みました。現在では、増大する需要に供給が追い付かない状況で、新たな生産者の掘り起しにより供給量の増大に対応していますが、今後の高齢化による生産者の減少が懸念されるため、新規就農者や定年帰農者の確保と併せて個々の生産者の作付拡大のための体制整備を支援し、生産力の維持・拡大を図っています。
 視察したのらぼう菜の圃場は、稲作農家の秋の繁忙期とのらぼう菜の定植時期が重なるため省力化を図り種を直播した試験区と、昨年9月に苗を定植した対照区。圃場は22日の大雪直後で積雪に覆われていましたが、両区とも苗は大きな株に育っており、天候回復とともに萎れは回復する見込みです。とう立ちを折って、順次伸びた側枝の収穫開始は2月末を期待しています。作付時期を遅くずらすことで晩春まで収穫・供給できるよう新しい取組みにも着手していました。
 五日市のらぼう部会会長の乙戸博さん(68)は「両地域ともに中山間地にあるため耕地面積が狭く、同様に厳しい栽培条件です。江戸東京野菜としてのらぼう菜の知名度もあがり、多くの需要があります。長期間の安定供給を図るため作付を変えるなど、参考になるところがたくさんあり、今後も情報交換し協力してのらぼう菜の生産向上につなげていきたいです」と意欲を語りました。


<スイートコーン部会視察研修>
 1月24日、JAあきがわ経済センターマイム「スイートコーン部会」は、千葉県にある種苗会社「みかど協和㈱」を視察研修し、18名が参加しました。  
 同種苗会社の推奨品種である「サニーショコラ」について説明を受け、部会員はメモを取りながら熱心に話を聞き、食味や作型について質問。興味を持った部会員は、現在栽培している品種に加えて、新たに栽培するか検討しました。
 あきる野市の秋留台地にある同センター前を通る五日市街道は「トウモロコシ街道」として有名。夏になると街道沿いは一面のトウモロコシ畑が広がります。同部会はJA管内秋川地区のトウモロコシ生産者が品質向上とブランド力をあげるため組織し、活動しています。田中雄二部長(64)は「今後も積極的に視察研修を行い、部会員の知識向上に努め、大きく育てた甘くて美味しい秋川特産のトウモロコシを多くの人に味わってほしいです」と話しました。
 2月20日には総会を開き、出荷規格と品質向上の徹底について確認し合う予定です。同市学校給食への提供や、例年7月に行う秋川ファーマーズセンター「とうもろこしまつり」を始めとする夏のイベントへの提供などを今年も継続して行い、地域農業の重要性・必要性をPRしていきます。


<第23回あきる野市民綱引き競技大会開催>
 JAあきがわ青壮年部ソフトボールチーム「JAソフト」と、JA男性若手職員の有志チーム「JAあきがわ」は28日、「第23回あきる野市民綱引き競技大会」に参加しました。あきる野市教育委員会が秋川体育館で開催。小学生・中学生の部、町内会・自治会の部、一般の部に分かれて行うリーグ戦形式。JAの2チームは一般の部に参加、「JAソフト」は前年度初出場で優勝しており今年は連覇をかけて参加となりました。
 一般の部の綱引きは1チーム8人で行い、掛け声をかけながら縄を引くチームや集中して声を出さずにゆっくりと縄を引くチームなど戦い方は様々だが選手の表情は真剣そのもの。中でも「JAソフト」対「JAあきがわ」の試合は、会場中が注目し大きな盛り上がりを見せました。序盤「JAあきがわ」が少しリードする展開に、「JAソフト」が必死に耐え、応援にかけつけた職員は「JAソフト頑張れ!JAあきがわ頑張れ!」と両チームに声援を送りました。接戦の後、職員チームの「JAあきがわ」が勝利して準優勝。「JAソフト」は3位に入賞しました。
 試合に出た職員は「これからまた練習を積んで、来年は優勝を目指したいです」と意気込み、JA理事でもある青壮年部員の谷澤俊明さん(49)は「市の行事に参加することで市民、組合員、JA職員と交流ができ、JAをPRする良い機会となりました」と語りました。


<JAあきがわ女性部西秋留支部・西秋留まつり開催>
 JAあきがわ女性部西秋留支部は1月25日、あきる野ルピアホールで「JAあきがわ西秋留まつり」を行いました。今まで開催していた盆踊り大会に代わり、今年で4年目。部員82名と来賓客他25名、計107名が参加しました。
 部員は地区毎に分かれソーラン節やサザエさんのキャラクターに扮した踊りなど、日頃の練習の成果を披露し、JA本店の店長と若手男性職員がちょきんぎょの法被を着て「ダンシングヒーロー」を踊り会場を盛り上げました。JAオリジナル「ふるさと音頭」や「あきる野音頭」などを来賓客も参加して全員で踊り交流を深めました。役員が手作りした色とりどりのお手玉を参加者全員に配りました。
  参加した職員は「私たちも人前で踊ることで緊張感や達成感を感じることができました。部員の踊りの完成度の高さに感動し、あらためて女性部員の凄さを感じました」と話しました。


<日の出町若手農業者が種苗会社見本市を視察>
 1月24日、JAあきがわ直売所運営委員会日の出地区出荷部会と日の出町農業振興委員会は、東京流通センター展示ホールで開かれた「カネコ種苗見本市2018」を視察研修しました。
 今回で42回目を迎える同見本市は、カネコ種苗㈱の農業・園芸関係の新商品・新商材紹介と、国内有力メーカー182社による新商品展示が催されました。日の出町農業振興委員会会長の松本哲男さん(63)と、ここ数年で就農した30~40代の若手農業者3名の計4人が参加しました。
 日の出地区の農業者はトマトの周年栽培に力を入れており、カネコ種苗の推奨トマト品種「レッドオーレ」「プレミアムルビー」「プチぷよ」などの苗に注目しました。ニンジン、ダイコン、カブなど、試験栽培された野菜の生ジュースや煮物を試食し、今後会員が新たに作ってみたいトウモロコシなどの苗を確認。ハウス用資材や防虫ネットなどの資材について、日頃から感じていた疑問を直接メーカー社員に熱心に尋ねました。
 松本さんは「若手農業者が最新の種苗・資材情報を、普段なかなか聞くことができない業者から聞くことができ役立ちました。これからも今回のように少人数での視察を企画し、会員のニーズに応えていきたいです」と意欲を語りました。


<春彼岸の出荷に向けて促成キュウリ苗鉢上げ・ハウス栽培準備整う>
 JAあきがわ管内日の出町のJA直売所運営委員会副会長で東京都指導農業士の馬場敏明さん(60)は長男の貴之さん(32)と17日、3月中旬の春彼岸ごろの出荷に向けて促成キュウリ苗の鉢上げをしました。
 セルトレーで苗の本葉が1、2枚に育った苗を1本ずつ丁寧に10.5センチメートル(3.5号鉢)のポリポットに植え付けました。2連棟ハウス2棟(6.6アール)分、720株の苗はカボチャのブルームレス台木にキュウリ「モア(ときわ交配)」を接いだ断根挿し接木苗。
 鉢上げした苗を育苗ハウスで、本葉が2、3枚出るまでの10~14日間、定植日まで電気マット上で生育適温になるように温度を管理しながら育苗します。キュウリ育成ハウスの定植準備も整い、あとは苗の本葉の成長を待つのみです。定植後は収穫期が始まる3月中旬まで、支柱タテや整枝・摘芯、病害虫防除などの育成管理に追われます。 馬場さんがJAの日の出町ふれあい農産物直売所や秋川ファーマーズセンターに出荷するキュウリは、「馬場さんのキュウリ」として直売所の利用客から好評です。
 馬場さんは「キュウリを楽しみに待ってくれている直売所の利用客がいます。気象条件などの影響により毎回キュウリの生育は違いますが、一年を通しておいしいキュウリを安定供給していきたいです。いいものを作って、地産地消に努めたいです」と抱負を語りました。貴之さんは「生産者同士での情報共有は欠かせません。勉強をして、今年も良質なキュウリを多く出荷したいです」と話しました。
 馬場さんは、自身のキュウリハウスで地元園児に収穫体験を行い、食農教育にも協力しています。


<のらぼう菜の旬直前「のらぼう菜レシピ」本初出版!>
 JAあきがわは、「のらぼう菜」の普及向けに開催した「のらぼう菜レシピコンテスト」に応募のあったレシピをまとめた『おいしく手軽にのらぼう菜料理レシピ』本を初出版しました。
 江戸東京野菜にも登録されている地元特産野菜「のらぼう菜」の栽培の歴史や美味しさをもっと広く知ってもらうため、昨年4月に同JA五日市支店で「のらぼう菜レシピコンテスト」を初開催しました。のらぼう菜は、おひたしや和え物などのシンプルな味付けの料理が最適な食べ方として親しまれてきました。様々なレシピを考案してもらい、新しい食べ方を提供することで、毎日美味しく食べてもらおうと、のらぼう菜の旬の季節にコンテストを開催しました。
  本は、様々なレシピを提供することで、のらぼう菜をまだ食べたことがない人やお子さんからお年寄りまで、皆さんに喜んでもらえるレシピを見つけてもらい、食卓にのらぼう菜がのる機会を増やしてもらうことが目的。和食・洋食・中華・スイーツ、分野を問わず「のらぼう菜」の美味しさを生かしたレシピが満載です。オールカラーで写真とともに紹介しています。前菜・副菜、主菜、主食、スイーツなど分類別に掲載し、目的のレシピを見つけやすくしました。A5判、20ページで1万2000部作成し、JAの季刊誌「せせらぎ」新春号に挟み込み、全正組合員・准組合員に配布。JA直売所や金融店舗の来店客に手に取って見てもらえるよう、各店舗にも設置しました。
  レシピ本を読んだ組合員からは、「のらぼう菜は大好物だがいつもワンパターンになっていました。目からうろこのレシピが沢山掲載されていて、早くのらぼう菜が食べたくなりました。古文書のことも初めて知りました」と感想がよせられました。「のらぼう菜」は春が旬のアブラナ科の野菜で、収穫期は2月~4月。この季節にはJAあきがわ五日市ファーマーズセンターあいなをはじめ直売所などで、ずらりと並びます。

のらぼう菜についてはこちら
おいしく手軽にのらぼう菜料理レシピ(PDF)


<JAあきがわ青壮年部視察研修>
 1月11日から12日、JAあきがわ青壮年部は平成29年度視察研修会を行いました。毎年「あきる野市農業振興会後継者部」と合同で開催しており、今年度は15名の部員が参加。部員の希望で静岡県コマツテクノセンタと道の駅すばしり等を視察しました。
 コマツテクノセンタでは施設についてや大型重機の生産性・効率性を高める取り組み、事故低減、省エネ運転、GPSを利用した半自動化の取り組みについて話を聞いた後、大型重機を試乗。道の駅すばしりでは、価格設定や陳列方法を学びました。
 今回の視察先を計画した同部役員の横田弘文さん(49)は、「現代農業には、農業機械が必須。機械の用途の違いはあるが、今回の視察研修が機械を導入し、生産的、効率的な営農を行い、事故低減や省エネ運転について再認識するきっかけになれば」と話しました。


<都心部空白行政区の学給にあきる野市産旬の野菜を提供・生産者と消費者をつなぐ学給>
 JAあきがわは1月18日、農地やJAが無かったり、少なかったりする東京都心部の空白行政区の学校給食に東京都あきる野市産の野菜を提供しました。JA東京中央会が2017年度から始めた都内産農産物を提供するプロジェクトの一環。都心部の空白行政区に、学校給食の食材として都内すべてのJAから都内産農産物を提供しようという取り組みで始まりました。同市の生産者が、中野区、江東区、新宿区の小・中学校13校の給食に長ネギ70キログラム、サトイモ25キログラム、ハクサイ50キログラムを提供しました。
 プロジェクトは、小・中学校の給食に農産物を提供することで、新鮮で安全・安心な都内産農産物のPRとJA組合員の生産振興、農業所得の向上も図ることが目的。
  提供を受けた中野区立第三中学校の二重作友美栄養教諭は19日、多彩な食品を取り合わせ各栄養素をバランス良くとるためのキーワード「まごわやさしい」を給食に取り入れたメニューの豚汁に長ネギを使用。「ま」は豆、「ご」はゴマ、「わ」はワカメ、「や」は野菜、「さ」は魚、「し」はシイタケ、「い」はイモ。給食を食べた生徒は「ネギが甘くて、シャキシャキしている。豚汁の具材全部がおいしい」と好評でした。
 二重作栄養教諭は「給食で汁物を提供する際は、ネギのおいしさを伝えたいので、いつも仕上げの最後に入れているので、シャキシャキ感がある」と話し、「本校近辺には畑がないので、東京の畑で野菜が取れたという話にピンときていない生徒もいた。東京に畑があるということを生徒がイメージできるようにすることは、本校の食育における課題でもある」と指摘しました。
 長ネギを生産したJA青壮年部役員の工藤健一(44)さんは、秋川ファーマーズセンターで、外葉剥きやコンテナの長さに合わせて葉先端部をカットするなどの梱包作業をしました。工藤さんは「長ネギは深いところまで土寄せをして日に当たらないようにすることで白い食べる部分を多くしています。丹精込めて作った長ネギを味わってほしいです。JA管内だけでなく空白地区の学校給食への提供も継続して行っていきたいです」と思いを込めました。JA営農生活課の平野淳調査役は「さまざまな新鮮野菜を食べることで、野菜のおいしさを知ってもらいたい。届けた新鮮野菜を、食農教育に役立ててほしいです」と期待を込めました。JAは今後も地域農業の重要性・必要性をPRしていきます。


<降雪被害食い止める>
 JAあきがわ管内の各農家は、1月22日に関東甲信を襲った大雪の被害を最小限に抑えることができました。
 22日午前中から降り出した雪は深夜まで降り続き、JA管内では30センチメートルを超える積雪となりました。2014年2月の大雪ではハウスが倒壊するなどの甚大な被害を受けましたが、都や市町村の雪害対策や助成、部会員や関係各所の協力により再建し栽培を再開しました。
 大雪被害の教訓から、JAは管内農家に降雪に対する注意と対策を促し、各農家は事前準備を行いました。暖房器を設置した大型ハウスでは、可能な範囲で室温を高めるて屋根の雪を滑落させました。暖房器が設置されていない小型のパイプハウスでは、施設の気密性を高めることで室温を上昇させ、応急補強用の支柱や筋かい等を取り付けることで施設の倒壊を防ぎました。
 JA営農生活課の清水聡課長は「管内を巡回したがハウス等の倒壊被害はありませんでした。寒波が続くので露地畑の雪が解けるのには1週間ぐらいかかるでしょう。早くいつも通り直売所にたくさんの野菜が並んでほしいです」と語りました。
 トマト農家の井草新一さんは「雪が氷になる前に除雪を行っておかないと入れなくなる。雪空と晴天ではハウス内の温度が全く違う。今日は30度にもなる。ハウス内の湿度も上がっているのでこまめな管理が必要だ」と話しました。


<JA健康ふれあい館開催>
 当JA経済センターマイムは、2階特設会場で「JA健康ふれあい館」を1月15日よりはじめ2月16日まで平日開催予定です。
 JA健康ふれあい館は、血行改善に効果のある“交流磁気治療器”を組合員・地域住民に体感してもらえるよう「憩い・ふれあいの場」としてJAが無料で開放しています。オープン初日に治療器を体感した70名に、マイムで販売している「丸細うどん」1束をプレゼントしました。
  翌日も訪れた組合員は「ぐっすり眠れたような気がします。毎日通うつもりです」と話し好評で、久しぶりに知り合いと再会した体感者同士で話も弾み、組合員が集う場としての役割も果たしていました。
 治療器を製造販売する㈱ホーコーエンの髙橋裕之さんは「無理に購入を勧めたりすることは無いので、安心して家族や友人を誘って来場してもらいたいです」と話しました。

開催時間:第1部10:00~13:00・第2部14:30~18:00
休館日:土・日・祝日


<学校給食でハクサイ提供>
 東京都西多摩郡日の出町立の5校の小・中学校給食に地元産ハクサイが登場しました。地産地消による食育の一環で、町教育委員会は毎月、学校給食で「日の出町産」食材を利用する日を設け、町内の小・中学校で実施しています。献立表の町産食材を利用した料理には☀マークをつけて、探して味わって食べるよう勧めています。
 JA組合員で東京都指導農業士の松本哲男さん(63)は1月15日に同町学校給食センターに、「トマト入り野菜のスープ煮」の具材としてハクサイ70キロを納品しました。献立で利用するハクサイを12月は8回、1月は3回納品しました。給食を食べた児童や生徒から「おいしかった。また食べたい」と好評でした。
  松本さんが栽培する品種は、晩生種「晴黄75」と「晴黄90」の2品種。外葉が葉先までしっかり巻いていて白い部分につやがある物、ずっしりと重い物を選定。学校給食食材として、2016年度より提供を開始しました。小・中学校給食へ農産物を提供することで、新鮮で安全・安心な地場産農産物、地域農業の重要性・必要性のPRにもなっています。  
 旬のハクサイは、漬け物、鍋料理、煮物、炒め物、生でサラダでも甘みがあっておいしいです。ハクサイには骨を丈夫にしたり血液の凝固作用のあるビタミンK、さらには骨の健康に欠かせないカルシウムも多く含まれています。またカリウムが多く含まれているので高血圧など生活習慣病の予防にも効果が期待できます。
 松本さんは「旬の野菜の美味しさを知ってもらい食農教育につなげてほしいです。今後も、安全安心でおいしい野菜を学校給食に提供し続けられるよう栽培努力をしてゆきたいです」と思いを込めました。
  旬を迎えたハクサイは、管内のファーマーズセンターや直売所などにもずらりと並びます。


<直売所スタンプラリー当選者へ食材詰め合わせ発送>
 当JAは12月25日、「30周年記念直売所スタンプラリー」 の当選者30名に2,000円分の食材(新鮮野菜)詰め合わせを送りました。
 11月13日から12月17日の間、管内の直売所と経済センター4店舗を回りスタンプをすべて集めて応募してもらう企画。4センターに設置した応募箱に合計79枚の応募があり、参加者からは「新鮮な野菜に出会えて楽しかったです」「それぞれの直売所の特色が感じられました」などの感想が多数寄せられました。
  スタンプラリーを提案した当JA直売所運営委員会の谷澤俊明会長(49)は「参加者に各店舗の魅力を知ってもらうことができました」とスタンプラリーの成功を喜びました。
 スタンプラリーはJAあきがわ30周年の感謝を伝えるとともに、今年度管内の3直売所運営委員会を統合し、新直売所運営委員会を設立したことを契機に、各店舗の場所や特色、魅力を知ってもらうため初開催しました。


<ワンダフルな家族・養鶏農家浅野良仁さん>
 あきる野市の養鶏農家で「東京しゃも生産組合」組合長の浅野良仁さん(82)が飼っているのは雌のジャーマン・シェパード犬「チェリー」。養鶏場の番犬として活躍し、卵を出荷する際は軽トラックの助手席に乗って浅野さんと一緒に秋川ファーマーズセンターへ出向きます。
  チェリーは2年前に先代犬が亡くなり、1年半前に浅野さんの家族になりました。番犬として日々訓練を受け、作業中、ヒナがケージから逃げると優しく咥えて連れ帰ります。「2羽が別方向に逃げると、人間だったら1羽しか捕まえられません。チェリーはヒナの動きを逐一観察して、逃がすことがありません」と浅野さん。夜間は鶏を狙うハクビシン、キツネ、タヌキなどから鶏を守ります。気性は大人しくて人懐っこく、卵を買いに訪れるお客さまからも人気で、看板娘としての役割も果たしています。「チェリーは我が家のマスコットであると同時に、大事な従業員。先代犬は雛だけでなく成鶏も上手に咥えて連れて来ましたが、チェリーはまだ成鶏は無理のようです。今後どうやって訓練するかが課題です」と話す浅野さんは優しい目でチェリーを見ます。
 浅野さんは鶏舎10棟で採卵鶏5千羽、「東京しゃも」5千羽を飼育。1964年(昭和39年)、尊敬する農学博士から良い卵は一に環境、二に餌、三に管理と指導を受け、あきる野市菅生へ移転。代替飼料や合成アミノ酸などの添加物は使用しないこだわりの自家配合飼料で、50年間変わらぬ味と品質を守っています。工業的な農業が中心となった現代、「人の目で管理し、人の手でたまごを採り、人のまごころで育てる」をモットーに、新鮮な卵を大切に扱い、主に秋川ファーマーズセンターに出荷。都内・地方にもファンが多く、宅配も行っています。


<新年お茶点て>
 当JA本店は2018年1月4日、金融店舗内で来店者に新年最初のお茶を振る舞いました。地域活性化を目指す「地域コミュニティ事業」の一環として始まったこのお茶点ては、今年で2回目。
 午前10時から午後3時までの間、同JA職員がお点前を披露。本店職員はJAバンクオリジナルの揃いの赤い法被を着て、来店者約70人をもてなしました。
  正月の音楽が流れる中お茶を楽しんだ来店者からは「とても美味しかったです。来年も是非やってほしいです」と好評でした。
 お茶点てをした経済センター「マイム」勤務の橋本延子は「地域の皆さんにお正月気分を味わってもらいたい一心。喜んでもらえて良かったです」と話しました。


<五日市ファーマーズセンターあいな種馬鈴薯配布>
 五日市ファーマーズセンターあいなは12月4日に戸倉地区、5日に五日市地区、7・8日に桧原地区の計61支部へ来年度の春植えに向けた種馬鈴薯を配布しました。
  同センター管内は山間部が大部分を占め、店舗への引き取りは組合員の負担になるため、夏野菜の苗と冬の種馬鈴薯の配布を行っています。種を受け取った各支部長は、予約した支部の組合員に個別配布します。
 種馬鈴薯の種類は男爵、メークイン、キタアカリ、ベニアカリ、とうや、ホッカイコガネの6種類。総数量約5000キロを組合員計約400人が予約しました。
  桧原地区下元郷支部支部長の野村忠夫さん(76)は「今年も良い種馬鈴薯で良かったです。農協の種芋は収量が期待できるので、今から楽しみです」と喜んでいました。


<素材にこだわり安全・安心な加工品を提供>
 あきる野市「のかのこ農園」浦野春枝さん(63)は2013年に農産加工を開始しました。地場産卵を使った軽い口どけのシフォンケーキを主に、地元伝承のおやき、自家産上新粉・ヨモギの草の花もち、まゆ玉、自家産トマト・ブルーベリーを使用したジャム類など、素材を活かした加工品を秋川ファーマーズセンターと地元観光施設「瀬音の湯」で販売しています。「直売することで、生産者と消費者のお互いの顔が見えます。昔から作られている加工品を大切に、消費者へ提供し続けます」と春枝さん。


<新年準備、檜原村役場正面玄関に門松の寄付>
 12月27日、当JA桧原支店の入口である檜原村役場正面玄関に、新年を迎える準備として今年も立派な門松を飾りました。
  門松は、JA理事の鈴木留次郎さん(71)の口添えで、組合員の同村上川乗地区支部長、井上順一さん(76)が全て近隣で調達した材料を使い手作りで制作し、今年で3年連続の寄付となりました。
 訪れる来店客も、足を止めて眺めたり、また写真を撮ったりと評判は上々。
 桧原支店の清水茂樹支店長は、「立派な門松が飾られ、歳神様とともに大勢の皆様にもご来店いただけたら嬉しいです」と語りました。


<年末大売り出しでお飾り販売>
 JAあきがわ経済センターマイムは12月25日から、五日市経済センターあいなは28日から、日の出町ふれあい農産物直売所と日の出経済センターぐりむは29日から、それぞれ30日まで年末大売出しを行っています。
 正月の準備に、毎年多くの地域住民でにぎわいます。直売所では新鮮な野菜をはじめ、生産者が育てたハボタンやナンテンなど正月向けの花が並んでいます。
 経済センターマイムは駐車場内の特設テントで正月飾りや注連飾り、神酒口(みきのくち)を販売。店内では味噌や米などの特売や、お供え餅やもち米・餅などを販売し、朝から来店客でにぎわっています。 「お飾りと鏡餅を買いに毎年来店します。おかげで良い正月を迎えられそうです」と来店したお客さまは話していました。


<学童農園でのらぼう菜の出張授業>
 JAあきがわは12月15日、南秋留小学校2年生に江戸東京野菜「のらぼう菜」について営農生活課職員が出張授業を行いました。
 2年生は職員からのらぼう菜の特徴や育て方の話を聞いた後、自分たちで先月植えたのらぼう菜の生育具合を観察しました。職員が植え付け時との違いがあるか質問すると「葉が大きくて硬い!」「葉が増えている!」などと答え、逆に「いつ、どのくらい大きくなるのか」、「どう調理して食べるのか」、など沢山質問が出て、のらぼう菜に興味をもってもらえました。
  南秋留小学校は小学校傍の畑と田んぼで約20種類の農作物を栽培し、1年生から6年生まで栽培、管理、加工、試食などの体験を通して自然や食の大切さを学んでいます。昨年、南秋留小学校の副校長先生より学童農園指導の依頼を受け、JAあきがわとの連携が始まりました。2017年度は10月に、1年生へダイコンの間引きについて授業をしており、出張授業を行うのは2回目です。授業を担当した営農生活課職員は「近隣の田畑に興味を持ち、農業を身近に感じてもらいたいです」と抱負を話しました。

のらぼう菜について詳しくはこちら


<「白菜漬け」の季節到来/冬においしいのが旬の「白菜漬け」>
 冬至を前に「白菜漬け」の本格的な季節を迎えました。ラニーニャ現象の発生で例年より寒く、ホウレンソウなどの葉物野菜の成長は遅れ気味ですが、寒くなると「白菜漬け」がおいしく仕上がります。
 あきる野市東秋留地区でハクサイを栽培する森 好雄さん(72)は、同市秋川ファーマーズセンターへハクサイと手作り「白菜漬け」の出荷に追われています。品種は、早生の「晴黄65」、中生の「晴黄85」など4品種を栽培。「白菜漬け」には自身で生産した巻きがしっかりしてずっしりと重みがあり、葉や茎に黒い斑点のないものを選んでいます。下漬け1日、本漬け3日の二度漬けにして仕上げ、袋詰めをして同センターへ出荷します。500~600グラム1袋、200円で販売。毎日約30キログラムを漬け込み、3か月間で約3トン、来年2月末まで生産加工は続く予定です。
 「大きいだけでなく、生でもおいしいハクサイを生産するところから始まります。長年かけて塩濃度を1パーセント引いたり足したり、昆布などの調味料を加えるなど、試行錯誤を重ねて納得する味を作りあげてきました。さまざまな味を楽しめるように漬物を出荷する人が多くなって欲しいです」と森さん。同センターには6人の組合員が「白菜漬け」や「たくあん漬け」などの漬物を出荷しています。「白菜漬け」は、浅漬けから酸味や塩けが増して滋味深くなる古漬けまで、日がたつにつれて変化していく味わいを楽しめます。


<秋の収穫祭・感謝祭開催>
 11月18・19日にJAあきがわ五日市ファーマーズセンターあいなと25・26日に秋川ファーマーズセンターは収穫祭を、経済センターマイムは感謝祭を行いました。
 ダイコン・ハクサイなど新鮮野菜の販売やさまざまな催しを行い、特設テントではJA直売所運営員会会員が地場産野菜を使った焼きそばなどを販売、JA職員も応援し祭りを盛り上げました。
 JA30周年記念直売所スタンプラリーが12月17日まで開催されており、各センターをめぐるスタンプラリー参加者と来場客で各祭りは賑わいました。
 五日市地区出荷部会会長の中村義明さん(76)は「農家と農協職員が一緒になってイベントを盛り上げることが出来て良かったです。出荷部会を今以上に盛り上げていきたいです」、秋川地区出荷部会会長の山﨑健さん(55)は「沢山の方に足を運んでもらい、都市農業をPRできました」と話しました。


<木材の加工工場を資産管理部会が視察研修>
 JAあきがわ資産管理部会は11月27-28日、三井ホームコンポーネント埼玉工場を視察研修し、18人が参加しました。
  資産管理部会では部会員の知識習得を目的に各種研修会や視察研修会を開いており、最新の建築構造を学び部会員の親睦を図るため視察研修会を実施しました。
 三井ホームコンポーネントは三井ホームで使う木材の加工工場で、ツーバイフォー工法のトラス(骨組み構造)や床のパネル、屋根に利用するDSPの施工、最新のカット機械等、普段見ることのできない工場内部や木造の大規模倉庫を視察しました。ツーバイフォー工法の木造畜舎の施工例等があることも学びましだ。部会長の尾又 憲治さん(70)は、「床・壁材とも、かなりの部分まで加工したのち建築現場に発送するのがよく分かりました。今後も視察研修会を通して学んでいきたいです」と話しました。
 資産管理課の村木 学課長(55)は「資産管理における最新の情報を取得し、組合員の課題改善に努めていきたいです」と気を引き締めました。


<2020年東京五輪にむけ「おもてなしガーデン・冬春用ガーデン」植栽>
 JAあきがわ営農部会花き部は11月24日、東京臨海部にある都立シンボルプロムナード公園内の「夢の広場」を活用した「花と緑のおもてなしプロジェクト」の花壇に、「冬春用ガーデン」を制作・展示しました。植栽は2020年夏に開かれる東京五輪・パラリンピックの機運を盛り上げるとともに、競技会場が多く立地する臨海地域を訪れる人々を花と緑で迎え、楽しませるための「おもてなし花壇」を造ることが目的で、臨海副都心「花と緑」のイベント実行委員会が企画しました。
 大会が行われる夏がメインの植栽ですが、冬の時期にも来園者や観光客も多く訪れるため、「花と緑のおもてなしプロジェクト」のサマーガーデンの制作展示をおこなった「夢の広場」で、「冬春用ガーデン」を制作・展示。各企業・団体が出展・デザインする修景花壇展示のスペース(4m×8m)に、冬から晩春までのあいだ楽しめるパンジーとビオラを中心に部員が生産したデージー、ガーデンシクラメン、ヤブランなどの苗、約900鉢を植栽しました。制作した植栽は、日本文化を象徴する「富士山」をモチーフにしてデザインに取り入れながら冬春ガーデン制作のテクニックを紹介し、実際の利用方法などを提案しています。鑑賞期間は平成29年12月上旬~平成30年5月上旬(GW明けまで)。
  プロジェクトは造園・種苗・園芸関連企業団体や都民などと協働で花き園芸技術を集結した魅力的なサマーガーデンを作りながら、東京の真夏に満開となる花の研究をしています。技術を蓄積して本大会開催に向け国内外へ情報発信をするとともに、多くの来場者に楽しんでもらい地域や業界の活性化を図ることを目的に2014年より始まりました。
  野島 崇花き部長(45)は「今回が、今までで一番きれいに富士山のデザインが現れた。今後も2020年の夏に向け、楽しんでもらえる花壇の植栽を提案していきたいですと意欲を語りました。同部はJA本店や経済センター前の花壇も、冬から春にかけて楽しめる花・ビオラなどで植栽しており、店舗を訪れるお客さまの目を楽しませています。


<アンパンマン塗り絵展示中>
 12月4日から12月29日まで、JAあきがわ本店・多西支店の店舗内で、お子さまが塗ったアンパンマンの塗り絵を展示しました。
 親しみのある窓口づくりのため行い、本店で29枚、多西支店で19枚の塗り絵を展示。お子さんやお孫さんの塗った塗り絵を見ようと、店舗には幅広い年齢層の方々が来店され、非常に好評でした。塗り絵は2018年1月15日から各支店共済窓口でお客さまに返却させていただきます。
 多西支店の小林 正司支店長は「初めての試みでしたが、多西地区の多くのお子さん達に参加していただき、多くの来店者に喜んでいただきました。今後も地域の皆さまに楽しんでいただけるよう、様々な活動に取り組んでいきたいです」と意欲を見せました。


<ひので観光&物産フェア初開催 日の出町の新鮮野菜をPR>
 日の出町は11月26日、同町の大型商業施設イオンモール日の出駐車場で「ひので観光&物産フェア」を初めて開きました。同町農業振興委員会とJAあきがわ直売所運営委員会日の出地区出荷部会は同町産野菜の販売を行いました。
  同フェアは町の観光と安全・安心で新鮮な地場産農産物の美味しさを町外のお客さまに広く知ってもらうため初開催。
 採れたて野菜の直売ブースでは、旬のダイコンやハクサイ、トマトやキウイフルーツなど山積みにして販売を展開し、「新鮮で安い」と朝から並んでいたお客さまに好評で、午前中に完売した野菜もありました。
 町内商店のブースでは特産品や加工品、飲食物の販売、大規模なフリーマーケットも出店し、ステージでは同町立中学校吹奏楽部による演奏を始めとするパフォーマンスが目白押しで、多くの家族連れで大盛況でした。
 同町農業振興委員会会長の松本哲男さん(63)は「実際に日の出産のトマトや新鮮な野菜を遠方から来た方に知ってもらえる良いきっかけになりました。今後もこのようなイベントを通じて日の出産野菜を発信していきたいです」と思いを示しました。


<JAあきがわ女性部30周年記念式典開催>
 JAあきがわ女性部は6日、東京都あきる野市の秋川キララホールで「JAあきがわ女性部30周年記念式典」を開き、部員約500名が参加しました。同女性部設立30周年の節目によるもので、女性部が主催して記念式典を行うのは今回が初めてです。
  支部役員が会の進行等の司会、会場案内などを務めました。式典のアトラクションとして8支部12組がコーラスや踊り、寸劇などを披露し、笑いあり感動ありのステージに会場は盛り上がりました。どの支部も練習を重ねており、出演が終わった後の表情は達成感であふれ、「今まで以上に団結力が強まった」と話しました。
  女性部は12月6日現在984名で都内最多となっており、料理教室や高齢者福祉活動、児童への食農教育活動等、各支部が特色ある活動をしています。
  坂本 勇代表理事組合長は「JAの自己改革として、地域の活性化が求められています。JAあきがわ管内は人口減も心配されていますが、元気な女性組織と共に地域を盛り上げていきたいです」と挨拶しました。


<秋の収穫祭/日の出町ふれあい農産物直売所・ぐりむ>
 日の出町ふれあい農産物直売所と日の出経済センターぐりむは11月18・19日に「収穫祭」を開きました。店内では大根や白菜といった旬の野菜を所狭しと並べ、全商品5%引きや抽選会を行いました。駐車場では子ども達がミニSL乗車体験を笑顔で楽しみ、2日間で延べ1500人が来店し賑わいました。
  特設テントでは同JA直売所運営委員会日の出地区出荷部会が焼きそば、同JA女性部日の出支部が豚汁を販売し、JA職員はポップコーンの無料配布を行いました。
  同部会副会長の原島 克佳さん(46)は「今回の収穫祭も無事成功して安心しました。ここ数年の間に、若い後継者と新規就農者が増え、このようなイベントに参加する年齢層も若くなっているのでとても活気がありました。次世代へ農業を繋げていく為にも、今まで以上に協力し合っていきたいです」と将来に向けて意欲を見せました。


<歩こう会・増戸支店年金友の会>
 当JA増戸支店年金友の会は11月20日、歩こう会を開催しました。会員の健康促進と親睦を深めることを目的として年1回開かれています。
 今年は日野市にある多摩動物公園。東京ドーム約12個分もの広さの園内には、約320種類の動物と昆虫がのびのびと暮らしています。会員は広い園内を各自楽しく散策しました。
 会員は「約30年ぶりに訪れ、子供が小さかった頃を思い出し懐かしく感じました。動物の種類も増え、たくさんの動物を見ることが出来ました」と嬉しそうに語っていました。


<日の出町内保育園・幼稚園園児ダイコン栽培体験>
 日の出町農業委員会は11月6日、同町内の保育園や幼稚園の園児を対象に食農教育の一環としてダイコン栽培体験を行い、当JA職員も参加しました。
  9月の播種、10月の間引きを経て、今回の収穫を迎えることとなり、6か所の保育園と幼稚園の5才児が集まり当初の予定を上回る149名が収穫体験をしました。
 当日は晴天に恵まれ、各園の子供たちは歩きやバスなどで町役場の目の前にある畑へ集まりました。開催にあたり、日の出町農業委員会神田功会長が「皆さんの播いた種がこんなに大きくなりました」と、育ったダイコンを見せると園児からは歓声が上がり、盛り上がりを見せる中での収穫体験が始まりました。
 10月の台風など降雨が多かったため畑の土は固くなっており、苦戦する子供もいましたが、「まっすぐ力いっぱい抜いて」「しりもちをつかないよう気をつけて」と農業委員より声がかけられ、子供たちの足よりも太いダイコンに「とれた!」と新鮮な野菜を体感していました。
 1作50メートルほどで全6作ある広い畑からあっという間にダイコンがなくなっていき、今回の栽培体験が終わりました。 収穫したダイコンは委員によって各園に届けられ、給食や各家庭に持ち帰って食べるとのこと。
  日の出支店杉本 仁支店長は、「食農教育をサポートする取り組みの一環として協賛しており、子供たちに喜んでもらい、更には保護者の方々にも喜んでいただき、参加した職員も楽しく収穫体験ができてよかったです」と話しました。 来年度も同じようにダイコン栽培体験を行う予定です。


<新鮮な魚販売再開・経済センターマイム>
 JAあきがわ経済センター「マイム」は11月12日、駐車場内の特設販売所で鮮魚の販売を再開しました。「ジャパンリアルフーズ」が毎週日曜に出張販売を行います。以前より販売し好評でしたが、昨年10月より休業していました。
 湘南・西湘の定置網で漁獲された「今朝獲れ鮮魚」や刺身、小田原伝統の「干物」などを販売しており、なかでも相模湾で採れた「釜揚げしらす」が一押し商品です。
  同センターに隣接する秋川ファーマーズセンターでは新鮮な野菜を始め、冷凍の東京しゃも肉や新鮮卵を販売していますが、鮮魚は販売していないため「いつ再開されるか待っていたのよ」と組合員からも再開を喜ぶ声があがりました。
 同センター髙水数良センター長は、「農機具や肥料、生活用品とともに、新鮮で美味しい魚の買い物を楽しんでもらいたいです」と話しました。


<干しダイコンが最盛期を迎える>
 東京都あきる野市草花、当JA多西支店管内の笹本善之さん(35)のハウスで2000本以上の「たくあん漬け用干しダイコン」の出荷が最盛期を迎えました。たくあん漬け最大の難所でもある天日干し工程を終えた干しダイコンは、同市秋川ファーマーズセンターを中心に販売。来店客は自宅で簡単にオリジナルのたくあん漬けを楽しむことができます。
 干しダイコンを始めたのはおよそ30年前。父親の輝明さん(61)が始め、以来毎年、冬の定番となりました。現在は干しダイコンとしての販売だけでなく、自宅横の加工施設で「たくあん漬け」の製造にも力を入れています。ハウスの中にずらりと並んだダイコンは、通常1週間ほど干すと完成し、ベストな干しあがりを見極めて出荷。干しあがった物をその場でたくあん漬けとして加工することで、高品質のたくあん漬けも提供できます。
  笹本さんは「今年は乾燥や長雨など天候不順に大いに泣かされたが、ダイコンの出来は上出来。干し始めてからはほとんど雨が降らないこともあって、質の良い「干しダイコン」が出荷できています」と満足そうに語りました。干しダイコンの同センターへの出荷は12月上旬ごろまで続き、たくあん漬けは年末ごろからの出荷を予定しています。


<女性部戸倉支部正月飾り作り 瀬音の湯で販売>
 JAあきがわ女性部戸倉支部は28日、あきる野市戸倉会館でJA理事山本典宏さん(64)から購入した藁を使い、正月飾りを作りました。部員同士が交流し、日本の伝統文化を後世に伝えながら、制作・販売するやりがいや生きがいを生むことが目的。今年は10月の長雨で藁を干すことができず、例年より1週間遅れての作業開始となり、事前準備も含め数日に分けて制作し、完成しました。
 戸倉地区では山間部の傾斜地を使ったユズ栽培が盛んで、地元産のユズ、稲穂、手作りの御幣、扇、水引で飾り付けました。10年以上前から続けており、昨年は橙の代わりにオレンジ色のピンポン玉を飾りましたが、今年はユズを使用したことで「香りも楽しめる」と好評です。部員は手際よくしめ縄を作り、大小各50個ずつ要領よく仕上げました。
  同市温泉施設「瀬音の湯」物産販売所で、正月飾り(大)1000円、リース型(小)800円で販売します。
 支部長の髙橋八重子さんは「長く続いており、購入者から毎年楽しみにされ、やりがいを感じています。今後も続けていきます」と語りました。


<冬を彩るハボタン出荷盛ん/冬枯れの庭に彩りを添えるハボタン>
 JAあきがわ東秋留支店管内、東京都あきる野市小川地区の花き生産者、香川 昭広さん(49)が栽培する、ハボタンの出荷が佳境に入りました。ハボタンは、庭が寂しくなる冬の間も長く楽しめ、「冬のバラ」とも呼ばれ、今年産は、順調にどのポットも色づきが良く高品質な仕上がりです。
 香川さんは「ファーストレディー」「クレオパトラ」「楊貴妃」など、葉の色が鮮やかな濃紅、ピンク、紫、白に色付く26品種、約5400ポットを圃場(ほじょう)で栽培。最近はコンパクトな矮性(わいせい)種も多く、丸葉種やフリルタイプなど、3.5号ポットの苗そのままでも花束のようで、花壇はもちろん、寄せ植えでも存在感を放っています。同市秋川ファーマーズセンターでは、1ポット300円で販売しています。香川さんの花苗は、根付が良く、長く楽しめると同センター利用客の評価も高いです。
 種からの生産管理は大変なことも多いが、「高品質で豊かなカラーバリエーション、新品種、多品目など豊富な品揃えの花苗」を信条に栽培に取り組んでいます。特にビオラ栽培は育種も行い新品種の創出をしており、年間約50品種、1万5千ポット以上を圃場で栽培しています。
 香川さんは「冬を耐えて春まで楽しめるビオラやハボタンが、これからの季節の花壇やコンテナの植栽におすすめです。色とりどりの花や緑を、寄せ植えなどで屋内外の両方で楽しんでもらいたいです」と笑顔で話します。


<女性部日の出支部研修旅行開催される>
 JAあきがわ女性部日の出支部は11月7日、部員同士の交流を深める目的として、柴又の帝釈天題経寺ととげぬき地蔵の通称で知られる巣鴨の高岩寺で日帰り研修旅行を行いました。
  柴又帝釈天は人気映画シリーズ「男はつらいよ」の寅さんゆかりの寺としても有名で、都内有名観光名所として知られています。部員達は両寺を拝観し、巣鴨地蔵通り商店街を散策。同商店街で部員たちは買い物を楽しみました。
  部員は毎回の行事や年1回の研修旅行を楽しみにしており、同行した日の出支店杉本 仁支店長は「天気もたいへんよく、部員同士の交流を深めることができ有意義な研修旅行となりました」と話しました。


<コンプライアンス全体研修会開催>
 JAあきがわは11月9日、本店で「コンプライアンス全体研修会」を開き、全役職員・嘱託・パート、245名が参加しました。
 経済法令研究会の中村 直(なかむら すなお)弁護士が講師を務め、コンプライアンスを実践する取組の一環で「個人情報保護の実務対応」と題して研修を行いました。
 企業不祥事の事案を例に見ながら、個々の管理や注意で防げる事案が大半だということを改めて認識。現在は、静脈や声帯、歩き方の特徴も個人情報となることを学び、夫婦間の情報提供も避けるべきであることを再確認しました。
 坂本勇組合長は、「自己改革も2年目を半ば過ぎ、積極的に各種取り組みを実施し、地域住民と共に歩み交流を深めてきました。組合員や地域住民からの信頼を裏切らないよう、コンプライアンス、リスク管理に努めてもらいたいです」と話しました。
 コンプライアンス担当の乙戸裕之審査役は、「今回の研修会を契機に、個人データ取扱規程、個人情報取扱規則等を確認して日頃の個人データ運用状況について点検してもらいたいです」と語りました。


<30周年記念で直売所スタンプラリー>
 JAあきがわは11月13日から12月17日まで、30周年記念企画として管内の直売所と経済センター4店舗を回る「30周年記念直売所スタンプラリー」を実施します。30周年の感謝を伝えるとともに、今年度管内の3直売所運営委員会を統合し、新直売所運営委員会を設立したことを契機に、各店舗の場所や特色、魅力を知っていただくためです。
  参加方法は、実施する4店舗のいずれかで税込2,000円以上商品を購入し、スタンプラリー台紙を入手します。期間中に残りの3店舗を回り、各店舗に設置してあるスタンプをすべて集めて応募。賞品は、応募者の中から抽選で2,000円分の食材詰め合わせを30名に贈ります。
  スタンプラリーを提案したJAあきがわ直売所運営委員会の谷澤 俊明会長(49)は「地域で作られる生産物の特色と魅力を知り、管内農業の応援団になってほしいです」とお客さまへ期待を寄せています。
 ※30周年記念直売スタンプラリーは終了いたしました。


<筑波山の旅・多西支店年金友の会>
 JAあきがわ多西支店年金友の会は11月9日、筑波山方面へ日帰り親睦旅行に行きました。会員の親睦を深めるために年に1回開催しており、今年は筑波山神社参拝や、ロボット体験施設の見学を行いました。
 好天に恵まれ、会員は紅葉した景色を眺めながら筑波山神社に参拝しました。昼食後には筑波サイバーダインスタジオで、最先端のロボット見学。人間の動作をサポートする介護ロボットの説明を受け、実際にロボットを装着し動作を体験する会員もいました。筑波ハムで買い物をし、会員同時の親睦を深めました。
 同会小林 吉一会長は、「今年の年金友の会開催行事はグラウンドゴルフ大会が雨天のため中止となってしまい残念でしたが、ゲートボール大会では準優勝することができました」と日頃の活動成果を発表し、「今回の旅行を開催するにあたり多くの会員の参加があり、感謝しています。今後も会員の力を合わせて活動していきます」と話しました。


<冬の定期貯金で「ミニシクラメン」プレゼント>
 JAあきがわは、11月1日から、組合員とその同居家族へ日頃の感謝をこめて「2017冬キャンペーン定期貯金」の取り扱いを始めます。新たな資金で預入金額10万円以上を対象に、金利を優遇します。新規20万円以上の預け入れで、JA管内産ミニシクラメンを先着500人にプレゼントします。12月29日まで取り扱います。
  昨年のブルーベリー収穫、冬野菜セット、今夏のトウモロコシ収穫に続き、特典を「ミニシクラメン」にしたのは、管内の農産物を知ってもらい、農業を身近に感じて興味を持ってもらうことが目的。自己改革を進める中、農業やJAへの理解を深めてもらう活動の一環として、組合員の生産する農産物をプレゼントすることで所得増大につなげ、都市農業への理解者を増やすことも期待しています。
 同キャンペーンは昨年に続く、新規1年スーパー定期貯金のJA管内産農産物プレゼント付きの第4弾です。金利は、JAカード(家族カード含む)の契約があれば店頭表示金利の6倍、契約なしの場合は3倍。さらに、JAカード新規申込みで、JOURNAL STANDARDコラボJAバンクキャラクター「ちょリス」バスタオルをプレゼントします。プレゼントは全て数量限定で、募集総額は20億円。募集総額を上回った時点で取扱終了となる場合もあります。


<交通安全ミュージカル「魔法園児マモルワタル」>
 10月31日、JAあきがわは合併30周年記念事業の一環として、親と子の交通安全ミュージカル「魔法園児マモルワタル」鑑賞会を秋川キララホールで開きました。JAあきがわは、この地域とともに30周年の節目を迎え、JA共済連東京都本部と共催で、来年度小学校に入学するJA管内の幼稚園・保育園の園児ら505人を招待しました。このミュージカルは国家公安委員会が定めた交通安全教育指針に基づく幼児向け交通安全教育の実践要素を取り入れ、単に鑑賞に留まらない体感で学ぶ参加型ミュージカルです。園児たちは楽しみながら、人間界へ修行に送り込まれた魔法幼稚園のワンパク園児マモルワタルとともに横断歩道の渡り方、信号や標識の意味などの交通ルールを学びました。
  坂本 勇代表理事組合長の「楽しく交通ルールを学んでください」との挨拶に、園児たちは「はーい」と大きな返事で開演。魔法園児マモルワタルが登場し挨拶すると「こんにちは」と大きな声がホールに響き渡りました。コミカルな出演者の動きに笑いも絶えず、問いかけには元気に答え、終始園児たちと舞台の一体感が素晴らしかったです。各園を代表した園児が登壇し「まずサイン(手をまっすぐ上にあげる)。右、左、そして右。そのまま行きましょ真ん中へ。今度は左だ最後まで」と横断歩道の渡り方を実践しました。ミュージカル終盤では、道路の反対側からお母さんに呼ばれて飛び出した子ども、車の大きなブレーキ音と真っ赤な照明に染まる舞台に、園児たちの表情は笑顔から一転、驚きと緊張につつまれました。大好きな友達や家族が悲しむことにならないよう、覚えたルールを守ることが大事なのだと交通ルールの大切さを伝えました。最後は明るい歌とダンスで学んだ交通ルールを再確認し終演しました。
 鑑賞日はハロウィンでありJAは帰りに園児たちにプレゼントを用意。見送るJA職員に手を振りハイタッチをして「楽しかった、ありがとう」「ちゃんとルール守るからね」と園児たちは笑顔で帰園しました。


<色鮮や/シクラメン出荷開始>
 東京都檜原村人里地区、桧原支店管内の「高橋園芸」で栽培した冬の定番として人気があるシクラメンの出荷が始まりました。以前は15戸以上あったシクラメン栽培農家も、現在はJA元理事で組合員の高橋 亨さん(70)だけ。村の涼しい気候を活かして年間約1万鉢を栽培しています。出荷は11月中旬から本格化し、年末まで続きます。
  最初は夏の間だけ苗を預かって育てる「委託栽培」から始まりましたが、50年ほど前、苗からの栽培に取り組むようになりました。作るのは「ワインレッド」「ビクトリア」「パール」「シュトラウス」など約50品種。ミニから大輪系まで多彩なシクラメンを育てる専用の温室は、赤、ピンク、白など華やかな色に包まれています。主力はフリルの付いた花弁など、大輪系シクラメン(7~8号鉢)です。
  極端に暑かった昨年に比べ、今年は生育が順調で、どの鉢も花付きが良いようです。現在は花がら摘みと枯れ葉取り、大きな葉を外側に出して生育を促進する「葉ぐみ」、つぼみを内側に寄せて株姿を整える「花寄せ」に追われています。
  高橋さんの手掛けるシクラメンは、花持ちが良いと評判です。市場出荷、店先販売、宅配便での産地直送の贈り物としても需要が高く、1鉢3,000円台の求めやすい価格帯とサイズが人気です。
  高橋さんは「窓越しの日の当たる涼しい所に置けば冬中、4月末まで観賞できます。花色も形も色とりどり。ぜひ楽しんでほしいです」と話します。色鮮やかな花は、年末年始の贈答品や観賞用に用いられ、1鉢300~7,000円で販売。予約注文も受けています。


<西秋留保育園稲刈り体験>
 10月27日、あきる野市下代継地区の水田で西秋留保育園は稲刈りをしました。次世代を担う地域の児童・園児に地域の農業やJAについて知ってもらうことが目的で、JAあきがわは、管内の小学校、保育園の食農教育への応援を行っており、今回JA職員7人が協力しました。
 園児は見学も含め、1歳児クラスから5歳児クラスまで約95人、先生も含めると約105人の規模で行いました。同園の食育の一つとして、田圃教育(農作物の収穫)に取り組んでおり、田植え、天気のいい日には散歩がてらに稲の成長過程を観察、稲刈り、脱穀、食べるまでの一連の作業を体験して、食べることに意欲を持たせ、楽しく食べることが目的。職員は年少組の園児には手を添えて一緒に稲刈りしました。「小さな子供と刃物を使うことに慣れず緊張しましたが、園児たちは素直に注意を聞いてくれたので、順調に作業ができました。私達にとっても良い経験となりました」と職員は話しました。
 同園の西島 功先生は「今年は天候に恵まれず冷や冷やしましたが、当日は晴れてよかったです。園児たちには卒園してからもずっと、この稲刈り体験を思い出して糧にしてもらいたいです」と話しました。


<女性部研修旅行で日光彫り体験>
 JAあきがわ女性部増戸支部は10月26日、日光で日帰り研修旅行を行いました。部員の交流を深める事を目的として、年1回開催しており、今回は日光彫り体験と日光東照宮の見学を行いました。
 日光彫りは、日光東照宮の造替の際に使われた道具に由来する「ひっかき刀」と呼ばれる刃物を使い、手前に引いて彫る独特の技法が用いられます。最初は慣れない作業に悪戦苦闘しつつも、部員たちは体験作品の手鏡を完成させ、満足気でした。
 日光東照宮ではガイドに案内され、大修復の完了した陽明門、眠り猫、三猿等の見学をしました。
 研修に同行した増戸支店神成 康之支店長は「陽明門はありとあらゆる装飾と技法を凝らし豪華絢爛。すべての建築物にそれぞれの意味があることや建物の素晴らしさを肌で感じることが出来、部員の交流も図ることができました」と話しました。
 今後も女性部増戸支部は、ハイキング、牛乳料理教室、石鹸づくり等、精力的に活動していく予定です。


<さつまいも収穫/あきる野市産業祭出店にむけて>
 あきる野市農業振興会後継者部は、11月11、12日の市の産業祭で販売するスティックいも用のサツマイモを収穫しました。スティックいもは1カップ200円で販売。売り上げは、農業振興の研究活動や部員・部員家族の相互親睦に用いる予定です。JA組合員でもあり後継者部・部長の中村悟さん(56)は「大勢の来場者においしく甘いスティックいもを食べてもらいたいです。地元野菜、地産地消をさまざまな機会を利用してPRしていきたいです」と意欲的です。
 同部は、市内農業者の後継者や新規就農者によって組織され、活動をしており、大半の同部員はJAあきがわ青壮年部にも所属しています。同部員16人が同部員でJA理事でもある谷澤俊明さん(49)の圃場(ほじょう)でサツマイモを収穫しました。6月にサツマイモ苗植え、7月の草刈、8月の蔓返し、10月下旬の収穫、11月に同市産業祭出店までの一連の作業を共同で行うことで、部員間の相互親交を図ることが目的です。
  スティックいもの販売は、地産地消を推進し、市民に地域農業を知ってもらうための事業の一環で、5年目を迎えます。部員が出店し直接販売することで、消費者と農業者が交流し、地場産農産物をPRする取り組みです。今年、圃場で栽培したサツマイモの品種は、関東で人気の品種「ベニアズマ」と「シルクスイート」。どちらも糖度が高くておいしい品種で、約300キログラムを収穫して洗浄しました。毎年、テントの前には列ができる程の盛況ぶりです。
 同市では平成15年から農業後継者の育成支援を事業目的として、助成を行い、活動を支援してます。お問い合わせは、あきる野市環境経済部農林課(電)042-558-1849まで。


<女性部バザー・新鮮野菜を直売>
 JAあきがわ女性部多西支部は10月21日、多西支店職員と協力し同支店駐車場でバザーを行いました。女性部活動のPRと地域貢献活動による都民理解の醸成を目指す「地域コミュニティ事業」の一環です。バザーのほか、昨年に引き続き、女性部手作りのカレーライス、あきる野産野菜を使った支店職員手作りのとん汁やJA購買品、管内商店のみたらし団子や飲料の販売、さらに同地区JA青壮年部の採れたて新鮮野菜を直売しました。今年で2回目となる餅の無料提供では、同地区のJA理事、山本典宏さん(64)が提供したもち米でもちつきをして、砂糖醤油やきな粉を付けて振る舞いました。
 訪れた地域住民の皆さまは「バザー商品が豊富な品ぞろえで楽しめました」、「カレーライスや団子、野菜販売等があり、餅まで振る舞ってもらい来年も楽しみにしています」と喜んでいました。
 同支店小林 正司支店長は「雨天で来場者数が少なかったですが、今年で4回目となる催しで地域住民に定着してきました。今後も開催していきます」と話しました。


<女性部増戸支部江戸東京野菜「のらぼう菜」苗植え付けを指導>
 JAあきがわ女性部増戸支部は、10月19日あきる野市立増戸小学校の3年生に学校農園で「のらぼう菜」の植え付けを指導しました。部員がポットから苗を出す際の持ち方などを説明しながら畑に苗の入ったポットを置き、児童たちは植え付けました。連日の雨でぬかるんだ畑に入り、泥だらけになりながら、児童たちは「どろどろで気持ち悪い、でも楽しい!」と作業を楽しみました。食農教育への協力と、江戸東京野菜にも登録されている地元特産のらぼう菜の普及のため2007年から始めて、今年で11年目です。
 橋本 敦美支部長は、「最近では土に触ったことの無い子供が多い中、JA女性部のおばさんたちとのらぼう菜の苗を植えたことは、児童たちにとって忘れる事の無い楽しい思い出になったと思います。私たちにとっても、かけがえのない思い出になりました」と笑顔で話しました。今後部員たちは、2018年の年明けにのらぼう菜を収穫して児童たちに茹で方などを指導する予定です。
 「のらぼう菜」は、江戸時代より五日市地区で栽培が続く伝統野菜で古文書も残っており、同市小中野にある子生(こやす)神社に建立された「野良坊菜之碑」には、江戸時代の飢饉で救荒作物となったことが記されています。


<秋の味覚マイタケ・アワビタケ需要増/きのこ販売絶好調>
 東京都檜原村倉掛地区、JAあきがわ桧原支店管内の「檜原きのこセンター」で栽培した秋の味覚、マイタケ・アワビタケが美味しい季節を迎えました。きのこは炒め物や鍋物に使い勝手が良く、出荷は10月から3月が忙しく、ピークは12月。今年は8月後半に気温が下がり始めたことを機に、JAの直売所では秋商材の販促がスタートしました。秋メニューへの切り替わりが例年より早く、売り上げが好調。中村さんのキノコは、香りや歯ごたえが評判で、村内のレストランや旅館の食事に一年中並び、JAの各直売所で販売されています。
  同村では多くの種類のキノコが自生しており、マイタケは村の西端にある三頭山の標高1000メートル付近自生しています。JA組合員の中村力さん(63)はきのこが自生している場所の気温や湿度に近づけた環境を求め、1995年から標高約850メートルに位置する同センターでマイタケを菌床栽培しています。同村の10月頃の気温20度・湿度を高く保つことで、天然物に限りなく近いマイタケを育てています。
 アワビタケは、強い芳香とコリコリした食感が特徴で海産物のアワビと似ていることから名付けられました。熱を加えても食感は損なわれず、傘だけでなく柄まで美味しいのが特徴です。
 中村さんは、このキノコに着目し、センターで7、8年前から栽培を始めました。日本に近年入ってきた比較的新しいキノコで正式名ヒマラヤヒラタケ、ウスヒラタケの亜種とされ、大型で肉厚です。
 中村さんは「マイタケもアワビタケも、ぜひいろんな料理で試してほしい。特にイタリア料理には合う。焼いたり酢の物にしても美味しい。今後は、夏場の需要が伸びるよう、おすすめのおいしい食べ方を提案していきたい」と意気込みます。マイタケは1袋(300グラム)379円、アワビタケは1袋(200グラム)272円で販売。


<秋川防火女性の会が「消防・災害対策功労」受賞>
 「秋川防火女性の会」が平成29年度東京都功労者として「消防・災害対策功労」を受賞しました。同会は平成5年に秋川消防署防火女性の会として発足し、JAあきがわ女性部が活動を受託しています。同女性部8支部より131名が会員となり、地域の産業祭での広報活動や、防災を学べる施設の視察、会員向けのAEDを用いた救命講習会の開催など地域防災に積極的に協力しており、この活動が評価されました。
 10月2日、東京都庁で表彰式が行われ、小池百合子東京都知事が功労者へ感謝の意を表しました。参列した同会の西元枝会長は「とても光栄なこと。これからも消防署と協力し、活動を広げたい」と話しました。


<日の出支店年金友の会日帰り旅行>
 日の出支店は、10月16日「第29回年金友の会日の出支部通常総会兼日帰り旅行」を開催しました。会員数は9月末現在1387名。当日は総勢235名が参加しました。
  今年は静岡県富士山本宮浅間大社を参拝したあと、焼津市ホテルアンビア松風閣にて総会を行いました。会員の皆さんは「隣近所だけでなく、なかなか会えない仲間と行く旅行は楽しい」と、冷たい雨が降る中でしたが、参道の散策や海産物等のお買い物を楽しみました。
 同支店杉本仁支店長は、「今後も会員相互の親睦を深め、活発な活動を行い会員の増強を図り、日の出地区と年金友の会を盛り上げていきたいです」と意欲を語りました。


<小・中学生書道コンクール作品展>
 JAあきがわでは、13日、14日の2日間、本店3階にて小・中学生書道コンクール作品展を開催しました。JA管内に在住または小・中学校に在籍する児童・生徒を対象に作品を募集し、大人顔負けの力作が集まりました。半紙の部・条幅の部、合わせて545点もの素晴らしい作品を目の前にし、審査員は悩みながらも、金賞18点、銀賞26点、銅賞26点、佳作39点を選出。さらに、金賞に選出された作品はJA共済連東京都本部にて審査会が行われ、半紙の部にて中学2年生の作品が東京都教育委員会賞を受賞しました。
  応募作品すべてを展示したこの作品展には多くの方が来場され、「作品展に来るまでドキドキしていました。賞がもらえて嬉しかったです」「孫が初めて応募しました。入賞して、とても嬉しいです」と見入っていました。
  JAは、次世代を担う児童・生徒の心の豊かさや地域社会との絆づくりを大切にするとともに、日本文化の素晴らしさを広め書写教育に貢献することを目的に毎年書道コンクールを実施し作品展を開催しています。坂本勇代表理事組合長は「昨年を上回る数の作品の応募があり盛大に開催でき、JAの地域貢献活動を知ってもらうことができました」と参加された小・中学生および保護者、協力のあった小・中学校および書道塾の先生方に感謝していました。来年も多くの素晴らしい作品に出会えることを期待しています。


<屋城小学校食農教育稲刈り体験>
 10月12日、あきる野市内のJA組合員・山本 典宏さん(64)の指導のもと市立屋城小学校4-5年生が行う稲刈りに、JAあきがわは協力しました。
 JAは次世代を担う地域の児童・園児への食農教育推進の一環で、あきる野市内の小学生、保育園児への稲作体験教育に協力している。児童に農業体験を通じてお米の知識や食育を学び、自然や農業への興味・関心を高め、農家の仕事を知ってもらうことが目的。
 6月に田植えをして実った稲を収穫し、稲木を作り、稲架掛け(はさがけ)しました。JA職員は、慣れない作業に戸惑いながらも、児童の作業を手伝い、汗を流しました。今後脱穀し、翌年に餅つきをして食べる予定です。


<日の出町の農業者が農業ワールドを視察研修>
 10月11日、JAあきがわ直売所運営委員会日の出地区出荷部会と日の出町農業振興委員会は、千葉県千葉市の幕張メッセ会場で開かれた「第7回農業ワールド」を視察研修し、30名が参加しました。「農業ワールド」は毎年規模が拡大しているアジア最大級の農業総合展で、出展数は800社。農家はもちろんJAやホームセンターなどの関係者が日本全国から開催中3日間で4万人以上が来場しました。
 新商品の仕入れや取引先の開拓など商談の場でもあり、会員は新商品を実際に見て真剣に話を聞きました。農業散布用ドローンなど最新のIT技術を用いた製品も出品されており、最先端の技術に目を輝かせて見入っていました。
  同町産業観光課長兼同農業委員会事務局長の吉村 秀樹さん(54)は「先日、日の出町ふれあい農産物直売所がテレビで紹介され、問い合わせが殺到しました。同町の美味しい野菜を知ってもらえるよう、行政としても努力していきます」、同部会の馬場 敏明会長(60)は「直売所が来年30年目を迎えます。お客さんが喜ぶような様々な企画を立て、出荷量も高めていきたいです」と意欲を語りました。


<西秋留小学校稲刈り体験>
 10月10日、あきる野市下代継地区の水田で市立西秋留小学校5年生が稲刈りをしました。次世代を担う地域の児童・園児に地域の農業やJAについて知ってもらうことが目的で、JAあきがわは、管内の小学校、保育園の食農教育への応援を行っており、今回JA本店職員3人が稲刈りに協力しました。
 6月の田植えから4か月程で豊かに実った稲を同市西秋留地区の組合員の指導のもと収穫し、稲木を作り、稲架掛け(はさがけ)しました。一部倒れてしまった稲もありましたが、収穫量は昨年よりも多く、目見当で120キロ程と、よい出来でした。
 JA職員は作業全般に協力し、慣れない作業に児童と一緒になって汗を流しました。多数の組合員が協力しており、指導した組合員は、「8月は異常気象で雨が続き心配でしたが、想定よりもよい出来。天候の条件が年々悪くなっていますが、柔軟な対応をしていきます」と話しました。


<風邪予防に秋の味覚/柿の出荷始まる/秋告げる柿初出荷>
 秋本番を迎え、JAあきがわ管内で柿の出荷が始まりました。あきる野市山田地区の生産者、石井 司夫さん(79)は、10月3日から「西村早生」「甘秋」の出荷に追われています。作業は、11月下旬まで続きます。品種は主に「東京紅」「富有」「甘秋」など7種、約35本を栽培。
 例年にない早い梅雨明けと、気温が高い日が多く、生育状況が心配されましたが、急速な秋の訪れで、朝晩の気温が低くなり生育が回復し、適度な雨で肥大が順調です。
  秋商材として、JAあきがわ五日市ファーマーズセンターあいなで売り場を広げています。JA管内の柿は、甘くてしっかりしているとJA各直売所で人気です。木枯らしが吹きはじめる頃、柿は旬本番を迎え、風邪をひきやすい時期にもあたります。「柿が赤くなれば、医者が青くなる」という格言もあるほど、柿には栄養が豊富に含まれています。風邪の予防や、風邪をひいてしまった後でも効果を発揮するビタミンCは、100グラム当たり70ミリグラム(皮をむいた柿の半分強の大きさ)で果物の中ではトップクラスです。これからの年末年始に向け、飲酒の機会が多くなる人には、完熟した甘柿が二日酔い解消に効果を発揮するといわれています。二日酔いだけでなく、お酒を飲む前に食べても悪酔い防止効果があるそうです。
 石井さんは「今年は例年と比べて、天候不順の影響でやや遅れ気味だが、品質は良好」と期待を寄せます。
 JAは11月18日(土)・19日(日)の両日「五日市ファーマーズセンターあいな秋の収穫祭」を開く、石井さんの富有柿も並ぶ予定です。


<職場離脱を利用した農業支援>
 JAあきがわは、自己改革「地域貢献活動による都民理解の醸成」に向けた取り組みの一環として、今年度から「職場離脱制度」を利用した職員の農業支援を始めました。職員が農業に対して一定以上の知識とスキルを備えることと、農家の営農の一助となることが目的。各支店管内の農家のもとで、9月末までに50名余りの職員が積極的に様々な作業を行いました。
 日の出町大久野で野菜などを栽培する東京都指導農業士の馬場 敏明さん(60)のハウスでは、キュウリの収穫やキャベツの苗の植え替えをしました。金融店舗職員の篠原りささんは、「普段は窓口業務で農作業を日常的に行う機会が少ないため、このような機会を利用して土に触れることができてよかったです」と感想を述べ、馬場さんは、「農家の仕事が分かる良い機会だと思います。今後も職場離脱の職員を積極的に受け入れていきたいです」と笑顔で話しました。


<檜原村で農機具無料点検を開催>
 JAあきがわは10月3日、4日に“秋の特別キャンペーン”と題して、農機具の無料点検を檜原村役場で初めて開催しました。この点検は、自己改革「農業者の所得増大」に向けた取り組みの一環です。営農を行う組合員に対し、所有している農機具等の点検を行い、事故を未然に防ぎ、さらなる農業振興を図ることが目的。
 JAでは昨年度より営農支援事業を始め、あきる野市内の営農支援センターで無料点検を開催しましたが、「遠いセンターまで行くのは大変。檜原村内でもやってほしい」と組合員の要望をきっかけに、今回は檜原村協力の下、村役場内にて出張特別点検を実施しました。
 2日間で、20名余りの組合員が耕運機やチェーンソーなどを持参し、営農支援係職員が計26台の農機具の点検やオイル交換を無料で行いました。
 点検に訪れた山本 茂生さん(65)は、「エンジンものは使わない時期もあるから、今回のような出張無料点検で見てもらえるのは嬉しいです。今後も檜原村での点検を企画してください」と笑顔で話されていました。 来年は日の出地区、次年度は五日市地区で出張無料点検を予定しています。


<とうがらしみそ限定販売開始>
 JAあきがわファーマーズセンターは、10月1日からあきる野市産トウガラシを使用した「とうがらしみそ」の限定販売を始めました。JA自己改革の一環とした、地元特産品の開発が目的。あきる野市産の「生姜ドレッシング」、「にんじんドレッシング」に続く同センターオリジナル商品の第3弾です。トウガラシがピリッと辛く、後を引く味に仕上がりました。
 JA管内の農家がトウガラシ18キログラム、ニンニク10キログラムを材料に提供しました。「ご飯や冷奴にのせるだけでなく、野菜炒めや焼いた肉の味付けにも、万能調味料として、どんな料理にでも合います。料理を美味しくする隠し味としてもおすすめ。ぜひ試してください」と来住野克広センター長は太鼓判を押しています。瓶のラベルにはその名の通りトウガラシと、同センターの外観をイラストで描きました。1つ100グラム430円(税込)で販売。


<秋川ファーマーズセンター社会科見学の小学生受入>
 秋川ファーマーズセンターは9月22日、地域農業に理解を深めてもらうため、同市立一の谷小学校3年生29名の社会科見学を受け入れました。児童たちは授業の一環として、販売に携わる人々がどのような努力や工夫をしているのかを学習し、真剣なまなざしでショウガ、サツマイモ、キャベツなどの野菜や購買品を見学しながら気づいたこと等をメモしました。
 来住野克広センター長より野菜や施設の概要説明を受け、質問コーナーでは「野菜は何種類あるのか」「商品に貼るシールの意味とは?」など多くの質問に対してセンター長が説明、児童たちは熱心に話を聞きました。 センター長は「みんなの給食に、カボチャや長ネギなどの野菜を納めている。残さずに食べてもらいたい」と語り、児童は「とても楽しく勉強できた」と元気に話しました。


<小菊花盛り/彼岸で需要>
 需要が高まる20日からの秋の彼岸に向けて、JAあきがわ多西支店管内、東京都あきる野市瀬戸岡地区の花き生産者、田中 克博さん(46)が、切花の出荷に追われています。同市の市花でもある菊をはじめ、小菊やケイトウ、ユリなどの切花の出荷準備に忙しくしています。
 小菊は、白、黄、ピンク、えんじ、紫色の花を咲かせる品種を中心に50品種、約3000株以上を圃場(ほじょう)で栽培。今年は、8月の低温の影響もなく、伸び、輪数の付きともに順調で、高品質な仕上がりです。日量約50束(1束3、4本)、ピーク時は100束を同市秋川ファーマーズセンターやJAあきがわの2つの直売所に出荷し、1束350円前後で販売します。
  田中さんの花は、日持ちが良く、花色もきれいと同センター利用客の評価も高いです。大型ハウス4棟と単棟1棟のハウスでは、スターチス、ストック、金魚草など冬春に花を咲かせる苗を定植中です。種や苗からの管理など大変なことも多いですが、『高品質で多色・新品種など豊富な品揃えで楽しんでもらえる切花』をモットーに栽培に取り組んでいます。
  田中さんは「きれいな花を利用客に喜んでもらえると思うと頑張れます。ユリや小菊は彼岸の花として人気を集めています。ぜひ多くの人に普段から家庭でも色鮮やかな花を飾って楽しんでもらいたいです」と笑顔で話します。


<グリーンカーテンで来店者に癒しを>
 JAあきがわ五日市支店では、昨年から「グリーンカーテン」の設置を始めました。グリーンカーテンとは、植物を建築物の外側に生育させることにより温度上昇抑制を図る省エネルギー手法のことで、地球温暖化対策の取組みとしてその効果を体感するとともに、エネルギー消費の削減に努めるため設置を開始しました。
 育成しているのは「ゴーヤ」と「オカワカメ」の二種類。それぞれ順調に成長し、実や葉を収穫し、同支店職員は味も同時に楽しみました。
 2016年、あきる野市環境委員会主催の第5回グリーンカーテンコンテストに初参加し、団体部門で入賞しました。2017年開催の同コンテストにもエントリーしており、今回も入賞できるように植物の育成に励み、来店したお客さまにも「日差しを遮ってくれるのはもちろん、見ているだけでも涼しげだ」と好評です。同支店岡田正則支店長は「昨年度の反省を基に水はけの良い土に改善しました。休日の水やりは大変ですが、省エネ効果や来店客に喜ばれるよう、工夫を重ねました。来年はパッションフルーツに挑戦したいです」と意気込みを話しました。


<正一位岩走神社例大祭/子供神輿休憩所で協力>
 あきる野市伊奈の正一位岩走神社で9月16日(宵宮)、9月17日(本祭)に「正一位岩走神社例大祭」が催行されました。
 JAあきがわ増戸支店は都民理解の醸成を図る「地域コミュニティ事業」の一環として例年本祭の午前中に子供神輿の御旅所(休憩所)として同支店の駐車場を提供。神輿の担ぎ手や地域住民に飲み物やお菓子等の振舞を行っています。
 本年は、各地で台風が猛威を振るい雨が降る中での開催となりましたが、担ぎ手のお子さんたちは天候をものともせず活気に溢れていました。同支店職員が振る舞った冷たい飲み物やお菓子を喜び、休憩後は雨にも負けない元気なかけ声で御旅所を出発しました。
 同支店の神成康之支店長は「地域住民、特に次世代を担う子供たちにJAのアピールが出来ました。今後も地域と一体となり、地域の活性化に貢献したい」と笑顔で喜びました。
  「正一位岩走神社例大祭」は、同市二宮地区「二宮神社秋季例大祭(生姜まつり)」、五日市地区「阿伎留神社例大祭(五日市まつり)」とならび、あきる野三大まつりの一つとして毎年大いに盛り上がります。JAでは、全てのまつりに協力・参加する予定です。


<生姜祭りで地域住民と交流>
 JAあきがわ東秋留支店は9月9日、あきる野市の二宮神社で毎年執り行われる「二宮神社秋季例大祭(生姜祭り)」に都民理解の醸成を図る「地域コミュニティ事業」の一環として協力しました。職員は同支店前で地元産の葉ショウガや新鮮野菜を販売し、神輿休憩所((有)長谷川商事店舗前駐車場)で神輿の担ぎ手に飲み物を振舞いました。二宮神社に近い同支店で「地元産の葉ショウガを販売してほしい」との地域住民の要望をきっかけに昨年より販売を始めました。好評により今年は100束増の300束を販売し、盛況でした。トマトやシシトウなど新鮮な地元産の野菜販売も、多くの地域住民でにぎわい、午後4時には完売。「葉ショウガと新鮮野菜を同時に買えるのは嬉しい」と来店客は話しました。
  神輿休憩所では、職員が担ぎ手にねぎらいの言葉をかけながら、飲み物や漬物を振舞いました。休憩後は二宮神輿会の会員と共に、職員や地域住民も「おいさ、おいさ」の掛け声で参加し、さらに祭りを盛り上げました。
同支店髙木守支店長は、「地域住民と一体となり二宮神社例大祭を盛り上げ、地域の活性化に貢献できました。今後も利用者に喜ばれる新鮮野菜の販売を通して、JAを広くアピールしていきたいです」と笑顔で話しました。
「生姜祭り」は毎年9月8日の宵宮、9日の本祭に執り行われ、祭礼には、神饌(祭神への供え物)の中に「葉根付き生姜」、「子持ちの里芋」、「牛の舌餅(牛の舌の形をした餅)」の三点を加えて奉納する風習があります。同市二宮地区近辺でとれたショウガを、例大祭の神前に供えたことから、「二宮神社のショウガを食べると風邪をひかない。一年間無病息災、厄除けになる」といわれています。
 JAでは、同市内の三大祭、正一位岩走神社の「正一位岩走神社例大祭」、阿伎留神社の「阿伎留神社例大祭」にも参加する予定です。


<「幻の果実」香る>
 東京都あきる野市、JAあきがわ五日市支店管内の高橋 徹さん(66)の圃場(ほじょう)で実った15センチメートル以上の大きな黄色の果実、「ポポー」が旬を迎えました。
 傾斜があり砂利交じりの肥沃とはいえないが陽当たりのよい圃場に、約15年前に植栽したポポーの樹高は現在5メートルほどになりました。「ウェールズ」、「ペンシルバニアゴールド」、「ティラー」の3品種8本を栽培。この時期は、脚立をかけたり木に登ったりと、生育の確認と収穫作業に忙しい毎日です。
 全国的にも珍しく、熟すスピードが早くて傷みやすく日持ちがしないため、扱う農家が極めて少なく、果物としての流通はほとんどありません。市場に出回らないので、その珍しさは「幻の果実」といわれます。バニラのような甘い芳香とバターのようになめらかな食感で、バナナとマンゴーとパイナップルを足したような濃厚な味は「森のカスタードクリーム」とも称されます。ポポーは北米原産の樹木で、栄養価が高くアミノ酸のバランスに優れており、アメリカでは「アメリカンカスタード」の名で美容食としても人気があります。
  「JAあきがわ五日市ファーマーズセンターあいなに出荷するようになったのは、4年ぐらい前からです。以前は熟した果実の落果を待って収穫すると味も香りも強く、おいしいと評価する人がいる一方で、香りがきついと敬遠する人もいたので、同センターへの出荷を控えていました。最近は、落果直前の果実を収穫してほどよく追熟して出荷し、食べ方や魅力を自作のポップで宣伝しています。ぜひ一度は試して食べてほしいです」と高橋さんはPRします。
  冷やして食べるだけでなく、冷凍してシャーベットやスムージーなど、食べ方のバラエティー(種類)が増え、健康志向の来店客を中心に評価が高まってきました。痛むのが早いので数に限りがあるものの、同センターで販売され、食べた人から評判となり、旬の味覚として人気となっています。


<日の出町内の保育園・幼稚園の園児を対象としたダイコン栽培の体験>
 日の出町農業委員会は9月5日、同町内6か所の保育園・幼稚園の園児を対象にダイコン栽培体験を同町役場前の畑で行いました。畑に種まきから間引き、収穫までの大根の栽培体験を通して、園児たちに土と触れ合う楽しさと、作物を育てる大切さを学んでもらうことが目的として10年程前から始めています。日の出支店は、昨年より地域貢献活動として種や肥料などの資材提供や、人的支援として園児のサポートをしました。
 同町農業委員会・原島 克佳さんが、園児の指の長さに合わせ「マルチの穴に二か所、指の半分の深さの穴を開け、1粒ずつ種を入れて土をかぶせるように」と種まきの説明をし、JA職員も種をまく園児に付き添い、穴の開け方などを補助しました。園児は、いっぱいの笑顔で楽しそうに、広い畑にしっかりと指示を守ってダイコンの種をまき、小さい種が大きなダイコンになることを、園児達は楽しみにしています。
  同支店杉本仁支店長は「農業体験を通して、自然の恵みや収穫の喜びを感じてもらいたい。今後も食農教育のサポートを続けたい」と話しました。次回は10月に間引き、11月中旬に収穫予定 です。


<とっておき「秋川梨」出番>
 JAあきがわ管内の東京都あきる野市で、地元の味として親しまれている「秋川梨」が最盛期を迎えました。JA組合員の橋本 和夫さん(61)が同市西秋留地区で生産する「秋川梨」は、同市秋川ファーマーズセンターで旬の味覚として人気です。
 橋本さんは、2015年、樹齢60年以上の樹勢の衰えた梨の木を伐採。移植した樹齢約10~15年の梨をメインに栽培しています。現在、赤梨の「多摩」「幸水」、青梨の「秀玉」など10種類ほどを約30アールの果樹園で栽培しています。最盛期は8月上旬から9月下旬にかけて。
 今年は、極度の乾燥や8月の記録的な長雨の影響で、早生の品種にとって厳しい気候でしたが、施肥などの管理を徹底。中生の「稲城」「あきづき」などは、500グラム~600グラム程度の果重を目標に栽培しました。直径10センチメートル以上もあるずっしりと重い皮の張った、甘みと旨味が強く、香りのある梨に仕上がりました。
  「秋川梨」は1955年(昭和30年)ごろから栽培がスタート。市場出荷していないため、一般にはあまり出回らないですが、この時期には秋川ファーマーズセンターの店頭に並びます。80年代(昭和60年代)頃までは、五日市街道沿いの同市引田地区や渕上地区で梨の庭先販売所が立ち並び観光客の足を止めていましたが、現在、梨栽培者は数戸になりました。
  橋本さんは「地元の味として『秋川梨』を多くの人に食べてもらい、守っていきたいです。厳しい暑さの中で、冷やした梨を食べると殊に格別です」とおいしさを語ります。


<改正生産緑地法にともなう要請書提出>
 JAあきがわは8月29日、あきる野市に対し、改正生産緑地法にともなう下限面積の引き下げについて要請書を提出しました。あきる野市役所で同JA坂本勇代表理事組合長が、澤井敏和あきる野市長に直接手渡しました。
 4月28日に成立、6月に一部施行された改正生産緑地法にともない生産緑地の指定下限面積が500平方メートルから300平方メートルまで引き下げ可能。引き下げには市区町村における条例の制定が必要であることから、早期条例の制定を要請しました。
  澤井市長は「9月から農業委員会が新しい体制でスタートします。生産農家に対して、委員を通じて調査し、今年度中にも生産農家を対象にした説明会を開催したい」と前向きな姿勢を示しました。坂本組合長は「JAは組合員に対する説明会を既に開催し、早期条例の制定を行政に働きかけるよう要望を受けました。今後も改正生産緑地法について組合員に周知していくとともに、組合員の声に応えていきます」と話しました。
 市街化区域の面積が狭いあきる野市では、生産緑地の指定下限面積が300平方メートルに引き下がれば、制度に該当する組合員も多い。JAでは組合員が改正生産緑地法の恩恵を受けられるよう、引き続き啓発していきます。


<ジャガイモ品評会・森田久雄さん表彰/払沢の滝ふるさと夏祭りで>
 東京都西多摩郡檜原村は8月19日に、「第29回払沢の滝ふるさと夏まつり」で「第8回じゃがいも品評会」の表彰式を開きました。「秋川農業協同組合代表理事組合長賞」を受賞したJA組合員の森田 久雄さん(73)に、JAあきがわ五日市経済センターあいなの矢治利行センター長が、賞状と記念品を手渡しました。
  品評会への出品数は10品種24点と、昨年に比べ大幅に増えました。ジャガイモは泥だけを落とした無洗の7個を品評。審査項目を大きさ、形、色、肌質とし、各5点満点の総合点で審査しました。森田さんが出品したジャガイモは「男爵薯」で、ふっくらとして丸みがあり、表面が滑らかで、大きさ約100グラムに揃った良品でした。
  品評会は、ジャガイモ栽培の成果発表の場として、檜原村役場で開催。JAは行政と連携し、地域農業者の所得増大と生産量拡大を目指す目的で協力しました。坂本義次檜原村長、村役場、東京都西多摩農業改良普及センター、JAの職員が審査員を務めました。同村特産品のジャガイモは、糖度が高くホクホクでコクのあって美味しいのが特徴です。
 矢治センター長は、「特産品の檜原ジャガイモをさらに発信し、ジャガイモの収量増大、地域農業者の所得増大に協力していきたいです」と話しました。


<秋留の栗・出荷始まる>
 収穫の秋を迎え、当JAは、8月30日から栗の共同出荷を始めました。天候不順の影響で出荷のピークは昨年より一週間程度遅れていましたが、9月4日の集荷量は14戸180キログラムまで増え順調でした。JAの3つの経済センターに、1袋1.1キログラムのネット詰めで集荷した栗を、JA職員が大きさや傷、虫食いの有無など一粒ずつ再確認して選別し、箱詰して市場へ出荷。市場を通じ都内全域のスーパーで販売します。JA管内あきる野市多西地区の組合員、平井 義光さん(85)は「今年は雨が多くて管理が大変でした。8月初旬から雨が続いており、平年と比べ日照時間が少なかったため、現在の収量は少なめだが実は大きいです。来週から出荷量が多くなるだろう」と話しました。10月上旬までの約1カ月間市場への出荷が続きます。
 秋川流域は栗の産地としても有名であり管内には多くの栗畑があります。品種は「極早生大丹波」や「出雲」が主流。大粒で甘いと定評があり、1960年から「秋留の栗」と称され親しまれています。JA管内の直売所にも並び、直売所ではサイズもSから2Lと様々で用途に合わせて購入することが出来るので、この時期は栗を目当てに来店するお客さまも多くいらっしゃいます。直売所で栗を購入した方は「毎年、出荷を楽しみにしています。早速食べたが、今年の栗もホクホクとして甘くておいしかったです。シーズン中はまた買いに来たい」とおっしゃっていました。


<ヨルイチに協力/五日市地域活性化に一助>
 東京都あきる野市、五日市支店管内のヨルイチ実行委員会が、8月26日(土)、「渋谷がまだ村だったころ、五日市は町だった」をスローガンに掲げ、第15回ヨルイチを開催しました。同支店のある檜原街道沿いの商店の人達は、着物や浴衣姿で手作りの飲食物や商品を販売しました。同支店は店舗前で地元の新鮮な夏野菜、キュウリ、ピーマン、ナス、長ネギ、トマト、キンジソウなどを、JA女性部五日市支部の部員手作りの新聞紙を使ったエコバッグに詰め合せて、1袋500円で販売し、約40袋を完売しました。
  隣接ブースでは、推進係が中心にこども共済・自動車共済の見積りアンケートを行ないました。アンパンマンキャラクター前での写真撮影やアンパンマングッズのプレゼントで賑わいました。
 ヨルイチのメインイベント「きつね提灯行列」には同支店職員がキツネの嫁・旗持ちに扮して参加し、ヨルイチを盛り上げました 。


<第27回JAあきがわ健康づくり大会開催>
 女性部は8月24日、毎年恒例の「健康づくり大会(盆踊り)」を本店駐車場で開きました。JA揃いの浴衣を着た全8支部の部員約500名が、櫓のまわりに幾重にも輪を作りました。JAオリジナル曲「ふるさと音頭」をはじめ各地域の曲を踊り、最後は多数の地域住民や職員も加わり「炭坑節」で盛り上がりました。  
 また、青壮年部は新鮮野菜や切り花、おもちゃの販売を、職員は焼きそばなどの模擬店で会場をにぎわせました。
 女性部の西 元枝部長は、「女性部は30周年を迎え、12月6日に記念式典を行います。式典前に、この盆踊りで8支部の部員の気持ちが一つになりよかったです」と盛大に開催できたことを喜びました。


<葉ショウガで無病息災・露地物ピーク>
 東京都のJAあきがわ管内あきる野市で、葉ショウガの収穫が最盛期を迎えました。ハウス物が8月中旬まで、露地物が8月中旬から9月中旬がピークの見通しです。
 同市二宮地区で葉ショウガを生産するJA組合員の小澤 章男さん(48)は、「葉からとても爽やかな香りが漂います。筋っぽさが少なく、辛みが穏やかでみずみずしい旬の葉ショウガを食べて、夏バテを解消してほしい」と話しました。秋川ファーマーズセンターがある同地区は古くからショウガの生産が盛んで、同センターの店頭に小澤さんの葉ショウガは並びます。
 同市の二宮神社で毎年9月8日(宵宮)、9日(本祭)に「二宮神社秋季例大祭」、通称「しょうが祭り」が行われます。祭礼には、神饌(祭神への供え物)の中に「葉根付き生姜」、「子持ちの里芋」、「牛の舌餅(牛の舌の形をした餅)」の三点を加えて奉納する風習があります。同地区近辺でとれた葉ショウガを、例大祭の神前に供えたことから、「二宮神社のショウガを食べると風邪をひかない。一年間無病息災、厄除けになる」といわれる。境内と神社に通じる街道沿いにショウガ売りの店が立ち並び、「厄除け生姜」を求める多くの参詣客でにぎわいます。当日はJA東秋留支店も店頭で野菜や葉ショウガを販売する予定です。 JAは2013年に6次産業化で、同市産のみのショウガを使った和風タイプの「生姜ドレッシング」を商品開発し、同センターで販売しています。1本190mL、540円(税込)。生姜には、ジンゲロールやショウガオールが多く含まれています。その栄養効果として、夏バテ解消、抗菌・殺菌作用、がん予防、食欲増進、抗酸化作用、血行促進効果などが期待できます。


<第29回払沢の滝ふるさと夏まつり>
 東京都西多摩郡檜原村は、8月19日、20日に「第29回払沢の滝ふるさと夏まつり」を開催しました。本会場である同村小学校の校庭では、同村特産の「おいねのつる芋」、コンニャクの入った「檜原やきそば」や産業を紹介するテントが立ち並び、舞台では歌謡ショーやダンスが披露されました。
  当JA桧原支店の職員は管内産のトウモロコシや、五日市経済センターあいなで取り扱っている地元の商品などを販売し、地域住民を始めとする来場客と交流しました。
  両日とも夜には花火が打ち上げられ、ライトアップされた払沢の滝とともに、訪れた来場客に涼と束の間の癒しを与えました。払沢の滝は、東京で唯一「日本の滝百選」に選ばれています。同支店 清水 茂樹支店長は「地域のイベントに参加することにより、顔なじみの組合員や来場客と声掛けができ、有意義でした」と話しました。


<第44回とうろう流し>
 8月12日、東京都あきる野市にある「引田リバーサイドパーク」で、一般社団法人あきる野市観光協会は、「第44回とうろう流し」を行いました。
 送り火の一種として、死者の魂を弔うために灯篭を川に流します。一般参列者が多数集まり、地元寺院の住職による詠歌に合わせて、同市にある(株)東京サマーランド前の秋川で約800個の灯篭を流しました。また、参列者先着200名に花の苗をプレゼントしました。
 JA職員は、とうろう流しの運営や会場設営に協力。あきる野市の養護老人ホームで入所者が作成したとうろうを引き取って会場へ搬入し、参列者に配布しました。参加した職員は「幻想的な光景に感動しました。地域の行事に参加することで、地域住民・組合員の皆さんとより一層交流することができました」と話しました。


<生産緑地法の改正にともなう説明会開催>
 8月10日、生産緑地法の改正にともなう説明会を行いました。本年成立し、一部施行された改正生産緑地法の制度を啓蒙し、管内の農地を活用しやすくすることが目的です。正組合員の皆さん76名が参加し、現在の生産緑地法の買い取り申請や、特定生産緑地の指定について次々と質問が寄せられました。
 「生産緑地指定から30年が経過する前に特定生産緑地に指定しなければ、税制面を含め優遇されない可能性があると分かりました。今後の税制の措置がわかり次第発信し、JAから条例の制定を行政に働きかけてほしいです」と参加した方は強く希望しました。
  これを受けて、JAでは8月29日、あきる野市に対し条例制定の要請書を提出しました。今後も生産緑地法について組合員の皆さんに周知していきます。


<進的取り組みを営農部会が視察研修/大玉トマト養液土耕学ぶ>
 JAあきがわ営農部会は8月2日、神奈川県相模原市の大熊農場と吉見農園で視察研修をしました。先進的な取り組みに触れ、部会員の意識啓発を図るのが目的。圃場(ほじょう)を見学し、経営概要と栽培技術を学びました。
  大熊農場は、大玉トマトに特化し簡易雨除けハウスを設置して、約1ヘクタールで「りんか409」を養液土耕栽培しています。灌水(かんすい)用プールからポンプを用い、点滴灌水(かんすい)するのが特徴。北斜面を利用し、冷涼な標高の高い場所から低い場所へと気温に応じて圃場を変えることで、通年で栽培しています。
  吉見農園は、トマトを中心に野菜を栽培。有機肥料を中心に減農薬・減化学肥料に力を入れています。トマトは「ルネッサンス」を雨除けのフルオープンのパイプハウスで栽培。両施設ともに、独自の方法で高品質な野菜を生産しています。
  同部会部長の野島崇さん(44)は「今後も作目を絞った視察研修を多く重ねて部員の技術向上につなげていきたいです。秋にキュウリの栽培視察研修をJAと普及センターで協力して開きたいです」と意欲を示しました。


<日の出町特産完熟トマトの「旅缶」発売/おひさまトマトのジュレ包み>
 東京都西多摩郡日の出町サービス総合センターと同町産業観光課は、「ひので塩田農産物普及センター」が生産する同町特産の完熟トマトを使った都内初の「旅缶“おひさまトマトのジュレ包み”」を開発しました。同町特産トマトのおいしさを多くの人に知ってもらい、観光土産の目玉にするのが目的。ハウス栽培の「ひのでトマト」は、収穫期が12月~翌年7月頃で、「甘いだけでなくトマト本来のおいしさの詰まった味が特徴」と同町サービス総合センターの木崎義通総務課長は太鼓判を押します。
 旅缶はトマトを丸ごとカツオと昆布の和風だしのジュレに漬けた缶詰(220グラム)で、値段は650円(税込)。町の農産物販売施設「ひので肝要の里」で、1200個限定販売。発売日が20日(日)に決定しました。初日の20日は同所で、町の特産品などを販売する「ひのでマルシェ」を企画。併せて、20(日)、26(土)、27(日)の各日は町所有の日の出山荘で行う「竹灯籠の夕べ」で、旅缶などを使った各30食のディナー(入館料込み3千円、予約制)も提供します。製品開発は、全国で地元産品を使った「旅缶」を企画する「旅缶合同会社」(栃木県)との協働事業。旅缶とは、日本全国を旅してきたシェフとライダーが企画・開発するオーダーメードの缶詰で、旅から生まれた幻のメニューともいわれています。問い合わせやディナーの予約は町サービス総合センター(042・597・1009)へ。


<ポイントカード会員件数5000件を突破・ポイントカードサービス好調>
 JAあきがわが導入した「会員ポイントカード」システムの会員件数が、5000件を突破しました。利用顧客のサービス向上のために、直売所のご利用のお客さま向けにポイントを付与するJA独自のシステムです。
 会員ポイントカード発行枚数が、6月1日の取扱い開始以来50日目の7月20日の時点で5130枚となりました。ポイントカードシステムは、JA自己改革実践の一環で、JA各直売所への集客力の倍増と販売品取扱高の拡大を図り、農業者の所得増大を目指し導入しました。同システムは従来の「組合員カード」にポイント付与機能を持たせ、買い物200円(税抜き)ごとに1ポイント付与し、1ポイント=1円で使うことが可能。このカードは、JA管内の店舗で利用できます。「会員ポイントカード」は、「組合員カード」と同様の機能を持たせたものです。
 田中利明指導経済部長は「『会員ポイントカード』の申込みが、これほど多いとは思いませんでした。リピート利用による、お客さまの増加と農業所得の向上につなげたいです」と語りました。発行枚数増加の背景として、利用金額に対するポイント還元率が1ポイント=1円や、カードを忘れた際に電話番号などの照会でサービスが利用できるなどがあげられます。また、JA管内の直売所利用者だけではなく、管外の来店者による申し込みが広がっていることも背景のひとつとなっています。


<第15回あきる野夏まつり>
 8月5日、第15回あきる野夏まつりが開催され、JAあきがわ管内の秋川駅前大通りをメイン会場に20以上の団体がお囃子などを披露し、多数の模擬店が夏まつりを盛り上げました。
 JA本店前ではJA青壮年部が焼きトウモロコシや野菜を販売し、JA職員が共済相談窓口を出店してポップコーンや風船を配りながら、多数の相談を受け地域の方々と交流しました。
 本店神尾啓介副店長は、「今年は子ども共済など既契約者を対象に保障内容の確認や相談に応じました。もっと窓口にも来てもらえるように今後も積極的に活動をしていきたいです」と語りました。


<高校球児に米贈る>
 東京都あきる野市の東海大学菅生高等学校野球部が、第99回全国高校野球選手権西東京大会で優勝し、17年ぶり3回目の夏の甲子園出場を決めました。当JAは、8月2日、同校がJA管内にあり、同市の誇りとして激励のため、米120キロと寄付金を贈呈しました。米は、当JAとJA魚沼みなみが産地直送取引を行っている「南魚沼産コシヒカリ」を用意。同校は7月30日の同大会決勝で強豪早稲田実業を破り、全国高等学校野球選手権大会に西東京代表として出場します。
  坂本勇代表理事組合長は、「17年ぶりの夏の甲子園出場、おめでとうございます。美味しい米を沢山食べて、西東京の代表として全国で力強く戦ってきてほしいです」と挨拶しました。JAあきがわには同校卒業生が職員として多く在籍しており、組合員はもとよりJAをあげて甲子園での活躍に大きな期待を寄せています。


<相続税対策と落とし穴・生産緑地と相続税納税猶予で講演会>
 JAあきがわは7月6日、JA本店で、相続対策に関する講演会を開きました。JA資産管理部会の部会員が参加。JA顧問税理士の竹本節子氏が講師を務め、「これからの相続税対策と落とし穴」と題して講演しました。同部会第30回通常総会に併せて開きました。
  相続税の基礎控除額の引き下げで、課税対象の組合員が増加傾向にあります。組合員の資産を守り、次世代への円滑な資産承継や農地保全の促進に貢献する目的で講演会を開きました。生産緑地と相続税納税猶予の内容を確認し、生産緑地法の2022年問題をどう捉えるか講演しました。1992年の生産緑地法改正によって一部自治体が指定した土地については、固定資産税は農地なみに軽減され、また相続税の納税猶予が受けられる「生産緑地制度」が適用されました。1992年の時点で納税猶予を受けている人は、生産緑地を解除すると猶予された相続税を支払わなくてはなりません。そして、相続税と合わせて利子分も支払う必要が生じるので注意が必要としました。2022年までは所有者が病気などで農業に従事できなくなった場合や死亡などの場合しか買取申し出は出来ないと改めて注意を促しました。
 JA資産管理課村木学課長は、「増加する相続トラブルなど現代の相続事情の相談にのり、相続手続きのお手伝いをできればと講演会を開きました。まずは、農協に相談してください」と話しました。


<農業用廃棄ビニールの回収>
 7月26日、農業用廃棄ビニールの回収を行いました。経済店舗で回収専用袋を販売し、回収の際に一袋1,000円で引き取りました。一度に大量に出る廃棄ビニールの処理ができるとあって組合員からは大変好評を得ています。この日は管内の農家16戸から131袋が集まり、回収コンテナが満杯となりました。
 農業用廃棄ビニールの回収は、過去に青壮年部長が「農家は個人経営だがビニールなどの廃棄物は家庭用ゴミではなく、きちんと産業廃棄物としてまとめて処理すべきだ」との思いをJAに働きかけて実現したもので、1997年から実施しています。
 さらに、管内の日の出町では、JAで廃棄ビニールを回収した領収書を提示すると、認定農業者に費用の4分の1を助成。ゴミの削減および適正処理を後押ししています。「今後は土壌中の微生物により分解される生分解マルチの普及を進め、ゴミの削減を後押ししていきたいです」と営農生活課の清水聡課長は語りました。


<定期貯金で「とうもろこし収穫体験」大好評>
 7月21日~25日までの5日間、「2017夏キャンペーン定期貯金」の特典としてトウモロコシの収穫体験を開きました。楽しく野菜を収穫し、自分で収穫したものを食べる喜びを知ることができると好評でした。
 収穫体験をした参加者の方はその場で生のトウモロコシを試食。「初めて生で食べたが、こんなに軟らかくて甘いとは思いませんでした。とてもおいしいです」。「孫と収穫体験ができて楽しかったです。次はどんな体験ができるか期待しています」と、笑顔で話されました。
 今後も、農業やJAへの理解を深めてもらうため、農業を身近に感じ、興味を持っていただけるようなキャンペーンを企画する予定です。


<日の出町特産ブルーベリーのドリンクメニュー開発 「ひので夏まつり・花火大会」で限定販売>
 東京都西多摩郡日の出町サービス総合センターと同町産業観光課は、同町10人の農家で構成している「日の出ブルーベリー生産振興組合」が生産するブルーベリーで、ドリンクを開発しました。同町特産ブルーベリーのおいしさを多くの人に知ってもらおうと、あきる野市のレストラン「薪釜屋YOSHIZO」の渡辺祐樹統括マネージャー(36)のプロデュースでブルーベリードリンクを開発し、7月14日に同店で試飲会を開きました。
 フローズンブルーベリーで作ったシロップに国産レモンを加えた、暑い夏の日には爽やかな飲み心地の一品です。試飲会の参加者からは、「もっとブルーベリー感が欲しい」「さっぱりしていて飲みやすい」など、様々な意見がとびかいました。
 「日の出町産フローズンブルーベリーと完熟レモンのベリースカッシュ」ドリンクを29日(土)開催の「ひので夏まつり・花火大会」に、1杯300円で200杯限定販売する予定。今後は同町の手作り商品の製造・販売施設「ひので肝要の里」で製造・販売し、イベントなどでも提供をしていく予定。JAあきがわ理事でもあり生産振興組合員の神田功さん(74)は「ぜひ、みずみずしい生の朝摘みブルーベリーも食べてほしい」と話しました。
 「ひので肝要の里」では現在、同組合が供給しているブルーベリーを使い、ジャムやソースなどを加工販売しています。旬を迎えたブルーベリーは、ラビットアイ系を主流に様々な品種が栽培されており、JA管内直売所などにも9月ごろまでずらりと並びます。ブルーベリーは、優れた抗酸化作用を持ち、眼精疲労回復や生活習慣病の改善などに効果的なアントシアニン、アンチエイジング効果のあるビタミンCとEなどの栄養素をたっぷり含んでいます。


<女性部東秋留支部盆踊り大会・地域住民で賑わう>
 女性部東秋留支部は7月20日、東秋留支店駐車場で、活動をPRしようと盆踊り大会を開きました。当日は非常に天候に恵まれました。
 同地区青壮年部は今が旬の焼きトウモロコシを、二宮商栄会が飲み物を販売しました。職員はお子さま向けのくじと焼きそば・焼き鳥・かき氷販売で参加し、あきる野市二宮神輿会の有志が焼き鳥販売を応援しました。支店管内の飲食店の模擬店も会場をにぎわせました。踊りの休憩中には二宮囃子連の小中学生が囃子を演奏し、さらに会場を盛り上げました。
 髙木 守支店長は「女性部員が楽しく参加し、管内の飲食店の協力もあり、より良いものとなりました。職員は地域住民の皆さまと交流することができました」と成果を語りました。


<都心部空白行政区の学給に旬の朝採れトウモロコシと原体を初提供・都心部の児童へ農の魅力/学校給食で伝える>
 JAあきがわは7月13日、都心部で農地やJAが無かったり、少なかったりする地域(空白行政区)の学校給食にあきる野市特産のトウモロコシを初めて提供しました。学校給食の食材としてJAから都内産農産物を提供しようとJA東京中央会が始めたプロジェクトの一環。
 小・中学校の給食に農産物を提供することで、新鮮で安全・安心な都内産農産物のPRとJA組合員の生産振興、農業所得の向上も図ることが目的です。
  秋川地区のトウモロコシ生産者でつくるJAあきがわ経済センターマイム「スイートコーン部会」の田中雄二部会長(63)が、中野区の向台小学校の給食にトウモロコシ69本と収穫前の茎の付いた状態のもの(原体)を1本提供した他、中野特別支援学校にも115本と原体1本を初めて提供しました。
  向台小学校では、2年生の生活科の授業で同校栄養教諭の細谷侑紀子栄養士がトウモロコシについて話しました。収穫前の状態(原体)を見せると児童たちから歓声が上がりました。児童が皮剥きを体験し、「生はこんな色なんだ」「粒が光っていた」と感想が出ました。茹でて全校児童の給食に1/4本ずつ提供。「とっても甘い」と喜んでいました。原体は2年生の教室に展示中。
  田中さんは「トウモロコシは鮮度落ちがとても早い食材。朝取った新鮮なトウモロコシの甘さとおいしさを子どもたちに知ってもらいたいです。食物繊維の量は他の野菜や穀類と比べても多いです。栄養素は胚芽部分に多いので、丸ごと美味しく食べて欲しいです」と思いを込めました。JA営農生活課の平野淳調査役は「トウモロコシがどのようになっているか知らない子どもたちに、提供したものを見て知ってもらい、食農教育に役立ててほしいです」と話しました。
 昨年、管内の学校給食にトウモロコシ1400本を提供した「食農教育」活動や、JA東京アグリパークなどのイベントへの提供などを継続して行い、地域農業の重要性・必要性をPRしていく予定です。今年も生育が順調で、前年同様の出荷数量を見込んでいます。
 提供したトウモロコシの品種は現在主流の「ゴールドラッシュ」。生でも食べることができるほど柔らかい粒皮で甘みのある食味の良い品種。トウモロコシは美味しいだけではなく、身体のエネルギーになる炭水化物を主として、ビタミンB1、B2、Eなどのビタミン群、リノール酸、食物繊維、そしてカルシウム、マグネシウムなどの各種ミネラルをバランスよく含んでいる栄養豊富な食品です。


<あいな・職場体験学習の中学生受入>
 五日市ファーマーズセンターあいなは、7月12日~14日の3日間、あきる野市立五日市中学校2年生2人の職場体験学習を受け入れました。同センターでは地域農業や産業に理解を深めてもらうため、毎年、職場体験学習を受け入れています。 生徒たちは、同センター直売所運営委員会の中村 義明会長から出荷される夏野菜について説明を受けた後、接客や野菜の袋詰め、品出し作業、米の整理を体験しました。生徒たちは「野菜の袋詰めが難しかったですが、値段シールを付けるのが楽しかったです」と体験を振り返って話しました。
  矢治 利行センター長は「3日間、生徒たちは真剣に取り組んでくれました。この体験で感じたことを学校生活の中で活かしてほしいです」と期待を寄せました。


<檜原村特産ジャガイモ実証展示圃で増産図る カルシウム施肥と土壌消毒で収量増、そうか病抑制>
 JAあきがわは、東京都西多摩郡檜原村特産のジャガイモの増産を図ろうと、現地実証展示圃(ほ)を設置し、各種資材の効果を検討しました。7月4日に第2回圃場調査をし、ジャガイモの塊茎部を調べた結果、植付け前のカルシウム施肥と土壌消毒で、大きくて見栄えの良い芋の収量が増加し、そうか病の発生を抑制することが分かりました。
 実証展示圃に協力した同村組合員の久保田一男さん(83)は「今回の実証で病気の無いジャガイモの増産にめどが付いたと思います。東京都で一番おいしい檜原ジャガイモをどんどん生産して、多くの人に食べてもらいたいです」と良い結果を得て安堵の表情で抱負を話しました。
 JAと行政が連携し地域農業者の所得増大と生産量拡大に貢献する目的で、JAと同村は2017年1月24日に同村役場で「ジャガイモ栽培講習会」を開きました。講習会に参加した5人の組合員が実証展示圃に協力。同村内のジャガイモ生産圃場を対象に、千足地区3地点、出畑地区1地点と数馬地区1地点の合計5地点の圃場で各種資材の効果を試験しました。馬鈴薯(ばれいしょ)配合30号(N:P:K=10:15:13キログラム/100kg/10a)を標準施肥量の基肥とし、加えて定植直前に「畑のカルシウム®」10キログラム/1アールの全層施用を行うカルシウム肥料区を設けて栽培試験を行いました。土壌消毒を目的に、定植直前にフロンサイド粉剤(3~4キログラム/1アール)を土壌混和して施用しました。種芋はアタッキン水和剤で定植直前に消毒しました。定植前に作業を集約し、増産と病気防除を試みました。
 ジャガイモは、決して肥沃とはいえない通気性と排水性が良い砂質の土壌でよく肥大し、20℃前後の冷涼な気候を好みます。同村は急峻な地形で水はけが良く、海抜300~600メートルで霧深く昼夜の寒暖差が大きいことで、ジャガイモの糖度が高くホクホクでコクのある味になります。同村は美味しいジャガイモが育つ条件が揃っています。一方で、作物の収量や品質を一定水準に高めるためには、作物の必須元素を供給する肥料を施用することが必要となります。病虫害防除には農薬散布も必要です。しかしながら、急斜面での農作業には当然農機など使えない所が多く、畑作業の負担は軽減したいところです。同村は有名なジャガイモ産地ですが、粉状そうか病やそうか病などの発生が生産上の大きな問題となっていました。2008年に同村でジャガイモにベト病が発生し、壊滅的な状態となった経験を踏まえました。
  5月1日に第1回圃場調査をし、出芽状況を確認しました。千足地区、出畑地区の圃場の出芽率は高く順調に生育していました。数馬地区の圃場は高地で気温が冷涼なため出芽は不揃いでした。7月4日の第2回圃場調査では、千足地区1地点で粉状そうか病の発生が認められましたが、どの地区においてもカルシウム肥料区で上イモの収量が増加するとともに、そうか病の発生を抑制する結果が認められました。カルシウム施肥効果を引き出すためには、三要素の過剰な施用を抑えること、土壌の有効態リン酸や交換性陽イオンなどが適切な量とバランスで含まれていることが大前提となるので、普及活動の際には注意が必要です。
  試し掘りしたジャガイモの食味は、「男爵薯」はホクホクで香りも良く、「とうや」は滑らかで舌触りが良く、高評価を得ました。
  JAの宇田俊史代表理事常務は「粉状そうか病などへの高い防除効果とジャガイモの収量増大という良い結果が出ました。今後は実証成果に関して地域の農業者等への普及活動を実施してゆき、檜原ジャガイモのブランド化を確立し、所得増大に繋げてゆきたいです」と意欲を語りました。
 同村に広がる「急斜面の畑」では、青々とした新ジャガ「男爵薯」「キタアカリ」、「とうや」、「おいねのつるいも」など、特産の「檜原馬鈴薯」の葉が一面に広がっています。6月下旬頃から収獲本番をむかえるため、急な斜面全体に濃緑色の葉が広がるのは収獲期までの特別な風景です。


<とうもろこしまつり・お客様感謝デー>
 直売所運営委員会秋川地区出荷部会は、7月8日、9日に、秋川ファーマーズセンターで、とうもろこしまつりを開きました。朝取りのトウモロコシや新鮮野菜の販売、抽選会を行い、焼きトウモロコシや焼きそばも販売。6000人以上の来場者でにぎわいました。 毎年恒例の焼きトウモロコシには、長い列ができました。最盛期を迎えて出荷量も多く、新鮮でおいしいトウモロコシをお中元として宅配するお客さまも多かったです。途中追加の出荷もあり大盛況でした。
 部会長の山﨑 健さんは、「天気が良く、まつりに合わせて多くのトウモロコシを出荷できました。2日間とも大勢のお客さまに足を運んでもらえて、来年のまつりも楽しみです」と笑顔で話しました。


<女性部五日市支部・戸倉支部盆踊り 五日市地域活性化に一助>
 女性部五日市支部と戸倉支部は7月5日、五日市支店駐車場で合同の盆踊り大会を開き、同支店が協賛しました。市立五日市中学校郷土芸能部のお囃子を皮切りに、女性部員約150名が、JAオリジナル「ふるさと音頭」などを踊りました。 同地区青壮年部員の新鮮な野菜販売を始め、五日市地区商店街有志の焼きそばやかき氷、職員による冷たい飲料などの模擬店が盆踊り大会をにぎわせました。地域住民の皆さまと五日市支店が一体となり最後まで盛大に盛り上がりました。
  坂本 勇代表理事組合長は「今年で5年目となり、五日市の夏の恒例行事として徐々に認識されてきています。今後もJAとして地域の活性化に取り組んでいきます」と抱負を語りました。


<新入職員 実習期間を終え本採用に>
 JAあきがわの平成29年度新入職員は、3ヶ月間の実習期間を終え、正職員として本採用が決定しました。7月3日、辞令交付式で新入職員は、坂本勇代表理事組合長から本採用の辞令を受けとり、無事に正職員となれたことを喜ぶと同時に安堵した表情を見せました。
  坂本組合長は、「窓口対応や地域イベントなどで積極的に住民と関わり、地域貢献をしてもらいたい。また少しずつ農協に慣れていき、今後はJAあきがわのために頑張ってほしい」と新入職員に期待を寄せました。
 新入職員の平井優衣さん(22)は、「3ヶ月間身につけてきた初心者用の“若葉マーク”を外すことで緊張や不安はありますが、学んだことをしっかりと覚え、一人前の貯金係になれるようこれからも努力したいです」と意気込みを語りました。
 当 JAでは3ヶ月間の実習期間中、新入職員1人に対し先輩職員が1人付くマンツーマンのアドバイザー制度を取り入れています。今年は9人が入職し各支店に配属となり、実習期間中は農業体験を含め、各担当事業を学びました。新入職員はこの期間中、“若葉マーク”を胸につけ、窓口対応などの業務にあたりました。


<ぐりむ夏の感謝祭 ミニSL家族連れに人気>
 日の出町ふれあい農産物直売所と日の出経済センターぐりむは7月1日・2日に「夏の感謝祭」を開きました。店内全商品の5%引きや抽選会を行い、2日間で延べ2600人以上が来店しにぎわいました。
 同店駐車場では、お子さん達がミニSL乗車体験を楽しみました。特設テントで、日の出地区出荷部会が焼きトウモロコシなどを、女性部日の出支部がじゃがバターを販売。職員はポップコーンを無料配布しました。 同部会の原島 克佳副会長は、「農家と職員が一緒になってイベントを盛り上げることができました。来年は直売所が開店して30周年を迎えます。その先の30年に向けて、生産の振興と販売の促進をしっかり進めていきたいです」と将来に向けて意欲を見せました。


<あいな感謝祭でJAカード推進/「毎日が5%OFF」PR>
 6月24日・25日、五日市ファーマーズセンター「あいな」は大感謝祭を行いました。採れたて新鮮野菜の販売をはじめ、焼きそば・焼き鳥・焼きトウモロコシなどの模擬店を出店し、家族連れの来店客で賑わいました。
  センター敷地内の一角で、五日市支店・増戸支店・桧原支店の推進係は「JAカード加入推進キャンペーン」を行いました。全国のJA農産物直売所(一部除く)でJAカードを利用した場合、請求時に5%が割引になるサービスが4月1日より始まったことをから、来店者にカード利用のメリットを説明し、加入を促進して、直売所利用者数・利用率の向上を目指そうとキャンペーンを行いました。「お買い物はJAカードで 毎日が5%OFF」の大看板を掲げてPRし、野菜を求めに訪れた数多くのお客さまがJAカードを申し込み、予約しました。
 申し込みをした方は「JAの組合員カードで5%引きになると勘違いしていました。組合員カードでポイントが付与され、更にJAカード決済で5%OFFになるとは驚きです」と喜んでいらっしゃいました。 JAは6月より農業者の所得増大を目指し、従来の組合員カードにポイントを付与する独自のポイントサービスを開始しました。


<JA東京アグリパーク「山と大地の恵みフェスタ開催」>
 当JAは、JA東京南新宿ビルにオープンしたJA東京アグリパークで6月27日~7月2日、“山と大地の恵みフェスタ”を開きました。JAは管内の観光協会や地元企業と共に管内農産物や市町村特産品を販売し、観光情報をPRしました。
 一押し商品はJA管内でも大人気の朝採りトウモロコシ。試食をした来店客は「すごく甘くてジューシー」「電子レンジで調理できるのはすごい」と大絶賛し、次々に商品を買物かごに入れました。期間中850本を完売、店頭にはJA管内で毎朝集荷したさまざまな新鮮夏野菜が並び、売り場を盛り上げました。檜原村産のゆずで作ったゆずワインや日の出町産の完熟トマトで作ったケチャップ、東京都唯一の和牛「秋川牛」を使ったカレーなどの加工品も多数並びました。店内飲食スペースでは(株)五ノ神製作所の“あきる野牛の肉汁和え麺”が好評で、昼時には満席となりました。
 「野菜の購入のため、期間中に複数回来店したリピーター客もおり、管内野菜の品質の良さを宣伝することができました。次回はもっと多くの新鮮地元野菜を紹介したいです」とアグリパーク担当の平野淳調査役は語りました。


<「花と緑のおもてなしプロジェクト」ガーデンに真夏に満開の花を植栽>
 6月19日、JAあきがわ営農部会花き部は、東京臨海部にある都立シンボルプロムナード公園内の「夢の広場」を活用した「花と緑のおもてなしプロジェクト」の花壇に植栽しました。植栽は臨海副都心「花と緑」のイベント実行委員会が企画。2020年東京オリンピック・パラリンピックの際に、競技会場が多く立地する臨海地域を訪れる人々の目を楽しませるため、「おもてなし花壇(サマーガーデン)」を造ることが目的です。
  各企業・団体が出展・デザインする修景花壇展示のスペース(4メートル×8メートル)に植栽。部員6人が生産したフイリヤブランやペンタスなどの真夏に満開になる花の苗約900鉢を2時間半かけて植え、「赤富士」をモチーフにデザインした花壇を造りました。
 野島崇花き部長(44)は「年2回、JAの4店舗の花壇に苗の植栽をしているが、都心での植栽はここだけです。花と緑のおもてなしプロジェクトを通して、部員が生産した東京産の花き見てもらい、東京の花き農家の存在をアピールしたいです。さまざまな企業や団体が参加していますが、東京で多種多様な花を栽培していることを多くの人に知ってもらいたいです」と意欲を語りました。
 造園・種苗・園芸関連企業団体や都民などと協働で花き園芸技術を集結した魅力的なサマーガーデンを作りながら、東京の真夏に満開となる花の研究をしています。その技術を蓄積して本大会開催に向け国内外へ情報発信するとともに、多くの来場者に楽しんでもらい地域や業界の活性化を図ることを目的に2014年より始まりました。大会が行われる夏がメインの植栽ですが、他の時期にも来園者や観光客も多く訪れる為、冬から春にかけての花壇もビオラなどで植栽をしています。


<遺言セミナー開催>
 6月21日、多西支店で「相続と遺言」の基礎知識がテーマの「相続・遺言セミナー」を開き、多西地区の正組合員の皆さんが参加しました。
 農中信託銀行財務コンサルタント梶原良彦さんを講師に、遺言に関する知識の確認や、相続トラブル、相続手続きと遺言などについて学びました。 「相続に関する全般的な内容を説明してもらい、遺言書の必要性を感じました」「自筆証書遺言と公正証書遺言の比較で長所と短所がよく理解できました」と参加した方から好評でした。
 相続・資産の継承に関する問題は、多くの組合員の皆さん共通の課題であり不安に思っている事と思います。今後もこのようなセミナーを開催し、組合員の皆さんの要望に対応していきます。


<年金友の会総会旅行「アンズ狩り」>
増戸支店は、6月21日「第37回年金友の会増戸支部・通常総会兼日帰り旅行」を開催しました。同支店管内の年金受給者で構成される会員数は、6月現在842名。毎年通常総会を兼ねた日帰りバス旅行を企画し、今年は長野県千曲市の杏里庵で「あんず狩り」を開催、総勢116名が参加しました。
  当日はあいにくの天候でしたが、アンズは収穫期間が10日程度と短く青果としてはほとんど出回っていないので、傘を差しながらアンズ狩りや試食を楽しみました。生食アンズ1キロのお土産も参加者に好評でした。
  「夫婦や友達同士で参加できるから楽しい」と、毎年総会旅行を楽しみにしている会員も多くいらっしゃいます。
 同支店神成康之支店長は、「年金友の会の活動はこの総会兼日帰り旅行のほかにも、グラウンドゴルフ大会・ゲートボール大会・ハイキングなど一年を通して様々な行事を行っており、会員相互の交流を深めています。今後も会員増強の為、年金指定替えの推進や会の運営サポートなど活発に活動を行ってゆきたいです」と、意欲を語りました。


<屋城小学校食農教育田植え体験>
 多西支店は、6月8日、あきる野市内の組合員、山本 典宏さんが指導する市立屋城小学校4-5年生の田植えに、次世代を担う地域の児童・園児への食農教育推進の一環で協力しました。同校は総合学習の一環として水稲の栽培を取り上げており、今回の田植えに続き10月に稲刈り、11月に脱穀、翌年に餅つきをして食べる予定です。 5年生は昨年に続き2度目の田植えで、1年前を思い出しながら苗を植えました。今回田植えに初挑戦した4年生は、水田に足を取られるなど悪戦苦闘しながらも「これがお米になるんだ」と感心していました。
  山本さんは「お米つくりには88回の作業がある。今回の体験は作業の一部に過ぎないことを思い出してほしい」と話していました。


<「チャリティーフェスティバル2017」に協力>
 日の出町の芸能・文化振興と福祉事業充実のための一翼を担うことが目的で「チャリティーフェスティバル2017」実行委員会(金子 好夫会長)は、同町大久野地区の「やまびこホール」で5月28日フェスティバルを開催しました。日の出支店は、今回初めて協賛。職員が会場設営や受付などに協力し、JAの赤い半纏を羽織り、笑顔で来場者を出迎えました。イベントでは、地域住民の皆さんがお囃子、舞踊、マジック、歌謡ショー、バンド演奏やフラダンスなどを披露。
 杉本 仁支店長は、「今後もさまざまな活動を通して、地域に貢献していきたいです」と意気込みを話しました。6月7日、金子会長は寄付金¥187,930円を同町社会福祉協議会への寄付金として町に贈呈しました。


<2歳園児が食農教育でタマネギ収穫>
 JAあきがわ管内の日の出町のJA組合員で東京都指導農業士・馬場敏明さん(60)は6月8日、地元の社会福祉法人志正会大久野保育園児に収穫体験を行いました。食農教育への協力は、園児に農業体験を通じて野菜の知識を学び、自然や農業への興味・関心を高め、農家の仕事を知ってもらうことが目的。
  同保育園園児(2)24人と職員6人が、馬場さんの圃場(ほじょう)を訪れ、タマネギを収穫しました。園児たちは、2歳児とは思えないほど力強く、今年は特に大きく育ったソフトボール以上もあるタマネギを引き抜いては、圃場を駆け回り収穫籠に運びました。「大きいのが採れた、重たい」と嬉しそうな歓声があちらこちらから上がっていました。  収穫後は馬場さん宅の縁側で「ご一緒に、いただきます」の挨拶をして、馬場さんの奥さんが準備した取り立てタマネギのスライスにおかかをかけて試食しました。園児達は「美味しい!からい。もっとお代わり」と思い思いの感想を声にしました。
 馬場さんは「小さい時から土に触れ、新鮮で美味しい野菜を食べて好き嫌いの無い子に育って欲しいです。今後も食農教育のお手伝いを続けてゆければと思います」と笑顔で話していました。
  同園の園長髙野泰弘先生(36)は「同園の食農教育の一つとして、農業体験を通じて、自然の恵みや収穫の喜びを感じ、生命と生産者へ感謝の心を持ってもらうことを目的としています。今日のタマネギも園の給食で大切に頂きます」と感謝していました。 「どういう風に野菜が育っているのか知ってほしい」という馬場さんの想いと、保育園の食農教育をしたいとの想いが一致して、約10年以上前に5歳児のダイコン収穫から始まりました。毎年、2歳児がタマネギ、3歳児がキュウリ、4歳児がサツマイモと、さまざまな野菜の収穫体験を行っています。


<トウモロコシ露地物出荷作業が本格化>
 東京都あきる野市秋川地区特産のトウモロコシ露地物出荷作業が本格化しています。同市の秋留台地に通る五日市街道沿いはトウモロコシ畑が一面に広がり、「トウモロコシ街道」として有名。ハウス栽培のトウモロコシに続き、現在は“ゴールドラッシュ”、“あまいんです”など様々な品種の露地栽培のトウモロコシが、JAあきがわ管内のファーマーズセンターや直売所などにずらりと並び人気を集めています。   
 同JA青壮年部で副部長を務める田中真一さん(45)は、露地栽培のトウモロコシ“ミエルコーン”の出荷作業を始め、連日汗を流す農家の1人。今年は春先の冷え込みと5月の乾燥が影響し、例年より少し出荷が遅れたものの、品質は上々。  
 「ミエル」とはフランス語で「はちみつのような甘さ」という意味で、その名の通り糖度は17~18度と高く生食が可能、従来の品種に比べ粒の皮が薄いのも特徴となっています。  
 田中さんは、「今年のミエルコーンも例年並みにジューシーで甘い。ミエルコーンの他にも管内のセンターや直売所では、各農家が育てた様々な品種のトウモロコシが出荷されているので、ぜひ食べ比べてほしいです」と強く語りました。田中さんの“ミエルコーン”の出荷は7月中旬頃まで続く予定です。


<麦秋に女性大学卒業式 楽しく減塩学ぶ>
 6月5日に2016年度第11回JAあきがわ女性大学を開き、最終講義と卒業式を行いました。
 本年度11回目の講義は、卒業証書授与式前に、JA東京厚生連上野はずき管理栄養士が「食塩と血圧の関係」と題して講演。塩少々は約0.3グラム、塩ひとつまみは約0.5グラム、さて実際自分の塩少々は何グラムなど、漠然としていた値を数値化し、日常の家庭における塩の使用量の目安を示しました。さらに、さまざまな調味料や食品中にも食塩または食塩に相当する物質が含まれており、気付かずに過剰な塩分を摂取している可能性を示唆。1日の食塩摂取量の目安は、女性が7グラム未満、男性が8グラム未満、高血圧の人は男女ともに6グラム未満であるとし、減塩を心がけるようにと実際に自分の塩少々をキッチンスケールで量って確認しました。
 卒業生29名に坂本勇代表理事組合長が卒業証書を授与、卒業生のうち8名が皆勤。受講生らは、「新しい仲間ができて楽しかったです。さまざまな知識がひろがりました」と一年間を振り返り、「来期も受講を続けてゆきたい。次回は糖の話も聞いてみたいです」と期待を寄せました。
  当JAの女性大学は、7月に開校式をして毎月1回開講、翌年の6月に卒業式を迎え8回以上の出席者に卒業証書を授与します。2008年から始り10年目となる次年度の女性大学は37名が受講予定です。


<30周年記念事業JA共済アンパンマン交通安全キャラバン>
 5月28日、合併30周年記念事業の一環として、本店駐車場にてJA共済アンパンマン交通安全キャラバンを開催しました。  
 次世代を担う子ども達を交通事故から守るため、アンパンマンと仲間達を通して交通マナーや交通ルールを楽しく学ぶことを目的としています。小さなお子さんのいるご家族を中心に約1200名が来場。
 お子さん達は交通ルールについてゲームをしながら学び、「アンパンマンたいそう」を一緒に踊り楽しみました。最後にアンパンマン達との握手会が行われ、お子さん達の笑顔溢れる一日となり大いに盛り上がりました。
 坂本 勇代表理事組合長は、「今後も地域のお子さん達が気軽に交通安全を学べる機会を設けていきます」と抱負を述べました。


<女性大学でヨガ教室>
 5月26日、本店で2016年度第10回女性大学を開催しました。今回はヨガインストラクターの山田裕美さんを講師に迎えヨガ教室を行い、22名が参加。2008年から始まった女性大学でヨガ教室を行うのは今回が初めて。「山のポーズ」「立木のポーズ」「飛行機のポーズ」といった様々なポーズを習い、受講生は日頃あまり使わない部分の筋肉をほぐしました。
 受講生は「体も暖かくなり、最後の“しかばねのポーズ”では気持ち良くて本当に眠ってしまった」とリラックスした様子でした。
 当JAの女性大学は毎年7月に開校式を行い、毎月1回開講。管内の20代~60代の女性を対象とし、既婚未婚・農家・組合員等は問いません。受講生は仲間作りを主としてJAの事業内容や、料理・手芸など女性が興味のあることを勉強します。


<女性部ハイキング開催>
 女性部桧原支部は、5月12日豊島区巣鴨にて、女性部員19名が参加してハイキングを行いました。
  開催当日は天候にも恵まれ、とげぬき地蔵の参拝や地蔵通り商店街での買い物等、部員の皆さんの希望で巣鴨での開催となったハイキングを楽しみました。女性部支部長の菊池 志津江さんは「思ったより小ぢんまりとしていて、年配者には優しい街でした」と満足のご様子。
 まだまだ年配というには早すぎる元気な女性部員の皆さんが、次回のハイキングにも健康で楽しく参加して頂けますことを願っております。


<ポイントサービス始まる・お得で便利になりました>
 JAあきがわは、6月1日から、「ポイントサービス」を導入しました。利用顧客のサービス向上のためにポイントを付与する当JA独自のポイントサービスです。JA自己改革実践の一環で、JA各直売所への集客力の倍増と販売品取扱高の拡大を図り、農業者の所得増大を目指します。
 従来の「組合員カード」にポイント付与機能を持たせ、直売所と購買店舗だけの利用顧客に「会員ポイントカード」を発行。リピート利用による経済事業の活性化、組合員への加入促進も視野に入れています。買物200円(税抜き)ごとに1ポイント付与し、1ポイント=1円で使うことができます。ポイントカードは、JA管内6店舗(経済センターマイム、秋川ファーマーズセンター、日の出経済センターぐりむ、日の出町ふれあい農産物直売所、五日市経済センター・五日市ファーマーズセンターあいな)で利用できます。
 当JAに3か所ある農畜産物直売所は、地場産農畜産物の売上で都内随一を誇り、利用客は年間で53万人にもなります。田中利明指導経済部長は、「この利用客へのサービスと、当JAの生産者・組合員の販売力の向上を目指して、合併30周年に当たり『ポイントカードシステム』を導入しました。お得で便利になったポイントカードで、ぜひJAあきがわ各店を利用してほしい」と呼び掛けました。
 金融店舗で「組合員カード」の提示による窓口扱いの組合員向け手数料割引は従来通り受けられます。カードのデザインは、地元あきる野市のデザイナー髙橋トカさんに依頼しました。


<日の出町大久野保育園児 食農教育でキュウリ収穫>
 JAあきがわ管内日の出町の東京都指導農業士、馬場敏明さん(60)は5月19日、キュウリハウスで地元園児に収穫体験を行いました。食農教育への協力は、園児に農業体験を通じて野菜の知識を学び、自然や農業への興味・関心を高め、農家の仕事を知ってもらうことが目的。
 「どういう風に野菜が育っているのか知ってほしい」という馬場さんの想いと、地元の社会福祉法人志正会 大久野保育園の食農教育をしたいとの想いが一致して始まり、毎年、様々な野菜の収穫体験を行っています。同園の食農教育の一つとして、農業体験を通じて、自然の恵みや収穫の喜びを感じ、生命と生産者へ感謝の心を持ってもらうことを目的としています。
 10年以上となるこの収穫体験は、同保育園の年少組(3)21人と職員4人が、馬場さんのハウスを訪れ、キュウリを収穫しました。
 先生からキュウリの収穫方法を習い、はじめは恐る恐るキュウリに触る園児達でしたが、すぐに慣れて楽しそうに沢山のキュウリを収穫しました。「キュウリのトゲがチクチクする」と新鮮な実の感触に驚き、キュウリがどの様な物なのかを直に感じながら収穫を体験しました。「みてみて~小っちゃい赤ちゃんキュウリ。花も咲いているよ」「大きいのが採れた、先生、採ったー」と、自慢げな歓声がハウスのあちらこちらから挙がっていました。
 収穫後ハウスを出て馬場さん宅の縁側で、一休憩。もぎたてのキュウリを試食しました。「いただきます」の挨拶をして、皆で食べはじめると「今日は風が気持ちいいね。」「美味しい!もう食べちゃった。もっとキュウリ~。もっと食べたい」と次々に園児達は声を大きくしていました。
 馬場さんは「2歳がタマネギ、3歳がキュウリ、4歳がサツマイモ、5歳がダイコンの収穫体験をしています。今後も食農教育の良いお手伝いを続けてゆければと思います。キュウリを子供達が美味しそうに食べてくれるのが本当に嬉しいです」と目を細めました。
 同園の園長髙野泰弘先生(36)は「去年の体験を覚えていて話してくれる子もいます。今日のキュウリも園で大切に食べます」と感謝の意を込めました。


<Facebook直売所投稿好評>
 当JAFacebook公式ページのファーマーズセンター・直売所情報が好評です。JAと取引のない世代への情報発信を目的として、2016年8月3日に開設し、当初は地域住民と一体となり地域活性化を目指す「地域コミュニティ事業」の行事等を掲載していました。2017年2月に開催した戸倉・五日市地区の地域座談会にて、組合員より「新鮮な朝採り野菜などが並ぶ直売所情報を頻繁にリアルタイムで投稿してほしい」と要望がありました。その点を踏まえ、一人でも多くの地域住民に直売所の様子を知ってもらい、足を運んでもらいたいという思いから、現在では直売所に並ぶ新鮮な野菜をはじめ、経済センターや同JAの情報をほぼ毎日Facebookで発信しています。  
 JA管内の3直売所をまわり、出荷された農産物等を撮影している営農生活課平野淳調査役は、「“本日から出荷開始”などの最新情報をSNSに載せることで、季節感を感じてもらえる。組合員からも好評を得て、効果を実感している。今後も直売所の様々な情報を発信していきたい」と意欲を語りました。


<増戸ますます市で地元産花プレゼント>
 「増戸商栄会」は5月7日から21日までの間、「第15回増戸ますます市」を開催しました。開催期間中に同商栄会加盟の約30店舗で買い物をした方に抽選券を配布。最終日の21日には、増戸支店駐車場を会場に、大抽選会や多彩なイベントを行いました。増戸支店職員は焼き鳥販売で参加。焼き鳥を購入いただいたお客さまに、農業所得の増大を図る目的で地元生産者が育てた百日草(ジニア)をプレゼントしました。色とりどりの花は大いに喜ばれました。
 ポニー乗馬体験、大人気の落花生つかみどりなどのほか、歌謡ショー、増戸中学校吹奏楽部演奏などの催事や模擬店で賑やかな一日となりました。なかでもポニーの乗馬体験は、小さなお子さん達の人気を集めました。
 神成康之支店長は「支店職員総出で地域の行事に積極的に参加し、地域住民と交流することでJAあきがわをアピールすることが出来ました」と、来年も参加する意欲を見せました。


<定期貯金で「とうもろこし収穫体験」>
 当JAは、組合員とその同居家族の皆さまへ日頃の感謝をこめて「2017夏キャンペーン定期貯金」の取り扱いをしています。取扱は7月31日(月)まで。特典として、JAあきがわ管内特産の「とうもろこし収穫体験」をプレゼントします。
 大好評だった昨年のキャンペーンに続く、新規1年スーパー定期貯金の当JA管内産農産物プレゼント付きの第3弾。
 キャンペーンは、新たな資金で預入金額10万円以上。
さらに、新規30万円以上の定期貯金の預け入れで、「とうもろこし収穫体験」または、東急ハンズコラボJAバンクキャラクター「ちょリス」クーラーバックのいずれかをプレゼントします。金利は、新規JAカード契約または既契約(共に家族カード含む)があれば店頭表示金利の6倍で、契約なしの場合は3倍です。
 プレゼントは全て数量限定で、募集総額は15億円。終了間近となっており、募集総額を上回った時点で取扱終了となる場合もありますので、お早めにお申込みください。


<初夏の味覚朝採れトウモロコシ初出荷昨年より8日遅く>
 東京都あきる野市秋川地区特産のトウモロコシ「ゴールドラッシュ」が13日、今季初めて出荷され、JAあきがわ秋川ファーマーズセンターに並びました。
  同センターに並んだ初日の出荷量は、約5キログラム10袋。1袋3本入りで750円。今年は春先に続いた冷え込みの影響で昨年より8日遅い初出荷となりましたが、皮が色鮮やかな緑色の一足早い初夏の味覚がセンターを彩りました。
 本年の初出荷は、同JA管内秋川地区のトウモロコシ生産者でつくるJAあきがわ経済センターマイム「スイートコーン部会」の田中雄二部会長(63)が、昨年12月25日に播種をしたハウス栽培のトウモロコシ。同部会97人が出荷していますが、毎年その先陣を切っているのがハウス栽培も手掛ける田中さん。これからハウスでの収穫、出荷作業が本格化します。トウモロコシは出荷日の早朝3時に収穫する「朝採れ」が特徴です。今年は、ハウスが約4000本/10棟、トンネルが約9000本/30アール、露地が約36000本/1.2ヘクタールの出荷が10月上旬まで続きます。
 品種は現在主流の「ゴールドラッシュ」を選択。田中さんは「初めて食べた時に本当に甘くて感激した。ゴールドラッシュは、生でも食べることができるほど柔らかい粒皮で甘みのある食味の良い品種です。450~500グラムまで大きく育てた甘くて美味しい秋川特産のトウモロコシを多くの方に味わってほしいです」と魅力を話しました。
  トウモロコシの一般的な出荷時期は6月中旬から9月。6月中旬より、JAの各ファーマーズセンター及び直売所で露地物トウモロコシの販売が本格的に始まります。
 ブランド力をあげるため、1月には部会を開き、生産者、JA担当者と出荷規格と品質向上の徹底について申し合わせをしました。トウモロコシは、1本に3つの実をつけますが、部会では1つの実が350グラム以上と定めており、2つの実を欠いて、1つの実が確実に大きく育つようにしています。さらに、JAあきがわ直売所運営委員会の品質向上委員会が、各直売所に出荷された物の中から悪いものは袋ごと抜き出しをするので、品質は折り紙つきです。
 昨年、JA管内秋川地区の学校給食に700本を提供した「食農教育」活動や、イベントへの提供など、今年も継続して行い、地域農業の重要性・必要性をPRしていく予定です。JA管内全域では、約1400本を学校給食に提供しました。
 あきる野市の秋留台地に通る五日市街道沿いにはトウモロコシ畑が広がっており、「トウモロコシ街道」として有名です。同市における野菜作付面積の堂々第1位は、トウモロコシです。JA管内で栽培しているトウモロコシの品種も多様で、ゴールドラッシュ、ミエルコーン、あまいんです、ピュアホワイトなどがあります。
  トウモロコシは美味しいだけではなく、身体のエネルギーになる炭水化物を主として、ビタミンB1、B2、Eなどのビタミン群、リノール酸、食物繊維、そしてカルシウム、マグネシウムなどの各種ミネラルをバランスよく含んでいる栄養豊富な食品です。特に、食物繊維の量は他の野菜や穀類と比べても、多く含まれている食品のひとつです。栄養素は胚芽部分に多く存在するので、丸ごと美味しく食べて頂きたいです。
  毎年、同センターで「とうもろこし祭り」を開催しており、焼きトウモロコシをはじめ、様々な露店がセンター前に並び、季節の味を求めて多くの来店客で賑わっています。今年は7月8日(土)~9日(日)の開催予定です。


<蔬菜苗・種生姜予約配布販売>
 当JA経済センター「マイム」では、4月29・30日の2日間に蔬菜苗・種生姜予約配布販売を行いました。
 マイムでは1月に「蔬菜苗・種生姜申込書」を組合員回覧し、ナス・きゅうり・トマトなどの苗3700本、種生姜600kgほどの申込がありました。29日西秋留会館前、30日マイム駐車場東にて予約申込者のみ引取販売となりました。
 「こんなに立派で安い苗は他では無い。毎年必ず農協で買っています」と組合員からも好評でした。


<女子職員制服リニューアル、夏服にポロシャツを新採用>
 当JAは、4月より女子職員の制服をリニューアルし、今回初めて、経済センター及び直売所職員に夏服のポロシャツを採用しました。
 JAでは、女子職員の制服を3年毎に更新しており、現場で働く職員が自分たちの制服選定に自主的に関わることを重視して、制服選考委員会を立ち上げました。JA自己改革の実践計画には「組合員と共に歩む組織づくり」をテーマに、地域に必要とされるJAとして、信頼され愛される農協をめざすことを掲げていまする。そうした方針を目に見えるカタチにするという意味でも、利用客との接点に立つ職員の制服リニューアルを検討しました。職員自身が制服のあり方を考えることにより、JAに誇りと愛着を持つと同時に、職員一丸となってJAをPRしたいという思いから、新制服の選考に着手しました。
 制服案を決定するにあたり、各センター・支店の女子職員が試着会を行い、まずは3社6点に絞りました。最終的に1点を選ぶために、投票でサンプルの中から2点に絞り、支持の多かった制服に決定しました。
 JA内からは、動きやすさや皺になりにくいなど、機能性を重視する声が多いことが分かりました。職員からあがってきた案に対して、日々の業務での使用に適した素材や機能性、スタイリッシュさの観点から、経済センター及び直売所職員に共通アイテム以外にパンツ、キュロットスカート、ポロシャツを採用しました。
 今まで着用していた制服は黒地にストライプのベストとスカートでしたが、今回は濃灰色にチェックのベストとスカートを共通アイテムとして選定しました。スカートはタイトとボックスプリーツの2タイプ。ブラウスは白、水色、ピンクの3色。リボンは水色、ピンクの2色を採用しました。ジャケットとパンツを推進担当に用意しました。華やかですが派手にならず、JAらしさをアピールしました。
 制服の選定に関わった総務部総務課の栗原千穂さんは、「新しい制服も農協の制服として定着してきたようです。明るくなったとお客様から声を掛けられる職員もいて、新鮮さをアピールできていると思います。着用している女子職員も新しい制服に袖を通すと身が引き締まる気持ちになっているようです。」と制服を新しくした効果に笑顔を見せていました。


<ぐりむ野菜苗特別販売>
 当JA日の出経済センター「ぐりむ」では、4月29日、30日の2日間、野菜苗の特別販売を行いました。
 全て管内農家が育てた自慢の苗で、ナス、キュウリ、トマト、オクラ、スイカなどを販売しました。普段の出荷は不定期で、まとまった数の苗の販売ができないのですが、毎年この日を楽しみにしている客で賑わい、朝から行列ができるほどの盛況ぶりで、2日間で6,000本以上の苗を販売しました。
 苗を出荷した、日の出町大久野で野菜などを栽培する当JA直売所運営委員会日の出地区出荷部会部会長 馬場敏明さん(60)は「今年の冬は例年より寒かったこともあり、苗の生育を販売日当日に合わせるのが大変でしたが、無事に用意することができて良かったです」と笑顔で話していました。


<都心部の空白行政区の学校給食に「のらぼう菜」提供>
 あきる野市五日市地区のらぼう菜生産者で組織する、JAあきがわ五日市ファーマーズセンター「のらぼう部会」は、4月20日、中野区の桃山小学校と平和の森小学校の給食に、当JA管内特産で江戸東京野菜の「のらぼう菜」13キロを提供しました。
 JA東京中央会が平成29(2017)年度より開始した、農地・農協の無い・少ない都心部エリアの空白行政区における学校給食の食材として、都内すべてのJAから都内産農産物を提供するプロジェクトの一環。小・中学校の給食に農産物を提供することで、新鮮で安全・安心な都内産の農産物をPRし、JA組合員の生産振興と農業所得の向上を図ることが目的。同部会では当JA管内の学校給食やイベント等にも「のらぼう菜」を提供し、地域農業の重要性・必要性のPRもおこなっています。
 「のらぼう菜」は、アブラナ科の野菜で、トウ立ち(20~25センチメートルに伸びた主茎)を折り、順次伸びた脇芽(花茎・側枝)を収穫します。柔らかい花茎(茎の部分)は、アスパラガスのような歯ごたえが感じられ、他の菜花類のような苦味やクセが無く、ほのかな甘味があるのが特徴。シンプルな味付けの料理に最適で和洋中、スイーツなど、どのような料理にでも応用できます。春先、露地物の青物野菜の流通の少ない頃に、食卓を彩る緑黄色野菜として求められ、栄養面にも優れ、ビタミン、葉酸、食物繊維が豊富です。
 のらぼう部会の乙戸博さん(68)は「のらぼう菜を食べたことの無い子供たちに、旬の「のらぼう菜」の美味しさを知ってもらい食農教育につなげてゆきたいです。のらぼう菜の収穫の旬は露地栽培の場合、2月初旬頃から4月下旬頃まで。今後は、学校給食に長いあいだ提供できるよう栽培方法に工夫をしてゆきたい」と思いを込めていらっしゃいました。
  旬を迎えた「のらぼう菜」は、管内のファーマーズセンターや直売所などにもずらりと並び、ゴールデンウィーク頃まで出荷は続く見込みです。


<女性大学 プランターでシシトウ栽培>
 当JAは4月19日、平成28年度第10回女性大学を本店で開きました。
 参加者は営農生活課佐藤晶子職員の指導でシシトウの苗を丸型プランターに一人1株ずつ植え、水をあげる時の注意や肥料を追加する時期、支柱をたてる時などを細かく教わりました。支柱と苗を誘引する際には、受講生同士で教えあう姿も見られました。
 受講生は「夏に沢山シシトウを収穫して、料理するのが楽しみです」と成長に期待を寄せていました。講師の佐藤職員は「美味しいシシトウを沢山収穫するためには、丁寧な手入れが重要です」と受講生を励ましました。
 同女性大学は管内在住で20代~60代の女性から生徒を募集し、例年7月に開校し翌年6月までの1年間、毎月料理やフラワーアレンジメント等様々な題材で開催しています。現在は平成29年度生徒を6月20日まで募集中です。


<サラダカブの出荷最盛期を迎える>
 春を迎え、JAあきがわ管内の日の出町で野菜を生産している原島克佳さん(45)は、小から中カブくらいの大きさに育つ生食用のサラダカブの出荷作業に連日汗を流しています。
 原島さんは地元の日の出町ふれあい農産物直売所や学校給食センターに野菜を出荷しており、今の時期はサラダカブの出荷が最盛期を迎えています。時期や畑に合わせてサラダカブの品種を変えて栽培し、出荷の前には必ず品種ごとに味見をして品質を確認し、自分自身が食べて納得した物だけをサラダカブとして出荷しています。「6月下旬から9月中旬収穫の作型は栽培が難しく品質が低下するので休みますが、それ以外の時期は露地とハウスを組み合わせ、なるべく品質の良いものが出荷できるように努めています」と強調しました。この時期、原島さんのサラダカブは同直売所にずらりと並びます。
 サラダカブは、肉質の緻密さや甘さ、軟らかく生食用に適しているのが特徴で、サラダだけではなく浅漬けや煮物など幅広く利用することができます。
 原島さんは「今の時期は朝収穫したサラダカブを直売所の開店までに出荷しているので、新鮮で瑞々しいサラダカブを多くの方に味わって頂けたら嬉しい」と笑顔で話しました。
 今年はハウスでの収穫は5月上旬まで、その後は露地物の出荷が続きます。


<JAでアグリパーク用トウモロコシを生産>
 JAあきがわは4月7日、JA東京アグリパークのイベントに出荷するトウモロコシの播種を行いました。
  当JAでは6月27日から7月2日までの6日間、管内で生産された新鮮な野菜を即売する予定です。トウモロコシは管内直売所で大人気の野菜であり、イベントに出荷する分の品不足が予想されるため、耕作が困難な組合員の畑を借りて当JAによる栽培を企画しました。播種は管内農家の谷澤俊明さん(48)と山本典宏さん(63)の指導の下、今年度新入職員が新採用職員研修の一環として行いました。
  アグリパーク事業を担当する営農生活課平野淳調査役は「無事発芽し生育して、アグリパークの会場に並ぶことを期待しています」と意欲を語りました。

JA東京アグリパークについては、こちら


<新鮮さで人気上昇 本格シーズンを前にソフトクリーム販売店舗リニューアルオープン>
 JAあきがわ日の出町ふれあい農産物直売所のソフトクリーム販売店舗が、本格シーズンを前にリニューアルオープンしました。
 リニューアルした同店舗では、福嶋誠一郎さん(65)が営む日の出町ふくしま牧場の「直送新鮮しぼりたて牛乳のソフトクリーム」を販売しており、すでに週末にはソフトクリームを求める利用客で賑わっています。
  責任者で妻の福嶋みさ子さん(63)は「ソフトクリームのおいしさの秘密は、当町の手作り商品の製造・販売施設「ひので肝要の里」で、搾りたて牛乳を加工して、常に新鮮なソフトクリームを作って提供しているから。卵を使用していないので、卵アレルギーの方にも食べて頂けます」と強調しました。 「日の出町ふくしま牧場直送新鮮しぼりたて牛乳のソフトクリーム」は、2008年(平成20年)夏に販売開始。当時から「癖になる味。つい寄ってしまう」と、来店客に口コミで人気が広がりました。現在でもシーズン中は長蛇の列。価格は310円(税込)で販売しています。  日の出町産のブルーベリーソースや塩トマト、あきる野市産のイチゴソース等のトッピングもお薦めです。同店舗では、クリームソーダ等のソフトクリームを載せた飲料も販売しています。
 福嶋さんは、「安全で美味しいものを安定して提供してきました。今後は新鮮牛乳を使ったスイーツなども提供していきたいです」と抱負を話してくださいました。ソフトクリーム販売店舗の営業時間は11:00~16:00。
  また、同農産物直売所では安全で安心な地元の新鮮野菜を多数取りそろえています。


<初開催のらぼう菜レシピコンテスト 最優秀賞「のらぼう菜のパリパリ焼き春巻き」に決定>
 JAあきがわは、江戸東京野菜にも登録されている地元特産野菜「のらぼう菜」の栽培の歴史や美味しさをもっと広く知ってもらうため、4月14日に同JA五日市支店で「のらぼう菜レシピコンテスト」の最終審査会を開催しました。
 のらぼう菜の従来の料理法は、おひたしや和え物などのシンプルな味付けの料理が最適な食べ方として親しまれてきました。様々なレシピを考案してもらい、新しい食べ方を提供することで、毎日美味しく食べてもらおうと、のらぼう菜の旬の季節に合わせて初開催。
 最優秀賞は、西元枝さん(あきる野市)が考案したレシピ「のらぼう菜のパリパリ焼き春巻き」が受賞しました。
のらぼう菜レシピコンテストは、様々なレシピを提供することで、のらぼう菜をまだ食べたことがない人や子供からお年寄りまで、みんなに喜んでもらえるレシピを見つけてもらい、食卓にのらぼう菜がのる機会を増やしてもらうことが目的です。和食・洋食・中華・スイーツ、分野を問わず「のらぼう菜」の美味しさを生かしたレシピの応募を呼び掛けました。
 コンテストでは、応募作品37作品のなかから、第一次選考(書類審査)で、テーマに沿った内容のもの・作りやすさ(普及性)・料理の工夫(独創性)などの総合点で6作品の入賞作を決定しました。最終審査会では、書類審査を通過した入選者6人に実際に考案したレシピを調理してもらい、審査員が試食をして「おいしさ」「作りやすさ(普及性)」「料理の工夫(独創性)」「食べやすさ」「見栄え」の5項目で選考(各20点、合計100点)。最優秀賞1名、 優秀賞1名、入賞4名 を決定しました。
 最優秀賞の西さんの作品は、春巻きのパリパリとした食感が特徴。たっぷりののらぼう菜、ハム、チーズの風味が絶品で、おかずにもおつまみにも合う作品です。
 優秀賞の大串久美子さん(奥多摩町)の作品「のらぼう菜のチーズ入り肉巻き」は、のらぼう菜を豚肉で巻いて焼き、みりん醤油で味付けた主菜として、しっかり食べられる一品です。
 入賞の三ヶ尻ヨシ子さん(日の出町)の「のらぼう菜のそば寿司とのらぼう菜の新タマネギの中華あえ」と入賞の戸田玉恵さん(八王子市)の「中華炒め」は、簡単にできる中華風の副菜です。
 また、入賞の森田弘子さん(日の出町)の「のらぼうのホットケーキ」と入賞の佐久間美里さん(青梅市)「のらぼうリラックスカップケーキ」は、のらぼう菜を茹でた後ミキサーにかけて使用したスイーツ。焼いた後も、色鮮やかな濃緑色はしっかり残り、味に癖は全くなく、まさにどの分野の料理にでも利用できることを再認識しました。
 入賞者の皆さんは、お互いの作品を試食しあってレシピの情報交換をし、更なる新レシピの考案に意欲を見せていました。審査員のJA東京厚生連管理栄養士の上野はずきさんは、「バラエティーに富んだ作品ばかりで、のらぼう菜が何にでも利用できることを改めて知りました。今後は栄養に関する審査項目等も加え、コンテストを開催してほしいです」と感想を述べました。

 結果とレシピは、こちら


<JAあきがわ東秋留支店 店頭野菜販売>
 JAあきがわ東秋留支店は、3月より毎月15日に野菜の 店頭販売を始めました。
 年々高齢者が増えていく一方のあきる野市では、買物に行くための手段が困難であることが高齢者の悩みの種となっています。免許証や車を持っている高齢者は少なく、スーパーは歩いて行くには距離がある為、厳しいのが現状です。
 そこで東秋留支店では、店頭で野菜を販売することで少しでも高齢者の負担を減らすこと、JAあきがわ3ヵ年計画のひとつである「農業者の所得増大」にも期待を寄せています。
 今回4月14日に2回目となる店頭での野菜販売では、立ち寄ったお客様から「新鮮で安くて助かる」と感謝の声が上がり、宣伝効果も手伝い1回目よりも多くのご利用者で賑わい、用意した野菜を完売しました。
 東秋留支店長の髙木守支店長は「これを機にJAあきがわ全体が活性化していけたら」と意欲を示しました。


<春を代表する旬の食材 孟宗竹タケノコの出荷始まる>
 あきる野市の切欠地区では、春を代表する旬の食材、江戸東京野菜である孟宗竹タケノコの出荷を始め、農家は連日作業に取りかかっています。孟宗竹タケノコの出荷期は3月中旬から5月。例年は、この季節になると秋川ファーマーズセンターをはじめ直売所などでずらりと並びますが、今年は冬の低降水量と最近の寒さとが重なり、例年より2週間ほど出荷が遅れ、ようやく初出荷を迎えました。孟宗竹タケノコは、皮に茶色のビロードのような毛が生えているのが特徴です。大きいものでは2キロになり、4月12日現在は1キロあたり900円から販売しています。
 孟宗竹タケノコは春が旬のイネ科の野菜で、肉厚でありながらも白く柔らかで、甘味を含んだ独特の旨味と歯ごたえがあります。タケノコは収穫後、時間とともに、えぐみが増すので、購入後はできるだけ早めに下茹でをするのがポイントです。また、食物繊維が豊富であり、女性にとって嬉しい栄養素も多く含まれるため、美容や健康に気をつかう方にオススメの食材です。
 農家の平野彰さん(77)は、「竹などの緑を守るために自然保護の一環として竹林を守ってきた。イノシシ対策として電気策を設置して、美味しいタケノコを皆さんに提供できるよう努力をしている。ぜひみずみずしい朝堀のタケノコを食べてほしい」と強く語りました。出荷は5月終わり頃まで続きます。


<あいなのらぼう祭り>
 4月9日、当JA五日市ファーマーズセンターのらぼう部会は、同センターあいなで「のらぼう祭り」を開催しました。
 毎年4月の収穫期に開催される祭りでは同センター店舗前に「のらぼう菜」販売の特設テントが立ち並び、大盛況。今年は、同部会の会員が用意した五日市特産「のらぼう菜」が600袋近く並びました。 この日はあいにくの空模様でしたが、大勢の客が足を運び、例年並みの賑わいをみせました。試食用に会員が用意した「のらぼう菜」の漬け物は大好評で、子どももおかわりする程でした。 のらぼう部会の三橋亀夫会長(80)は「のらぼう菜をもっと多くの方に食べて頂きたい。その為に我々も生産数を増やす努力をしていきます」と意気込みを語りました。出荷はゴールデンウィーク頃まで続きます。


<新採用職員が農家のサポート役を目指して農作業体験>
 当JAは、4月3日午後から6日午前までの3日間、2017年度新採用職員研修の一環として、農業体験研修を行いました。研修は、組合員の農業・農家経営に対する考え方を体得することが目的。組合員が作った地場産農産物をJAの直売所で販売することの重要性を学びました。
  新採用職員9人が3班に分かれ、管内3軒の農家さんの協力により、馬場敏明さん(60)、大福保男さん(76)、笹本輝明さん(61)の指導の下、それぞれ慣れないながらも一生懸命作業に励み、農業生産の重要性を学びました。日の出町大久野で野菜などを栽培する東京都指導農業士の馬場さんのハウスでは、1か月前に種蒔し10cmほどに育ったキャベツやブロッコリーの苗を、3人で育苗ポットに1本立ちに植え替えました。
 井竹 博 総務部長は「近年は、農業未経験の新採用職員も多く、農業に対する認識と理解を深めること、また農作業を通じて組合員と直に触れ合い、生の声を聴く良い機会となりました」と話しました。
 作業を体験した新入職員は、「育苗の為にハウスの中は25℃以上で暑かったです。これをこの時期に毎日続けるのは体力が必要で、筋肉痛でつらいです。野菜を作る農業の大変さとやりがいを感じることができました」と新入職員としての意気込みを語りました。
  馬場さんは、「自然を相手に行う農家の様々な仕事の内容を理解し、組合員の気持ちのわかる職員になって業務に励んでほしい」と期待を寄せてくださいました。


平成28年度のニュース

<小中野のらぼうまつり賑わう>
 東京都あきる野市の子生(こやす)神社で「小中野のらぼうまつり」が3月26日に行われ、境内の「のらぼう菜」の市に、JAあきがわ五日市ファーマーズセンター「のらぼう部会」は地元の生産者と共に江戸東京野菜で地元特産の「五日市のらぼう菜」を提供しました。
 このお祭りは、小中野のらぼうまつり実行委員会が、故郷の大切な特産野菜として多くの人々に栽培され食されている「のらぼう菜」を大切に守り、広めていくことを目的に毎年開催しています。
 今年は「五日市のらぼう菜」約700袋が市に並び、先着50人に「五日市のらぼう菜」が、先着30人に「竹トンボ」が進呈され、手作り品の販売やお囃子等が祭りを盛り上げました。 あいにくの雨模様にもかかわらず、発祥地の本物の味をもとめて多くの客で賑わいました。
 江戸時代後期の1767年(明和4年)9月、関東郡代伊奈忠宥が地元の名主に命じて、「のらぼう菜」の種子を江戸近郊の村々に配布し、栽培させたという古文書が残っています(JAあきがわ所蔵)。「のらぼう菜」の普及によって、天明(1782年 - 1788年)及び天保(1833年 - 1839年)の大飢饉の際、人々を飢餓から救ったと伝わっています。
 この事績を記念して1977年(昭和52年)に「のらぼう菜」が救荒作物となったことが記された「野良坊菜之碑」が子生神社に建立され、毎年3月の最終日曜日に「のらぼう祭り」が行われています。
 同実行委員会実行委員長の乙訓孝男さん(73)は「このお祭りも12年目をむかえ、継続的な地域の支えと助け合いがあり、隆盛を来すに至った。これからもさらに五日市のらぼう菜を守り、後世に伝えていきたい」と語りました。
 旬を迎えた「のらぼう菜」は、管内のファーマーズセンターや直売所などにもずらりと並んでおり、4月9日(日)にJAあきがわ五日市ファーマーズセンターあいなでは、「のらぼう祭り」を開催します。


<あいな、最後の思い出づくり買い物体験遠足の保育園児受入>
 当JA五日市ファーマーズセンター「あいな」では地域農業や産業に理解を深めてもらうため、保育園の買い物体験遠足を受け入れています。
  3月23日、港区高輪保育園の年長組園児29人と引率職員4人が東京の地場産野菜の見学及び購入体験にあいなを訪れました。都心ではなかなか経験のできない林業体験や動植物の観察、農業体験などを通じて自然と触れ合い、自然の大切さについて園児たちに学んでもらうことが目的。今回、どのような農産物が生産され店頭で販売されているのか、300円以内で野菜などを購入するという目的を持って、実際に買い物体験を行いました。 あいなでは少ない予算でたくさんの買い物ができるよう、トマトやナスなど野菜の小袋を100円等で特別に用意しました。
  10時過ぎに到着した園児たちは、思い思いに楽しみながら、野菜を買い求めていました。 見学に参加した保育園児は「お母さんが、緑がいっぱいの野菜がいいと言っていたから、ブロッコリーとキュウリを買った」「自分で好きなものを選んだの。帰ったらお料理してもらう」と元気に話していました。
 高輪保育園の山﨑真也先生は「年に一度のあきる野市への遠足。楽しんで買い物体験を終えることができました。この体験を通して記憶に残るイベントとなり、もっと農産物に興味をもってもらえたら嬉しいです」と話しました。
 思い出を胸にきざみ、次の目的地、収穫作業体験に向かいました。


<産地と消費地JA間の取引強化、志波姫栽培協議会設立20周年記念式典>
 当JA役職員は3月7日、宮城県のJA栗っこ志波姫有機米栽培協議会設立20周年記念式典、祝賀会に招待され参加しました。JA栗っこは、1997年に他産地に負けない良食味、高品質米作りと独自販売に取り組むべく、町内の稲作農家に呼びかけ会員100名で協議会を発足しました。
 当JA坂本勇組合長が、20年間の功績を称えられ感謝状を贈呈されました。
  坂本組合長は、「1993年の平成の大凶作を経験した直後、安定供給を最重視し、JAグループの系統利用の重要性が再認識されている最中、1995年に産地(当時の志波姫農協)と消費地(秋川農協)との直接取引を始めました。当JA初の「産地直送」取引で、5㎏×40袋(200㎏)が最初の取引量でありました。安定供給の不安などを払拭し、2015年度の年間取引量は、93トン(18,600袋)にまで増加しました。
  明治初期の自由民権運動の中、五日市町(現あきる野市)でつくられた私擬憲法「五日市憲法草案」の起草者千葉卓三郎先生の生まれ故郷が志波姫町(現栗原市)であり、両町は友好姉妹都市の関係があります。このご縁もあって、JA女性部・青壮年部との交流も深まり、盛んに行なわれてきました。これからも、この絆を深めてまいりたいと思っております」と挨拶しました。
 当JA内倉 浩支 経済課長が、式典の「記念のはなし」で講師を務め、「地域の宝物」と題して講演を行いました。内倉課長は「千葉卓三郎先生と、その指導を仰ぎ深沢権八氏をはじめとする五日市の情熱を持ち志高き青年らが、共に起草に尽力したことが、今日のJA栗っことの縁に繋がっています。「地域の宝物」は、縁となり人的交流を生み、人と人との信頼関係を育て友好関係を発達させていく上で、不可欠の要素であります。JA間の交流は、産業祭への参加や対話を通じて、JAが共生していくための方法を探り、協力して問題に取り組むための土台を構築するものです。これからも、お互いの「地域の宝物」を大切に協力していきたいと思います」と話しました。


<のらぼう菜のアイデアいっぱいのレシピを大募集!のらぼう菜レシピコンテスト初開催>
 当JAは、江戸東京野菜にも登録されている地元特産野菜「のらぼう菜」の栽培の歴史や美味しさをもっと広く知ってもらうため、「のらぼう菜レシピコンテスト」を初開催します。
  のらぼう菜の従来の料理法は、おひたしや和え物などのシンプルな味付けの料理が最適な食べ方として親しまれてきました。
 様々なレシピを考案してもらい、新しい食べ方を提供することで、毎日美味しく食べてもらおうと、のらぼう菜の旬の季節に合わせて開催します。 様々なレシピを提供することで、のらぼう菜をまだ食べたことがない人や子供からお年寄りまで、みんなに喜んでもらえるレシピを見つけてもらい、食卓にのらぼう菜がのる機会を増やしてもらうことが目的です。
 和食・洋食・中華・スイーツ、分野を問わず「のらぼう菜」の美味しさを生かしたレシピの応募を呼び掛けています。レシピの募集期間は3月31日(金)まで。最終審査会は、4月14日に当JA五日市支店で開催予定です。 コンテストでは、応募作品のなかから、一次選考(書類審査)で、テーマに沿った内容のもの・作りやすさ・普及性・料理の工夫などの総合点で5品の入選作を決定します。
 4月14日(金)の最終審査会で、書類審査を通過した5人に実際に考案したレシピを調理してもらい、審査員が試食をして「おいしさ」「作りやすさ(普及性)」「料理の工夫(独創性)」「食べやすさ」「見栄え」の5項目で選考(各20点、合計100点)します。最優秀賞1名、 優秀賞1名、入賞3点 を決定します。結果とレシピは、当JA公式ウェブサイトで公開する計画です。
 江戸東京野菜にも登録されている「のらぼう菜」は、江戸時代より五日市地区で栽培が続く伝統野菜で古文書も残っており、同市小中野にある子生(こやす)神社に建立された「野良坊菜之碑」には、江戸時代の飢饉で救荒作物となったことが記されています。 皆様のご応募、お待ちしております。


<秋川ファーマーズセンターリニューアルに向けた大型直売所視察研修会>
 当JAは2月27日、秋川ファーマーズセンターリニューアル化の検討のため、役員・幹部職員約40名が参加して視察研修会を行いました。
 大型農産物直売所構想の策定にあたり、最新大型直売所の視察が目的で、JAいるま野あぐれっしゅげんき村を視察しました。管内直売所の運営状況や農産物出荷システム、農産物の安定供給対策などを学びました。
 同直売所は荷さばき室や大型貯蔵庫を完備しており、JA間流通を担う基幹店としての役割も果たしています。市場出荷が中心であるような大規模生産者に対しても直売所への出荷を積極的に促し、午後でも商品の納品をしてもらい、売り場に商品を切らさない努力をしています。
 地元農家が生産する「狭山茶」や「いるま野産米」などの地場農産物の出荷量や販売状況等、さらに手作り惣菜や同管内初の「焼きたてパン」の販売など同直売所オリジナルの売り場についても説明を受けました。品質管理面については、陳列された商品の鮮度が劣化したものが見つかれば、パートの権限により直ちに撤去する方式です。
 参加した役員は「大型直売所の地域における役割や、出荷システム等の新鮮農産物の品揃え対策などが勉強になりました」と話していました。

 秋川ファーマーズセンターは、朝どりトウモロコシの街道売りで親しまれ通称「とうもろこし街道」と呼ばれている五日市街道沿いに、1993年にオープンしました。直売コーナーを中心とした農業者と市民の親睦や交流を促進していくための施設です。この施設は、1993年度多摩東京移管百周年記念事業(TAMAらいふ21)の一環として、TAMAらいふ21協会と旧秋川市(現あきる野市の前身)及び同JAが共同で建設しました。生産者である農家が、自ら生産した農畜産物に責任を持つため、自分の氏名や顔写真を入口に掲げ、消費者に安全で新鮮な野菜等を販売しています。同センターは、農畜産物・植木販売、軽食コーナー、バーベキューコーナー、市民農園受付等を行っています。軽食コーナーのあきる野市観光協会の店、食の駅「るの亭」では、同センターで販売している新鮮な野菜を使用して日替り定食等を販売しています。

 当JAの坂本組合長は、「JAあきがわ管内は、多品目少量生産者、高齢者・女性・小規模生産者が多い地域農業の特徴をもっています。単なる直売所施設だけでなく、魅力ある農業の実践や食の情報発信基地づくりを目指し、地域農業発展の拠点としての複合的施設を一体整備するものを構想して、直売所の生産者や消費者の期待に応えていきたいと思います。」と話しました。